著者
小西 啓介
出版者
石油技術協会
雑誌
石油技術協会誌 (ISSN:03709868)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.240-244, 1965-09-30 (Released:2008-03-27)
被引用文献数
1
著者
角岡 信男 加洲 保明 宮内 勝敏 杉下 博基 谷川 和史 河内 寛治
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.313-317, 2007
被引用文献数
1

症例 : 37歳, 女性. SLE経過観察中に胸部レントゲン, CTにて肺動静脈瘻を指摘された. 増大傾向のため当科に紹介された. 全身にチアノーゼを認め, CTおよび血管造影では, 右S<sup>6</sup>に存在し一部葉間に突出する最大径50mmの瘻で, A<sup>6</sup>・V<sup>6</sup>が拡張し, 独立した流入・流出血管と考えられた. 患者が若年者であったため核出術の方針とした. 手術所見では瘻は葉間に突出しており, 血流の乱流が観察された. まず太いA<sup>6</sup>およびV<sup>6</sup>を露出し根部で結紮したが, 瘻は縮小せず静脈血の噴出を認め流入血管が他にもあると考えられた. 核出術を続けるが出血を認めるため, 核出術のみは困難と判断し, S<sup>6</sup>の区域切除術を行った. 切除標本ではS<sup>6</sup>に対しA<sup>7</sup>からの分岐血管を認めるなど区域間の枝が瘻に入り込んでいた. 術後は合併症もなく, チアノーゼは消失し血液ガスも正常化した. まとめ : 流入血管が太く大きな瘻の症例を経験した. 流入血管の術前評価が難しく数本存在しており, 区域切除術で安全で確実に手術を行えた.
著者
池川 隆一郎 中江 史朗 中村 毅 斎藤 洋一
出版者
神戸大学
雑誌
神戸大学医学部紀要 (ISSN:00756431)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.89-97, 1996-11

大腸癌61例を対象とし,AgNORsスコアの算定および免疫組織染色によりCD44v6の発現の有無の検討を行い,臨床病理学的所見との関連を検討した。大腸癌のAgNORsスコアは3.12〜4.55に分布し,平均は3.84±0.29(mean土S.D.) であり,正常粘膜60例の2.70±0.22より有意に高かった(p<0.05)。深達度では,ss a1以上ではmp以下より,P (+),H(+),n(+),ly(+)は各々陰性例より有意にAgNORsスコアが高く(p<0.05),特に肝転移の有無とは密接な関連がみられた(p<O.01)。CD44v6の発現の有無と臨床病理学的所見の比較では明らかな関連性はみられなかったが,異時性も含めた肝転移との検討ではCD44v6発現陰性群6/34よりCD44v6発現陽性群10/27で肝転移症例が多くみられる傾向があろた(p<O.1)。両因子を組み合わせた検討では高AgNORsかつCD44v6陽性では肝転移の頻度は7/16 (43.8%) と高率であり,低AgNORsかつCD44v6陰性では17例全例肝転移はみられなかった。またCD44v6の発現とAgNORsスコアの間には有意な関連はみられなかった。以上よりAgNORs染色が良悪性の鑑別に有用である可能性があり,両因子を組み合わせて検討することは肝転移の予測推定に有用であると思われた。またAgNORsスコアによって示される増殖活性と,接着因子CD44v6とは各々独立して肝転移に関与している可能性が示唆された。
著者
帰天斎正一 伝授
出版者
三芳屋書店
巻号頁・発行日
1915
著者
本間 薫山
出版者
至文堂
雑誌
日本の美術 (ISSN:0549401X)
巻号頁・発行日
no.142, pp.p85-90, 1978-03
著者
堀尾 強
出版者
関西国際大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13455311)
巻号頁・発行日
no.15, pp.95-101, 2014-03

