著者
為永春水 作
巻号頁・発行日
vol.七, 1838
著者
山田 学 中川 徹 北川 一 村上 勝彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.239-240, 1992-02-24

ソートはコンピュータサイエンス,エンジニアリングにおいてもっとも基本的な操作の一つである。しかし従来からのシーケンシャルなアルゴリズムでは,問題の規模(n)に対する計算時間のオーダは最速のものでもO(nlogn)になると言われている。TakefujiとLeeはHopfield型ニューラルネットワーク(以下,NNと略す)でO(n^2)個のニューロンを用い,問題の規模に関わらず2ステップすなわちO(1)で解を得る並列処理ソートアルゴリズムを示した。しかし,このアルゴリズムは多入力のアナログ加算器を必要とした。今回,このTakefujiらのアルゴリズムとバイナリ結合のニューラルネットワークSDNNを基礎として加算器を1つも必要としないモデルを新たに考え,実験を行った。またNNでソータを作ろうとする場合,実際にハードウェアとして実現できることが重要であり,今回,4要素ソータの試作および,そのハードウェア量の定式化を行った。
著者
松永 玄 山口 智史 宮本 沙季 鈴木 研 近藤 国嗣 大高 洋平
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.106-111, 2018 (Released:2018-04-20)
参考文献数
12

【目的】本研究は,脳卒中者において,リハビリテーション特化型の通所リハビリテーション(以下,デイケア)の終了理由を利用期間別に調査し,デイケアの役割や利用の在り方を検討することを目的とした。【方法】脳卒中者114 名のデイケア終了理由を改善,死亡,入所,拒否,入院,その他に分類し,利用期間別に検討した。【結果】終了理由は,改善が24 名,死亡が16 名,入所が15 名,拒否が14 名,入院が9 名の順であった。その他は36 名であった。利用期間別でもっとも多い終了理由では,1 年未満では拒否,1 年以上2 年未満では死亡,2 年以上3 年未満および3 年以上4 年未満では改善と入所,4 年以上5 年未満では拒否,5 年以上では改善であった。【結論】終了理由は利用期間により異なることから,リハビリテーション特化型デイケアの役割が,脳卒中後の心身状態や生活環境の変化に関連して変化することが示唆された。サービス提供にはこの点に配慮が必要である。
著者
飛田 良 園田 悠馬 谷口 匡史 前川 昭次 越田 繁樹
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.97-105, 2018 (Released:2018-04-20)
参考文献数
25

【目的】NICU におけるリハビリテーションスタッフによる介入(以下,リハ介入)の現状と課題について調査する。【方法】近畿圏内の周産期母子医療センター62 施設・各2 診療科(新生児科・リハ科)に対しアンケート調査を行った。【結果】全体回答率55.6% で,リハ実施率は新生児科74.4%,リハ科86.7% であった。多種多様な疾患を対象とし,介入内容はポジショニングが各々最多を占めた。非実施の理由として,新生児科は,対象患者がいない,自施設の役割ではない等の問題を挙げた一方で,リハ科は,専門性が高く人員・技術不足などの問題を挙げた。リハ介入の必要性がないと回答したのは新生児科で多かった(60% vs 25%)。【結論】NICU のリハ介入率は高く,近年の障害の重度化および多様化に対し相応の介入で対応していた。しかし,非実施施設では介入の必要性がない理由として,専門性が高い領域と認識されており,人材等の課題が明らかとなった。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル (ISSN:13486314)
巻号頁・発行日
no.591, pp.81-85, 2003-12

家庭用燃料電池コージェネレーションには現在20社近いメーカーが参入している。2010年に40万台,1800億円というのは確かに巨大な市場だが,20社で分け合うとすればそれほど大きな規模ではない。お互いに似たような製品を作れば,価格のたたき合い,そして過当競争になることは目に見えている。誰も利益を出せないという家電の典型的パターンである。
著者
大林 弘宗 浦辺 幸夫 宮下 浩二 松井 洋樹 井尻 朋人 武本 有紀子
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.C0325-C0325, 2006

