著者
寺本 時靖
出版者
神戸大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

日本におけるURA組織は黎明期から定着期にある中でURA組織自体のマネジメントは非常に重要な位置付けである。URA組織の管理・運営モデルの構築を目指し、現在の管理・運営に関して分析を行った。個人のモチベーションと業務、組織における価値提供のアンケートの分析を行ったところ、約半数近くがモチベーションと業務、組織のギャップを感じており、仕事に対しての満足度が低かった。組織マネジメントにおいては、業務管理システムは定着してきているが、個人評価において評価の難しさと資源配分における難しさがあることを抽出した。米国の成熟組織の分析からは、継続的な組織学習が次の課題になることが明らかになった。
著者
山本 祐輔
出版者
京都大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

【研究目的】本研究では、初心者リサーチ・アドミニストレータ(以下URA)やURA志望の職員・若手研究者が、研究プロデュース業務(URA業務)を象徴するケースに触れることで「URA業務の全体像や個々のケースを乗り切るための考え方」を獲得するためのゲーム教材を開発した。【研究方法】以下の手順で研究を行った。①URAおよびURA類似職員に対するヒアリングを通じたURA業務事例の収集、②URA業務の分類・モデル化、③URA業務を象徴するケースの抽出、④ゲーミフィケーションを用いたURA体験ゲームプロトタイプの開発、⑤プロトタイプテスト。【研究成果】研究開始当初、ボードゲーム形式でURA業務を体験・議論することを計画していたが、ゲーム参加者が議論したいURA業務事例を自ら積極的に選び、他の参加者と活発な議論ができるよう、ゲーム形式の再検討を行った。その結果、かるた形式のゲームを開発した。かるたには、URA業務で象徴的な場面に加え、その場面を乗り切るための考え方・方法を記した選択肢が2つ書かれている。ゲームの参加者は50種類のかるたから、自分が議論したいかるたを選択する。選択したかるたを元に、ゲーム参加者はかるたに書かれた場面をどう乗り切るかについて、自分の意見をぶつけながら議論する。最終的に一番盛り上がったかるたを多く持っていた参加者が勝者となる。プロトタイプテストを通じて、本かるたゲームはURA初心者にもURA経験者にも、URA業務に対する考え方を深めるために効果があることが示された。ゲーミフィケーションを用いることで、URA研究会などでは質問・議論しづらいことを遠慮無く他の参加者にぶつけることが可能になった。また、体験したことがないURA業務に対する考え方を、他の参加者から吸収する機会を創出することができた。一方で、ゲームを終了するのに時間がかかるなどの問題も明らかになった。今後はゲームバランスを調整し、URA研究会などでゲーム体験会を実施したい。
著者
矢崎 美香
出版者
九州女子大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

1. 研究目的現在大学図書館がレファレンス・サービス(参考調査)の際に使用している記録用紙は、学生の質問に対し一問一答に対応する単発的なものである。そのため長期的学習環境にいる学生が満足できる情報支援サービスではない。本研究では、学生の「課題探求能力」育成を重視すべく、レファレンス・サービスの記録を学生の学習効果がわかるポートフォリオ型のレファレンス・カルテ(学生個人別記録)として構築し、教育的にサポート(支援)できるツールとして、その効果と有効性を明らかにすることを目的とした。2. 研究方法(1)図書館情報リテラシー教育(初年次教育、キャリアデザイン授業、図書館活用等)の実施状況及び実施後のレファレンス・カウンターでの学習支援効果を調査。調査結果については、「図書館情報リテラシー教育実施後の学習支援体制について一質問紙調査に基づく考察」(『図書館学』104号2014.4)に発表。(2)レファレンス・カウンターに来た学生の質問・回答を個人別に記録。レファレンス・カルテのモデル様式の項目を抽出。他大学図書館の記録用紙を分析、項目抽出。(3)抽出した項目からレファレンス・カルテのモデル様式の構築。(4)構築したレファレンス・カルテを他大学図書館において試行、効果と有効性を調査した。3. 研究成果本学においては、レファレンス・カルテの導入により、継続的にレファレンス・カウンターを利用する学生に効率良い学習支援が行えた。また、学生はその記録を見ることにより、学習の躓きを自覚する事ができた。さらに、レファレンス・カルテは、教員と図書館の相互指導のコミュニケーションツールとなり、連携(連絡)体制を取ることができた。検証を依頼した大学、短大図書館においても同様の効果を見ることができた。なお、本研究についての成果報告は2014年日本図書館情報学会春季研究集会(2014.5.24)において発表を予定している。
著者
伊藤 寿隆
出版者
東北学院大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2014-04-01

