著者
小宮山 宏
巻号頁・発行日
1972-03-29

報告番号: 甲02866 ; 学位授与年月日: 1972-03-29 ; 学位の種別: 課程博士 ; 学位の種類: 工学博士 ; 学位記番号: 博工第584号 ; 研究科・専攻: 工学系研究科化学工学専攻
著者
山田 浩之 河口 洋一 江戸 謙顕 小宮山 英重
出版者
応用生態工学会
雑誌
応用生態工学 (ISSN:13443755)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.29-40, 2008 (Released:2008-09-10)
参考文献数
58
被引用文献数
2 2

本研究は,北海道北部の山地河川において,細粒土砂の堆積がイトウの産卵床環境や卵の生残に及ぼす影響について検討した.その結果,溶存酸素濃度の低下により,発眼卵の生残率が低下する傾向が得られた.さらに,細粒土砂の堆積量の増加に伴い産卵床の透水係数や産室への物質の浸透性および熱の伝導性が低下することが示された.本研究の調査対象河川では細粒土砂の堆積量が低いレベルにあったため,卵の生残率に対する細粒土砂堆積の直接的な影響については明らかにすることはできなかった.よって,今後は細粒土砂の堆積が多い河川での調査や室内実験による検証作業によりどの程度の堆積量がイトウの卵の生残や発育に許容されるかについて検討すると同時に,細粒土砂の堆積を介した産卵床内部の温度環境の変化の影響についても明らかにする必要がある.
著者
岡部 めぐみ 瀬川 大勝 宮村(中村) 浩子 斎藤 隆文
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.86, pp.29-34, 2004-08-18
参考文献数
5
被引用文献数
3

本論文では,多重スケール解析を用いて非写実的顔画像を生成する手法を提案する.サイズの異なるGaussianフィルタを複数組み合わせて周波数分解を行い,複数の異なる周波数帯域の情報を得る.そして,各帯域の詳細度を考慮し,それぞれに重み付けを行なうことで,輪郭などの局所的な情報や,陰影などの大域的な濃淡情報を得ることができる.これにより,輪郭線で表現できるフラットな情報だけでなく,陰影によって顔の凹凸情報も同時に表現する.さらに,色の情報を組み合わせることによって,よりアトラクティブな画像を得ることを可能としている.この手法の特徴は,少ないパラメタで描画結果を制御でき,また,照明条件に依らず,安定した結果が得られることである.We propose a new method to create non-photorealostic facial images. Our method is based on a multi scale analysis which uses Gaussian filters for frequency decomposition. By recomposing with proper weight for each band-pass image, we can get non-photorealistic facial images which include both local edge information and rough shading information of the source image. Furthermore, color information is added to create more attractive images. This method has the robustness against lighting conditions. Also, a user can control the drawing result with a few parameters.
著者
安次富 哲雄 Ashitomi Tetsuo
出版者
琉球大学法文学部
雑誌
琉大法学 (ISSN:04857763)
巻号頁・発行日
no.71, pp.47-71, 2004-03
著者
北 英紀 日向 秀樹 近藤 直樹
出版者
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
雑誌
Synthesiology (ISSN:18826229)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.212-221, 2008 (Released:2009-01-16)
参考文献数
12
被引用文献数
1 3 1

製造効率を高め、環境負荷を少なくするには、1つの過程を起点として全体に広がる資源やエネルギーの消費と排出の過程を知ることが必要である。本稿では、まず、アルミニウム溶湯中で使用されるヒーターチューブを鉄とセラミックスで作製した場合のエクセルギー解析とその比較を行い、次にアルミニウム鋳造の全工程についてのエクセルギー解析を行った。これらの結果から資源とエネルギーを有効に利用するための鋳造プロセスにおける合理化指針を得た。
著者
池田 博子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.214-218, 1999-08-20
被引用文献数
1

抹茶を泡立てる場合の湯温が起泡性に及ぼす影響を見るため,まず,浸出液を用いて浸出温度と起泡時の温度に分けて検討し,次に湯温を変えて抹茶懸濁液を泡立て以下のような知見を得た。 1.浸出温度は高いほど化学成分の溶出量は多く,浸出液の粘度も高くなり,泡沫容積は増大し,生じた泡はきめ細かく安定であった。 2.起泡時の温度は高いほど泡膜表面での蒸発が激しく,破泡が起こりやすくなり,泡沫容積は減少し安定度も低下した。 3.湯温を変えて抹茶懸濁液を泡立てると,化学成分の溶出と蒸発が並行して起こり,泡沫の生成と破泡が複雑に絡み,70℃以下の低温域では主として浸出温度,70℃以上の高温域では起泡時温度の影響を強く受け,泡沫容積は70℃以上では減少するが,安定度に差は見られなかった。
著者
高仲 徹 竹根 浩一 深井 英五
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PN, フォトニックネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.404, pp.35-36, 2007-12-13

近年、電波や赤外光の代わりに可視光を利用した無線通信システムが注目を集めている。可視光通信の場合、視覚によって通信範囲を容易に認識でき、電波のように機械の誤動作や人体への影響などがない。また、照明のLED (Light Emitting Diode)化が進めば照明インフラを通信インフラとして利用できる。今回、LED照明の駆動部と受光端末を試作し、音声伝送の実験を行ったので報告する。
著者
照屋 浩司
出版者
日本民族衛生学会
雑誌
民族衛生 (ISSN:03689395)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.97-98, 2008-05-31 (Released:2009-03-13)
著者
大薮 赳 福田 豊 尾家 祐二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.461, pp.139-144, 2007-01-11

通信容量の増強や設置の容易さなどの利点から,複数のアクセスポイント(AP, Access Point)を相互に無線で接続して構築する無線LANメッシュネットワークが注目されている.しかし,現在用いられている既存方式では各端末(STA, Station)は受信電波強度(RSSI, Received Signal Strength Indicator)のみに基づいて接続先のAPを決定するため,無線資源の利用効率や公平性が低下するという問題が生じる.我々はこのようなAP選択問題について,自STAのスループットを最大化するようにAPを選択する方式を提案し,シングルホップ無線LAN環境で無線資源を有効かつ公平に利用できることを明らかにした[1][2].さらに,チェーントポロジの無線LANメッシュネットワークに対しても,AP間のPER(Packet Error Rate)を考慮するよう提案手法を拡張し,その有効性を明らかにしている[3].そこで本稿では,より一般的なトポロジの無線LANメッシュネットワークにおいて,端末が自律的にAPを選択する手法を提案し,その効果をシミュレーションにより明らかにする.

1 0 0 0 IR 小説の言葉

著者
古井 由吉
出版者
同志社大学
雑誌
言語文化 (ISSN:13441418)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.555-574, 2008-03

ロゴスという観点から、日本近代口語文小説の発生と展開を一作家として考える。
著者
中谷 隼 藤井 実 宮負 健一 平尾 雅彦
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集 第3回日本LCA学会研究発表会(会場:名古屋大学)
巻号頁・発行日
pp.45, 2007 (Released:2008-02-09)

使用済ペットボトルの国内リサイクルと日中間リサイクルを,温室効果ガス排出量および化石資源消費量の観点から,ライフサイクル評価によって比較した.実態調査に基づいて国内および日中間のリサイクルシナリオを記述し,比較評価において重要な観点を特定した.プロセスの多様性や電力供給の原単位など評価結果に変動性を与えうる要因については感度分析を行い,国内リサイクルと日中間リサイクルの比較結果への影響を考察した.