著者
前田 公三 水島 卓也 綱井 秀樹 ラクシンチャラーンサク ポンサトーン 林 隆三 永井 正夫 小花 麻純 佐々木 和也
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.40, no.5, pp.1369-1374, 2009-09-25
参考文献数
5
被引用文献数
1

本研究では、常時記録型ドライブレコーダを用いて、ドライバ個人の車線変更時の運転行動の解析と評価を目的とする。走行車線から追い越し車線に車線変更する場合の運転行動データベースを構築し、個人別・車線変更状況別の安全確認行動、ウィンカ点灯タイミング、操作特性、後続車への影響の解析を行ったので報告する。
著者
芦澤 清音 浜谷 直人 田中 浩司
出版者
一般社団法人 日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.252-263, 2008
被引用文献数
2

本研究は,ある自治体における発達臨床コンサルテーション理論(浜谷,2005)に基づいて行った巡回相談を対象として,幼稚園への巡回相談の支援機能と構造を明らかにし,支援モデルを提示することを目的とした。その際,保育園への巡回相談を参照しながら,幼稚園と保育園の支援ニーズの違いによって,支援機能にどのような違いがあるかを明らかにし,その違いによる支援のあり方を考察した。研究1で,教諭らへのインタビューによる巡回相談の評価をもとに33項目からなる質問紙を作成した。教諭等の巡回相談に対する評価を因子分析した結果(N=110),「保育方針」「関心意欲」「対象児理解」「保護者理解」「協力」の5つの支援機能が見出され,幼稚園独自の機能と保育園と共通の機能が明らかになった。研究2で,典型的な一事例に関して,担任らと園長に対して行ったグループインタビューを分析し,対象児理解に基づく関心意欲の高まり,及び,園内協力体制の形成が幼稚園巡回相談の支援構造の中核をなし,それを支援する相談員の専門性が考察された。
著者
吉田 智美 河村 美穂
出版者
埼玉大学教育学部
雑誌
埼玉大学紀要 教育学部 (ISSN:18815146)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.123-134, 2009

The aim of this study is to explain the historical change of indoor shoes and their role in school life.Three points were used in researching about indoor shoes, because there have been no previous studies.(1) Explaining how the use of indoor shoes was influenced by the architecture of the school buildings from the Meiji era to the present, paying special attention to the school entrance.(2) Researching the use of indoor shoes using pictures of Saitama womens' teacher's school.(3) Taking a questionnaire for people above 50 about indoor shoes in their schooldays and explaining the role of the shoes.Japanese students have been removing their shoes at the school entrance for 130 years, from when the educational system started to the present.The custom of removing shoes at the school entrance, putting them into boxes, and changing into indoor shoes first appeared during the Taisho era. This custom originates from everyday life in Japan and was used as a teaching tool.
著者
奥山 昌隆 江部 成彦 佐藤 仁
出版者
北海道立農業試験場
雑誌
北海道立農業試験場集報 (ISSN:04410807)
巻号頁・発行日
no.92, pp.13-27, 2008-10

「絹てぼう」は、炭そ病抵抗性で、加工適性に優れた良質の手亡類品種の育成を目標とし、1995年に北海道立十勝農業試験場において、大粒良質多収で炭そ病抵抗性の「十系A216号」を母、良質で炭そ病抵抗性の「十系A212号」を父として人工交配し、以後選抜、固定を図ったものである。2000年から「十系A283号」の系統名で各種試験を実施するとともに、加工適性試験は(株)御座候が共同研究「粒あん加工適性に優れる手亡の新品種育成」において担当した。加工適性及び外観品質に優れていたことから、2001年から「十育A56号」の系統名で各種試験を実施し、2004年に北海道の優良品種に認定された。本品種は、「姫手亡」より未吸水粒の発生が少なく、粒あん加工適性に優れる。あん色が「姫手亡」より白く、あんはねばりが強く、滑らかな食感である。子実の大きさは「姫手亡」より大きく、北海道で確認されているインゲン炭そ病のrace7、race38及びrace81のすべてに対し抵抗性を有する。収量性は「姫手亡」にやや劣り、極端な低温条件下では低収となる。栽培適地は、北海道のインゲンマメ作付け地帯のうち道東の特に冷涼な地帯を除く地帯で、「姫手亡」の一部に置き換えて普及を図ることにより、道産手亡の需要維持と新たな需要開拓に寄与できる。
著者
石 王美 嘉数 彰彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

