著者
Chang-Peng YANG Zhi-Rong NONG Jian-Lin LU Lu LU Jian-Shou XU Yun-Zhe HAN Ying-Jie LI Shuji FUJITA
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
Food Science and Technology Research (ISSN:13446606)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.75-78, 2004 (Released:2007-05-18)
参考文献数
27
被引用文献数
2 10

Occurrence of polyphenol oxidase (PPO, o-diphenol: oxygen oxidoreductase, EC.1.10.3.1) in the fruits of nine cultivars of banana (Musa spp.) commercially cultivated in China was investigated. All banana fruits peel and pulp tested had PPO activity, and all PPO strongly oxidized dopamine and 3-hydroxytyramine (tyramine). However, very weak and/or no oxidative activity was recognized on such trihydroxybenzenes as phloroglucinol and gallic acid. Similar substrate specificity of PPOs toward phenolic compounds was detected in the pulp and peel of all banana cultivars tested. The specific PPO activities toward dopamine for pulp were between 5.11 and 25.72, and those of peel were between 6.75 and 26.86 units/mg protein. However, PPO activities toward dopamine in the pulp and peel of AAA and AA genome group bananas were higher than those of ABB and AAB groups. The changes of pulp and peel PPO activities during fruit development were also determined in the three banana cultivars. During this development a remarkable decrement in pulp and peel PPO activities was found in all banana cultivars used.
著者
中邑 賢龍
出版者
日本生活支援工学会
雑誌
日本生活支援工学会誌 (ISSN:13471724)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.10-16, 2005-03
被引用文献数
1
著者
礒部 美也子
出版者
大阪体育大学
雑誌
大阪体育大学健康福祉学部研究紀要 (ISSN:13493280)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.107-120, 2007-03

In communication training for totally mute or severely language retarded children, the concepts of AAC (Augmentative and Alternative Communication) and Total Communication has been widely used, and many non-verbal communication modes are applied. Sign Language is one of AAC, and one of non-verbal communication modes. As it is iconic and understandable, it has been applied to many autistic children with severe mental retardation and many people with communication disorders and severe speech and language disorders. In this study, communication training program using signs are reviewed, and some implications for future requirement in practices of sign training are discussed.
著者
天白 成一 三木 睦明 岸田 大輔 中林 稔堯
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.486, pp.73-78, 2007-01-19
参考文献数
4

自閉症児向けに開発したコミュニケーション支援ツール「ピクチャーエイド」について研究開発の背景と使用例に関して報告する.
著者
中園 薫 角田 麻里 長嶋 祐二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.457, pp.147-152, 2011-02-28
参考文献数
2

著者らは,外国人旅行者や聴覚障害者などの音声コミュニケーションが不可能または困難な人達を対象として,コミュニケーションを代行支援するコミュニケーション補助技術VUTE (Visualized Universal Talking Environment)の研究を進めている.これまでに,急病,怪我や火事など救急時に119番に電話をかけて緊急通報する代わりとなるシステムVUTE 2009を試作したが,これに続いて鉄道駅などでの公共交通機関での対話を支援するシステムVUTE 2010を試作した.本システムは携帯端末上に絵記号を表示することにより,利用者に適切な絵記号を選択させ,その内容に応じた文章を出力する.本稿では,本システム開発のために行った会話内容の分類系統化や絵記号のデザイン指針などについて述べる.さらに,日常的にコンピュータ等を使用しない50歳代〜60歳代の7名の被験者を対象に評価実験を行った.その結果,本システムを利用することによって,あらかじめ設定した駅での会話状況において生じる会話文を,文字や音声を使用せずにVUTEを操作することにより,出力できることを確認した.
著者
中村 圭吾 戸田 智基 猿渡 洋 鹿野 清宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.260, pp.49-54, 2009-10-22
参考文献数
21

本稿では,喉頭摘出者が外部機器を用いた電気音声に対して,統計的声質変換を適用した実験的評価を報告する.用いる外部機器として,1)周囲の者に聴取されないほど微弱な信号を出力する音源,2)従来のモノトーンピッチを出力する電気式人工喉頭,及び3)ユーザが気管孔から出力する呼気圧でF_0を制御する呼気センサーを用いた電気式人工喉頭の3種類を用いる.発声された電気音声は,ヘッドセットマイクロフォンまたはNon-audible murmurマイクロフォンで収録され,ささやき声または通常音声のいずれかに変換される.実験的評価の結果,1)呼気センサーの使用はF_0推定の精度を改善するのに有効である,2)入力F_0を用いる効果は薄いが,声質変換性能は特に劣化しない,3)全ての変換の枠組みおいて自然性が大きく改善し,変換音声は元の電気音声と比べてより好ましいことを確認する.
著者
天白 成一 平井 俊男 傍島 康雄 藤井 泰宏 三木 睦明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.219, pp.81-86, 2010-10-01
参考文献数
11

発声障がい以外に大きな障がいを持たない場合,音声出力型コミュニケーション・エイド(VOice Communication Aid,VOCA)と呼ばれる補助装置を用い,必要な音声を随時合成することで,健常者と変わらない日常生活を送ることが期待できる.VOCAでは,「画面サイズが適度に大きくて視認性が高い」「スライラス・ペンなど特殊な入力デバイスが不要であること」などが重要な要件となる.これらの要件を踏まえて,本報告では,筆者らが開発した,iPad上で稼動するVOCAである「ボイスエイド」について述べる.
著者
黒石 いずみ
出版者
青山学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

