著者
小菅 啓子 小林 茂雄
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.38-45, 1990-01-25 (Released:2010-09-30)
参考文献数
5
被引用文献数
1

2色配色のストライプ柄のイメージについて, 因子分析法により解析した.ストライプ柄は, ストライプの形態と幅ならびに配色の異なった, 132種 (縦, 横) を色紙を用いて作成した.132種のストライプ柄のイメージは, 軽快性, 明瞭性, 単純性の3因子で表される.軽快性については, 黒白のストライプ柄は, 白の分量が関係し, 純色と無彩色の2色配色のストライプ柄は, 純色の色相と無彩色の明度に関係する.明瞭性については, 黒白柄は, ストライプの形態と幅ならびに黒の分量が関係し, 純色と無彩色の柄は, ストライプの幅と無彩色の明度が関係する.単純性については, 黒白柄は, 白の分量とストライプの幅が関係し, 純色と無彩色の柄は無彩色の明度に関係する.ストライプの方向性は, 黒白柄, 純色と無彩色の柄とも, 軽快性, 単純性について, 横の方が縦より因子性が大きい傾向にある.
著者
山田 明夫 宮原 和郎 井上 千春 亀谷 勉
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.41, no.10, pp.709-713, 1988-10-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
14

著者らは先の報告で, 乳用経産牛の腎石の存在状況と組成を検索し, その96.4%の症例に腎石が存在し, 潜在性尿石症が高率に認められたことから, 牛尿石症に対する早期診断法の0確立の必要性を強く指摘した.今回は超音波検査による牛尿石症の早期診断の可能性を検討する目的で, 牛62例の腎臓78検体 (右腎62検体, 左腎16検体) での超音波映像所見と剖検所見との関連を検索した.超音波所見で78検体中52検体に腎石の存在が指摘され.腎石エコーの形状は, 3タイプに分類された.タイプI (5検体) は, 腎杯内に貝殻状の結石エコー (SE) とその後方にSEと同じ幅の音響陰影 (AS) が見られたもので, 剖検所見では全例とも腎杯を満たすように腎石が存在していた. タイプII (33検体) は, 5~10mmの斑状SEとその後方に明瞭な線状のASが観察されたもので, 剖検所見では全例とも腎杯内に10mm程度の腎石が単在または1.5mm程度の腎石が10数個集まって存在していた.タイプIII (14検体) は, 点状あるいは不明瞭なSEとその後方に細い線状のASが観察されたもので, 剖検所見では1検体を除いて, 米粒大の腎石が単在あるいは0.5mm程度の微細な腎石が集まって存在していた.超音波所見で腎石エコーの存在が指摘できなかった26検体中4検体は, 剖検所見で腎石が存在したが, 腎石の大きさはいずれも3.5mm以下であった.超音波縁による腎石の有無の的中率は93.6%で, 2~4mm程度の腎石が存在すれば, これを超音波所見で指摘できたことから, 超音波検査法は牛尿石症の早期診断法としてきわめて有用であると思われる.
著者
竹原 健二 三砂 ちづる
出版者
日本民族衛生学会
雑誌
民族衛生 (ISSN:03689395)
巻号頁・発行日
vol.72, no.6, pp.225-233, 2006-11-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

PURPOSE: The purpose of this study was to develop a scale for measuring view of marriageamong young people and to examine the reliability and validity of the scale. METHODS: A cross-sectional study using self-administrated questionnaire was conducted onFebruary 2005 among 368 unmarried university students between the ages from 18 to 24 in Okinawa.The 25-items were developed via a literature study and in-depth interview university students. RESULT: As a result of the factor analysis, 6 factors and 22-items; life enrichment throughchildren (4-items), interest in marriage (4-items), happy family (3-items), sense of sacrifice and burden(5-items), marriage life contentment (3-items), independence (3-items) were extracted. It was shown that the Marriage-oriented scale was internally consistent from Cronbach's Alphas of .75. As for the validity, internal validity was supported as the score of sacrifice and burden correlated negatively with other 5 factors. The factor was constituted 5-items which meant negative attitude for marriage. The construct validity was supported as the score of ATM-scale and each factor correlated positively with 2 subjective criteria for marriage and the means of ATM-scale were significantly higher with 2 other criteria about attitude toward marriage. CONCLUSIONS: These findings support that the ATM-scale has sufficient reliability and validity. It suggests the importance of evaluation from various aspects for the view of marriage.
著者
高野 富裕 松本 啓之亮 大木 功 大橋 敏明
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.115, no.7, pp.795-802, 1995-06-20 (Released:2008-12-19)
参考文献数
8

