著者
倉知新吾編輯
出版者
益智館
巻号頁・発行日
1892
著者
染矢 聡 岡本 孝司 飯田 将雄
出版者
The Visualization Society of Japan
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.117-118, 2006

Any wind instrument can sound due to the vibration of the air, expiration flow inside of the wind instrument. In case of a trumpet or a clarinet, a mouth or a reed helps to sound variable tones. In case of a flute, there is no mechanical vibration. We would like to investigate more detail about the flow and the vibration with sound inside or outside of the flute, in order to understand the mechanism of the wind instrument and to aid in the manufacture of the good instrument. In this report, a Japanese traditional bamboo flute was used in the experiment. The dynamic PIN technique was applied to measure the vibration. 2 kinds of experiments were done. The Argon-gas flow with different tone inside/outside of the bamboo flute was measured using a high frequency pulse laser. Oil mist was used as the tracer particles. Then, we also tried to measure the flow in bamboo flute when a human player played, using a CW-laser and the water-mist as the tracers. We successfully measured that the periodical flow near a hole of the bamboo flute went out from and came into the flute at 200-500Hz dependent on the tone.
著者
矢口 淳一 千種 薫 嶺岸 令久 田村 利久
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会論文誌 (ISSN:18831648)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.57-65, 1995-03-20 (Released:2010-05-31)
参考文献数
14

酵母によって食品工場排水を処理し, 増殖する酵母から効率よく酵母エキスを抽出する方法について検討した。さらに酵母と抽出した酵母エキスを, 微生物培地材料およびキノコ栽培用生理活性素材へ適用した。酵母エキスを抽出する方法としては, 自己消化法, 酸熱分解法およびアルカリ熱分解法が有効で, アルカリ熱分解法では70~80%のエキス抽出率が得られた。栄養要求性の高い乳酸菌の生育度試験では, 三つの抽出方法で作成されたいずれの酵母エキスも, 市販酵母エキスと比較して遜色のない乳酸菌の増殖が観察され, 8ヶ月間にわたって性状も比較的安定していたので, 微生物用の培地材料として適用できることが確かめられた。またキノコの栽培試験では, 酵母と自己消化法で抽出された酵母エキス添加培地で菌糸生長, 子実体増収に共に効果がみられ, マイタケでは品質も改良されたので, キノコ栽培にも有効であることが明らかとなった。
著者
南場 毅 竹内 徳男
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.28, no.10, pp.534-541, 1981-10-15 (Released:2011-02-17)
参考文献数
16

酢酸発酵における天然栄養源の促進効果と酵母エキス中の有効成分の分画と各分画の促進効果を解析した。(1) 試験した天然栄養源では酵母エキス,麹エキスの促進効果が高く,特に酵母エキスは他の栄養源ではみられない促進性を示し,その効果は有効成分の優れたバランスに基づくと考えられた。(2) 酵母エキスの塩基性区分,中性区分,酸性区分はいずれも促進効果を示し,特に酸性区分と塩基性区分との併用によって顕著な促進効果がみられた。(3) 酵母エキスは酒粕,白しょうゆと比較してアミノ酸,とくにアラニン,リジン,グルタミン酸,セリンの含量が多かった。有機酸も同様に,乳酸,ピログルタミン酸,コハク酸の含量が多かった。グリセロール含量は酒粕,白しょうゆとほぼ同じであった。また無機成分として多量のリン,カリウムが検出された。(4) 酵母エキス中の有効成分相当量の既知化合物を基本培地に添加すると,誘導期の短縮と生酸が増大し,酵母エキスと同様な効果が認められた。
著者
河村 清史
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会誌 (ISSN:09170855)
巻号頁・発行日
vol.11, no.5, pp.344-354, 2000-09-30 (Released:2010-05-31)
参考文献数
26
被引用文献数
1 1