農村住宅や庶民住宅の近代化と工業化やデザイン関連の諸機関資料や既往研究と必要な理論研究は成果を得た。しかし初年度の東日本大震災で、本研究の意義を確信すると同時に、文献や既存資料ではわからない問題、つまり生活近代化の諸事象の社会的連関とは即ち、デザインが生命に関わり、災害や経済・政治に容易に影響を受け、その道具になる事と実感した。故に研究の方法を修正し、庶民住宅の生活デザイン近代化の問題を現代の被災地の復興と連続して捉え、新たに食空間を中心とした生活習慣、仮設住宅の住まい方と建設技術、地域の歴史景観とコミュニティ、都市と地方の生活文化交流の調査等を行った。歴史と現代を繋ぐ課題として発展させる。
著者
中嶋 聡
出版者
日本精神病理学会
雑誌
臨床精神病理 (ISSN:03893723)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.187-198, 1996-08-30
参考文献数
9
被引用文献数
2
著者
中廣 健治 下村 勉 須曽野 仁志
出版者
三重大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
三重大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 (ISSN:13466542)
巻号頁・発行日
no.33, pp.93-96, 2013

近年、自閉症を有する人たちにタブレット端末を利用したVOCA(Voice Output Communication Aids)が利用され始めてきている。これは、利用者が伝えたい要求のアイコンをタップすることで、機器が相手に画像と音声で内容を伝えるツールである。これにより、障害によるコミュニケーション不良を軽減するのが目的である。しかし、文字や数の理解が難しい人たちには、収納されたデータ内容を理解しやすくするなどの配慮が必要である。本研究では、児童生徒が伝えようとする内容を教員がパソコンでVOCAデータとして作成した。このようにカスタマイズしたVOCAを用いて授業実践を行ったところ、児童生徒の要望が引き出しやすく、かつ教員間でデータを共有できるので児童生徒の主体的な授業参加や教師による継続支援がしやすいなどの効果が見られた。
著者
稲田 勤 坂上 可名 掛水 幸代
出版者
高知リハビリテーション学院
雑誌
高知リハビリテーション学院紀要 (ISSN:13455648)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.1-6, 2013-03-31

単語レベルの発話は200程度あるものの,二語文以上の多語発話のない2歳11ヶ月の幼児に対して,VOCA(Voice Output Communication Aid)を用いた二語文,三語文の発話訓練を行った.訓練に先立ち,理解語,表出語を調べるために語彙チェックリストを作成し,表出できる名詞,動詞,形容詞を抽出した.抽出した語から二語文,三語文の文型を決定し,VOCAのオーバーレイに抽出された語をシンボル化して配置した.また,抽出した語の事物(模型,ミニチュア)を準備した.対象児は,見本刺激(事物)とシンボル(VOCA)のpointingによる見本合わせを求められた.訓練効果を測定するために一事例の実験デザインを用いた. 結果,口頭による二語文,三語文の命名率は,ベースライン期ほぼ0%,確認期は,二語文ほぼ100%,動作語課題の三語文は11%程度であったが,その他の三語文課題は89%程度であった.訓練で使用した多語文の日常生活での出現率は,母親からの聞き取りで90%以上であった.
著者
中嶋 秀治 水野 秀之 吉岡 理 高橋 敏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.365, pp.173-178, 2011-12-12

表現豊かな音声において多様性を示す句末音調ラベルをテキストから予測する方法について述べる.本方法では,これまでの読み上げ口調の音声合成の言語解析の出力結果である単語の情報と,アクセント句およびイントネーション句の境界情報を用いる.そして,表現豊かな音声が発せられる場面,および,話者に依存したモデルを構築する.商品宣伝,電話応対の各場面のデータを用いて,句末音調ラベル予測評価実験を行なったところ,数個の特徴量を用いる提案法が,多量の特徴量に基づく従来法に比べて同等以上の一致率(Cohen's kappa)を得ることを確認した.
著者
木村 優志 入部 百合絵 桂田 浩一 新田 恒雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.96, no.5, pp.1356-1364, 2013-05-01
参考文献数
26

音声認識と合成を共通の調音特徴の時間変化モデルを用いて実現するシステムの開発を行っている.この方式は,音声から調音特徴を抽出することにより,調音特徴の時間変化を表現するHMMを構築する.本論文では音声合成に焦点をあて,HMMが生成する調音特徴系列を声道音響パラメータに変換した後,LSPディジタルフィルタで駆動音源と組み合わせて音声信号を得る方式を提案する.提案方式は,話者不変量である調音特徴の時間変化をHMMで表現するとともに,調音特徴から声道音響パラメータへの変換を特定の話者に対応したMLNで実現することにより,両者を独立モジュールとして実装するため,少量の音声試料で特定話者の音声を合成できる可能性がある.評価実験では,MOSテスト,及びスペクトルひずみから合成音の品質を評価し,提案手法の有効性を示す.