著者
白井 暁彦 佐藤 勝 草原 真知子 久米 祐一郎
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.4, no.4, pp.691-697, 1999-12-31 (Released:2017-02-01)
参考文献数
10
被引用文献数
2

A mixed reality amusement system employing foot interface, "Fantastic Phantom Slipper", has been developed. The system includes slipper-like wearable devices, optical motion capture and a hemispherical floor screen with a video projector. Phantom sensation is elicited by vibrators in the soles of the slippers to transmit information from floor. Most important concept of this work is to experience cyber worlds through human actions and sensations intuitively. With this system, players can enjoy walking into, and feel cyber worlds with their own feel as they do in real worlds. In this paper, the concept of this work, system configuration, amusement content and players' reactions are described.
著者
佐藤 勝彦
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.90, no.2, pp.449-478, 2008-05

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
斎藤 肇 佐藤 勝昌 冨岡 治明 井上 圭太郎 重藤 えり子
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR TUBERCULOSIS
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.89-95, 1992-02-15 (Released:2011-05-24)
参考文献数
18

Fourty-five sputum specimens collected at the National Sanatorium Hiroshima Hospital were subjected to cultivation using either BACTEC 460 TB System (BACTEC method; Becton Dickinson Co., Towson, Md., U.S.A.) or 3% Ogawa egg medium. Test suptum was treated with four volumes of 4% NaOH for approximately two minutes, after which 0.1ml of the treated sputum was immediately inoculated onto 3% Ogawa egg medium. After neutralizing the remaining pretreated sputum with 1N HCl, and diluting with 1/15 M phosphate buffer PB; pH 6.8), it was then centrifuged at 3, 000rpm for 20min and the sediment was suspended in 1.5 ml of PB. Volumes of 0.5 ml each were inoculated into BACTEC 12B medium (4ml), containing PANTA for prevention of contamination and POES for promoting the growth of mycobacteria.In the BBCTEC method, bacterial growth was measured in terms of increases in the Growth Index (GI) values which were determined by the amount of 14CO2 released from the 14C -labelled palmitate during cultivation at 37°C (positive growth;GI≤50). Moreover, ρInitro-α-acetylamino-β-hydroxy-propiophenone (NAP)-sensitivity testing was done by transferring a part of the BACTEC 12B culture showing positive growth to a NAP vial, and thereafter subjected to further cultivation.Among the 45 sputum specimens, the number of positive specimens for mycobacterial growth in the afore mentioned cultivation methods and time required for growth were as follows: 3% Ogawa egg medium, 12 specimens (27%), seven M. tuberculosis complex strains at 12-35 days (average 21 days), five M. avium complex strains at 14-21 days (average 18 days): BACTEC method, 18 specimens (40%), 11 M. tuberculosis complex strains at 3-28 days (average 14 days), six M. avium complex strains at 3-10 days (average 6 days) and one M. scrofulaceum strain at 28 days. There were no specimens that tested positive for mycobacterial growth on 3% Ogawa egg medium but negative in BACTEC 12B medium. The BACTEC method was most efficacious in cultivating acid-fast bacilli from smear-negativeWhen NAP-sensitivity testing was done using the BACTEC method, mycobacteria in 11 test sputa were deteremined as NAP-sensitive, thereby belonging to M. tuberculosis complex. The fact that all of the organisms determined as NAP-sensitive using the BACTEC method were rough and nonphotochromogenic, and identified as M. tuberculosis complex by AccuProbeTM testing, confirmed the reliability of NAP-testing. sputa.The mycobacteria in seven sputum specimens detected using the BACTEC method were determined as NAP-resistant. Six of them were smooth and nonphotochromogenic, and identified as M. avium complex by AccuProbe testing. The one remaining strain was a scotochromogen with a smooth colony morphology, and had no reaction to either the M. tuberculosis complex- or M. avium complex-AccuProbe tests. This strain was identified as M. scrofulaceum using an α-antigen analysis.These results indicate the usefulness of the BACTEC 460 TB system in the rapid diagnosis of mycobacteria including M. tuberculosis complex and M. avium complex.
著者
風間 隆宏 中村 隆 伊藤 敏朗 大塚 浩二 佐藤 勝弘 今津 雄吾
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海岸工学論文集 (ISSN:09167897)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.1356-1360, 2006
被引用文献数
5

