2 0 0 0 OA 草茅危言

著者
中井竹山 著
出版者
懐徳堂記念館
巻号頁・発行日
vol.第1(宮), 1942
著者
片山 泰久
出版者
素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.234-247, 1964-05-20 (Released:2017-10-02)

非局所場の内部変数を用いて対称性を導こうとする試みを検討する。内部変数をspurion形式で展開し、アイソ・スピンとhyperchargeを導入する。この系に特定の性質を課することによつて、アイソ・スピンとhyper-chargeの一定の組合せが得られる。
著者
林 恵子
出版者
地方史研究協議会
雑誌
地方史研究 (ISSN:05777542)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.27-30, 2020-08
著者
舘浦海豹編集
出版者
海豹舎
巻号頁・発行日
2004
著者
田中 一晶 和田 侑也 中西 英之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.1228-1236, 2015-04-15

離れた場所にいる人同士の身体接触を再現する触覚提示デバイスが多くの先行研究で提案されており,そのようなデバイスを介した遠隔接触によって相手が近くにいる感覚,つまりソーシャルテレプレゼンスが得られることが示唆されている.しかし,映像と音声でのコミュニケーションが可能なビデオ会議において遠隔接触が有効に働くかどうかは明らかにされていない.本研究では,リアルな接触感覚を再現する握手用ロボットハンドを開発し,ビデオ会議端末に取り付けて遠隔握手の分析を行った.触覚とユーザの映像を両方提示するインタフェースを検討するうえで,ユーザとデバイスとの接触動作を映像で提示する必要があるか,遠隔接触を双方向で行う必要があるかという疑問が生じる.これらの疑問を実験的に検証した結果,接触動作を提示する必要性は示されなかったが,双方向性はソーシャルテレプレゼンスを強化することが分かった.さらに,最も効果的であった遠隔握手のインタフェースと通常のビデオ会議を比較した結果,遠隔握手はソーシャルテレプレゼンスを強化し,相手に親近感を与えることが分かった.A lot of haptic devices that reproduce touch between remote people are proposed in previous studies. Some studies suggested that mediated social touch via such devices produce the feeling of being close to a conversation partner, i.e. social telepresence. However, in videoconferencing in which users communicate with video and audio, it has not been clarified whether social touch still works effectively. In this study, we developed a robot hand which moves according to user's hand, and attached it to a videoconferencing terminal to analyze remote handshaking. Considering the interface which presents haptic sensation and user's video raises questions as to whether the partner's action of touching a haptic device should be displayed and to whether social touch should be bidirectional. As a result of experiments to confirm these questions, the bidirectional touch enhanced social telepresence but not need to display the touch action. Furthermore, the result of comparing the most effective interface of remote handshaking and a normal videoconferencing showed that remote handshaking enhanced social telepresence and gave the partner a sense of intimacy.
著者
安藤 丈将
出版者
武蔵社会学会
雑誌
ソシオロジスト : 武蔵社会学論集 (ISSN:13446827)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.31-65, 2015

