著者
坂本 孝治郎
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学法学会雑誌 (ISSN:13417444)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.145-223, 2008-03

3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1918年09月02日, 1918-09-02
著者
高瀬 恵子 吉留 厚子
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.134-137, 2006-04

わが国では,看護学・助産学の成書および一般の育児書のなかで,哺乳瓶消毒に関して煮沸消毒,次亜塩素酸ソーダによる消毒が多く紹介されている。一方,アメリカでの哺乳瓶の取り扱いは,われわれの使用する食器と同様でよいとしている。今回,家庭における哺乳瓶消毒方法の実態を明らかにし,哺乳瓶消毒と児の消化管疾患との関連性を検討することを目的として調査を行った。対象者は産後1ヵ月健診を受けた母親72名で,調査項目は児の健康状態,栄養方法,哺乳瓶消毒方法など12項目であった。結果,栄養方法は72名中,母乳栄養22名(30.6%),混合栄養が48名(66.7%),人工栄養が2名(2.8%)で,消毒方法は複数回答で50名中,電子レンジは23名(46.9%),煮沸消毒は14名(28.6%),ミルトンが14名(28.6%)であった。湯を満たすは4名(8.2%),特に何もしないは1名(2%)であった。単独の方法は44名,併用は6名であった。以上より98%の母親が成書に記載され,病院で指導されている方法を遵守していることが明らかになった。消毒方法が原因と考えられる児の疾患は認められなかった。
著者
福山 佑樹 山田 政寛
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.201-210, 2019-01-20 (Released:2019-02-02)
参考文献数
42

高等教育を取り巻く状況が変化するに従って,アクティブラーニングという概念が注目されるようになった.アクティブラーニングとは非常に広範な活動を含む概念であり,それ故にその実践においては,目的が曖昧になることや,評価が難しくなるなどの課題がある.本稿では,日本教育工学会に採録された教育実践研究論文の中から,高等教育におけるアクティブラーニング実践研究を対象として,その特徴を「育成したい能力・知識」,「授業デザイン」,「評価」のそれぞれと三者のつながりという観点から検討する.そしてこれらの検討から浮かび上がる,今後の高等教育におけるアクティブラーニング実践研究に対する展望を述べる.
著者
荒金 英樹
出版者
日本外科代謝栄養学会
雑誌
外科と代謝・栄養 (ISSN:03895564)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.317-323, 2018-12-15 (Released:2019-02-01)
参考文献数
35

がん患者の栄養障害の原因は栄養の摂取不足による飢餓と栄養の利用障害である悪液質があり,前者は適切なアセスメントと栄養補給により改善が期待されるが,後者の悪液質は通常の栄養療法での改善は困難で病状の進行とともに悪化し,いかなる栄養療法も対応困難な不応性悪液質に至る.この悪液質は炎症による複合的な代謝障害であり,骨格筋を優先的に障害することから運動療法の役割は大きく,悪液質またはその前の段階である前悪液質の時期では,がんやがん治療による身体諸症状に対する改善効果が期待されている.こうした介入も運動療法,栄養療法の単独での効果は難しく,リハビリテーション栄養の概念に基づく多職種による複合的な介入が求められる.しかし,病状の進行により不応性悪液質に至った患者でのこれらの介入は患者の症状を悪化させる可能性があり,漫然と継続するのではなく,その目的を明確にし患者・家族の負担と利益のバランスを念頭に置き,適切なケアを選択することを心がけるべきである.
著者
飯島 千秋
出版者
横浜商科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

