著者
伊藤 繁
出版者
日本農業史学会
雑誌
農業史研究 (ISSN:13475614)
巻号頁・発行日
no.35, pp.1-11, 2001-03

Little attention has been paid for very significant regional population changes, though demographic transformation is necessarily mentioned when we discussed the modern population history in Japan. There were very clear regional fertility differences from pre-modern to modern period in Japan. In the Tokugawa period, the total fertility rate of eastern Japan was the lowest compared with those of other regions. However, the regional differences of fertility had drastically changed to the opposite direction of 'western low and eastern high' in the late Tokugawa period. These evidences are due to the development of historical demography in Japan. According to my estimates of crude birth rates in Meiji-Taisho period and the other estimates of later period by demographers, this regional difference had lasted about 100 years in spite of the starts of modern economic growth after 1885 and the demographic transformation in 1920's. After 1955, the regional differences disappeared in a very short period compared with the time which that continued. The factors influencing the regional differences of fertility in the Meiji-Taisho period were investigated. In high fertility regions, farmland was increasing from the late Tokugata period. These regions also had the favorable conditions of factor endowment, which could have more family members, compared with low fertility regions. This carrying capacity of rural areas developed initially by enlargement of agricultural investments of the late Tokugata period, which was induced by the change of relative prices between agriculture and manufacturing products. The regional differences of female ages at first marriage were corresponding to the fertility differences and, did not significantly changed in the Meiji-Taisho period as a whole. But, in the region specializing sericulture and silk reeling industry, their female ages at first marriage were risen clearly. This had a negative influence on fertility. Female ages at first marriage were also going up in the urbanized areas, which had more job opportunities for females. In regions of low fertility, both weak carrying capacity and urbanization effect worked to the direction to go down fertility.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1589, pp.20-23, 2011-05-02

営業時間の大幅短縮を余儀なくされた外食チェーンがある。「熱烈中華食堂 日高屋」や「来来軒」を運営するハイデイ日高。関東を中心に約300店舗を運営する(フランチャイズ店を除く)。震災後、登録していた外国人のパート従業員1400人のうち約半数が本国に帰ってしまった。「パート消滅」に、店舗は混乱状態に陥った。
著者
中野 収
出版者
青土社
雑誌
ユリイカ (ISSN:13425641)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.p20-31, 1981-07
著者
阿部 秀樹
出版者
鶴岡工業高等専門学校
雑誌
鶴岡工業高等専門学校研究紀要 (ISSN:02861232)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.15-26, 2006-12

他大学教授が発表した論文の一部が盗用され、著者自らの論文として本校の研究紀要に発表していたことが発覚したため。
著者
阿部 秀樹
出版者
鶴岡工業高等専門学校
雑誌
鶴岡工業高等専門学校研究紀要 (ISSN:02861232)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.27-38, 2006-12

他大学教授が発表した論文の一部が盗用され、著者自らの論文として本校の研究紀要に発表していたことが発覚したため。
著者
内田 又左衛門 笠井 勉
出版者
日本農薬学会
雑誌
日本農薬学会誌 (ISSN:03851559)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.553-558, 1980-11-20

殺菌剤ジアルキルジチオールアニリデンマロナート類の大阪(河内長野)土壌に対する25℃での吸着定数(K)は, メチル体の2.7からへプチル体の605まで変化した.アルキル鎖が長くなるにつれて, Kの値が増加した.そして, log K値は疎水性パラメータであるlog P(Pは1-オクタノール・水系での分配係数)と非常によく相関するので, これらの化合物の土壌への吸着過程は, 疎水的相互作用といえよう.土壌カラム中でのこれら化合物の移行性もアルキル鎖の変化に伴い, 規則的に増減した.そして, 土壌への吸着定数との間には, 非常に良好な負の相関性がみられ, 吸着性の著しい化合物の移行性は低かった.
著者
東山知彦 増田大樹 松本利夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.29-31, 2012-03-06

