著者
河合 佳子
出版者
信州医学会
雑誌
信州医学雑誌 (ISSN:00373826)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.45-56, 2013-04-10 (Released:2013-05-08)
参考文献数
49
被引用文献数
1
著者
韓 貞淑
出版者
筑波大学比較・理論文学会
雑誌
文学研究論集 (ISSN:09158944)
巻号頁・発行日
no.26, pp.232(37)-215(54), 2008-01-31

1 0 0 0 OA 愛媛県報

出版者
愛媛県
巻号頁・発行日
2002-10-08
著者
水谷 伸治郎
巻号頁・発行日
1993-03

砂質堆積物基本的な特性について、次の点を明らかにした。(1)原物質が移動して、集積される過程においては、結果として形成される砂質堆積物の粒度組成は原物質の性質、つまり、原物質の粒度組成に大きく支配される。しかし、形成される砂質堆積物は、経験的にその粒度組成が対数正規分布をなすとされてきた。この点に関して、関係ある分析値を詳細に検討した結果、実際には対数正規をなすいう理論的裏づけは、一部の例外を除いては、まったくないこと明らかになった。(2)原物質の性質を含め、現実的には、砂質堆積物中の全粒径の砂質粒子のうち、シルト質砂粒はその円磨度が極端に悪いこと、また、そのような性質は形成環境にほとんど関係がないことが明らかになった。これは、砂質物質の円磨作用や破壊過程に大きく関係していると推定され、その衝突による円磨作用を石英粒子について考慮した結果、シルト質砂粒は表層過程では、理論的にも、原物質の形状を保持したままで、運搬・沈積することが明らかになった。(3) 混合過程における砂質堆積物の性質は、その粒度組成と鉱物組成の両者ともに、一次線型モデルで説明ができる。従来、確率紙にプロットした結果から推定された混合相の存在は、解釈としては妥当性が全くないことが明らかになった。ただし、この線型モデルは、数学的には解の安定性がない。線型計画法の手法を導入しても、この難点は避けられない。これを解決するのは、数学的手法ではなく、別の手段によらねばならないであろう。現在唯一の方法は、砕屑粒子の個々の鉱物学的性質に着目することであり、重鉱物の研究はそのひとつである。(4)関係する内外の論文の総括レヴュ-を行った。
著者
荒野 泰 上原 知也 遠藤 啓吾
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2002

3'-Iodohippuryl-N^ε-maleoyl-L-lysine (HML)で標識した抗体Fabフラグメントは腎臓の刷子縁膜酵素の作用で,ヨード馬尿酸を遊離して,腎臓での放射活性を投与早期から低減する.本薬剤設計を細胞滞留性の官能基を有するヨード化合物あるいは放射性金属核種へと展開するため,グリシルリジン以外の配列のペプチド結合について刷子縁膜小胞を用いて検討を行った.その結果,リジンをアスパラギン酸,チロシン,フェニルアラニンに変換したペプチド配列は,速やかに馬尿酸を遊離した.とりわけ,チロシンおよびフェニルアラニンが速やかな遊離を示したことから,タンパク質への結合部位の導入の可能なチロシンについてさらに検討を行った.その結果,グリシルチロシン配列は,シラスタチンにより大きく阻害を受けることから,腎刷子縁膜に存在する金属酵素のなかでもヒトにおいてもその高い発現が知られているジペプチーダーゼによる開裂を強く受けることが明らかとなった.次いで,チロシンのフェノール性水酸基にタンパク質との結合部位を導入した化合物を合成し,放射性ヨウ素標識後に抗体Fabフラグメントとの結合した.本標識抗体は,血液中でも安定に存在し,グリシルチロシン配列は,血液中で安定な構造を維持することが確認された.さらに,実験動物に投与したところ,投与早期から,腎臓への放射活性の集積を大きく低減した.本研究成果は,刷子縁膜酵素を利用した標識薬剤の開発において,ヨード馬尿酸以外の標識化合物を遊離する標識薬剤の設計の多様性を示すことを示すものであり,本薬剤設計のさらなる応用への可能性を強く示すと考えている.
著者
宮崎 将隆 川端 豪
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.2, pp.1-6, 2009-07-10
参考文献数
6

