著者
塩入 哲 本間 三孝
出版者
The Vacuum Society of Japan
雑誌
真空 (ISSN:05598516)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.18-23, 2000-01-20 (Released:2009-10-20)
参考文献数
19
被引用文献数
1 1
著者
川島 京子
出版者
早稲田大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2003

エリアナ・パヴロバが日本で展開したパヴロバ・バレエスクールの実態研究に続き、本年度は、彼女によってもたらされた日本のバレエを、世界的なバレエ伝播の中で捉えるべく考察してきた。彼女の来日前経歴については、日本、グルジア、ウクライナ、ロシアの各関係機関に協力を要請し、調査を続けている。現在までにエリアナ・パヴロバの家系に関する資料は確認できたが、彼女が師事した教師については未だ確証を得ていない。彼女のロシアでの芸歴調査は、日本バレエの出自を知ることでもある為、本研究において引き続き最重要課題としてゆきたい。本年度の研究発表としては、彼女の日本での22年間に及ぶ活動のうち、彼女がまだバレエスクールを設立していない来日当初の活動(1919年亡命来目〜1924年関東大震災によって離日)に注目する事によって、上記テーマについて考察した。来日背景、活動内容、日本側のバレエ受容という観点から、彼女によって日本に移植されたバレエがロシア革命によって世界中に伝播したロシアバレエの一片であり、外国人居留地から生まれた西洋文化の一つに位置づけることが出来る。しかし、当時日本に於いて、バレエが学校教育からは除外され、逆に文化人を対象に女性の身体の西洋化の目的でもてはやされた中で、エリアナのバレエ活動は文化人・資産家の子女を対象にして生涯プライベートで行われることとなった。さらに、それが日本の伝統芸能の家元制度に自然に組み込まれる事によって、現在の日本バレエの特殊性を生む結果ともなったといえる。以上については、年度末に舞踊学会誌に投稿すべく準備中である。また、本研究において、エリアナ・パヴロバに関する第一次資料を収集してきた。これらを直弟子及び関係者からの証言と照合し、現在、100近くの公演の詳細と日本滞在中の足取りの大部分が明らかになった。収集した資料については、資料集としての発表を準備中である。

1 0 0 0 OA 蝦夷史

著者
鈴木大亮 修
出版者
[ ]
巻号頁・発行日
vol.[3], 1800

1 0 0 0 OA 通志200卷

著者
宋鄭樵撰
出版者
謝氏彷武英殿本刊
巻号頁・発行日
vol.[134], 1859

1 0 0 0 OA 意識と存在

著者
田中 晃
出版者
日本哲学会
雑誌
哲学 (ISSN:03873358)
巻号頁・発行日
vol.1975, no.25, pp.108-119, 1975-05-01 (Released:2009-07-23)
著者
多田内 修 大石 久志 鈴木 まほろ
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.27-35, 2014-03-30 (Released:2017-05-19)
参考文献数
60
被引用文献数
1

最も主要な送粉昆虫であるハナバチ類と訪花性双翅目について、それぞれの分類群の概要と送粉者としての重要性、日本におけるインベントリーの現状と課題を整理した。現在、日本産ハナバチ類の分類は総括的段階にあり、日本産全種を含む『日本産ハナバチ類図鑑』の出版が間近であるほか、アジア産ハナバチ類データベースの構築と公開も進行中である。これまで一般研究者にとって一部の分類群を除くハナバチ類の同定は困難であったが、これらによってかなりの程度まで同定が可能になり、生態学的研究が飛躍的に進むことが期待される。一方、訪花性双翅目は従来その送粉者としての重要性が軽視されてきたため、分類およびインベントリー作成は世界的にも遅れているが、送粉者の多様性に注目が集まっている昨今では、その必要性がますます高まっている。こうした中、日本ではハナアブ科やクロバエ科など一部の分類群についてはインベントリーの作成が徐々に進み、一般研究者でもある程度までは同定が可能になってきた。双翅目昆虫の送粉機能は温帯地域においても決して小さくはなく、今後は日本でも組織的なインベントリー整備を積極的に推進する必要がある。

1 0 0 0

出版者
ゆまに書房
巻号頁・発行日
1924

1 0 0 0 OA 茨城県興隆誌

著者
茨城夕刊新聞社 [編]
出版者
茨城夕刊出版部
巻号頁・発行日
1937
出版者
巻号頁・発行日
vol.[74],
著者
狭間 芳樹
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

ヴァリニャーノの『日本史』(1601年)は、彼が三度来日しておこなった日本宗教研究の集大成であるとともに、イエズス会による日本布教活動の蓄積された成果でもある。本研究では、同書が(1)高名なフロイスの『日本史』と比べて、日本人の宗教的心性を信徒の霊的救済に見たこと、(2)ルター主義と一向宗(=浄土真宗)の類似性を、信仰者の信心内容における同質性に見ていることを考察、解明した。
著者
内田 謙
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.134-138, 1990-06-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
19
被引用文献数
1
著者
Mami MATSUSHITA Takeshi YONESHIRO Sayuri AITA Tomoyasu KAMIYA Nobutaka KUSABA Kazuya YAMAGUCHI Kinya TAKAGAKI Toshimitsu KAMEYA Hiroki SUGIE Masayuki SAITO
出版者
Center for Academic Publications Japan
雑誌
Journal of Nutritional Science and Vitaminology (ISSN:03014800)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.79-83, 2015 (Released:2015-05-21)
参考文献数
25
被引用文献数
4 41

Kaempferia parviflora extract (KP) has been reported to have a preventive effect on obesity in mice, probably by increasing energy expenditure (EE). The aims of the current study were to examine the acute effects of KP ingestion on whole-body EE in humans and to analyze its relation to the activity of brown adipose tissue (BAT), a site of non-shivering thermogenesis. After an oral ingestion of an ethanol extract of KP, EE increased significantly, showing a maximal increase of 229±69 kJ/d at 60 min, while it did not change after placebo ingestion. To evaluate BAT activity, the subjects underwent fluorodeoxyglucose-positron emission tomography, and divided into two groups with high- and low-BAT activities. A similar and greater response of EE to KP ingestion was observed in the high-BAT group (351±50 kJ/d at 60 min), but not in the low activity group. Placebo ingestion did not cause any significant EE change in either group. These results indicate that a single oral ingestion of the KP extract can potentially increase whole-body EE probably through the activation of BAT in healthy men, and may be useful as an anti-obesity regimen.