◇研究の目的大学経営人材として職員の役割に期待が集まっているが、大学の規模(職員数)によっては、単独で職能開発に取り組むことが難しい状況にある。そこで、大学経営を担う人材の職能開発には、複数の大学連携による取り組みが有効と考えた。本研究は、大学職員の職能開発(SD)に関する地域別の実態を明らかにしたうえで、仙台地区の私立大学において実行可能性のある職能開発プログラムの提起を目的として実施した。◇研究方法1. 大学職員の職能開発に関する将来構想と先行事例を概観するために文献による調査を行った。2. 職能開発の実態と課題を抽出するため、仙台地区の私立大学にアンケート調査を実施した。3. 京都地区の大学とコンソーシアム組織及び札幌地区の大学にヒアリング調査を行い、仙台地区における実態との比較による検証を行った。◇研究成果調査の結果、職能開発の実態は大学の職員数や事務組織の規模による差があることを把握できた。仙台地区においては、大学単独では職能開発が進んでいないといった課題が明確になった。職能開発の機会が限られていることは、大学間競争の際に脆弱性をもたらすこととなる。一方で京都地区においては多様な職能開発のプログラムが用意されていることから、大学職員の職能開発には大きな地域間格差があることが実証できた。また、大学職員の役割の高度化・複雑化への対応として政策立案力などの資質を備えるため、職能開発プログラムの内容もより進化したものが求められるようになり、ますます大学単独での実施が困難を極めるようになってきた。このような実態を踏まえ、仙台地区私立大学における共通の課題を解決するためには、大学協働型職能開発プログラムが不可欠と考えられる。導入するまでには、いくつかの環境整備が必要となるが、学都仙台コンソーシアムなどの機関で具体的な方策を検討できるよう基礎資料の提示を計画している。
著者
車輛工学会 編
出版者
溝口書店
巻号頁・発行日
1929
著者
東畑 開人 渡久山 朝裕 前川 友未子
出版者
十文字学園女子大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

「こころの専門家」とは何者か。彼らはいかなる来歴を持ち、社会の中でいかなる機能を担い、そして社会にいかなる変化をもたらしてきたのか。1980 年から現在までの沖縄県での「こころの専門家」の誕生とその発展の歴史を記述することを通して、「こころの専門家」が文化の網の目の中でいかにして専門職として成立するのかの人類学的な理論モデルを生成した。それはベックのいう「第2の近代化」に即して、国家と学術団体が制度面と人材養成面で主導的な役割をはたすことで成し遂げられたものである。今後は諸外国との比較を行うことで、制度面での不備をいかに市場というアクターが補いうるのかを検討していく。

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1886年03月04日, 1886-03-04
著者
塩崎 弘明
出版者
上智大学史学会
雑誌
上智史学 (ISSN:03869075)
巻号頁・発行日
no.11, pp.89-101, 1966-10
著者
春木 祐人 萩谷 英大 佐久間 晶子 春木 麻衣 岡 泰江 杉山 哲大 川上 恭弘 近藤 祥代
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.135, no.8, pp.987-990, 2015 (Released:2015-08-01)
参考文献数
10
被引用文献数
1

Intravenous azithromycin (AZM) was approved for use in December 2011 in Japan. In general, intravenous AZM injections are diluted to 1 mg/mL, with a total infusion volume of 500 mL to avoid phlebitis. Patients in intensive care units (ICUs) require small infusion volumes. We retrospectively evaluated the total AZM infusion volume in 65 ICU patients receiving AZM treatment from December 2011 to August 2014. Thirteen patients (20.0%) received a reduced volume [100 mL (5 mg/mL) or 250 mL (2 mg/mL)] using an infusion pump over 2 h. No peripheral phlebitis was observed in any patient. Based on this result, it is assumed that AZM can be safely administered to ICU patients even though the volume of solvent is reduced. AZM is widely recommended for the treatment of community-acquired respiratory infections and is used in patients with severe infections. Further investigation is required in additional patients to understand the effects of AZM volume reduction in greater detail.
著者
岡部 究 水野 洋樹 瀬川 秀一
雑誌
第55回プログラミング・シンポジウム予稿集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.53-54, 2014-01-10

現在でもOSはC言語によって設計されている.一方アプリケーションは強い型付けの言語を用いた安全な設計手法が確立されている.本稿ではOSの安全な設計手法として,C言語によって設計されたOSのソースコードを元に少しずつ型推論をそなえた言語による実装に置き換えるスナッチ設計という手法を提案する.また当該手法を小規模OSに対して適用し,その結果を考察する.
著者
児玉 公信 水野 忠則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.902-909, 2008-02-15
被引用文献数
4