The authors have proposed a new framework of automatic knowledge acquision method and its prototype system has been reported at(6), which has generated switching sequences for substations. This paper will present its application to instruction table generation for local load dispatching offices. In the case of dispatching office the huge number and individual particularity are the points at issue. The office has to deal with hundreds of substations and transmission lines, and make a few hundreds of switching instruction tables a month. Generating tables is one of the most difficult tasks because the uniqueness of substations such as structural differences and particular management rules have prevented us from completing knowledge base which will contain thousands of rules. Our approach concerns the point for easy knowledge acquisition of the expert system, using an original learning algorithm named HCL (Hierarchical Concept based Learning). The HCL generates operational knowledge from cases in the past. This paper will discuss the fundamental problems of instruction table generation for dispatching offices and the solution to it by our approach. The method will be shown to construct and update its knowledge base automatically, using an actual network and operational cases of a dispatching office.
著者
橋本 春雄
出版者
(社)日本蚕糸学会
雑誌
日本蚕糸学雑誌 (ISSN:00372455)
巻号頁・発行日
vol.22, no.5, pp.205-210, 1953-10-28 (Released:2010-07-01)
参考文献数
13

Kiel bone konate la hibridigo inter normaltipaj diploidaj inoj kaj d-tralumaj viroj donas ce la morusa silkraupo en F1 generacio d-tralumajn inojn kaj normaltipajn virojn, la d-traluma geno estante seksligita kaj recesiva, dum la hibridigo inter tetraploidaj inoj kaj d-tralumaj viroj normaltipajn inojn kaj normaltipajn virojn. Ni do povus diveni per la hibridigo, ke la inoj parigitaj estus miksoploido kunmetita de diploido kaj tetraploido. E1 43, 200 ovoj elprenitaj el papilioj de sekslimigita Zebro, X-radio-mutacio, heteroziga por dominanta Flavsanga geno, l'autoro sukcesis akini 288 raupojn Zebro-Flavsangajn per artefarita partenogenezo (pro trempado en varman akvon). 9 el 12 ekzamenitaj ce F1 montrigis miksoploidaj. La nombro de ne-d-tralumaj inoj variis ce F1 inter 1.0 kaj 30.2%. La miksoploidaj inoj demetis krom ordinaraj ovoj ankau pligrandajn, kies nombro proporcie bone koincidis kun tiu de la ne-d-tralumaj inoj de F1.Estis ankau konstatite, ke la proporcio inter Flavsangaj kaj normaltipaj individuoj estas en la ne-d-tralumaj inoj iom neordinara, car la nombra proparcio de la dominanta tipo al la recesiva sajnis aperi iom pligranda ol en la ordinara proporcio de 5:1.La partenogenezo sajnas deveni de la ovoj, kies kerno ne faris reduktan dividigon. La miksoploido el diploido kaj tetraploido okazas eble de duobligo de kromosomnombroj pro la kunigo de filinaj kernoj ce la dua au pliposta fendiga dividigo (cleavage).
著者
木村 友子 加賀谷 みえ子 福谷 洋子 小杉 信之
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.41, no.9, pp.887-895, 1990-09-15 (Released:2010-03-10)
参考文献数
8
被引用文献数
1