循環型社会の形成に向けて廃棄物管理に係わる各種の法制度が整えられつつある現在, 有機性廃棄物の資源化が大きな課題となっている。しかしながら, とくに一般廃棄物については, 焼却処理を適用したシステムが広く成立しており, 有機性廃棄物の分別収集や再生品の利用のための社会システムが形成されておらず, また十分に成熟した有機性廃棄物の資源化技術が整っておらず, 対応を難しいものにしている。本稿では, 有機性廃棄物の再資源化技術について若干の考え方を述べるとともに, 検討されている資源化技術について, 有機性廃棄物の種類と資源化物の組み合わせを紹介する。また, 嫌気性消化については, その原理, メタン回収から見た有機性廃棄物の特性, 開発・普及が進められている固形廃棄物を対象とした嫌気性消化の概要とわが国での適用事例等を整理する。
著者
松島 俊明
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会年次大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.34, pp.23-30, 2006

尺八譜は五線譜と異なり文字で表記される奏法譜である.本講演では,著者らが開発している尺八譜の情報処理システムについて紹介する.本システムは,電子ペンやマウスによる手書き入力編集機能,尺八譜に特有な異なる流派間での楽譜の相互変換機能,演奏方法の表示を伴った自動演奏機能,標準MIDIファイルとの相互変換機能等,尺八楽譜情報の処理に有用な様々な機能を備えたマルチメディアシステムである.これらの機能を実現するため,尺八譜のためのデータ表記法を新たに考案した.本システムにより尺八楽譜作成の効率が向上するばかりでなく,西洋楽器との合奏用楽譜作成支援ツールや,初心者の尺八の独習用ツールとしての効果が期待できる.
著者
染矢 聡 岡本 孝司
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集 : JSME annual meeting
巻号頁・発行日
vol.2006, no.7, pp.43-44, 2006-09-15

Any wind instrument can sound due to the vibration of the air, expiration flow inside of the wind instrument. In case of a trumpet or a clarinet, a mouth or a reed helps to sound variable tones. In case of a flute, there is no mechanical vibration. We would like to investigate more detail about the flow and the vibration with sound inside or outside of the flute, in order to understand the mechanism of the wind instrument and to aid in the manufacture of the good instrument. In this report, a Japanese traditional bamboo flute was used in the experiment. The dynamic PIV technique was applied to measure the vibration. 2 kinds of experiments were done. The Argon-gas flow with different tone inside/outside of the bamboo flute was measured using a high frequency pulse laser. Oil mist was used as the tracer particles. Then, we also tried to measure the flow in bamboo flute when a human player played, using a CW laser and the water-mist as the tracers. We successfully measured that the periodical flow near a hole of the bamboo flute went out from and came into the flute at 200-500Hz dependent on the tone.
著者
久居 宣夫
出版者
国立科学博物館
雑誌
自然教育園報告 (ISSN:0385759X)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.9-19, 1975-12

1. 東京都港区の自然教育園において, 1973年5月〜1975年5月の2年間に18回のヒキガエルの生態調査を実施した。調査は, 指切断法によって標識をし, 体重, 体長, 口幅などの測定後放逐し, 同一個体の追跡によって成長を調べた。2. 各調査時における体重ヒストグラムと, 同一個体の追跡調査によって, ヒキガエルの成長は以下のように明らかになった。0才5月下旬体重0.05g, 体長0.9cm8月中旬体重9±5g, 体長4.0±0.8cm10月上旬体重25±12g, 体長5.9±1.1cm1才5月上旬体重36±16g, 体長7.0±0.9cm10月下旬体重129±35g, 体長10.7±1.Ocm2才5月中旬体重141±32g, 体長11.2±1.1cm雌雄の性別による成長の差は, 陸上にあがってから2年間では認められなかったが, 産卵期での体重の差は, 雌の方が雄よりも80〜100g重かった。3. ヒキガエルの体重, 体長, 口幅のそれぞれの相対成長は, 1974年5月の場合, 次の式で表わされる。体重-体長 : Y=0.109X^<2.92>(Xは体長, Yは体重)体重-口幅 : Y=2.180X^<3.04>(Xは口幅, Yは体重)体長-口幅 : Y=2.815X^<1.03>(Xは口幅, Yは体長)これらの相対成長は季節による変化がなく, また, 雌雄, 未成熟個体と成熟個体による差異も認められなかった。4. 雄個体の場合, 多くは1才の秋(上陸後約17〜18カ月)に性成熟し, 翌春の産卵期には出現する。しかし, 雌個体が性成熟するのは, 雄個体より少なくてもさらに1年後になるものと推定される。
著者
横溝 祐一
出版者
山口県獣医学会
雑誌
山口獣医学雑誌 (ISSN:03889335)
巻号頁・発行日
no.26, pp.1-26, 1999-12
被引用文献数
3

