著者
池田 碩
出版者
奈良大学
雑誌
奈良大学紀要 (ISSN:03892204)
巻号頁・発行日
no.17, pp.p99-114, 1989-03

筆者は気候を異にする世界の諸地域で,花崗岩にみられる地形の相異を,気候地形学・組織地形学的立場から調査し,いくつかの地域についてはすでに報告を行なってきた.今回は,1987年8月に調査したフランス南部の地中海性気候下に位置する Corsica (Co-rse) 島の花崗岩地形について報告する.短期間の調査結果だが,既存の文献・資料と合せ紹介したい.花崗岩地形は,その特徴的な地形景観をできるだけその周囲とのかかわりを含めて理解できるように写真で示したので,本論ではそれに沿って説明を加えていくことにする.
著者
中山 昭則
出版者
別府大学会
雑誌
別府大学紀要 (ISSN:02864983)
巻号頁・発行日
no.53, pp.169-180, 2012-02

本研究は、フランス南部ラングドック地方における近年の地域構造の特性を明らかにすることを目的とした。ラングドック地方は1960年代後半から大規模な観光開発が国家プロジェクトとして実施された。また、その中心都市モンペリエ市は1980年代以降大胆な都市再開発およびトラム導入が行われ市街地の構造は大きく変化した。このように、事例地域では地域構造は大きく変容していることが判明した。尚、本研究は2011年3月モンペリエにて研修の機会を得た際に行った現地視察をもとに進めた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.534, pp.41-43, 2011-12-26

「世界で最も高い橋」として知られるフランスのミヨー高架橋。地面から主塔の先端部までの高さは343mで、東京タワーよりも高い。パリとフランス南部を結ぶルートを構成する高速道路A75の一部として2004年12月に開通した。深い渓谷に位置するミヨー市の上空をまたぐように架かっている。 建設費は、料金所も含めて約4億ユーロ(約420億円)。
著者
Inoue Hiroshi
出版者
東京昆蟲學會
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.71-"74-1", 1955

松村(1927)によつて台湾の標本に基づいて記載された新属新種Aoshachia virescens Matsumura(シャチホコガ科)は, 丸毛(1920)が種子島と屋久島でとれた2♀♀によつて発表したDoratoptera(?)virescens Marumo(シャクガ科ホシシャク亜科)と同一種であることがわかつた.従つて, 沢本(1938)がD. virescens Marumoをtypeとして発表した新属Marumonaは, Aoshachiaの異名となり, 学名はAoshachia virescens (Marumo)とよぶのが正しいことになる.本種は, 雄交尾器の形態・脈相そのほかの特徴から, エダシャク亜科のCompsopteraに近縁である.和名は, はじめ松村(1931)によつてアオシャチホコと名付けられたが, 堀及び野村(1937)は既に同一の名が他のシャチホコに用いられているという理由で, ウスアオシャチホコと改めた.沢本(1938)はキイロトガリシャクと付け, のちに位置をエダシャクに移してき(1939)キイロエダシャクと語尾を変更した.新鮮な個体は薄緑色で, 古くなると黄色に変るが, 私はこの最後の名称を採用したいと思う.分布は, 今日迄の資料によると, 台湾・屋久島・種子島・九州鹿児島となるが, 最近私は中村正直氏の好意で, 黒子浩氏が英彦山で1954年4月25日に採集された1♂を手に入れることができた.Descoreba simplex Butlerハスオビエダシャクは, 従来Compsoptera(=Prosopolopha)に入れてあつたが, この属やAoshachiaに近縁であつても, 別属とした方が良いので, simplexをtypeとしてButler(1878)の創設したDescorebaを復活させることにした.従つて今日のところCompsopteraに属するものは, わが国に分布していないことになる.なお, Compsopteraの模式種jourdanaria (de Villers)は, フランス南部・スペイン・サルヂニア・アルジェリーに分布し, 成虫は秋に出現する.一方キイロエダシャクとハスオビエダシャクは何れも春に発生することがわかつている.
著者
大宮 喜文 岩見 達也
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.5, no.9, pp.133-136, 1999
参考文献数
12
被引用文献数
7 6

