著者
渡辺 隼人 蒔苗 詩歌 室橋 春光
出版者
北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター
雑誌
子ども発達臨床研究 (ISSN:18821707)
巻号頁・発行日
no.9, pp.41-45, 2017

ごぶサタ倶楽部は北大土曜教室を前身とした集まりで、発達障害を持つ青年・成人と長期にわたる交流を継続している。およそ10年間の活動を通してごぶサタ倶楽部の活動形態は変化してきた。そこで本稿では、ごぶサタ倶楽部設立から現在までを3つの時期に区分し、それぞれの時期でどのような活動を行っていたのかを整理した。⑴北大土曜教室の一部としてのOB会が発足した時期、⑵北大土曜教室の外部組織として「ごぶサタ倶楽部」が設立した時期、⑶北大土曜教室終了後から現在までについて、それぞれの時期の活動内容とその時期のごぶサタ倶楽部の役割に関して検討した。ごぶサタ倶楽部には全時期を通して「ゆるさ」という特徴があり、この「ゆるさ」こそがごぶサタ倶楽部ではメンバーやボランティアとの長期にわたる交流を支え、彼らの居場所を構成することに寄与していると考えられる。
著者
NAWAZ Haq SHAD Muhammad Aslam BATOOL Zara
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
Food Science and Technology Research (ISSN:13446606)
巻号頁・発行日
vol.19, no.6, pp.1133-1140, 2013
被引用文献数
8

Grains of six varieties of maize (<i>Zea mays</i> L.) including Sahiwal-2002, Sadaf, EV-1098, EV-6098, FH-793 and Pak-Afgoyee, being cultivated in Pakistan, were analysed for their biochemical, phytochemical and antioxidant composition. Statistically significant differences (<i>p</i> < 0.05) in these contents were observed among the varieties. FH-793 was found to be high in salt soluble proteins, tannins and saponins. Sahiwal-2000 and EV-1098 exhibited comparatively higher levels of sugars, crude oil, flavonoids, phenolic acids, antioxidants, 2, 2-Diphenyl 1-picryl hydrazyl radical scavenging activity and reducing power; therefore these two varieties should attract the attention of the nutritionists.
著者
福井 俊之 鈴木 茂夫 中村 秀一 下山 朋彦 数藤 義明 濱口 一正 柴山 茂樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.80, pp.143-148, 1996-08-27
参考文献数
4
被引用文献数
3

本稿では,ワークステーションクラスタの分散共有メモリ機構を,光波長多重回線を用いてハードウェアでサポートした"光バスクラスタ"の第一次試作機"Euphoria"の仕様,及びEuphoriaを実際に稼動させて測定した基本性能の評価に関して述べる.Euphoriaはハードウェア・バスプロトコルを光回線により他ノードまで通信し,cache coherenceを保った分散共有メモリを実現している点でユニークである.現在のEuphoriaでは光バスアービタにおける回線設定及びキャッシュの一貫性保持動作をアービタ内でソフトウェアにより行っているが,このボトルネックを解消できた場合,ノード間距離100mのシステムでもレスポンスタイムが5μs以内で,自他ノードのメモリを区別なく自由に参照できるシステムの可能性を示すことができた.In this paper, we describe hardware design considerations and a preliminary performance evaluation of an Optical Bus Computer Cluster (OBCC). The OBCC is categorized in a class of workstation cluster having hardware-supported distributed shared memory. Furthermore, the OBCC employs optical wavelength-division multiplexing (WDM) technology to connect nodes (workstations) with high bandwidth. Euphoria consists of several nodes (workstations) and an arbiter which arbitrates optical bus requests and maintains cache coherency among nodes. Current implementation of the arbiter functions is done by software for experimentation purpose. By examining the basic analytic performance evaluation we conclude that a distributed shared memory system with one-hundred-meter nodes distance is possible with five microsecond range response times if we eliminate the software overhead associated with the current arbiter implementation.
著者
ZARA F.
雑誌
Hum Mol Genet
巻号頁・発行日
vol.4, pp.1201-1207, 1995
被引用文献数
9 89
著者
伊藤 孝一
出版者
日本統計学会
雑誌
日本統計学会誌. シリーズJ (ISSN:03895602)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.231-249, 2007
参考文献数
56
被引用文献数
2