津波による船舶被害軽減のための避難海域設定手法について検討を行った. まず, 中央防災会議各専門調査会によって公開されている「海岸での津波高さ」を用いて, 簡易的に避難海域水深を設定する手法を提案し, 気仙沼湾を対象とした津波シミュレーション結果と比較した結果, その妥当性を確認した. また気仙沼湾において避難海域への到着可否を検討した結果, 湾奥部から避難の場合は, 避難海域に到達する前に津波に遭遇する可能性があることが認められた. さらに人命第一を考えた船舶避難行動に関する考え方を提示し, 避難海域及び避難行動のルールは地域の実情を踏まえ関係者が協議し設定することの重要性を指摘した.
著者
佐藤 勝彦 杉山 直
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.2-9, 1993-01-05 (Released:2008-04-14)
参考文献数
20

米国の宇宙背景放射探査衛星(COBE)が,ビッグバンの証拠と考えられているマイクロ波背景放射のなかに現在の宇宙の構造の種が確かに仕込まれていたことを発見した.それはマイクロ波がわずか10万分の1の振幅の空間的揺らぎをもっていたということではあるが,ビッグバン理論の正しさを強く示唆するものである.さらに,この揺らぎのスペクトルがインフレーション理論の予言するものとほぼ一致することから,この理論の重要な証拠であると言える.ここではこの発見の意味について解説する.
著者
佐藤 勝明 Katsuaki SATO
出版者
和洋女子大学
雑誌
和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University (ISSN:18846351)
巻号頁・発行日
no.62, pp.201-212, 2021-03-31

蕉風以外の未注釈の連句作品を分析する第二弾として、無倫編『俳諧紙文夾』(元禄十年秋序)に収められる、嵐雪・無倫・艶士・止水による四吟歌仙を対象とする。そして、その分析により、嵐雪と無倫らの間に不協和音は感じられず、芭蕉流の付け方が共有されていると見られるものの、各付合では詞の連想に頼った側面もあり、一巻全体では変化を重んじる意識が希薄であることを指摘する。
著者
佐藤 勝彦 橋本 正章 鈴木 英之 山田 章一 長滝 重博 固武 慶 滝脇 知也 渡辺 元太郎 大西 直文 住吉 光介 藤本 信一郎 木内 健太 岩上 わかな 澤井 秀朋 安武 伸俊 西村 信哉 諏訪 雄大 中里 健一郎 長倉 洋樹
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2007

本研究課題では大質量星が進化の最後におこす重力崩壊型超新星及びガンマ線バーストの爆発機構・源エンジンについて世界最先端の研究を行い、多くの成果を挙げた。大規模数値シミュレーションによる研究を豊富に行い、場合によっては京コンピュータを用いた世界最高レベルの数値シミュレーションを実現した。またこれらの現象に付随して起こる重力波・ニュートリノ放射、r-process元素合成を含めた爆発的元素合成、最高エネルギー宇宙線生成、等々について世界が注目する成果を数多く挙げた。以上の様に本研究課題では当初の予想を上回る、世界最先端の成果を修めることが出来た。また同時にこの分野に於ける将来の課題・展望を提示しつつ5年間のプログラムを終了した。
著者
佐藤 勝洋 SATO Katsuhiro
出版者
岩手大学教育学部附属教育実践研究指導センター
雑誌
岩手大学教育学部附属教育実践研究指導センター研究紀要 (ISSN:09172874)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.157-173, 1992-03-01