A hotel fire occurred in Shirahama, Wakayama prefecture on November 17th1998. This building fire was one of the widest burning area of building firesin Japan. During this fire, there was high wind velocity at about Tin/sec. Atthe same time, there was a lot of number of fire brands. We surveyed thedistribution of fire brands and spot fires due to this fire by exploration andquestionnaire. As a consequence, it was found that through exploration andquestionnaire that there is a relation between the distribution of fire brandsand the size of fire brands etc.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.914, pp.66-69, 2016-06-09

ある顧客が7月31日に20万円をキャッシングしたとする。この場合、7月31日〜9月2日に掛かる利息を含めた返済金額が指定口座から引き落とされる。このケースで、8月10日に10万円を一部入金したら、残りが9月2日に口座振替される。
著者
吉井 和佳 後藤 真孝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.751-755, 2009-08-15
参考文献数
12
被引用文献数
1

近年iTunes Music StoreやLast.fmなどの数百万曲を取り扱うオンライン音楽配信サービスが多数のユーザを獲得している.(財)デジタルコンテンツ協会の報告によると,2007年の国内デジタルコンテンツ市場規模は2兆6,947億円であり,このうち音楽コンテンツが占める割合は28.5%の7,677億円であった.近年は映像コンテンツの伸びが著しいが,依然として音楽コンテンツは重要な位置を占めている.この種のサービスにおいて注目すべき現象として,ロングテール効果がある.図-1に示すように,全楽曲を人気度順に並べてみると,楽曲の再生回数(購入回数)は指数的に減少していくが,ほとんど最後までゼロにはならない.このように,どの曲も誰かに必要とされているのであるが,ニューリリースや週間ランキングを参考にして人気が高い楽曲を聴くだけでは,好みに合った楽曲を発見できる範囲は限定されてしまう.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ネットビジネス (ISSN:13450328)
巻号頁・発行日
no.60, pp.194-197, 2000-07

「P&BONBON」は、自身もテディベア・コレクターの川口雅子氏が運営する電子商店だ。コレクターとしての経験を生かした仕入れや愛情のこもったWebサイト運営が支持され、平均月商400万円を超えるまでになった。 「P&BONBON」はクマのぬいぐるみのテディベア専門の電子商店だ(画面1)。1997年9月にEC(電子商取引)を開始して以来、順調に売り上げを伸ばし続けた。
著者
富田 憲一 渡辺 秀治 丸山 貴昭
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.66, no.6, pp.430-434, 2011-06-05
参考文献数
12

共鳴Hartree-Fock法は,フェルミ粒子系の波動関数を非直交スレーター行列式の重ね合わせで構築し,全行列式の軌道を最適化することで大きな多体効果を取り込む.同時に,スレーター行列式の構造から量子揺らぎを視覚化し,複雑な量子多体効果の背後にある物理を浮き上がらせる.複数の分野で利用されている本手法の概要と2次元ハバードモデルに適用した結果について報告する.
著者
米島 万有子
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2014, 2014

