著者
浅見 敏彦 桃瀬 一成 細川 〓延
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.59, no.566, pp.p2962-2967, 1993-10
被引用文献数
3

This paper proposes an expression for design of optimal dynamic absorbers attached to damped linear systems. The classical expressions were derived from the assumption that the primary system has no damping. There are two optimization criteria in the design of the dynamic absorber : the fixed-points theory and the minimum variance criterion. In the fixed points theory, the dynamic absorber is optimally tuned and damped with respect to the primary system so that the two resonant amplitudes of the main mass are equal. In the latter criterion, however, the area under the power spectrum density curve of the main mass is adjusted to take the minimum value. The new expression proposed in this paper is based on the minimum variance criterion. A perturbation method is used to obtain the expression, and the accuracy of the perturbation solution is discussed.
著者
浅見 敏彦 細川 〓延
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集. C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.61, no.583, pp.915-921, 1995-03-25
参考文献数
15
被引用文献数
5

This paper proposes an expression for design of optimal dynamic absorbers attached to damped linear systems. The classical expressions were derived from the assumption that the primary system has no damping. There are two optimization criteria in the design of the dynamic absorber : the fixed-points theory and the minimum variance criterion. In the fixed-points theory, the dynamic absorber is optimally tuned and damped with respect to the primary system so that the two resonant amplitudes of the main mass are equal. On the other hand, in the latter criterion the area under the power spectrum density curve of the main mass is adjusted to take the minimum value. The new expression proposed in this paper is based on the fixed-points theory. However, there are no fixed points in the resonance curves of the damped linear systems, so the analytic procedure becomes impossible. Therefore a perturbation method is used to obtain the expression, and the accuracy of the solution is discussed.
著者
〓 東風
出版者
愛媛大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、中国四川省の安岳地方・湖北省の荊楚地方・江西省の宜春と〓州などの地域を中心として、各地の仏教遺跡の現地調査を行い、これに文献史料の考察も加えることによって、それぞれの仏教遺跡の確認や新しい史料の発見、また、明代前期四川仏教の代表的人物の思想や経歴、天台智者の出身地の所在、当陽玉泉寺関羽信仰の発生・変化の経過、江西地方の禅宗発達の原因等の解明、という成果を挙げた.
著者
小勝 幸夫 小林 洋二 渋谷 紘 武井 〓朔 竹内 敏晴 角田 史雄 堀口 萬吉 町田 二郎 村井 武文 吉田 弘安 吉羽 興一
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.76, no.9, pp.421-431, 1970-09-25
被引用文献数
11 2

rights: 日本地質学会rights: 本文データは学協会の許諾に基づきCiNiiから複製したものであるrelation: IsVersionOf: http://ci.nii.ac.jp/naid/110003012640/
著者
李 玄〓
出版者
沖縄国際大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

近年、韓国では子どもを早期留学させるために家族が離れて暮らす「非同居家族」による、いわゆる「雁パパ」が出現している。「雁パパ」とは、母と子どもを留学させ、自分は一人韓国に残って留学費用を送金しながら暮らす父のことで、そこには様々な問題点も指摘されている。本研究は、早期留学によって現れた「雁パパ」現象に焦点をあてることで、韓国の外国語教育政策における現状問題と今後のあり方を探った。
著者
堂山 昌男 松井 正〓
出版者
西東京科学大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1993