中学校理科の「天気の変化」という単元では,気象現象や季節の変化を扱う。単元に入る前に生徒たちに,気象現象について関心を向けさせることを目的として「天気日記」なるものをつけさせた。冬休みの2週間,その日その日の天気や気象に関したことをさがして,10行程度で記録する。天気や気象に関係していることならどんなことでもよい,という条件にした。「天気日記」で取り上げられていた対象は様々で,広範にわたっていた。このことに着目して,生徒(人々)は「季節の変わり目をどんなことから感じとるのか?」ということを調べた。今回はその中から,「夏」の季節感について述べてみたい。
著者
佐藤 勝明
出版者
和洋女子大学
雑誌
和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University (ISSN:18846351)
巻号頁・発行日
no.60, pp.210-199, 2019-03-31

荷兮編『冬の日』(貞享二年刊か)は貞享元年冬の旅中に芭蕉が名古屋の連衆と巻いた五歌仙を収め、俳諧史上画期的な連句集として知られる。しかし、これが突如として生まれたものかどうかを言うためには、同書以前の作品と比較する必要があろう。そこで、本稿ではその作業の一つとして、芭蕉が名古屋に入る前、大垣で嗒山・木因・如行と四人で巻いた「師の桜」歌仙(『元禄風韵』所収)を取り上げ、それぞれの付合を、①〔見込〕、②〔趣向〕、③〔句作〕の三段階による分析方法を使って読み解いていく。そして、表現面での難点が多く、付合や一巻の展開にも問題は指摘できるものの、疎句化を意識した付け方が進行しつつあることも認められ、たしかに『冬の日』につながる歌仙であることを明らかにする。
著者
佐藤 勝明
出版者
和洋女子大学
雑誌
和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University (ISSN:18846351)
巻号頁・発行日
vol.58, pp.210-199, 2018-03-31

珍碩編『ひさご』(元禄三年刊)は「俳諧七部集(芭蕉七部集)」の四番目に位置し、奥羽・北陸行脚を終えた芭蕉の新境地を示す連句集として知られている。中でも巻頭の「木のもとに」歌仙は、『猿蓑』所収の諸歌仙とともに、連句史上の傑作として名高く、貞門・談林の古風を完全に打破した新風の一巻とされている。本稿では、この一巻を対象に、それぞれの付合を、①〔見込〕、②〔趣向〕、③〔句作〕の三段階による分析方法を使って読み解いていく。そして、その付合の多くが、前句がもつ気分・雰囲気に合わせた匂付であることはたしかにもせよ、その「匂」を句姿にも示したものが多いことを指摘し、芭蕉晩年の付合とはその点が異なることを明らかにする。
著者
佐藤 勝明
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.47-56, 2012

<p>芭蕉が「幻住庵記」を書いていた元禄三年、門人らに宛てた書簡には「誹文」「俳文集」といった文言が何度か使われている。去来・凡兆を指導しながら『猿蓑』の編集にいそしんでいた当時、芭蕉は発句・連句のほかに俳文でも一格を立てようとし、『猿蓑』には文章編をも企図していたことが知られている。しかし、その俳文がどのようなものをさすかについて、まとまった発言はないため、なかなか核心に迫れない憾みがある。しかも、『去来抄』に録された言辞によれば、「西鶴」を「俳諧の文章」と認めていたことも知られるため、問題はいっそうぼやけてくる。そうした現状を踏まえ、本稿では、芭蕉が「誹文」として書いたことが確実な「幻住庵記」を取り上げ、その推敲過程を通じて、その趣意が変化していったことを確認する。次に、凡兆の原案に基づき、芭蕉が俳文とすべく改稿したと見られる「烏之賦」、芭蕉が俳文と認めていたらしい嵐蘭の「焼蚊辞」を取り上げ、ここに俳文の基本的な性格のあることも確認する。これらを合わせることから見えてくるのは、人間の内面をとらえようとして、芭蕉が苦心惨憺していた姿であり、また、割り切れない問題の前で迷う姿そのものを、文芸的な趣意として発見していく様相である。そして、これが『おくのほそ道』の執筆につながっていくこと、同書は紀行文であると同時に俳文の集でもあって、やはり曖昧性を趣意としている条が見られること、その際に西鶴の書く草子が一つの先達でもあったであろうこと、などを論じていく。さらに、仮名草子と俳文の関係をどう見るかという問題にも言及し、近世前期の俳文を考えるには、芭蕉の考えに沿いながら慎重に見極めていくしかない、ということを結語とする。</p>
著者
鈴木 蕃 佐藤 勝春 小林 秀彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.335-338, 1975-04-15