<b>1.研究背景と目的<br></b> 終戦後まもなく蚊の発生原因としてみなされていた彦根城堀の一部の埋め立ては,マラリア防疫の偉業として知られている(小林1960).しかし,その埋め立てが実際に蚊の発生を抑制した程度は不確かである.さらに,彦根城堀の埋め立てをめぐり衛生土木事業による歴史的景観を問題視する一部の住民組織と行政が対立した経緯も明らかになっている(米島2011).このような歴史的景観としての堀の環境衛生問題は,過去の出来事に限定されない.京都新聞の記事(2010年5月3日付 二条城が蚊の「大量発生源」?住民指摘、京都市が生息調査)によれば,2009年の秋に二条城北側周辺の住民から「蚊が多い」こと,さらに堀を蚊の発生源と指摘する意見が寄せられ,堀に環境衛生上の問題を懸念する意見が表明された.京都市は蚊の発生調査を実施し,記事が掲載された5月の時点において幼虫は確認できなかったとされている.しかし,住民の蚊の被害実態や堀についての歴史的景観としての評価ならびに環境衛生問題への懸念について明らかにされていない点が多い.そこで,本研究は郵送質問紙調査により,二条城周辺の住民の蚊による被害実態および蚊の発生をめぐって堀に対する意識を明らかにし,堀の景観保全と健康・公衆衛生との関係を検討する.<br><br><b>2</b><b>.研究方法<br></b><b></b> 調査は,二条城北側の住宅地から蚊の発生に対する苦情が寄せられたことから,二条城の北側に位置し,堀川通,千本通,竹屋町通,丸太町通の範囲内にある,京都市上京区の12町を対象とした.調査票の配布対象は,これらの町内にある全住宅および事業所2,853軒である.調査票は,指定した地域のポストが設置されている住宅,事業所全て(郵便の受取拒否をしている場合を除く)に配布できる日本郵便のタウンプラスを用いて,2013年1月下旬に上記の町内全戸に郵送配布し,郵送で回収した.調査票の回収数は882通(30.9%)であり,そのうち自宅752通(85.3%),事業所70通(7.9%),自宅兼事業所47通(5.3%),その他7通(0.8%),無回答6通(0.7%)だった.<br><br><b>3</b><b>.結果<br></b><b></b> アンケート調査の結果,蚊による吸血被害に「毎日」あるいは「2,3日に1回」の高頻度で遭っている回答者が全体の48.2%を占めた.特に高頻度の吸血被害は,二条城の堀に隣接しない町(42.6%)よりも,堀に隣接する町(54.5%)の居住・勤務者の方が多い.また,自宅ないし事業所敷地内で蚊に刺されることについて,気になるという回答率は71.1%にのぼった.すなわち二条城北側の住宅地,とりわけ堀と隣接する町では,蚊に悩まされていることが明らかになった.京都市が二条城堀において蚊の発生調査を行った結果,蚊の発生は認められなかったことを伝えた上で,堀が蚊の発生源になっていると思うかについて問うたところ,高頻度で蚊の吸血被害を受けている人ほど堀が蚊の発生源と認識している傾向があった.<br> 次に,二条城の堀から蚊が発生する疑いを受け,堀に対してどのような対策をとった方がよいのかについて質問した.ここでは,A:現段階で,堀から蚊が発生する可能性に備える場合,B:将来,堀から蚊の発生が確認された場合,C:将来,堀から発生した蚊からウエストナイル熱ウイルスが確認された場合の3つの状況を設定し,それぞれの好ましいと思う対策について回答を求めた.その結果,Aの蚊の発生がない段階では,将来の蚊の発生を未然に防止する対策には消極的であった.しかし,C堀から発生した蚊からウイルスが検出される状況では,「堀を埋め立てる」べきとの回答数が著しく増加した.他の質問項目と照らしてみると,地域住民は,城(建造物)と堀をひとまとまりとして,歴史的価値ないし観光資源としての価値を認めてはいるものの,感染症という脅威にさらされた場合には,彦根市のマラリア対策と同様に,健康・身の安全を守るためには堀を埋め立てる選択肢もやむを得ないと考える意見も多く示された.<br><br><b>4</b><b>.おわりに<br></b><b></b> 蚊による被害を受けている人ほど堀を蚊の発生源としてみなしている傾向があり,堀の水の衛生環境が悪い印象を与えていることが考えられる.また,堀の景観上の価値を認めつつも,仮に堀が原因で健康に支障が生じる場合には,保全よりも堀の埋め立てを推進する意見がみられることから,彦根の事例と同様に堀の保全と衛生的と思われる環境の形成との間には,潜在的に対立しうる関係が認められる.歴史的景観としての堀の保全には,その景観が「衛生的である」ことにも配慮する必要がある.
著者
三武 裕玄
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.132-135, 2016-01-15

赤ちゃんやペット,小動物といった「いきもの」とのふれあいは,私たちにとってかわいさの大きな源である.かわいらしいいきもの達とふれあう体験を人工的に再現することは,より多くの人々に大きな楽しみや癒やしを提供するだけでなく,妖精やテディベアなどの想像上のいきもの達とふれあうといった,これまでにない体験をももたらす.本稿では,いきものとの直接的なふれあいを再現するかわいい人工物の事例について,筆者らのこれまでの研究を中心に紹介する.
著者
笹田 裕子 ササダ ヒロコ Hiroko SASADA
出版者
清泉女子大学人文科学研究所
雑誌
清泉女子大学人文科学研究所紀要 (ISSN:09109234)
巻号頁・発行日
no.36, pp.214-204, 2015

