出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1220, pp.36-39, 2003-12-08

「主婦が発する『これ、スーパーの惣菜なのよ』という言葉のニュアンスを、前向きな意味合いに変えたい」(イオンの堀井健治デリカ商品本部長)──。総合スーパー「ジャスコ」などでEDLP(毎日低価格)戦略を進めているイオンが、2002年度スーパー売上高日本一の威信をかけて、中食でも総力戦を仕掛ける。
著者
粉川 牧
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.66, no.3, pp.365-375, 2004-05-15
被引用文献数
2

湖氷板上にアイスドームを建設する場合,湖氷板は長期のリング荷重を受ける.このとき,その力学的安全性が問題となる.そこで,この問題の理論的解明を計るために,ドーム建設中は時間に関して直線的に増加し完成後は一定となるリング荷重と線形Maxwell流体の構成式に従う氷の粘弾性モデルをそれぞれ仮定し,無限平板の弾性解に対応原理を適用して,氷板のクリープ解析法を展開した.その結果として,時間とともに変化する氷板の応力,変位を閉形級数解の形で示している.
著者
高田 卓
出版者
筑波大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

超流動ヒートパイプを応用した断熱消磁冷凍機(ADR)の開発の為、超流動ヒートパイプの基礎研究から実機検証までを行った。超流動ヒートパイプにおける充填物の影響、臨界熱流量の差異、入熱方法の影響、重力方向依存性等について調べた。また、本方式を採用した ADR 用の常磁性塩ユニットを製作し、従来型との比較を行った。ここで超流動ヒートパイプは従来型に比べ 2 桁以上高い実効的熱伝導率を得、その有効性を示した。今後、さらに精度の高い臨界熱流量の予測を可能にする詳細な伝熱機構についての調査、ADR の冷凍サイクルの試験が課題として残った。
著者
中川 聖一 大谷耕嗣
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.52, pp.13-18, 1997-05-26
被引用文献数
1

一般に話し言葉の文法の構築は難しい。大量のテキスト文集合がある場合には、n?gramが適切である。しかし、比較的小規模なタスクやユーザが容易に設計したいタスクでは文脈自由文法 (F) が適切である。本稿では文のカバー率を改善するために、n?gramとCFGの利点を取り入れた文法規則の自動学習法について述る。学習方法は、システムに入力された文が文法規則が不備なために受理できない時、システムがこの入力文を使って単語クラスペアやバイグラムの学習することによって実行する。この単語クラスペアやバイグラムの適用方法を変えたいくつかの実験をテキストと音声認識で行ない、文法学習による解析 (認識) 文数の向上及びパープレキシティの変化について調べた。In this paper, we describe an automatic learning method of the grammar rules for improving coverage of acceptable sentences. The learning method is carried out by a sentence which is not accepted by production rules. The system learns wordclass pairs or bigram using this input sentence. We experimented on some strategies of applying wordclass pairs on text parsing and speech recogniton level, and evaluated the coverage of acceptable sentences (or speech recognition rate) and perplexity using above methods.
著者
円谷弘 著
出版者
有斐閣
巻号頁・発行日
1936

1 0 0 0 OA 琉球民謡大集

出版者
渡久地活版所
巻号頁・発行日
vol.第2編, 1936
著者
佐藤 眞理子 中田 英雄 礒田 正美
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

近年、国際援助コミュニティの教育分野の主な援助手法となっているセクターワイドアプローチについて、援助供与国(アメリカ・スウェーデン)と援助受け取り国(バングラデシュ)の実地調査(インタビュー・資料収集等)を行い、国際社会におけるセクターワイドアプローチの展開状況を分析した。援助供与国では、基礎教育開発援助の具体的事例をアメリカのUSAID(米国国債開発庁)及びSida(スウェーデン国際開発庁)から収集、まとめ、分析した。セクターワイドアプローチは重点領域のモデルとなるデモンストレーション方式で行われ、それらが基本フィールドとなって地域と国レベルでネットワークを構築するというものである。バングラデシュでは、政策支援型援助であるPrimary Education Development Programを取り上げ、バングラデシュ政府のオーナーシップについてバングラデシュ政府側と援助供与側の担当者と協議し、セクターワイドアプローチの課題を明らかにした。結果、セクターワイドアプローチは国際社会では現在共用されている援助手法ではないことが指摘され、今後のさらなる調査が必要とされた。
著者
猪原史敏
雑誌
日手会誌
巻号頁・発行日
vol.7, pp.647-650, 1990
被引用文献数
3
著者
藤波 努 杉原 太郎
出版者
北陸先端科学技術大学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