スマートデバイスの補給と共に多様なアプリの開発はユーザーの情報消費の形をより能動的にしている。本研究はこのようなユーザーの能動的な参加現象を地域観光に応用するスマートデバイスアプリを企画・制作することで、地域観光の活性化を目指している。岡山市の後楽園を対象に観光客、地域住民、誰でも簡単に参加でき、続けて使えるアプリを提案することでユーザーと地域団体が協働で観光地を活性化するシステムを企画・提案する。アンケートの結果に基づき、写真を中心にするアプリを提案した。 岡山の後楽園は季節によって多様なお花や植物を見ることができ、訪れる地域住民や観光客に親しまれる公園である。 他の人が取った写真を観ることだけではなく、自分が後楽園で撮った写真をアプリでアップロードできる仕組みはユーザー参加のモチベーションを向上させられると思われる。
著者
阪口大弥 仲谷善雄 泉朋子
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.79-80, 2013-03-06

近年モバイル環境の発達に伴い、モバイル端末向けに多くの観光ナビアプリケーションが存在している。しかしその多くは目的地までの最短ルートを表示し、効率を重視しているため、その観光地の魅力を十分に堪能できているとは言えない。そこで本研究では目的地までの写真撮影を支援することにより、周囲の環境に注目させ、新たな発見や出会いを誘発する新たな枠組みを提案する。目的地までの間に複数の撮影スポットを推薦し、各スポットでの撮影後に、残り時間や目的地までの距離、天候、興味などを総合的に判断してアドホックに次の撮影スポットを推薦するというopportunisticな観光プラン作成支援を行う観光ナビシステムを検討する。
著者
塚原 孝
出版者
日本ロシア文学会
雑誌
ロシア語ロシア文学研究 (ISSN:03873277)
巻号頁・発行日
no.34, 2002

アンドレーエフの最後の作品『悪魔の日記』には,「まさにマドンナ」と形容される女性が登場する。彼女は「大いなる平安」を与える存在であるが,アンドレーエフの初期作品では,一貫して性的対象という側面からのみ女性が描かれていることを考えると両者問の差異は大きい。また,あらゆる事象に対して懐疑的で,普遍的,絶対的と思われるものには常に否定的見解を示したアンドレーエフが,こと女性という存在に関しては例外的にそのような結論を下していないが,このことはアンドレーエフにとって女性という存在が重要な要素でありうることを示している。本報告ではまず,アンドレーエフの描く女性像になぜ大きな変化が見られるのかを考える上で,その転換点の作品として『獣の呪い』(1907年)を捉え,これに前後する時期に書かれた『人の一生』『黒い仮面』『イスカリオテのユダ』などの作品とともに,そこに登場する女性がどのように描かれているのかを例示した。すなわち,各主人公たちはそれぞれが何ものかによる大きな喪失を経験したのちに,「偉大なる輝かしい神秘」と規定されるそれぞれの恋人,あるいは妻のもとへ最後の救いを求めるという同一のモチーフを繰り返しているのであり,その女性たちは,それまでのアンドレーエフの物語の中には描かれることのなかった,主人公を「悪と死から護」り「美と生命を造り出す」女性として描かれていた。続いて,そのような変化がこの時期に起こったことの要因として,アンドレーエフと彼の最初の妻アレクサンドラとの関係に注目し,特に1906年11月のアレクサンドラの死による影響を考えた。「情熱的な愛人であると同時に母の愛をもって愛しうる」女性であり,その創作活動自体にも大きく関与していた妻の死がアンドレーエフにいかなる衝撃をもたらしたかを示す資料は多い。白昼夢にまで亡き妻の姿を追い続けるというのは,極めて病的な当時のアンドレーエフの精神状況を語る資料のひとつであるが,のちに再婚しながらも公然と亡きアレクサンドラへの思慕を口にしていたこと,『獣の呪い』『人の一生』のいずれもが彼女への献辞を伴い,さらに1909年に発表された『人の一生』の第5幕のバリアントにはその死という現実が如実に反映していることなども含めて考え,本報告では,「偉大なる輝かしい神秘」として突如この時期に登場し始める女性たちが,他でもない失われた妻アレクサンドラの投影であることを想像するには難くないとした。またこの時期以降女性たちがにわかに神的な要素を帯び,最終的に『悪魔の日記』のマドンナへと展開していったのは,彼女へのアンドレーエフの思慕の強さ,そして同時にその喪失があまりにも早い時期に訪れたがための帰結であろうとし,その分析に関しては以降中後期の作品における女性像の展開と共に今後の課題とした。
著者
勝又 悦子
出版者
東京大学文学部宗教学研究室
雑誌
東京大学宗教学年報 (ISSN:02896400)
巻号頁・発行日
no.28, pp.37-53, 2010