統計理論と方法は日常生活,政府諸機関,各種産業のみならず,人文,社会,自然,の諸科学において用いられている.したがって,統計学の理論と方法の教育は初等・中等・高等教育や社会人の生涯教育において極めて重要である.この論文は,わが国及び海外諸国における今日までの統計学の理論と方法の発展ならびに統計教育の研究と実践の状況を概観し,21世紀への展望を試みることを目的としている.1945年以降,わが国の統計学研究者たちの理論と方法の発展への貢献は多大であることは事実であるが,統計教育の実態を顧みるとき,世界における先進国,発展途上国と比較して,極めて劣っていることを認めなければならない.この論文において,わが国の学校教育・社会人教育における統計教育改善のための若干の提言を行うことにする.
著者
小西 吉呂 外間 淳也 こにし よしろ ほかま じゅんや Konishi Yoshiro Hokama Jyunya 法経学部 法経学部
出版者
沖縄大学地域研究所
雑誌
地域研究 = Regional study (ISSN:18812082)
巻号頁・発行日
no.16, pp.23-46, 2015-09

本稿は、性犯罪・性暴力に対して主に刑法的視点から、その現状と課題を検討するものである。従来の刑法学にあっては、性犯罪被害者の議論が必ずしも活発に行われてきたわけではないが、近年の犯罪情勢や性犯罪に関する社会認識の広がり等を背景に、その重要性は高まっている。筆者らは、性犯罪・性暴力の被害が「先鋭化」する沖縄の実態に焦点を合わせつつ、被害者や市民の安心・安全に寄与しうる刑法の構築に努めた。わが国の刑法典が成立及び公布並びに施行してから優に100年が経過し、中には昨今の犯罪情勢からはかけ離れ、時代遅れと揶揄されている規定が存在することは否定出来ない事実である。中でも、性犯罪規定に対する批判は、最も痛烈なものの一つであろう。2014年10月末以降、継続的に開かれている性犯罪の罰則に関する検討会では、性犯罪被害者の救済という視点を中心として、法定刑の引上げ、性犯罪規定における構成要件の改正、親告罪規定の撤廃に関する議論がなされた。筆者らは、性犯罪規定の在り方に関して、性暴力被害の深刻な沖縄県の実態に即した形での主張を試みた。性犯罪規定改正の議論にあっては、法定刑の引上げがその中心となるきらいがあるが、問題の本質はその構成要件の在り方にあるという認識から、親密圏における性暴力被害者の実態をも可能な限り考察した。その結果、新たに「不同意わいせつ罪」といった暴行・脅迫を構成要件に含めない性犯罪の創設の可否や強姦罪における男女間の差違の撤廃を中心に主張している。性犯罪の罰則に関する議論において重要なのは、純粋にこの種の犯罪がもたらす法益侵害の重大性と向き合うことであると考える。しかしながら、新たな性犯罪被害を生まないという視点からは、加害者の性格や人間性に焦点を当てた再犯防止策の構築が重要な鍵となる。被害者と加害者の両方に配慮した刑法・刑事政策を考える際の一つの端緒として、筆者らは、ソーシャルインクルージョンからその示唆を得ようとした。今後もあらゆる角度から、慎重な検討を要する課題であると考える。
著者
鈴木 康宏 土井 徹
出版者
日本健康医学会
雑誌
日本健康医学会雑誌 (ISSN:13430025)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.114-129, 2015-07-31