1970年2月の国際固体回路会議における米国のインテノレ及びハネウェル両社のPチャンネル1k ビットMOSメモリ発表以後,同種のICメモリをコンピュータのメインフレームメモリに導入することが全世界的になってきた.この理由としては,(1)従来のコアメモリより小型で,(2)安く,しかもコアメモリより,今後はるかに大幅な値下りの潜在力を秘めた,(3)低消費電力で,(4)信頼性の高いメモリが,(5)CPU等とほぼ同じ方法で製造でき,(6)同じ方法で保守できる等が挙げられよう.ACOS シリーズ77のメイン・メモリは,全面的にMOS メモリを採用し,上記のような長所を持っている.
著者
佐藤 勝 林 敦子 加登 基弘 新田 裕 並河 勇 白木 雅文 勝谷 芳文 岩山 幸雄 平田 健一 木村 健一
出版者
特定非営利活動法人日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.407-415, 1985-06-28
被引用文献数
2 2

ヒトの口腔内には鞭毛虫類としてTrichomonas tenax (T. tenax)が生息し,歯周疾患の進展と共にその検出率が高くなることが経験的に知られている。しかし本原虫は培養,純培養が困難であるため,その病原性や生物学的性状は不明である。我々はT. tenaxの培養用に新培地を開発し,この培地がT. tenaxの分離,増殖にも優れていることを確認したので今回は,ヒトの歯肉縁下歯垢中における本原虫の分布と検出率を疫学的に調査した。その結果,T. tenaxの検出率と,被検者の年齢,ポケットの深さ,歯肉炎の程度および歯垢集積量の間には密接な関連性が認められた。また歯周療法がT. tenaxの消長に及ぼす影響を検討したところ,臨床症状の改善に伴ってT. tenaxの検出頻度は低下した。
著者
佐藤 勝巳
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1255, pp.122-126, 2004-08-23

普段はつき合いのないマスコミにはしゃべらないんだけどね。分かった。全部話しましょう。北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会(救う会全国協議会、以下救う会)の会長である私が、救う会に寄せられた寄付金1000万円を着服したとして、同会幹事の兵本達吉氏、小島晴則氏両名により6月23日に刑事告発されました。
著者
佐藤 勝明
出版者
和洋女子大学
雑誌
和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University (ISSN:24326925)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.174-163, 2017-03-31

俳諧史上の傑作の一つとして知られる『此ほとり一夜四歌仙』の中から、巻頭の「薄見つ」歌仙を取り上げ、各付合の分析を通して、蕪村連句の特色を探る。それぞれの付合は、①〔見込〕、②〔趣向〕、③〔句作〕の三段階による分析方法を使って読み解いていく。その結果として言えるのは、古典趣味や中国趣味など、題材の偏りが多分に見られること、前句をよく検討してから趣向を立てるのではなく、前句の詞や表現から喚起されたこと(それは自分たちの嗜好にかなう方向で多く選ばれる)をもとに付句を考えていくこと、の二点である。すなわち、芭蕉流の付合手法とは異なる面が多く、蕪村一流の美的世界が構築されているのであり、今後は、そのことを前提に蕪村連句と取り組むことが肝要と言える。