【目的】 ストリームライン(stream line;SL)とは、水の抵抗を軽減するために水中で横一線に近い状態をとる姿勢であり、競泳競技の基本となっている。その一方で、SL姿勢時の過度な腰椎前彎が腰痛を引き起こす要因となることが言われている。しかし、競泳競技にみられる肩関節を中心とした上肢の運動と、腰椎アライメントの関連について研究されたものは少ない。本研究はSL姿勢に伴う肩関節屈曲角度の変化と腰椎前彎角度の関係を明らかにすることを目的とした。<BR>【方法】 対象は本研究の趣旨に同意を得られた肩関節および腰部に疾患がない健康成人50名(男性25名、女性25名)とした。平均年齢(±SD)は21.2±1.9歳であった。50名を競泳選手である競泳群27名(男性14名、女性13名)と競泳経験のない非競泳群23名(男性11名、女性12名)の2群に分類した。両群に直立位、肩関節屈曲30°、60°、90°、120°、150°、SL姿勢の計7姿勢をとらせ、各姿勢の腰椎前彎角を測定した。腰椎前彎角の測定にはスパイナルマウス(Idiag AG.Switzerland)を用いた。両群間において直立位と、各姿勢での腰椎前彎角の関係、ならびに姿勢を次の段階へと変えた際の腰椎前彎角の角度変化について比較した。統計処理は対応のあるt検定、studentのt検定を用いた。危険率5%未満を有意とした。<BR>【結果】 腰椎前彎角は競泳群では直立位(21.96±8.43°)と比較して、肩関節屈曲90°(25.22±7.01°)、120°(24.74±7.31°)、150°(24.19±7.29°)、SL姿勢(24.41±10.33°)において有意な変化を認めた(p<0.05)。非競泳群では直立位(20.74±7.53°)と比較して、肩関節屈曲30°(23.30±8.64°)、60°(23.39±8.36°)、90°(25.83±8.34°)、120°(24.48±8.02°)、150°(24.04±7.46°)、SL姿勢(28.43±7.56°)全てにおいて有意な変化を認めた(p<0.05)。しかし、両群間のそれぞれの姿勢の腰椎前彎角の比較において有意な差は認められなかった。また、腰椎前彎角は両群とも肩関節90°までは増加し、120°~150°までは減少した後、再びSL姿勢に向けて増加する傾向がみられた。肩関節150°~SL姿勢間にて、腰椎前彎が競泳群で0.22°増加するのに対して非競泳群では4.39°増加した (p<0.05)。<BR>【考察】 今回、肩関節屈曲150°~SL姿勢の間で、競泳群では腰椎の前彎がほとんど変化しなかったのに対し、非競泳群では前彎が増強した。これは肩関節屈曲最終域での肩甲帯の可動性が影響しているのではないかと考えた。競泳選手において、肩甲帯の可動性は一般成人よりも大きく(加藤ら、2005)、脊柱伸展による代償の必要が少なかったためと考える。逆に、肩関節の障害後に、肩甲帯の可動性が低下したまま競技を行うと、腰痛などの問題が惹起される可能性も考えられた。今後は肩屈曲最終域にて変化が大きいことに着目し、両群の相違点について検討したい。<BR>
出版者
日経BP社
雑誌
日経食品マーケット
巻号頁・発行日
no.1, pp.48-54, 2003-07

消費者調査による満足度が横一線に並ぶ接戦の中、品質で高い評価を受けたOdakyu OXが僅差でトップに立った。価格の安さが支持を集めたオーケー、改装後、品揃えで優位のイトーヨーカ堂、とうきゅうと、各店が特徴をはっきり打ち出しながらの戦いになっている。今月の舞台神奈川県伊勢原市東京・新宿から小田急電鉄で約1時間。

1 0 0 0 OA 大赦調書

出版者
巻号頁・発行日
vol.[82] 三十二 三分冊ノ一 御転任御兼任御祝儀御之御赦ニ付前々御仕置ニ成候者共書付 五(文政元年),
出版者
日経BP社
雑誌
Nikkei microdevices (ISSN:13494619)
巻号頁・発行日
no.249, pp.36-45, 2006-03

薄膜Si,薄膜化合物半導体,球状Si。これら新材料を使う太陽電池による「ポスト多結晶Si」の本命争いが火ぶたを切った。いずれの方式も研究開発や少量生産の段階を終え,量産ラインを舞台に低コスト化を競い合うことになる。現時点では各方式に一長一短があり,ほぼ横一線の状況である。

1 0 0 0 OA 経営学全集

出版者
東洋出版社
巻号頁・発行日
vol.第12巻, 1935
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1231, pp.36-39, 2004-03-01

学校を出て一緒に会社の門をくぐった同期入社組が、50代半ばまで横一線で能力を高めていくことはあり得ない。建前ならともかく、本音を言えば、昔も今も「年功主義の幻想」は根本的には変わっていないはずだ。 だとしたらなぜ、前ページまでに見たように、先進的な企業がなだれを打って年功廃止に舵を切っているのか。 「昔団塊、今バブル世代」。
著者
市原 正雄 上野 正一郎
出版者
医学書院
雑誌
耳鼻咽喉科 (ISSN:03869679)
巻号頁・発行日
vol.30, no.12, pp.959-965, 1958-12-20

序言 音響性外傷を主としたC5 dipに関する研究は近年,各種中毒,頭部外傷,スポーツ後等にも出現する事が認められているが,余等は身心共に極度に疲労すると思われる徹夜麻雀時に於ける聴力を時間の推移と共に検査し,聊か興味ある知見を得たので茲に報告し,諸賢の御批判を乞わんとする次第である。
出版者
巻号頁・発行日
vol.[30],
著者
尾崎 康子
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.96-104, 2003-03-30 (Released:2013-02-19)
参考文献数
32

週1回開催される親子教室に参加している101名の2, 3歳児が母親から離れて仲間集団に参加する経過を1年間観察し, 母子分離の状況を過分離型, 徐々分離型, 一定分離型, 不分離型の4つのパターンに分類した。これらの各母子分離型における子どもの愛着安定性と気質の特徴を調べ, この時期の母子分離に関わる要因を検討した。母子分離の様相が相反する過分離型と不分離型に分類された子どもは, 共に愛着安定性は低かったが, 過分離型の子どもは新奇場面にしり込みしないのに対して, 不分離型の子どもは新奇場面にしり込みし, 順応性も低かった。このように, 愛着の安定性が低い子どもでも, 子どもの気質により母子分離の状況が異なることが示された。一方, 新奇場面にしり込みをしても, 愛着が安定していた徐々分離型の子どもは, 次第に母子分離しており, 2, 3歳児が仲間集団に参加する際の母子分離は, 愛着安定性と気質が相互に関係して特徴づけられることが示唆された。