本発表はAndroidのリアルタイム性評価と改善方法を検討したものである。近年、携帯情報端末以外の組み込み機器に対してAndroidを適用する動きが高まっている。Androidを組み込み機器に適用するにはリアルタイム性の確保が必要である。今回は、市販されている組み込み向け評価ボード上で、CPU負荷、割り込み負荷をかけた状態で、タイマー割り込みに対する応答性評価を行った。その結果、タイマー割り込みに対して大幅な応答遅延が観測された。本発表ではこの結果に対し、システムレベル、アプリケーションレベル両面での分析・評価結果を述べる。また、応答性阻害要因の解決策についても検討する。
著者
鈴木 慎太郎 田中 明彦 岸野(大木) 康成 村田 泰規 楠本 壮二郎 石田 博雄 安藤 浩一 白井 崇生 大西 司 相良 博典 瀧本 雅文
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.118-124, 2016

背景.数多くの健康食品が販売されており,医薬品と併用している場合も少なくない.なかでも滋養強壮を謳った「にんにく卵黄」は盛んに広告されており,愛飲者も相当数が見込まれる健康食品である.症例.69歳男性.4年前から「にんにく卵黄」を服用し続けていた.数週間前から労作時の呼吸困難と乾性咳嗽を自覚し,近医で肺炎の診断にて抗菌薬と副腎皮質ステロイドを投与されるも改善せず,当科を紹介受診した.胸部X線およびCT上,両側中下肺野,末梢側優位のすりガラス影を認めた.気管支肺胞洗浄液でリンパ球優位の細胞増加を認め,気管支肺生検ではリンパ球主体の炎症と軽症の器質化肺炎様の所見を認めた.「にんにく卵黄」の服用中止により速やかに改善し,リンパ球刺激試験でも同商品で陽性反応を示したため,同食品による肺障害を強く疑った.結論.健康食品やサプリメントの摂取歴についても,問診で詳細に聴取することが大変重要である.
著者
長塚 隆 神野 こずえ
出版者
Japan Society of Information and Knowledge
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.149-156, 2011-05-28
被引用文献数
1 2

Wikipediaは利用者参加型のオンライン百科事典であり,インターネットに接続し,誰でもが記事を編集できる.Wikipedia日本語版は281言語版のなかで記事数では7番目に大きな言語版である.Wikipedia日本語版の学生を中心とした利用動向を調べるために,認知度,利用経験,利用理由,利用目的,記事の信頼度,記事の編集経験,他の言語版の利用などについてアンケートを実施した.学生におけるWikipedia日本語版の利用時の特徴を明らかにした.
著者
マイケル スロート
出版者
有斐閣
雑誌
哲学雑誌 (ISSN:03873366)
巻号頁・発行日
vol.127, no.799, pp.126-161, 2012
著者
深井 誠一 五井 正憲
出版者
香川大学農学部
雑誌
香川大学農学部学術報告 (ISSN:03685128)
巻号頁・発行日
vol.53, no.106, pp.25-29, 2001-03
被引用文献数
1

一重咲きタイプのバレリーナ,八重咲きタイプのアンジェリケ,枝咲きタイプのオレンジブーケの3品種のチューリップの花芽分化を走査型電子顕微鏡で観察した.バレリーナの場合,3枚の普通葉を分化した後茎頂が肥大し,その外花被,内花被,雄ずい第1環,第2環の順で3つずつの原基が分化した.その後茎頂の中央部は三角形になり,その頂部がへこみ始め雌ずいへと分化した.雄ずいが伸長し雌ずいを囲みその後花被が伸長して全体を覆った.八重咲きのアンジェリケでは,花被の分化に引き続き多数の突起状の原基が分子し,そのうち外側の多くは花被化し内側のいくつかは雄ずい化した.枝咲きのオレンジブーケでは中心の花芽の分化完成後,腋芽の茎頂は1枚の普通葉を分化した後花芽を分化した.