本報告ではtfidf法に基づく話題キーワード選択法の改良を行う.ブログなどの限定された少数ページから tfidf を計算しようとすると,その基となる tf 及び idf の値が精度良く求められない.まず,idf については Web ページ全体から算出した idf で Wikipedia から算出した idf を近似できることが分かった.次に,tf については単語共起に基づくクラスタリング手法を導入し,キーワードのグループを構成した.少数ページから tf の計数を行う際に,グループに含まれるすべての単語の計数値の総和で代用する.実験によって,このようにして求めたグループ tf が真の tf と強い相関を持つことを確認した.This paper describes an improvement of the keyword selection criteria based on the "tfidf" measure. It is very difficult to estimate "tf (term frequency)" and "idf (inverse document frequency)" values from small amount of weblog pages. First, we investigate an approximation of the world wide idf value as the Wikipedia idf value. Experiments show that this idf approximation is promising. Secondly, we apply the clustering method to word co-occurrence and make several word groups. The tf value of a keyword is extrapolated as the sum of its group word frequency. Experiments show that the group-word based tf values counted in small amount of pages are strongly correlated to the true tf values.
著者
宮本 太郎 坪郷 實 山口 二郎 篠田 徹 山崎 幹根 空井 護 田村 哲樹 田中 拓道 井手 英策 吉田 徹 城下 賢一
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究の主題は、福祉雇用レジームの変容が政治過程の転換をどう引き起こしたか、また政治過程の転換が、逆にいかに福祉雇用レジームの変容を促進したかを明らかにすることである。本研究は、国際比較の視点を交えた制度変容分析、世論調査、団体分析などをとおして、福祉雇用レジームの変容が建設業団体や労働組合の影響力の後退につながり、結果的にこうした団体の調整力に依拠してきた雇用レジームが不安定化していることを示した。同時にいくつかの地域では、NPOなどを交えた新たな集団政治が社会的包摂をすすめていく可能性を見出した。
著者
前田 顕之 大関 悟 有地 榮一郎 出雲 俊之 大鶴 洋 岡部 貞夫 小村 健 川辺 良一 桐田 忠昭 草間 幹夫 迫田 隅男 佐々木 朗 篠原 正徳 田中 陽一 中村 太保 野口 誠 又賀 泉 山城 正司
出版者
Japanese Society of Oral Oncology
雑誌
日本口腔腫瘍学会誌 = Journal of Japan Society for Oral Tumors (ISSN:09155988)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.163-175, 2007-09-15
被引用文献数
1 1

舌癌治療ガイドラインの作成にあたり, 日本での舌扁平上皮癌治療の現状を把握するためアンケート調査を行い, 75回答の集計結果から本邦における舌扁平上皮癌治療の現状を報告した。<BR>有効回答の得られた75施設の過去10年間 (1995-2004) における総症例数は5, 906例であった。T, N分類ではT2が2, 700例 (45.7%) , N0が4, 367例 (73.9%) と最も多かった。<BR>手術療法では原発巣の切除範囲の適応基準, 頸部リンパ節転移に対する頸部郭清術および舌癌切除後の再建術における適応と術式については, 各施設とも適応基準がほぼ共通しており標準的な治療ガイドラインの作成は可能であるように思われた。<BR>一方, 原発巣や頸部の放射線や化学療法による, 術前・術後の補助療法の目的と適応が各施設それぞれに基準があり, その標準化はガイドライン作成の大きな問題点になると思われた。いずれにしても質の高いエビデンスを持つ治療法をガイドラインに盛り込む必要がある。
著者
熊倉勇美
雑誌
音声言語医学
巻号頁・発行日
vol.26, pp.224-235, 1985
被引用文献数
2
出版者
[ 伊勢丹]
巻号頁・発行日
1963