女子大学生の昼食行動と食生活との関連を調べる目的で, 女子大学生の昼食の取り方について弁当群 (A群) 146人, 外食群 (B群) 140人の計286人に昼食行動に関する意識調査を行い, さらに岡じ対象者のA・B群より弁当群 (a群) 60人, 外食群 (b群) 60人を無作為抽出し, 生活行動調査と食物摂取量調査を実施し, 次の結果を得た.(1) 対象者は自宅生が94%と多く, 昼食のとり方は弁当群 (4日以上弁当/週) 51%, 外食群 (4日以上外食/週) 49%であり, それぞれ簡便化を志向し, 習慣化していた.(2) 月額の小遣い額は弁当群27,911±13,381円, 外食群31,589±13,027円であり, 外食群の昼食代は小遣いの22~33%に相当した.(3) 身体状況では弁当群・外食群ともに, 体型は太っていると思う傾向が強く痩身型志向が多くみられ, 生活行動調査でも消費エネルギー量は摂取エネルギー量を弁当群が 253 kcal, 外食群が292 kcal上まわり, 痩身体型の現状を裏づけた.また両群ともに疲労感のある者は91%に及んだ.食欲は, 外食群では弁当群に比し, 食欲のない者が5%高率であった.休養では, 休養不足がちと思う学生は外食群のほうが弁当群より21%多かった.(4) 生活行動調査では弁当群は学業時間が53分長く, 一方, 外食群では休養に関与する睡眠時間が17分と余暇時間が31分長く, 両群の生活時間に若干の相違を認めた.(5) 食事調査による欠食率は, 外食群のほうが弁当群に比し, 朝食10%, 昼食6%, 外食3%高かった. 1日あたりの栄養素摂取量では, 栄養的には弁当群のほうが多少良好とはいえ両群ともにエネルギー量が低く, カルシウム, 鉄の不足が顕著であった.摂取食品数も両群ともに22品目前後にとどまっていた.(6) 買取り調査での昼食内容は弁当群では食品数平均10品目をとっていたが摂取重量301gと少なく, また所要量の1/3量に対し, エネルギー量や栄養素不足の現状にあった。一方外食群は, エネルギー量は充足していたが, 食品数は弁当群に比し平均8品目と少ない.(7) 外食内容の選択は両群ともに好み・見た感じを優先していた.(8) 食生活の満足感では満足者は弁当群42%, 外食群33%にすぎず, 不満足者は外食群が3%多かった.総合的にみると, 外食群は家事的生活時間や余暇時間がやや長く, 一方, 弁当群は外食群に比し勉学時間が長く, 1日あたりの食事調査からは欠食者も少なく, 栄養素摂取量ではやや良好と判断された.しかし総体的には両群ともにやせ志向を根底に摂取食品数, 食事量, 安易な食選択等々, 昼食行動に慎重さが欠け必然的に1日のエネルギー量や栄養素不足になっていることがうかがわれた.今後いっそう自己管理能力を高めるための積極的アドバイスを加えた実践的教育の強化の必要性を痛感するとともに, 近い将来健康な母親となるべき女性としての反省と努力を望みたい.
著者
木村 友子 梅村 けい子 小川 安子 小川 政禧
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
栄養と食糧 (ISSN:18838863)
巻号頁・発行日
vol.22, no.9, pp.655-659, 1969 (Released:2009-11-16)
参考文献数
5

以上述べたように蔬菜果実類に対する超音波洗滌処理は銅イナン含有農薬添付による残留銅イオンの除去に対し非常に有効であることが判る。しかし, 処理の条件によっては, 組織, 細胞を破壊し, 食用に供し難くなる怖れなしとしない。最初1分間の超音波処理による急激な第1次的洗滌効果に比し, 5分間, 10分間と処理時間を延長した時, 処理時間に比例してなされる銅イオンの除去は困難であって, 完全に除去しようと試みれば遂には組織, 細胞の破壊を招く。従って, 組織, 細胞を損傷することなく, 付着する銅イナンを除去するためには, 更に検討を要するものと思われる。本研究の要旨は昭和43年12月1日, 日本家政学会中部支部第15回例会においてこれを報告した。
著者
金子 健彦
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.120, no.7, pp.1465-1471, 2010-06-20 (Released:2014-11-28)