イギリスの児童文学作家・挿絵画家であるJoan G. Robinson(1910―88)は、作家自身の娘Deborahのテディベアについて書かれたTeddy Robinsonシリーズ(1953―64)や、5人兄妹の末っ子が主人公のMary-Mary(1957―60)など、幼い子ども読者を対象とした短編物語集で知られる。これらの作品では、挿絵もRobinson自身が描いている。また、Joan Gale Thomas という別の筆名で何冊かキリスト教に関する本も手がけた。前掲作品に比べると年長の子ども向けに書かれたWhen Marnie Was There(1967)は、カーネギー賞ショートリストに挙げられた作品である。1960 年代に出版された作品でありながら、本作品には1950 年代のファンタジー作品との共通点が見られる。 本稿では、When Marnie Was There の主要な要素である、主人公が過去と遭遇する特別な場所、子ども主人公にとっての愛する対象、孤立と成長について考察する。場所と少女主人公について論じる際には、本作品の舞台を北海道に移し、2014年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画『思い出のマーニー』にも言及する。 最終的に、本作品の主題ともいえる、常に輪の「外側」(outside)にいる、すなわち孤立していると感じていた少女主人公が、他者を愛し自分も愛されるという経験を契機として成長する過程について明らかにしていく。 Joan G. Robinson (1910-88) was a British children's writer and illustrator who created several well-known works for young child readers. These included works such as Teddy Robinson series (1953-64) about her daughter Deborah's teddy bear and Mary-Mary books (1957-60) about the youngest girl in a family with five children . Robinson herself illustrated these works. She also wrote some religious books under another pen name, Joan Gale Thomas. When Marnie Was There (1967), which was written for older children, was shortlisted for the Carnegie medal. Although it was published in the 1960s, When Marnie Was There shows a lot of similarities to fantasy works of the 1950s. In this article, the significant aspects of When Marnie Was There are discussed: the specific place where the girl protagonist encounters the past; the child protagonist's object of love, and growing up through isolation. In the discussion of the place and the girl protagonist, the Ghibli animated film released in 2014, When Marnie Was There (original Japanese title: Omoide no Mani) is refrred to. Through this, the ar ticle explores the process of self-development the isolated girl protagonist undergoes, which is caused by the experience of loving the other and being loved in return.
著者
横山 卓志 楠田 哲士 曽根 啓子 森部 絢嗣 高橋 秀明 橋川 央 小林 弘志 織田 銑一
出版者
The Mammal Society of Japan
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.207-214, 2012-12-30
参考文献数
12

飼育下キンシコウ(<i>Rhinopithecus roxellana</i>)の新生仔における行動発達を明らかにすることを目的とし,名古屋市東山動物園で2009年4月に生まれた雌の新生仔において,8ヶ月齢までの成長に伴って観察された行動の経日変化を記録した.また,それらの結果を,中国の国立陝西周至自然保護区の半野生集団および他の飼育下個体における報告と比較した.東山動物園の新生仔は,出生後約1ヶ月間は母親に依存していたが,1ヶ月齢から周辺環境や姉に興味を示し,積極的に接近や探索の行動を開始した.2~3ヶ月齢では姉と2頭で過ごしたりグルーミングに似た行動をしたりするなど社会行動が観察された.生後60日目以降,積極的に姉に近づくようになり,姉の存在がその後の新生仔の行動発達に影響を与えたと考えられた.自然保護区と比べ,木の登り降りや餌に興味を示す行動の発現が著しく早く,また5ヶ月齢以降,腹部接着や支持,近接,接近,離反およびグルーミング受容の行動スコアがほぼ一定となったことから,5ヶ月齢が行動発達の1つの区切りであったと考えられた.東山動物園におけるキンシコウ新生仔の行動発達過程は,群れの数や環境が大きく異なる中国の自然保護区の結果と一致していた.しかし,一部の行動の開始時期には大きな差が認められ,木の登り降りや餌への興味といった行動の発達は,成育環境に影響を受けているとも考えられた.<br>
著者
石川 水穂
出版者
サンケイ新聞社
雑誌
正論
巻号頁・発行日
no.346, pp.126-136, 2001-06
著者
進藤 久美子 八戸 真弓 濱松 潮香
出版者
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
雑誌
農研機構研究報告 食品研究部門 = Bulletin of the NARO, Food Research (ISSN:24327891)
巻号頁・発行日
no.1, pp.95-103, 2017-03

