出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケーション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.580, pp.41-44, 2012-05-01

京都大学は2012年4月、UQコミュニケーションズ(以下、UQ)と共同で、教職員や学生向けに、UQのモバイルWiMAXサービスのエリア内であればどこからでも学内LANに接続できる無線接続環境を構築した。ポイントは、京都大学側は既存の資産を活用することで、ほとんど追加コストをかけずこれらのネットワークを構築した点だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ネットビジネス (ISSN:13450328)
巻号頁・発行日
no.50, pp.93-95, 1999-09

So−netはプロバイダー自らが運営する電子商店「So−net Internet Shop」を5月に大幅リニューアル。担当者が厳選したこだわりの商品だけを販売するほか、6月にはサイト上のコンテンツと連動した物販サービスにも乗り出した。
著者
恋田 知子
出版者
中世文学会
雑誌
中世文学 (ISSN:05782376)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.99-109, 2004 (Released:2018-02-09)
著者
武田 誠一 上野 公彦 山口 繁 萩田 隆一 内田 圭一
出版者
日本水産工学会
雑誌
水産工学 (ISSN:09167617)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.55-64, 2003-07-15
参考文献数
10

2001年台風第15号,および2002年台風第21号が東京湾を通過する際に実海面で得られた資料を基に,波高の短期統計量等について解析を行った。資料は,東京水産大学練習船海鷹丸ならびに神鷹丸に設置されている,マイクロ波式波高計により計測されたものである。解析の結果,一般船舶や漁船の安全運航に対して,有義波高や最大波高を推定する従来の方法が,台風通過時においても有用であることが確認された。一方,台風通過時の海面においてもP-M型スペクトルで一様に近似して表現することが難しいことが確認された。
著者
土井 裕介 尾形 信行
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.129, 2018-05-28

<p> 近年、局地的な豪雨に伴う土砂災害とともに、山地渓流域から流木等が流出する流木災害が問題となっている。渓流内には、様々な腐朽段階の倒木が存在しており、直径や長さ等の形態的な特徴とともに腐朽段階が倒木の挙動に影響することが指摘されている。そのため、山地渓流域における腐朽段階ごとの倒木の蓄積量や、それと集中豪雨前後における挙動との関係を把握しておくことが、今後の対策立案のために重要であると考えられる。そこで、本研究では、倒木の腐朽段階等の形態的特徴と集中豪雨前後の倒木の移動等の状況を調査した。大阪府の北部、中部、南河内、泉州の各地域の4渓流を調査地とし、2017年2月に各渓流における直径10cm以上の倒木の長さ、直径、位置、樹種、腐朽段階、渓流への移入状況、流向となす角を記録し、2017年10月の台風第21号、第22号通過後に再度調査を行った。 その結果、倒木の長さが短いほど集中豪雨後に大きく移動する傾向が見られた。発表では、倒木のその他の形態的特徴と倒木の移動に関する解析結果を示し、山地渓流域における倒木の挙動について議論したい。</p>

1 0 0 0 OA 令集解

著者
[惟宗直本] [著]
出版者
清原秀賢[ほか]写
巻号頁・発行日
vol.巻3-24,28-36,38,40, 1597

養老令の注釈書。惟宗直本の私撰で、先行の諸説を集大成したもの。9世紀後半の成立。元来の巻数は不明(50巻程度か)。現存伝本は35巻あり、巻25~27、37、39と巻41以降を欠く。本写本はさらに巻1、2も欠。各冊末に慶長2年(1597)~4年の清原秀賢の校合奥書がある。原表紙の書名、巻数等の墨書も秀賢の筆。冊により有罫、無罫が交じり、筆跡も何手かに分かれ、秀賢書写の冊も含む。各冊首に「舩橋蔵書」印を捺す。本奥書によれば、文応元年(1260)から弘長2年(1262)にかけ権大納言藤原隆親等により書写され、建治2年(1276)に「正親町本」により校合された本(金沢文庫本)の写し。ただし巻19は、最初の4丁は秀賢の筆、残り32丁は平安ないし鎌倉時代の書写と推定され、『令集解』の古写本として現存唯一のものとされる。最初の4丁に相当する古写本のうち断簡2紙が、京都大学総合博物館所蔵『旧抄本経書』紙背にある。清原秀賢(1575-1614)は、儒学の家清原家の当主で、慶長6年(1601)家名を舟橋に改称した。
著者
廣野 由里子 竹内 実
出版者
京都産業大学
雑誌
京都産業大学論集. 自然科学系列 (ISSN:09165916)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.63-93, 2010-03