大学生122名を対象に,やみつきになった食品の有無と,その具体的食品およびやみつきになった理由について調べた。その結果,やみつきになった食品があると答えた人は58%,男女間で差はなかった。やみつきとなった具体的な食品については,「チョコレート」や「マヨネーズ」「わさび」の回答数が多かった。食品群別に分類すると,「菓子類」や「調味料および香辛料」が多かった。やみつきになった理由については,「味」という回答が半数を占め,甘味や塩味,辛味があり,油脂やにおいに特徴のあるようなものがやみつきになりやすいことが示唆された。This research examined the addictive food and the reason which became addictive for 122 university students using a questionnaire. As a result, the ratio of persons who answered that there was food which became addictive was 58%. There was no difference between men and women. About the addictive food, there are many replies of "chocolate", "mayonnaise" and "Japanese horseradish". Classified the food according to the food group, most food was "confectionery" and "a seasoning and spices". Regarding the reason which became addictive, a half of the reply was "taste"; sweet, salty, pungent taste, fat and characteristic smell. These results suggest that those characteristic food become addictive.
著者
渡辺 茂 古屋 泉 山崎 由美子 藤崎 智子 草山 太一 後藤 和宏 西脇 レイ 鈴木 貴子
出版者
慶應義塾大学大学院社会学研究科
雑誌
慶応義塾大学大学院社会学研究科紀要 (ISSN:0912456X)
巻号頁・発行日
no.54, pp.13-22, 2002

論文1) 序論2) 動物実験による気分修飾効果の検討実験1 強制水泳での無動状態への効果実験2 カカオによる条件性場所選好の形成実験3 CMP気分修飾効果の用量 : 反応曲線実験4 学習性嫌悪にたいするCMPの効果3) ヒトにおける気分修飾効果実験5 暖昧語評価によるチョコレート摂取の気分修飾効果1実験6 暖昧語評価によるチョコレート摂取の気分修飾効果24) 総合考察 : 味覚効果との関連謝辞
著者
青山 謙二郎
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

砂糖に対しても薬物と類似した強い渇望を伴う“中毒”症状が生じ、健康な食生活の妨げとなると言われている。本研究では、砂糖に対する渇望が増強されるプロセスを、条件づけの観点から検討し、渇望を制御するための手法の開発を目指した。主として以下の3つの成果が得られた。第1に、カロリーの無い人工甘味料についても渇望の増強が生じることが見いだされ、渇望の増強においてカロリーは不要であることが示された。第2に、砂糖の間欠的な剥奪によっても渇望の増強が生じることが見いだされた。第3に、飼育環境の豊富化により、砂糖と結びついた刺激への反応性の増強は抑制されるが、砂糖の摂取量の増強は抑制されなかった。
著者
吉田 俊純
出版者
筑波学院大学
雑誌
筑波学院大学紀要 (ISSN:18808859)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.158-136, 2013
著者
本因坊丈和 著
出版者
方円書房
巻号頁・発行日
vol.巻1, 1892
著者
水野 幸治
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.35-41, 2009-02-01
被引用文献数
2

子どもは人体計測や解剖学的構造が大人とは異なるため,自動車衝突時に子どもに特徴的な傷害が発生する.子どもの生体力学データは限られているため,大人からのスケーリングによって子どもの傷害基準値が求められている.衝突時に子どもを保護するための拘束装置としてチャイルドシートが用いられており,事故データからもその有効性が確認されている.最近はチャイルドシートの車体への取付方法として誤使用の頻度の少ないISOFIXが普及し始めている.

1 0 0 0 OA 伝教大師全集

著者
天台宗宗典刊行会 編
出版者
天台宗宗典刊行会
巻号頁・発行日
vol.第4, 1912

1 0 0 0 OA 伝教大師全集

著者
天台宗宗典刊行会 編
出版者
天台宗宗典刊行会
巻号頁・発行日
vol.第1 顕戒論,山家学生式,守護国界章, 1912
著者
岡田 清己 遠藤 克則 野垣 譲二 川田 望 吉田 利夫 佐藤 安男 森田 博人 熊谷 振作 北島 清彰 岸本 孝
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.77, no.6, pp.1000-1005, 1986
被引用文献数
1

過去12年半にわたり経験した腎外傷(皮下損傷)122例を集計し,その即時手術の適応に関し検討を加えた.外傷度分類は腎挫傷,軽度腎裂傷,高度腎裂傷,腎断裂傷,腎茎部損傷に分類した.これは術前の臨床症状と画像診断にて分類した群と,術中の手術所見を合わせて分類した群とを比較すると約4分の1は誤謬を生じていた.今後画像診断学の進歩により診断率は高まるものと期待している.今回の臨床的検討より次のことが要約される.腎挫傷は待期療法が選択される.軽度腎裂傷も手術の必要はなく,待期療法で観察することが望ましい.高度腎裂傷の場合,待期療法では腎感染が増悪し,腎障害が進行し,手術の時期を逸してしまうことがある.そのため,即時手術が必要である.腎断裂傷,腎茎部損傷は待期的に観察せずに即時手術を行うべきである.特に重要なことは,高度腎裂傷との診断が得られたら,即時手術を行うことである.