天然に存在する安定Srも、人工的に生成する放射性核種90Srも、化学的性質はほぼ変わらないことから、定量操作が煩雑で時間もかかる90Srの代わりに、安定Srを定量し、90Srの挙動を推察した。日本食品標準成分表で「うどん・そうめん類」と「中華めん類」と分類されているめん類の市販品計24品のゆで調理(ゆで→湯切り→水冷→水切り)を対象としたところ,安定Srのゆでめんの残存割合Frは,うどん・そうめん類で平均0.65(0.51-0.75),中華めん類では平均0.97(0.95-1.00)であった。目的とする放射性核種と同じような挙動をする主要元素があれば,目安として代用できる可能性があるとされている点では,安定Srのゆでめんの残存割合FrはCaに近く,うどん・そうめん類および中華めん類において90Srの代わりに指標として利用する主要元素としては,Caが良いと判断された。Amount of stable strontium during noodle cooking was investigated to estimate the dynamics of radioactive strontium (90Sr) in prepared food. A total of 24 kind of Japanese noodles ("Udon", "Somen" and "Hiyamugi") and Chinese noodles (yellow alkaline noodles including Okinawa noodles) in the marketplace were boiled and water cooled, then broth, rinsing water and boiled noodles were obtained. Food processing retention factor (Fr, ratio of amount in boiled noodles to uncooked one) of stable strontium were 0.65 (0.51-0.75) for Japanese noodles and 0.97 (0.95-1.00) for Chinese noodles, respectively. Main inorganic elements were also determined to evaluate possible association between radioactive strontium and each element. Fr of stable strontium was most similar to calcium's.
著者
大谷 英夫 藤間 功司 鴫原 良典 富田 孝史 本多 和彦 信岡 直道 越村 俊一 折下 定夫 辰巳 正弘 半沢 稔 藤井 裕之
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海岸工学論文集 (ISSN:09167897)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.1376-1380, 2005
被引用文献数
2

インド洋大津波は震源から2000km離れた環礁島モルディブにも大きな被害を残した. 空港島では, 護岸や建屋の被災, 10時間の空港閉鎖等の被害が見られたのに対し, それに隣接するマレ島では死者は無く, 建屋の被害もわずかと, 被災規模の差が大きい. また, マレ島では護岸が津波の被害を食い止めたと指摘されているが検証はなされていない. 本研究では, マレ島の浸水域, 空港島の津波痕跡高, 状況証言, 構造物破壊形態について現地調査を行い, 津波痕跡および被災状況の実態を明らかにした. さらに, 伝播計算を援用し津波の挙動を明らかにし, 被災メカニズム, 護岸・離岸堤の効果を検証した.
著者
木村 清幸 児玉 浩一
出版者
The Society of Plant Protection of North Japan
雑誌
北日本病害虫研究会報 (ISSN:0368623X)
巻号頁・発行日
vol.1988, no.39, pp.35-40, 1988

1987年, 秋田県北部でアワヨトウが多発した。糖蜜誘蛾器による調査では, 成虫は年3回の山を作る発生消長を示した。成虫100頭以上の多誘引は6月, 8月, 9月, 11月にみミられ, この成虫が多数誘引された時の上空3000m付近の気象をみると, 気温の高い南西の強風軸が北日本に進路をとっていた。<BR>2世代目には水稲に被害がみられた。被害分布状況から水田付近の牧草地が発生源と推察され, 水稲での2世代目幼虫の生息密度は1世代目の牧草地における幼虫密度と薬剤防除時期の二つの要因が影響していた。<BR>幼虫加害による止葉食害面積率の増加は収量減少に結びついていた。