消化器疾患ないし肝機能異常に伴う皮膚病変を概説した.炎症性腸疾患のクローン病や潰瘍性大腸炎では,結節性紅斑,壊疽性膿皮症等の合併が知られる.遺伝性ポリポーシスであるPeutz-Jeghers症候群では色素斑を生じ,またGardner症候群では多発する表皮様嚢腫や,骨腫が早期診断上重要である.肝機能異常に伴う皮膚病変としては,黄疸,紙幣状皮膚,クモ状血管腫,手掌紅斑が認められる.その他,ウイルス性肝炎に伴う皮膚症状を挙げた.
著者
田中 正敏 一森 哲男 山田 茂
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.7-12, 2002-07-10 (Released:2011-11-14)
参考文献数
13

本論文では, 発見されたフォールトの修正も考慮したとき, 与えられたテスト労力量をどのように配分すれば単体テストのモジュールで発見されるフォールト数の期待値が最大になるかを議論する.ここで, 投入されるテスト労力量と達成されるソフトウェア信頼性を関係づけるために, テスト労力依存型ソフトウェア信頼度成長モデルを適用する. また, 以上の結果を数値例により具体的に示す.
著者
孟 慶軍 平井 卓郎 小泉 章夫
出版者
一般社団法人 日本木材学会
雑誌
木材学会誌 (ISSN:00214795)
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, pp.281-288, 2008-09-25 (Released:2008-09-28)
参考文献数
18
被引用文献数
9 21

この研究では,現在情報の不足している木材と各種構造用面材との摩擦係数測定を実施した。針葉樹合板,広葉樹合板,OSB,MDF,火山性ガラス質複層板(VSB),鋼板について,木材および面材の繊維方向(強軸方向)のすべての組み合わせについて,摩擦係数を測定し,以下のような結果を得た。1.静止摩擦係数は0.2から0.4で,概観的にMDF>針葉樹合板>広葉樹合板>VSB>鋼板>OSBの順となった。2.動摩擦係数の静止摩擦係数に対する比は0.6から0.9で,平均値ではVSB>鋼板>広葉樹合板>OSB>針葉樹合板>MDFの順となった。3.摩擦係数は木材の比重と負の相関を持つことがわかった。4.木材の繊維に直交方向の摩擦係数は繊維に平行方向の摩擦係数より大きかった。合板表板の繊維方向についても,同様な傾向が見られたが,定量的な差は少なく,またOSBのストランド配向方向の影響はごくわずかであった。
著者
Keitarou Kimura Mayumi Hachinohe K. Thomas Klasson Shioka Hamamatsu Shoji Hagiwara Setsuko Todoriki Shinichi Kawamoto
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
Food Science and Technology Research (ISSN:13446606)
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.1183-1189, 2014 (Released:2015-01-15)
参考文献数
30
被引用文献数
12

Various charcoals (used in food processing and water treatment) and broiler litter biochar were examined for ability to adsorb water-soluble low-level radioactive cesium (ca. 200 – 250 Bq/kg) extracted from contaminated wheat bran. Among the materials tested, steam activated broiler litter biochar was the most effective sorbent and was able to reduce the concentration of radioactive cesium to less than 10 Bq/kg. Adsorption was observed under neutral and alkaline conditions but not under acidic conditions. Cesium binding to steam activated broiler litter biochar appeared to be stable under alkaline conditions.
著者
佐藤 廉也 鳴海 邦匡 小林 茂
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.100208, 2014 (Released:2014-03-31)