論文/ArticlesJerusalem Talmud Sanhrdrin. 9.2 and Genesis Rabba 80.1 convey a type of romp through the trenchant criticism of the Patriarch (Rabbi Jehuda II) by Jose Maon at the synagogue in Maon (Tiberias) in JT. Focusing on only certain portions of this story, scholars have regarded it as a testimony of the Patriarch's heavy tax or the conflict between the sages and the Patriarchal office, the sages and the clergy, or Jewish and non-Jewish cultures. However, the meaning of the entire romp has not yet been examined. In this paper, we investigate the entire process of this romp and elucidate the character and intentions of Jose Maon. Then, we clarify the relationship among the above characters, namely, between the Rabbis and Jose Maon, the Patriarch and Jose Maon, and the Rabbis and the Patriarch. Furthermore, we reveal the acceptance of Hellenistic popular leisure culture, circuses, theaters, and stadia by referring to other texts. Through our discussion, we reveal that Jose Maon's attack was not aimed exclusively at the Patriarch or the clergy; instead, it was aimed at the contemporary society en masse. Jose Maon and the rabbis were indifferent to each other. The sages and the Patriarch were in ambivalent relationship. Then, the flexible power of balance in the era of rabbinic Judaism will be clarified. Although rabbis opposed the Roman notion of leisure in the theater, the synagogue played as the role of a theater for the Jews, even with a crown, Jose Maon. Furthermore, interestingly, Midrashic described the story of Jose Maon with much dramatization, although Midrash itself opposed the Roman theater. This power of balance in rabbinic Judaism clarifies our understanding of various aspects of Judaism. Moreover, the influence of Roman or Greek drama on Midrash should be further considered.
著者
永見 豊 滝沢 正仁
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.60, 2013

高速道路に自転車や歩行者が進入する事案が後を絶たない。、2012年に高速道路に立ち入り、保護されたケースは189件あり、立ち入り理由で最も多かったのは「道に迷った」、次いで「認知症」、「故意」であった。「道に迷った」では、高齢者などが高速道路の入口や出口につながる道路を進むうちに、知らないまま高速道路まで立ち入ってしまうことが多いという。首都高速道路では、出口部と入口部に立入禁止看板を設置し立入防止対策に取り組んでいるものの発生件数は横ばいである。 本稿では、誤進入の原因を想定し、それぞれの対策方針を設定し、首都高速道路東京湾アクアライン浮島入口を対象として、誤進入対策のフォトモンタージュを作成して、見え方を確認した。誤進入対策に効果的と考えられる提案は、路面のカラー舗装と「首都高速」の表示であり、さらに壁面や柱にも首都高のイメージカラーを加えた案は「空間の差別化」が図れ効果的と考える。次にイメージハンプを配置した「視覚的な遮蔽」、自転車・歩行者の目に入りやすい設置位置、見落とした場合にも目に付くような連続配置であった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.638, 2016-04-25

高速道路上の施工ではこれまで、ラバーコーンやコンクリート防護柵などを置いて車線を規制していた。しかし、ラバーコーンは車両が誤進入することもあり、作業員の安全確保が課題となっていた。 一方、安全性を確保できるコンクリート防護柵は、交通量に合…