本稿では,日本の脱原発運動が国政選挙に関わる際に,いかなる困難に直面したのかを論じる。具体的には,脱原発運動の参加者によって組織され,1989年7月の参院選に挑んだ「原発いらない人びと」(以下,「いらない人びと」と略記)の選挙キャンペーンを考察の対象にする。1~2節で1989年の政治状況と「いらない人びと」の選挙戦について述べた後,3~5節では,「いらない人びと」が選挙戦で直面した3 つの困難を明らかにする。1つ目は,日本社会党の存在である。社会党は,古い革新政党的な性格を持ちながら,反原発を唱えるというユニークな存在であった。社会党の存在は脱原発運動内の政党支持に関する判断を分岐させ,脱原発政党に運動の票が結集するのを妨げた。2つ目は,選挙の異なる目的の間に生じた矛盾である。「いらない人びと」では,多数の票を獲得して議員を国会に送り出すこと以外に,選挙戦の慣習的なやり方や参加者同士の関係性を点検し,脱原発社会の生き方を体現するという目的があった。しかしながら,脱原発的な生き方の表現は,票の効率的な獲得とは必ずしも調和せず,「いらない人びと」では前者が優先されていった。3つ目は,直接民主主義の逆説である。自分たちの代表を選びたいという願いの強さが,他の政党の候補者との相乗りを拒否させることにつながったため,脱原発の小政党間の戦略的な連携はうまくいかなかった。以上のように,他の政党との協力や多数の票を獲得するための選挙体制などに関して,「いらない人びと」が合理性や効率性よりも民主主義を優先させたことの意味を論じるのが,本稿のめざすところである。
著者
雨宮 登三 八田 力二郎 坂本 四郎
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
燃料協会誌 (ISSN:03693775)
巻号頁・発行日
vol.29, no.5-6, pp.121-125, 1950-06-28 (Released:2010-06-28)
参考文献数
15
被引用文献数
1

松根油その他テレビン油の主成分であるα-ピネンの化學的利用法に就て綜説し, 特に醫藥及び香料原料としての抱水テルビン並にα-テルビネオール, 或は殺蟲剤としての高次酸素誘導體のビネンよりの誘導に就て著者等が研究した結果の大要を報告した。抱水テルビンの合成に關しては, 古くから提案されている硫酸法を詳細に検討し, 從來よりも一層好適な反應條件を見出したが, なお助觸媒の添加によつて收率を15~20%増加させ得ることを認めた。次に, 殺蟲剤合成の目的でα-ビネン及びその中間體 (鹽化ボルニル, p-サイメン等) の直接鹽素化 (時には更にニトロ化) をを行つたが, それ等の生成物は何れもBHC, DDTに匹敵する殺蟲効果を示した。なお該生成物中から數種の有効成分を分離, 確認した。
著者
Rieko Mukai Osamu Handa Yosuke Suyama Atsushi Majima Yuji Naito
出版者
SOCIETY FOR FREE RADICAL RESEARCH JAPAN
雑誌
Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition (ISSN:09120009)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.102-104, 2020 (Released:2020-07-01)
参考文献数
20
被引用文献数
1 12

The eradication rate of Helicobacter pylori (H. pylori) with proton pump inhibitors, amoxicillin, and clarithromycin has reportedly decreased. Some studies have found probiotics to be useful in eradicating H. pylori, but these effects have not been sufficiently investigated. We aimed to elucidate the role of probiotics in eradicating H. pylori infection. Patients in our hospital with H. pylori infection that received standard treatment from January 2015 to December 2016 were retrospectively evaluated (n = 468). They were divided into three groups based on their treatment regime, being either proton pump inhibitors, amoxicillin, or clarithromycin (PPI group), vonoprazan, amoxicillin, or clarithromycin (VPZ group), and proton pump inhibitors, amoxicillin, or clarithromycin/probiotics (Miya-BM®) (PPI + MBM group). We retrospectively evaluated the H. pylori eradication rate and reported side effects. According to intention-to-treat analyses, the eradication rate of H. pylori was significantly higher in the PPI + MBM group (87.1%) than in the PPI group (70.1%). There was no difference in side effects between any of the three groups. In conclusion, Miya-BM® may have an additive effect when included with eradication therapies for H. pylori.
著者
岡田 康志 松岡 里実 石島 秋彦 伊藤 創祐 川口 喬吾 池崎 圭吾 澤井 哲 佐々 真一 神原 丈敏 榎 佐和子 竹内 一将 猪股 秀彦 沙川 貴大 青木 一洋 小林 徹也 中島 昭彦 福岡 創
出版者
東京大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2019-06-28