はじめに 演者らは、1945年8月までアジア太平洋地域で日本が作製した地図(広義の外邦図)の調査を継続する過程で(小林編2009など)、アメリカ国立公文書館Ⅱ(NARAⅡ)の収蔵資料の調査を重ね、同館でU-2機撮影の中国大陸偵察空中写真を公開していることを知った。地形図や空中写真の利用が厳しく制限されている中華人民共和国の地理学研究に際しては、すでにCORONA偵察衛星の写真が広く利用されてきた(渡邊・高田・相馬2006、熊原・中田2000など)。これに対しU-2機による空中写真は、高度約2万メートルで撮影されたもので、地上での解像度は2.5フィート(75センチ)といわれ、実体視も可能である。ただし、その撮影はアメリカの軍事的関心に左右され、また衛星写真と違い広範囲をカバーしないことなど、利用に際しては注意が必要である。まだ未調査の点も多いが、本発表ではここ一年間にわかってきたことを報告し、関係者の関心を喚起したい。U-2機による偵察撮影の背景 よく知られているように、U-2機はアメリカ合衆国の秘密の偵察機として開発され、当初はソ連の核兵器やミサイル開発の偵察に利用された。高空を飛行するため、その攻撃は容易でなかったが、1960年5月にソ連軍により撃墜されパイロットが捕虜になって以後、その存在が広く知られるとともに、ソ連上空の偵察飛行は停止された。当時CORONA衛星の開発が進行していたことも、この停止に関与すると考えられる(Day et al.1998)。これ以前より中華民国空軍のパイロットに訓練を施すなど、U-2による偵察の準備が開始されていたが、1962年初頭からその中国大陸上空飛行が本格的に開始された。 中華民国空軍では、すでに通常の飛行機による中国大陸の空中偵察をアメリカとの秘密の協力関係のもとで実施しており(通称「黒コウモリ中隊」による)、U-2機の偵察についてもアメリカの関与を秘匿するため特別の中隊(通称「黒猫中隊」)を創設し、アメリカ国家安全保障会議の専門グループと大統領および中華民国政府の承認のもとで偵察飛行を行った。撮影済みのフィルムはアメリカに運ばれてからポジフィルムが複製され、中華民国に戻されていたが、一時期には横田基地のアジア写真判読センター(ASPIC)で処理されたこともある(Pedlow and Welzenbach 1992: 226,229)。なお最近の台湾では「黒猫中隊」に関する公文書が公開されるようになっている(荒武達朗徳島大准教授による)。U-2機の撮影対象、写真の特色と今後の課題 以上のようなU-2機の偵察飛行については、CIAが刊行したCentral Intelligence Agency and Overhead Reconnaissance: The U-2 and OXCART Programs, 1954-1974 (Pedlow and Welzenbach 1992)が詳しい。2013年6月に新たに公開されたこのテキストにも伏せ字が残るが、核兵器開発や潜水艦の建造、飛行場やミサイル基地の偵察が主目的であった。また中印国境紛争(1962~3年)に際しても偵察を行い、インドのネルー首相に写真を提供している。ただし中華人民共和国の防空能力は徐々に向上し、1968年以降陸上の偵察は行われなくなり、電子偵察に移行する。 U-2機搭載のカメラは首振り型で、垂直写真のほかその両側の斜め写真も撮影し、いずれも各コマは進行方向に向かって長細いかたちとなる(47×22.5cm)。またフィルム・ロールは右と左に分かれている。1フライトで撮影されるコマは8000にのぼり、ロールが50本以上に達することもあり、特定の地域のコマを探し出すのに長時間が必要である。この背景としては、経度1度、緯度1度の表示範囲に分割されているNARAⅡ備え付けの標定図(マイクロフィルム)からフライトやコマの番号を知ることができても、目指す番号のコマを参照するにはフィルム・ロールの缶に記入された番号だけが頼りなので、場合によってはカンザス州の倉庫に保存されている当該フライトのロールを全部取り寄せる必要があるという事情がある。取り寄せに数日かかるだけでなく、1回の閲覧で参照できるのは10ロールにすぎない。また偵察飛行なので、雲のため地上が写っていないこともしばしばである。今後はU-2機による写真の全容を把握するためには全104のフライトの飛行ルートの図示も目指したいが、標定図のないフライトのある可能性もみとめられ、利用の条件整備には関係者の協力が必要である。なお、本発表の準備に際しては、岩田修二首都大学東京名誉教授のご教示を得た。
著者
村田 昌弥
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.52, no.476, pp.1351-1354, 1986-04-25 (Released:2008-02-21)
参考文献数
6

The Ladder Chart have been used to the presentation of programs on the Programable Sequence Controller (P.C.) as same as on the electric sequence circuits consisted of relaies. But, it is unsuitable method for the presentation of programs on P.C. because which involves new codes of micro computor never seen in sequnce circuits of relaies. The new description method using Boolean Algebra and the new symbols for new codes is prefered. This method gives a logical presentation and the convenience of progam coding.