江戸幕府の御金蔵には、非常用金庫としての奥御金蔵のほか江戸城蓮池御金蔵、大坂城御金蔵があり、二条城・駿府城・甲府城・佐渡などにも金蔵が置かれた。奥御金蔵は、はじめは江戸城天守閣下の穴蔵であったといわれる。正式な建造年は不明であるが、享保7年の奥御金蔵修復記録の存在から、それ以前の建造であることは間違いない。奥御金蔵は、留守居預りとされたが、扉や錠前の封印は勝手掛り老中や勘定奉行、金奉行の三者が行った。奥御金蔵には金銀の分銅や金銀貨幣が貯えられたが、もっとも多い時で金・銀分銅がそれぞれ20個と206個、金銀貨幣が171万7000両余であった。しかし、それらは幕末期には使い果たされた。なお、奥御金蔵における金銀貨幣・分銅の出納状況を検討した結果、奥御金蔵の役割・機能は、(1)臨時支出費の供給および余剰金の貯蓄、(2)金銀比価の調節、(3)貨幣改鋳原料の供給、の3つであることが判明した。なお、奥御金蔵以外の各御金蔵には、「除金」と称する若干の貯蓄金銀が保管されていた。一方、蓮池御金蔵は、収納した金銀を保管する元方御金蔵と支払のための金銀を保管する払方御金蔵とに分かれていた。担当する役所も二つに分かれ、金奉行も二手に分かれていた。また、役所経費も別々に支給された。両者は文政3年に統合されたが、その理由は、いったん支出された金銭の返還をめぐる取扱いの混乱を回避することにあった。蓮池御金蔵における金銀出納においては、「庭帳」とよばれる前日の事前打ち合わせ、「御金手形」の授受、記帳、金銀管理など、非常に煩雑な手続きがあった。さらに、寛政3年、文化5年には蓮池御金蔵内での金銀の仕訳方法や帳簿記載方法に変更が加えられ、天保10年には、帳簿(「勘定帳」と「有高帳」)の記載数値の不一致にかかわる原因究明を柱とする「御金蔵役所向御改革」が実施された。

3 0 0 0 OA 祖庭事苑 8卷

著者
(宋) 釋善卿 編
出版者
中村長兵衛
巻号頁・発行日
vol.[3], 1600
著者
坪井順一
出版者
文教大学
雑誌
生活科学研究 = Bulletin of Living Science (ISSN:02852454)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.59-66, 1999-03-01
著者
劔 陽子 山本 美江子 松田 晋哉
出版者
日本衛生学会
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.664-672, 2002-01-15 (Released:2009-02-17)
参考文献数
13
被引用文献数
2 2

Objectives: The purpose of this study was to clarify the actual sexual behavior and attitudes of high school students in Kitakyushu city, Fukuoka and then to develop effective sex education methods for high school students in this region.Methods: This study investigated the sexual behavior and attitudes of 1, 297 high school students in Kitakyushu by self-administered questionnaire. The differences in their answers by sex, prevalence of sexual intercourse and change in sexual behavior and attitude before and after the sex education lecture were examined.Result: 39.3% of the students had had sexual intercourse and 74.1% answered that they might have sex, if it were with a partner whom they loved. However, they did not have enough knowledge about contraception and sexually transmitted diseases. This result shows that they did not recognize the risks accompanying sexual intercourse.There are significant differences between male and female students in their sexual attitudes. Male students tend to permit premarital sexual intercourse, unfaithfulness, prostitution, hiring a prostitute and abortion. Male students tend to give more approval to the following opinions: both men and women should agree to sexual contact if the partner wants it; men should take the initiative in sexual contact; women should not talk about sex. Many female students answered that women should make their own decisions to have or not to have sex, however a considerable number of female students answered that for their first intercourse, they just agreed with their partner even though they really did not want to do so.After the sex education lecture, the students have more knowledge about contraception and STDs. However, there is no significant difference in their sexual attitudes before and after the lecture.Conclusion: In order to facilitate more desirable and safer sexual behavior among the younger generation, it is not enough to simply give them knowledge about contraception or STDs, etc. To organize more comprehensive sex education, it is also important to pay enough attention to gender problems and other social factors such as family background or regional background, etc.
著者
吉沢 淑
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.1266-1262, 1961

1) いろいろの蒸溜酒のフーゼル油中の高級アルコールの組成をガスクロマトグラフィーを用いて定量した。<BR>試料としてウイスキー, ブランデー, カルバドス, ラム, しようちゆう18点を用いた。<BR>2) 固定相としてジオクチルフタレート, グリゼロール, トリエタノールアミンの3種類を用いた。<BR>メタノール, エタノール, n-, イソプロパノール, n-, イソ, 2級, 3級ブタノール, n-, イソ, 活性アミルアルコール, ペンタノールー3, メチル-n-プロピルカルビノールが分離出来た。<BR>3) フーゼル油中にイソアミル, 活性アミルアルコール, ペンタノール-3, n-, イソ, 2級ブタノール, n-プロパノールを認めこれらの量の酒の種類による相違などについて検討した。