3 0 0 0 OA 世界音楽全集

出版者
春秋社
巻号頁・発行日
vol.第85巻, 1935
著者
坂本 一憲 大橋 昭 鷲崎 弘宜 深澤 良彰
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.95, no.3, pp.412-424, 2012-03-01

近年,プロブラミングコンテスト,特にゲームソフトウェア上で自律的に動作するプレイヤーのプログラムを作成して競い合う形式のコンテストが,教育向けの枠組みとして注目を浴びている.一方,コンテストで利用されるゲームプラットホームは,一般的なゲームソフトウェアやエンタープライズシステムと異なり,開発手法や技術的な知見が体系化されていない.本論文では,過去の開発経験からゲームプラットホームの要求を分析した結果をもとに,開発における知見を設計原則としてまとめる.更に,ゲームプラットホームの品質を保証して,開発コストを低減させるため,設計原則を踏まえたアーキテクチャと汎用的な共通処理を提供するフレームワークを提案する.その上で,提案フレームワークを利用するゲームプラットホームとコンテストの事例報告をもとに,提案フレームワークを利用するゲームプラットホームが分析した要求を満たすかどうかという定性的評価と,ソフトウェアメトリックスや参加者のアンケートによる定量的評価の両方から提案フレームワークの有用性を示す.
著者
金 恩子 宇野 英隆
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.19-24, 1999-03-31

スチュワーデスは航空機という限られた空間と時間の中で多種多様な仕事をこなさなければならない現状にある。最近, スチュワーデスの腰痛の問題が労働災害として表面化し, 作業空間の改善が求められているところである。そこで本研究ではスチュワーデスの主な作業空間であり, 航空機内の台所と言われるギャレー空間の再構築を目的に, スチュワーデスの作業内容やギャレー空間の特徴を調べた。さらに住宅用の台所との比較を通して, 人間工学的な考察を行った。その結果, ギャレー空間は調理や洗浄をしないこと, 一度に何十人もの食事を準備すること, 狭い空間の中に膨大な量の搭載品を収納していることなどから, 台所というよりはむしろ収納室に近い空間であることがわかった。また, ギャレー空間は十分な作業領域と十分な通路領域が確保できないほどの狭い空間であった。さらにギャレー空間はその構成要素の一つであるカートの出し入れによって, 空間的大きさが刻々と変化することが分かった。最後に本研究によって得られた知見をもとに, 今後の研究課題を示した。
著者
近藤 日出夫
出版者
日本犯罪社会学会
雑誌
犯罪社会学研究 (ISSN:0386460X)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.134-150, 2009

本研究は,発達的背景と問題行動歴に着目して,殺人を犯した男子少年の類型化を試みるとともに,殺人に至る機制の違いなどを明らかにすることを目的とした.2001年から2006年までの5年間に,殺人を犯して少年鑑別所に収容された男子少年73人を分析の対象とした.彼らが発達過程のどの時期に,どのようなリスク要因等を被ってきたのかを,家庭環境,学校場面,問題行動歴などの領域ごとに調査し,そのデータに潜在クラス分析を適用することによって,殺人少年の類型化を試みた.分析の結果,外在化型,内在化型,遅発型の3類型を導き,それぞれの発達経路なども踏まえて,その特徴を明らかにした.外在化型は早期から窃盗や暴力などを繰り返していたグループであり,不良交友関係を背景とした集団による殺人が多かった.内在化型は,家庭や学校場面における不適応状態が慢性化していたグループであり,単独犯や親族殺が多かった.遅発型は,本件直前までは何とか表面的な適応状態を維持できていたグループであるが,集団追従的又は状況圧力に耐え切れずに本件に至る場合が多かった.
著者
河原 一彦 志道 知行 佐藤 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.317, pp.31-36, 2007-11-09
被引用文献数
2

音源信号の音色の主観評価に関する研究は多くあるが,それらの研究においてスピーカの特性が主観評価結果に与える影響については,充分に研究されていない.本研究では,スピーカ特性の印象評価のための形容語の選別を行った.また,それらの形容語をもちいて,スピーカ再生音に関する印象評価の試行実験を行い,主成分分析により4つの主成分を得た.第1主成分と第2主成分の二次元配置図において,音源信号の主観的印象は,音源信号の影響をうけるが,スピーカの影響もうけることがわかった.また,スピーカのパラメタを変化させると,音源信号の印象が変化する場合があることがわかった.
出版者
参謀本部
巻号頁・発行日
vol.附表・附図, 1893
著者
Aoi Shinya Tanaka Takahiro Fujiki Soichiro Funato Tetsuro Senda Kei Tsuchiya Kazuo
出版者
Springer Nature
雑誌
Scientific reports (ISSN:20452322)
巻号頁・発行日
vol.6, 2016-07-22
被引用文献数
26