ヨーネ病(パラ結核)はヨーネ菌(Mycobacterium avium subsp. paratuberculosis)の経口感染によっておこる反芻獣の慢性肉芽腫性腸炎である.本病は肉・乳牛に対し,早期廃用や乳生産性低下,体重増加率の減少により大きな経済的損害を与える.本病は1971年に家畜法定伝染病に指定され,1981年以降次第に増加傾向にある.1997年に,農林水産省はELISA,糞便培養,ヨーニンテストを患畜摘発診断法とする全国規模のヨーネ病撲滅事業を開始し,1997年1月~1999年10月までの期間に,2,060頭が患畜として補償殺処分となった.ブルセラ病や結核病がほぼ清浄化された現在,ヨーネ病はわが国の養牛産業にとって最も経済的被害の大きい細菌性家畜法定伝染病とみなされている.糞便を介して経口感染するヨーネ病の汚染レベルは農場での乳・肉牛の衛生管理度を反映する格好の指標ともなるので,本病の徹底した清浄化プログラムを推進する必要がある.本稿ではヨーネ菌の分子生物学的研究ならびにヨーネ病の免疫学的研究成果とそれらの診断法開発への応用研究展開について紹介する.さらに,予防・経済疫学的観点にもとづくヨーネ病清浄化戦略の構築の必要性を強調する.そして最後に家畜伝染病予防法適用下でのヨーネ病清浄化の進め方と留意点を総括する.
著者
矢島 りさ 曽地 雄一郎 西 清志
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.167-172, 2015-03-20 (Released:2015-04-20)
参考文献数
8

平成24年9月から25年5月に牛ヨーネ病と診断した黒毛和種妊娠牛11頭について,感染程度と胎子感染の関連性を検討した.母牛は病理組織学的検査による腸管病変の程度から重度2頭・中等度4頭・軽度5頭に分類した.細菌学的検査では母牛全頭でヨーネ菌DNAを検出(4.05E-07~1.24E+06pg/2.5μl),10頭でヨーネ菌が分離された.胎子では11頭中7頭(胎齢60~250日)で菌DNAを検出(1.24E-04~7.00E-03pg/2.5μl),うち1頭(胎齢250日)では菌分離も陽性となった.母牛の病態が重度なほど胎子の陽性率は上昇するが,胎子の臓器におけるDNA量は同等レベルであった.胎子への感染は最短で胎齢60日であり,妊娠初期から感染する可能性が示された.
著者
横溝 祐一
出版者
獣医疫学会
雑誌
獣医疫学雑誌 (ISSN:13432583)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.1-13, 2001-06-30 (Released:2010-05-31)
参考文献数
76
著者
中島 智章
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.65, no.532, pp.263-267, 2000-06-30 (Released:2017-02-03)
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

The maniere de mantrer les jardins de Versailles edited by Louis XIV represents his thought on the gardens and their observation. This paper's issue is to clarify the natures of this guide, here translated in Japanese, and of the visit method, comparing with the verse by La Fontaine. Firstly, its style is very simple, composed only of the enumeration of objects among which the fountains' beauty is insisted. Secondly, its promenade is static, i. e. it consists of special points to stop and to view, but the method for the bassins or the parterres is different from for the bosquets.
著者
村上 丘
出版者
大妻女子大学
雑誌
大妻レヴュ- (ISSN:09160469)
巻号頁・発行日
no.41, pp.43-52, 2008-07