本論文は,生産管理領域の概念データモデル「CHARM(Cross Hierarchical Account Resource Model)」を提案する.本モデルは「勘定パターン」を骨格としており,会計領域で培われたベストプラクティスを生産管理領域にもたらす.これによって,未来在庫の把握および生産座席予約を合理的に扱うことができ,近年の日本の製造業における個別受注生産の比率の高まりにともなうさまざまな課題,すなわち製番に基づく生産計画,製品の個体管理,上流工程でまとめ作りした材料の引当て,原料から製品までのトレーサビリティの確保を実現できる.This paper proposes a new general model of the production management domain, the CHARM (Cross Hierarchical Account Resource Model). This model is based on the Account pattern. Inherent in the pattern are the best practices of the accounting field as applied to the manufacturing management area, enabling us to treat the inventory of the future and production seat booking reasonably. Therefore we can solve problems caused by the rise of the ratio of build-to-order in recent Japanese manufacturing. The problems primarily involve production planning, individual product management, manufacturing with accumulation in the upstream process, and ensuring the traceability from raw materials to products related to the seiban (manufacturing number).
著者
福嶌 五月 仲原 正明 荻野 信夫 城戸 哲夫 黒住 和史 久原 章雄 西 宏之 木村 一隆 中尾 量保 辻本 正彦
出版者
The Japanese Society of Gastroenterological Surgery
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.34, no.8, pp.1321-1325, 2001
被引用文献数
3

症例は15歳の女性. 主訴は下腹部痛. 13歳時, 腹痛にて施行したCT検査で脾腫 (容積1,150cm<SUP>3</SUP>) を指摘されるも位置異常を認めなかった. 今回, ジェットコースターに乗った後に下腹部痛を来し来院.CT検査にて脾臓を正位に認めず, 下腹部に腫瘤 (容積810cm<SUP>3</SUP>) を認めた. 超音波検査, 血管造影にて広範な脾梗塞を伴う遊走脾と診断し, 腹腔鏡下脾臓摘出術を施行した. 術中所見では脾周囲靭帯は欠失し, 脾臓は腹腔内に遊離していた. 脾動静脈をEndo GIA40mm<SUP>R</SUP> にて切離後, 腹腔内で脾臓をTissue Morcellator<SUP>R</SUP> を用いて粉砕し摘出した. 手術時間は145分, 出血量は50mlであった. 病理所見は梗塞を伴った正常脾であった. 第6病日に退院し, 術後2年目の現在経過良好である. 遊走脾に対する腹腔鏡下手術の報告は自験例を含め5例で, メッシュによる脾固定3例, 脾摘2例であった. 自験例は広範な脾梗塞と脾腫をともなっていたため, 脾摘を行った.
著者
黒須 誠治
出版者
社団法人日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会誌 (ISSN:03864812)
巻号頁・発行日
vol.36, no.6, pp.429-434, 1986-02-15
被引用文献数
1

製品在庫は, 需要の変動を吸収し, その影響を少なくする緩衝として, 大量見込生産型工場で用いられている.受注残も, これをもつことによって需要が減少した場合に工場に遊休を起こせしめる可能性を少なくさせることができるという意味で, 緩衝になりうる.個別受注生産型工場では, 製品在庫による緩衝はもてないから, 受注残は重要な役割を果たすと考えられる.本研究では需要の変動に対して, 緩衝としての受注残が, 遊休率の期待値およびn期間連続して遊休が生じない確率への効果を, 期間山積計画法を採用している1工程からなる工場のモデルを通して解析した.また同時に, 緩衝としての受注残がn期後の期末受注残の期待値に与える影響を解析した.ただし第1期については理論的に, 第2期以降については数値計画によって解析を行った.この解析から得られる結果は, 当面の残業計画や今後の生産能力計画の資料として活用できる.
著者
孫福 弘
出版者
筑波大学大学研究センター
雑誌
大学研究 (ISSN:09160264)
巻号頁・発行日
no.31, pp.31-47, 2004-10

ただいまご紹介いただきました慶應の孫福でございます。今日は、こちらの大学研究センターの公開研究会ということで、どんなスタンスで話をしたらいいのか、いろいろと迷っております。お聞きになるのがどういう方なのか、ということを ...
著者
山脇 美代
出版者
長崎純心大学・長崎純心大学短期大学部
雑誌
純心人文研究 (ISSN:13412027)
巻号頁・発行日
no.10, pp.67-77, 2004