本研究においては、分子動力学の方法を用いて、金属の結晶成長をシミュレートすることを目的として行なった。まず、純物質のN体多体原子間ポテンシャルを開発した。これらのポテンシャルを用いて、気相からの結晶成長を分子動力学を用いて計算し、その成長機構を調べた。金属那珂の相互ポテンシャルは2体ポテンシャルによっては扱えない。本研究では、いわゆるembedded atom法を用いた。面心立方格子をもつ金、銀、銅、六方晶のチタニウムについて計算した結果、面心立方で(111)最密面、六方晶で(0001)最密底面では吸着原子が非常に動きやすいことがわかった。また、吸着原子クラスターを作ると、とたんに動きにくくなることがわかった。表面との吸着エネルギーも計算した。これにより、2体ポテンシャルと多体ポテンシャルの相違が明らかになった。当然のことながらボンドの足し算では表わせない。松井らは銅の分子動力学を用いて、銅の(100)面気相成長を動画に表わした。以上の結果を用いてモンテカルロ計算により、銅の(111)面結晶成長、シリコンの(100)面気相成長のシミュレーションを行なった。これにより、成長速度と結晶成長の関係を明らかにした。結晶速度が速いときには面がアイランドを作りながら成長し、結晶速度が遅いときには1面1面完全に近い結晶が成長することがわかった。これらの結果は平成5年8月末から9月初旬研究代表者が組織したInternational Union of Materials Research Societiesのsymposium D Computer Application to Materials Scienceおよび、平成5年11月末米国ボストンで開催されたMaterials Research Societyにおいて十数編の論文として発表された。
著者
楊 〓叡 堀田 明裕
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.29-36, 2005-11-30
参考文献数
21

報知機能に関するサイン音の意味を調べるため, 音要素(高さ, 長さ, 大きさ)が生起する印象について評価実験を行った。被験者22人に41の実験音を提示し, 5つの報知機能(位置, 誘導, 通報, 案内, 規制)を想定した25の評価語対によって, 7段階の印象評価を行った。評点平均値の結果から音の高さが位置の高低と関わりのあることがわかった。また, 音が短ければ, 緊張感が強くなる傾向がみられ, 音が大きければ, 威圧感が強いという効果があった。因子分析では, 1強制, 2判別, 3緊張, 4象徴, 5持続, 6確認, 7方向の7因子が抽出された。規制機能に第1因子, 位置機能には第2因子, 通報機能には第3, 6因子, 案内機能には第4, 5因子, 誘導機能には第5, 7因子が含まれていた。実験音と評価語から抽出した印象と音の物理的特性, 因子の対応関係は, 新たなサイン音をデザインする時に有効と考えられた。
著者
金 〓志 西条 寛平 瀬尾 充 松浦 隆志 一宮 仁 相島 慎一 松本 主之 飯田 三雄
出版者
Japan Gastroenterological Endoscopy Society
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.1431-1436, 2009-06-20
参考文献数
23
被引用文献数
1

症例は50歳,男性.タール便を主訴に来院し,上部消化管内視鏡検査で十二指腸下行部傍乳頭部に長径約20mmの広基性ポリープがみられた.観察時にポリープ表面より出血したため,止血術を施行した.再出血の可能性とVater乳頭口側3mmの近傍に位置していたことから,開腹下の外科的粘膜切除術で治療した.家族歴,消化管外徴候,消化管の他病変がないこと,および切除標本の病理組織所見から,孤在性Peutz-Jeghers型ポリープ(以下PJ型ポリープ)と診断した.十二指腸のPJPは比較的少なく,本例は広基性を呈した点で稀と思われた.
著者
分部 麻希 村上 千秋 丸山 武紀 新谷 〓
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.221-228, 2000-05-20
被引用文献数
3

1)AsA及びDAsA標準水溶液の温度による安定性を比較すると、5〜50℃ではAsAの方が安定性が悪く90℃ではDAsAの方が悪かった。2)AsA及びDAsA標準溶液のpHによる安定性を比較すると、AsAはpH4〜pH7の範囲で安定だが、DAsAはpHが高いほど不安定であった。3)野菜ジュース中のAsA及びDAsAの挙動は野菜の種類によって異なり、保存中にAsAがほとんど酸化されない者、ジュース調製中にすべてDAsAに酸化され、保存中に総VCが著しく低下するものまで様々だった。4)ジュース調製後の加熱の影響は、加熱により総VCは低下するが、高温または電子レンジ加熱では、24時間保存後の残存率は未加熱に比べて高かった。5)ピーマンジュースのpHによるAsAの安定性はpH4以下またはpH7以上で良く、pH5.5付近で最も悪かった。6)ピーマンジュースの場合、食酢、レモン汁、牛乳の添加が効果的だった。パセリ、キャベツ、セロリ、にんじん及びレタスの各ジュースではレモン汁が特に効果的であったが、牛乳の添加で、無添加に比べ総VCの残存率が低下した。