認知症対応型介護施設において入居者の行動をデータ化し、解析する手法を見出した。研究により転倒事故の前兆や老衰の兆しなどが検知できる可能性を示した。これらの成果は高齢者の生活の質を高めることに役立てられる。一方、調査を通じて介護施設の多様性が明らかとなった。得られた結果がどの程度汎用性を有するのかは今後その他の施設でデータを集めて検証する必要がある。介護者の行動推定については、得られたデータから次の行動を推定するより、よりよい介護の仕方を探索することの方が重要であり、また介護者からの期待も高いことがわかった。仮説検証より発見を促す仕組みが求められている。これらの知見は次の研究に生かしていく。
著者
兼子 樹広 及川 正明 吉原 豊彦
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.181-183, 1993-02-15
被引用文献数
3

レース中に骨折した470頭の競走馬の骨折部位を病理学的に検索した. 骨折は四肢の骨に多発(98%)し, 関節内骨折が高率を占めた. 骨折の発症部位に概ね一致して, 過激な運動負荷および乏血性変化としてとらえられる限局性の関節軟骨下骨壊死および骨硬化病変が共通して指摘された. これら病変は剪断負荷および捻転負荷への抵抗力を弱め, 非骨折骨にも多発してみられることから, 競走馬の骨折に対する前駆要因と推測した.

1 0 0 0 OA 東洋灯台表

著者
水路部 [編]
出版者
水路部
巻号頁・発行日
vol.昭和11年11月7日調査(上巻), 1938
著者
森山 英樹 三浦 靖史
出版者
神戸大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

骨折治癒促進法について、特定の分子を対象とした研究が多く行われてきたが、複雑な骨折治癒過程のすべてを促進する分子は見出されていない。本研究では、臨床的に古くから認められいる脊髄損傷後に骨折が早く治癒する事実に基づいて、ある特定の分子を対象としない、従来になかった骨折治癒促進法の基盤となる知見を見出すことを目的とした。脊髄損傷後の骨折が、実際に通常の骨折よりも早く治癒する否か、実験的に骨折治癒過程を検討した結果、脊髄損傷後の骨折の治癒期間は、通常の治癒期間よりも約40%短いことを実証した。そして、骨折治癒を促進する原因を探索した結果、脊髄損傷後の筋緊張亢進であることが明らかになった。
著者
椎名 洋
出版者
信州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

1.Zonal多項式によって級数展開できる密度をもつ非負定値ランダム行列の非負定値母数行列の直交共変推定に関して、次のような成果を得た。(1)損失関数にSteinの損失関数を使った場合、直交共変な推定量は、その固有根の順序が標本固有根の順序と同じでないと、非許容的であるという予想があるが、これを2次元分布について照明した。(2)上記の予想と密接に関連する、Zonal多項式の直交群上の一様測度による積分に関する不等式を見つけた。2次元分布の証明は、この不等式を2次元の場合に証明することで得られている。2.東京大学竹村教授との共同研究により、ウィッシャート分布の母集団固有根の無限拡散に関する漸近理論について次のような成果を得た。(1)既に得られていた分布の収束に関する成果をより深めて、その漸近展開を得た。これによって収束のスピードに関する理解が深まった。(2)上記の成果を、Steinの損失関数に基づくリスク評価に使い、Tail Minimaxとなるための必要条件を得た。(3)さらにその必要条件を使うことで、長い間Minimaxか否かが不明だった2つの著名な推定量(Stein推定量とHaff推定量)が共に、Minimaxで無いことを証明した。3.ウィシャート分布の母数行列が特定の行列に等しいか否かの片側検定について、次の成果を得た。(1)一般的な変換に関して共変な推定量が、その固有根に関して単調であれば、不変性を満たすということは、既に知られた結果であるが、この結果に関して別の証明方法を得た。
著者
井上哲次郎 著
出版者
金港堂
巻号頁・発行日
vol.巻5, 1902