ムカデはなぜあれほど機敏に動けるのだろうか?-多足ロボットを用いた実験的検証-. 京都大学プレスリリース. 2016-07-22.
著者
熊谷 幸民 小野山 敬一
出版者
帯広畜産大学
雑誌
帯広畜産大学学術研究報告. 第I部 (ISSN:0470925X)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.75-85, 1988-11-30
被引用文献数
1

1.北海道の胆振,日高,上川,網走,十勝,釧路,根室の7支庁管内で,有害鳥獣駆除の捕獲者に対するアンケート調査と聞き込みおよび現地調査によって,エゾシカによる農作物被害の実態を調べた。2.アンケート調査での被害作物はビート,マメ類,トウモロコシ,コムギ,バレイショ,牧草が主で,他に水稲,ソバ,野菜類(ダイコン,スイカ,カボチャ,タマネギ)があった。ビートは5〜6月に,マメ類トウモロコシ,バレイショは6〜10月に,コムギと牧草は4〜6月に被害が多かった。3.アンケート調査で被害回答の多かった作物は,必ずしも作付け面積の大きさに比例していなかったが,被害回答の多い作物の畑では有害鳥獣駆除によるシカの捕獲数も多かった。4.聞き込み調査による被害状況はアンケート調査の結果を裏付けるものであった。被害形態は食害と踏圧害に分けられ,作物種と時期によっておよそ定まっていた。被害地が沢筋,山間部または防風林の近くの農耕地であること,畑に出てくるのは雌が多いことは各地で共通していた。5.被害地でのエゾシカは,ビート,マメ類などの特定種に嗜好性を示しながらも,それらのない地域あるいはない時期には牧草に依存するこというように生息地の環境に順応し,その食性の幅が広いことないしは可変性を持っことが考えられた。6.被害地におけるエゾシカの行動と農作物被害の状況は,餌植物の季節的変化(農作物の成長と隣接林内の植生変化)とエゾシカの生態的特徴(越冬地からの移動と繁殖)の複合的な要因によって決まると考えられる。
著者
劉 捷
出版者
山口大学大学院東アジア研究科
雑誌
東アジア研究 (ISSN:13479415)
巻号頁・発行日
no.13, pp.366-356, 2015-03

七世紀の中葉に新羅で編纂された『天地瑞祥志』は,かつて,朝鮮ならびに日本の読書人に広く受け入れられた書物である. その内容は,天地の間に存在するさまざまな符応に関する知識を収集した類書であり,時代が異なり,性質も異なるさまざまな古典文献を引用している. そのうち,動物の符応に関する「禽惣載」と「兽惣載」においては,『山海経』という特別な先秦文献が極めて大きな役割を果たしている. 『山海経』に登場する奇妙な形状や習性を持つ「怪物」たちは,『天地瑞祥志』において政治的な機能を有する「瑞祥」と見なされ,核心的な資料として各項目の記載内容を支えている. 基本的に中国の典籍を引用して編纂された書物であるが,『天地瑞祥志』の『山海経』や儒学についての観点は,同時代の中国の学術界のそれと明らかに異なっている. すなわち,朝鮮の『山海経』学者は,魏晋時代の郭璞や酈道元のように自然主義の観点から『山海経』を研究することはなく,劉向,劉歆といった漢代の学者と同樣の符応の思想を取り入れ,中国の学者によって動物と見なされた「鳥獸」を,国家の命運を左右する「瑞祥」とした. (以下,略)

3 0 0 0 OA 山形県公報

出版者
山形県
巻号頁・発行日
2004-09-03
著者
濱口 脩 藤原 陽子 中村 愛人
出版者
広島大学
雑誌
広島大学大学院教育学研究科紀要. 第二部, 文化教育開発関連領域 (ISSN:13465554)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.147-155, 2005-03-28

The aim of this study is to make clear the significance of inferences in high school English reading classes. The kinds of inference are mainly divided into these two. (1) bridging inferences (2) elaborative inferences. (1) are inferences with which one grasps text information correctly and reads the text consistently. (2) are inferences with which one reads a text more deeply and elaboratively. One does not necessarily use elaborative inferences. In many English classes, teachers tend to focus only on bridging inferences. Therefore, the effect of using elaborative inferences is examined in this study.