本領域は、生命現象を分子レベルから定量的に計測する技術の発展と、非平衡系の統計力学・情報熱力学理論の深化を背景とした、両者の融合領域である。生命現象の理解という具体的な課題に対して「情報を力、エネルギーと同列に物理的対象として議論する新しい物理学」を構築することで、生物学と物理学の間の新たな学際領域を開拓する。この目的を達成するために、本総括班は、領域内での生物系の実験研究と物理系の理論研究の学際融合研究を推進する
著者
岩本 美砂子
出版者
三重大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1999

本研究にあたり、比較研究の基礎となる日本の現状の先行研究が無に等しいことに直面した。そこで日本における女性の政治的リクルートの歴史と現状を把握するべく、女性国会議員およびOGへの面接調査と政党の機関誌紙の調査を行った。1980年代後半の「マドンナ・ブーム」に関して、社会党の従来の労組兼務議員のリクルートが困難になったことから、女性候補が注目された点を解明した。しかし党内で女性候補抜擢が組織的になったのではなく、マスメディアによる「土井ブーム」という風が女性候補を後押ししたのだった。が、このブームは、「女性にとって政治は遠い」という既成概念を崩し、その後の女性候補の進出に資した。また同時期、共産党・公明党も女性候補抜擢に着手していた。さらに、1999年4月の統一地方選挙を中心に、女性の進出の背景について全国調査を行った。全国レベルで、無党派を中心とした「女性を議会へ送る」市民活動が活発化している。「ネット」運動も女性議員を増やしている。既成政党については、特に公明・共産両党が女性候補擁立に熱心であるが、党内部での候補者選抜過程は外部からは捉えがたい。アメリカの選挙は候補者中心であり、政党は女性候補に対して特別の後援を行っていないが、かつてのように女性の立候補(予備選挙における選抜)を妨害することはなくなった。英国では若い女性票が政権の帰趨を制するという見通しの元、労働党が候補者選抜過程で女性比率を維持する仕組みを制度化した。ドイツでは緑の党による候補の女性を半数にする動きが、社民党を刺激し、後者の40%が女性というクウォータを実現させた。フランスでは厚い現職の壁に対して、新設の欧州議会や地域圏議会に女性が進出しており、社会党が熱心に女性候補を選抜している。2000年制定のパリテ法(男女衡平法)により、2001年統一地方選挙にむけ、各党が女性候補発掘に追われている。
著者
大守 伊織 南 恭子 大野 繁 岡 牧郎
出版者
岡山大学大学院教育学研究科
雑誌
岡山大学大学院教育学研究科研究集録 (ISSN:18832423)
巻号頁・発行日
no.174, pp.9-14, 2020-07-27

【目的】注意欠如・多動症(ADHD)の患児とその保護者が薬物治療をどのように評価し,治療に向き合っているのかを明らかにする。【方法】ADHDの診断を受け,メチルフェニデート徐放剤およびアトモキセチンを処方された小1から高3までの患児94 人と保護者106人に質問紙調査と半構造化面接を行った。【結果】90%以上で服薬は規則正しく行われており,薬物治療に対する肯定的な評価は,患児・保護者で約80 ~ 90%と高かった。一方で,全面的に賛成しているわけではなく,約80%の保護者が否定的な意見も持っていた.否定的評価をする要因は,保護者は副作用を含めた長期的な影響への不安,患児は服薬の煩わしさや胃腸症状が多かった。定期的な薬物治療を続けているにも関わらず,効果と不安等を天秤にかけて治療を継続することへの積極的な支持は,患児・保護者で約50 ~ 60%であった。【結論】小児では,低年齢のため客観的に自身の状況を判断し,見通しをもって治療に参加することが難しい場合がある。患児へは胃腸症状への対処を,保護者へは治療の見通しや副作用について丁寧な説明を繰り返すことによって,薬物治療への否定的評価が軽減され,服薬アドヒアランスが向上する可能性がある。

2 0 0 0 OA 鎔造化育論

著者
佐藤信淵 著
出版者
神習舎
巻号頁・発行日
vol.中, 1873