タバコ喫煙は肺疾患や肺癌などの発症と深く関わっていることが知られている.タバコ煙の中には約6000種類以上の化学物質が含まれる.肺には,肺の免疫系において重要な役割を果たしている肺胞マクロファージ(Alveolar Macrophages:AM) が常在し,吸入されたタバコ煙がAMの機能に影響を与える可能性が考えられる.我々は以前より,喫煙によるAMの抗原提示能,食作用,サイトカイン産生などの免疫機能の抑制を報告してきたが,この抑制機構についてはいまだ解明されていない.この抑制の機序の一つとして,喫煙によるAMのDNA損傷とそれに引き続く細胞反応が関わっている可能性が考えられる.そこで今回,タバコ主流煙曝露によるAMのDNA損傷への影響,それに引き続くアポトーシスの誘導,細胞増殖およびDNA修復の可能性について検討した. タバコ喫煙は,C57BL/6マウスに1日20 本,10日間,タバコ主流煙を曝露し,AMは気管支肺胞洗浄により回収した.喫煙によりAM数の増加,AMの大型化と細胞内部構造の複雑化,AMの細胞質内への封入体の出現が認められ,喫煙によるAMの形態学的な変化が認められた.AMは食作用により異物を取り込み,活性酸素を産生し取り込んだ異物を殺菌,除去する.喫煙によりAMがタバコ煙粒子を取り込み,活性酸素種を産生することが考えられたため,喫煙によるAMの活性酸素種産生への影響を検討した.AMの活性酸素種(H₂O₂, O₂-)産生は,喫煙により増加した.活性酸素種はDNA損傷を誘導することから,喫煙によるAMのDNA損傷への影響を検討したところ,喫煙により,AMのDNA損傷が誘導されることが確認された.DNA損傷に続く細胞反応のひとつに,アポトーシスが知られていることから,喫煙により誘導されたDNA損傷が,アポトーシスを引き起こすか否かについて検討した.Fasレセプター(CD95) の発現は,喫煙により減少した.アポトーシスの初期の特徴であるミトコンドリア膜電位の低下が喫煙により認められた.一方,アポトーシスの実行役であるCaspase-3 mRNA発現およびCaspase-3/7活性は減少し,喫煙によってAMのアポトーシスが抑制されることが明らかになった.次にアポトーシス抑制因子であるXIAP, survivinのmRNA発現を検討したが,非喫煙群と喫煙群で差はなかった.また,細胞の生存に重要な役割を果たすAktのmRNA発現およびリン酸化は,喫煙により有意に減少した.喫煙によるアポトーシス抑制は,DNA損傷の修復もしくは細胞増殖が原因であることが考えられたため,AMのDNA合成について検討した.喫煙により3H-Thymidineの取り込みが増加し,喫煙がAMのDNA合成を促進することが確認された.このDNA合成が細胞増殖のためであるかどうかを検討したが,生存細胞数は非喫煙群と喫煙群で差はなかった.また,細胞周期に関しても,非喫煙群と喫煙群で差はなかった.さらに,喫煙群から回収したAMを24時間培養することにより,DNA損傷が修復されたことから,喫煙によるAMの3H-Thymidineの取り込みの増加は,細胞増殖ではなくDNA損傷の修復によることが示唆された. 以上の結果より,喫煙によるDNA損傷と修復の繰り返しや修復の間違いが,AMの免疫機能抑制に関わり,機能低下したAMがアポトーシスを起こさずDNA修復を通して肺内に留まり続けることが,喫煙による肺疾患や肺癌の発症と密接に関わっている可能性が示唆された.
著者
山崎 洋一
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.54, pp.116-119, 2002-01

日比谷花壇は2001年8月,花の通販サイト「hibiyakadan.com」を大幅リニューアルした。ユーザーからの苦情が多かった注文作業の手順や操作性など,合計176項目を改善した。その結果,リニューアルを境に販売点数が2.5倍と大きく伸びた。また,リコメンデーション・システムを使ってユーザーのし好についての情報を集め始めた。
著者
太田 雄子 下谷 保治
出版者
市立室蘭総合病院
雑誌
市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital (ISSN:02892774)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.43-46, 2003-03

妊娠21週および22週で子宮口が開大し胎胞の形成が認められた切迫流早産の2例を経験した。経膣超音波による子宮頚管の観察や早産マーカーである顆粒球エラスターゼ、癌胎児性フィブロネクチンを測定することで早期に切迫流早産と診断することができた。子宮収縮抑制剤、感染の予防および治療などの膣炎の治療法に加えて、ウリナスタチン膣坐薬による局所の抗炎症療法を併用した結果、妊娠期間が延長され生児を得ることができた。
著者
阿部 謹也
出版者
一橋大学
雑誌
一橋論叢 (ISSN:00182818)
巻号頁・発行日
vol.87, no.4, pp.403-420, 1982-04-01

論文タイプ||論説

1 0 0 0 OA 万水一露 54巻

著者
永閑
出版者
村上平楽寺
巻号頁・発行日
vol.[14], 1663
著者
松田 泰斗
出版者
九州大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2013-04-01

学習・記憶に重要な役割を果たす成体海馬ニューロンは、海馬神経幹/前駆細胞から恒常的に生涯に渡り新しく産生され続けることがわかっている。しかし、うつ、老化、虚血、てんかん発作など様々な病態下においては、この恒常的なニューロン新生が破綻し、脳高次脳機能に悪影響を及ぼすことが知られる1)。例えば、てんかん発作後の海馬では、神経幹/前駆細胞の増殖が亢進するとともに、異所性かつ形態・機能が異常なニューロンの新生が誘発される(図1A)2)。産生された異所性ニューロンは正常なニューロンの機能をも阻害してしまうことで、空間認識記憶の低下を招くことやてんかん再発作に関与することがわかっている。しかし、これまで、生体がこのようなニューロン新生恒常性の破綻をどのように防ごうとしているのかは詳しく分かっていない。今回われわれは、ミクログリアに発現する自然免疫受容体TLR9を解析し、内因性リガンドによって活性化されたTLR9シグナルがてんかん発作依存的な異常ニューロン産生を抑制することを突き止めた。また、このような生体が有する異常ニューロン産生抑制機構は、てんかん発作による学習・記憶能力の低下や再発作の程度を緩和することに貢献していることがわかった。