未就学児の子どもがいる女性看護師と未就学児の子どもがいる一般就労女性のワーク・ファミリー・コンフリクト(以下:WFC)を比較するために,質問紙を用いて仕事と生活の実情ならびにコンフリクトの強さを調べた。未就学児の子どもがいる働く女性を対象とするため,子どもを保育施設に預けている働く女性に限定し,調査対象者を次のように設定した。女性看護師は病院付属の保育施設を利用する女性看護師6施設計236名,一般就労女性は一般保育園を利用する働く女性2施設計263名を対象に調査を行った。両群にWFCの強さを測定するWFCS日本語版を含めた自記式質問紙調査を行った。分析にあたり両群ともに夫と同居していない者を除外し,さらに一般就労女性では医療職の者を除外した。2群の属性とWFC得点の関連を,統計的手法を用い分析した。回収は女性看護師136名(回収率57.6%),一般就労女性170名(回収率64.6%)であり,そのうち分析には女性看護師125名,一般就労女性122名を使用した。WFC得点の中央値は女性看護師が52,一般就労女性が45であり,マン・ホイットニーのU検定の結果,p=0.000となり,2群のWFC得点に違いがあることが認められ,平均ランクは女性看護師の方が高く,女性看護師の方がWFC得点が高いことを示していた。また,WFC得点の中央値より低い値を1(コンフリクトが小),高い値を0(コンフリクトが大)としたロジスティック回帰分析の結果,p<0.05となり有意であることが認められた要因は女性看護師では正職員に比べパート勤務でオッズ比が3.8,時短勤務で6.8,また夫との会話時間が大の場合のオッズ比は1.6であった。看護師では負担の少ない勤務形態と,夫との会話時間の増大がWFC得点の低減に関連していた。一般就労女性では有意であることが認められた要因はみられなかった。女性看護師は一般就労女性に比べて残業時間が多く,夜勤もあり,WFCを生じやすい。そのため,パートタイムや時短勤務はWFCを回避する勤務形態と考えられる。また夫とのコミュニケーションの機会の増加がWFCの低減に関連していたことが注目された。
著者
藤岡 稔大 岩元 雅代 岩瀬 由紀子 八山 しづ子 岡部 光 三橋 國英 山内 辰郎
出版者
天然有機化合物討論会実行委員会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.30, pp.165-172, 1988

Dammarane-type triterpene glycosides, named actinostemmoside A, B, C, D, G and H, baccharane-type triterpene glycosides, actinostemmoside E and F, and oleanane-type triterpene glycosides, lobatoside A, B, C, D, E, F, G and H were isolated from the herb of Actinostemma lobatum MAXIM. (Cucurbitaceae). Their structures were elucidated on the basis of the spectral and chemical evidences as shown in the text. The structure of actinostemmoside F was elucidated mainly on the basis of two dimensional-incredible natural abundance double quantum transfer experiment (2D-INADEQUATE) spectrum. Among dammarane-type actinostemmosides, D is the glycoside of the first naturally occurring dammarane having the (20R)-configuration, and actinostemmosides E and F are the second baccharane-type triterpene glycosides isolated from the natural source. Lobatoside B, C, D, E, F and G are cyclic bisdesmosides similar to tubeimoside I isolated from the tuber of Bolbostemma paniculatum (MAXIM.) FRANQUET. (Cucurbitaceae), and this is the second instance of the isolation of cyclic bisdesmoside from the plant kingdom.
著者
杉山 武
出版者
広島修道大学
雑誌
広島修大論集. 人文編 (ISSN:03875873)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.107-147, 2005-02-28
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.263, pp.62-64, 2006-08

昨年話題になった近未来小説『半島を出よ』は、「戦う姿勢」を忘れている日本人への警告の書として読みました。 北朝鮮の「反乱軍」が福岡を制圧しにかかっているのに、日本の政府も国民も右往左往するばかり。北朝鮮の兵士たちが拍子抜けするほどのふがいなさです。けれど、現実にこういう事件が起きれば、やはり今の日本人は、こう反応するでしょう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.220, pp.24-31, 2011-08

PART1で見てきたように、データの不備に直面し、その解決に取り組む現場は多い。マスターデータの統合に詳しいインフォテリアの油野達也氏(執行役員 エンタープライズ事業部長 西日本事業所長)は「以前は一部の先行企業が顧客マスターの整備に取り組んでいたが、最近は汚れたデータが社内に蔓延して業務が回らないという理由で、データの不備を解消する企業が増えている」と指摘す…
著者
井下田 久幸
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.52, no.8, pp.410-417, 2002-08-01

XMLと並んで有望かつ実用的な規格にXSLTがある。XSLTは,企業間におけるデータ交換において,微妙に異なる語彙やデータ構造の違いを吸収することができる変換の機能を有している。しかし実際のユーザーの環境では,さらに柔軟な変換機能や,より高速な変換を必要とする局面もあり,必ずしもXSLTが全ての解決策とはなっていない。XMLの利点と短所をよく理解して活用していくことが重要である。またXMLの本質は,人間を介在せずシステム間で直接データ交換を行うことにある。そのためXMLをプログラムで操作できるためのインターフェイスも,XMLを実用的に利用する上で重要なポイントになっている。