近年青年層におけるさまざまな社会問題と共に食生活のあり方に関心が高まっている。全国レベルでの調査結果を参考にしながら本学の学生の食生活習慣と健康上の問題との関わりを検討するためにアンケートによる調査を行った。結果の概要は次の通りである。1.健康状態 半数近くの学生に体調のすぐれないものがみられた。その自覚症状は多いものから眠い、だるい、疲れ易い、ストレス、肩こりなどであった。眠い、だるい、は3人に1人の割合で、疲れ易い人はおよそ4人に1人、肩こりとストレスは5人に1人の割合でいた。2.健康上の関心あること 全体では肌荒れ、体重、ダイエットの順に多く50%〜60%と高い関心を示した。健康グループがすぐれないグループより有意に高かったものは体重とダイエットのみであった。健康、食事と栄養に関してはすぐれないグループの方が有意に高かった。3.食事を選ぶ基準で最も多かったのは「好物」で60%であった。2番目は「そのときの気分」で44%であった。「好物」を、食事を選ぶ基準に上げた人の中で「そのときの気分」を選んだ人は37名いた。また栄養のバランスよりも価格の方を優先する傾向が見られた。4.食事回数 3食きちんと食べている人は56.8%で全国調査に比べかなり低い数値であった。1回の欠食者は9%で全国調査とほぼ同じであったが時々2食になる人は31%とかなり多かった。31%の人が朝食で毎日又は時々欠食していた。健康別食事回数ではすぐれないグループの欠食率が健康グループのそれより有意に高いことが認められた。体調のすぐれない人の約半分が朝食か昼食か夕食のいずれかを「いつも」叉は「時々」欠食していることになる。このように欠食の習慣が疲れ易いあるいはだるいなどの体調不良となって現れているものと思われた。5.よく食べる料理は和風料理で2/3の学生があげていた。1/3の学生は洋風料理をよく食べていた。中華風をよく食べると言う人は少なかった。健康別に差は見られなかった。6.間食はよく食べる人が40%、時々食べる人が54%でかなりの人が食べていた。健康別に差は見られなかった。7.よく飲む飲み物としては8割以上の人がお茶類を飲んでいた。食後の飲み物として日本茶(緑茶)が伝統的に飲用されているが、近年ではウーロン茶の人気も急上昇しており、緑茶とウーロン茶のペットボトルがよく売れているようである。カルシウムの給源としてすぐれた牛乳はあまり飲まれていなかった。すなわち健康グループでは8人に1人、すぐれないグループで5人に1人しかよく飲む飲み物として牛乳を選んでいなかった。8.外食の頻度 外食をほとんどしない人は21%、時々する人は76%と多く、毎日はわずかに3%であった。外食を毎日する人も、しない人もすぐれないグループに多かったが、健康との関連は特に見られなかった。昼食(49%)と夕食(73%)で外食する人が多く見られた。9.調理済み食品 約8割の人が調理済み食品を利用しているが、よく食べる人は2割、時々が約6割であった。健康別に差は見られなかった。購入場所はコンビニエンスストアとファーストフード店がそれぞれ約60%、スーパーと弁当屋がそれぞれ30%近くであった。10.栄養補助食品をよく食べる(飲む)人は6%で少なかったが時々食べる人は37%であった。全く食べない(飲まない)人は57.4%であった。種類はカロリーメイトが最も多く(66.7%)、ビタミン剤(33.3%)、カルシウム剤が続いていた。健康別ではすぐれないグループの方がカロリーメイトの飲食頻度が高かった。カルシウムとクロレラも同様であった。サプリメントの摂取理由は栄養補給、美容、健康維持の順に多く、栄養補給と健康維持はすぐれないグループに多かった。11.アルコールの飲用 時々飲む人は60%、その種類はカクテルが最も多かった。次に多かったのはビールで、後は焼酎、ワイン、日本酒の順であった。12.排便 毎日ある人は健康グループの方に多かった。全体的には不定期、つまり便秘ぎみと思われる人が40%ほどいた。以上のアンケートの結果から、健康面では決して良好とはいえない状況であることがわかった。欠食の習慣のある学生も「時々」を含めると全国に比べて多い。体調のすぐれない学生の症状に「眠い」や「疲れやすい」、「だるい」、「肩こり」が多く見られたことは問題である。主に朝食の欠食と生活リズムの乱れなどが健康に影響しているものと思われる。間食の量や種類、また、調理済み食品および外食の内容、栄養のバランスなどについてもう少し詳細な調査をする必要性を感じた。今後さらに検討していきたい。
著者
酒井 義
出版者
信州大学
雑誌
教育実践研究 : 信州大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 (ISSN:13458868)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.59-66, 2002-07-31

In this paper, a school reform project "Ashita mo hayakuikitai gakkou tukuri" was introduced and discussed. In order to prevent various recent school problems, bullying such as school refusal, violence, and anti-social behaviors, the reform project was plan. At a junior high school, the project was implemented for 3 years. Cooperation with people at the area and improvement of self-esteem of students and teachers were two important goals of the project. The school system has been changed and the teacher and students in the school have become more positive in their attitude toward school. The people at the area were more engaged to the school.