著者
内藤 祥雄 禰津 孔二
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.10, no.6, 1969-11-15
著者
内藤 善哉
出版者
日本医科大学医学会
雑誌
日本医科大学医学会雑誌 (ISSN:13498975)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.159-166, 2009 (Released:2009-07-15)
参考文献数
4

The confocal laser scanning microscope (CLSM) is a device for obtaining high-resolution optical images of immunofluorescent staining. The CLSM can produce in-focus images of thick specimens, a process known as optical sectioning. The images are reconstructed with a computer, using 3-dimensional image software, allowing 3-dimensional reconstructions of topologically complex objects. On the same tissue sections, the CLSM can obtain the images of differential interference contrast. Recently, a special inverted CLSM-the multimode microscopy system-has been used to examine the morphology and functions of cells. A multimode microscopy system can be used to obtain images of CLSM, total internal reflection fluorescence, time-lapse, and micromanipulation. In the present study, we show images of pancreatic cancer cells as an example.
著者
内藤 俊夫
出版者
順天堂医学会
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.397-402, 2012

感冒は患者が外来を受診する理由で最も多く, その診療に要する医療資源は莫大な量である. インフルエンザは世界的な大流行を繰り返し, 多くの患者の命を奪っている. インフルエンザに対してはワクチンを用いた適切な予防が重要であるが, 本邦では必ずしも徹底されていない. 感冒・インフルエンザ患者に対する抗菌薬の乱用は, 耐性菌・副作用・医療費において大変な問題である. また, 世界規模でオセルタミビル (タミフル<sup>®</sup>) 耐性株が出現しているほか, オセルタミビルの治療効果を疑問視する発表も相次いでいる.これらのことから, 感冒・インフルエンザの治療における漢方薬の使用が注目されている. 西洋薬と違い漢方薬では, 急性期のみならず亜急性期・慢性期の症状改善にも有効であることが特徴である. 近年, 漢方薬を用いた臨床試験の報告も増えている. われわれはインフルエンザ患者に対する麻黄湯のランダム化比較試験を行ったが, これによると麻黄湯ではオセルタミビルなどの抗ウイルス薬と同等の効果が得られた. また, 漢方薬の中にはサイトカインの調節に役立つものがあり, インフルエンザ肺炎やインフルエンザ脳症の治療への活用が期待される.
著者
太田 剛 内藤 英俊 田所 英二 原 雄人 村川 義康 河野 渉
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.1160-1163, 1989-02-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
7

An epidemiologic study of lumbar intervertebral disc herniation was undertaken at our hospital.200 patients with this condition were operated in recent four years.To all cases, we sent the questionnaire.85 patients were successfully interviewed.It was found that this condition was most likely to be diagnosed among the male sex in the age group of 30's, and the female sex in the age group of 30's, 40's, and 50's.In the occupation, more than half of the male cases were hard-workers and more than half of the female cases were clerks and house-wives.
著者
大草 孝介 阿部 興 内藤 貴也 山口 直人 加田 拓磨 黒田 淑恵 佐藤 のぞみ 日高 明日香 森 健人 鎌倉 稔成
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
計算機統計学 (ISSN:09148930)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.147-154, 2015 (Released:2017-05-01)
参考文献数
3

本報告は, 経営科学系研究部会連合協議会主催, 平成24年度データ解析コンペティションにおける本研究チームの報告内容をまとめたものである. 同コンペティションでは, 物件情報サイト上の顧客の行動履歴に対する解析を行い, 消費者が将来閲覧するであろう物件を予測するという課題が提供された. この問題に際し, 本研究では顧客行動の中でも, ユーザの検索時の検索条件と, 実際に閲覧した物件の持つ条件の共起関係について重点を置いて解析を行い, ユーザが将来閲覧する物件の予測を行った. 結果として, 提案手法は単純に検索条件に基づいてリコメンドした場合に比べて, 高い予測精度を得ることに成功した.
著者
内藤 裕二 髙木 智久 鈴木 重德 福家 暢夫
出版者
公益財団法人 腸内細菌学会
雑誌
腸内細菌学雑誌 (ISSN:13430882)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.1-11, 2020 (Released:2020-01-31)
参考文献数
45

京都の伝統的な漬物である「すぐき」から分離された乳酸産生菌Lactobacillus brevis KB290が,ビタミンA併用投与によりマウス腸炎モデルの腸炎発症進展を抑制することを明らかにしてきた.この腸炎抑制効果には,大腸粘膜において炎症抑制的に作用するCD11c+マクロファージと炎症促進的に作用するCD103−樹状細胞の比率を増加させることが関与していた.さらに,Lactobacillus brevis KB290とβ-カロテン併用療法による下痢症状に対する有効性を検証するために,下痢型過敏性腸症候群様症状の日本人を対象としたランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験を実施したところ,排便頻度が低下し,腹部症状による労働生産性の低下を改善した.また,糞便細菌叢の解析でBifidobacterium属が有意に増加し,Clostridium属が有意に減少することが示された.
著者
内藤 茂三
出版者
社団法人 におい・かおり環境協会
雑誌
におい・かおり環境学会誌 (ISSN:13482904)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.226-239, 2010-07-25 (Released:2016-04-01)
参考文献数
21

乳酸菌と酵母はわが国の食品変敗の主原因菌である.これはこれらの微生物は保存料に抵抗性があるためである.これらの微生物により引き起こされる典型的な食品の変敗は膨張,異臭(エタノール臭,シンナー臭,バナナ臭,石油臭,酸臭,こげおよびカラメル臭),ロープ現象,スライムである.これらの微生物の汚染源は食品製造工場からの二次汚染である.乳酸菌による食品変敗の特徴は,食品のpHが4.0〜9.0に渡っていることであり,酵母による食品の変敗の特徴は,嫌気的条件下で多く生成することである.
著者
諸頭 三郎 山崎 博司 内藤 泰 眞鍋 朋子 山本 輪子 藤原 敬三 篠原 尚吾
出版者
一般社団法人 日本聴覚医学会
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.68-76, 2012 (Released:2012-03-28)
参考文献数
23

当科で人工内耳手術を行った小児内耳奇形例11例をSennaroglu分類による奇形の型と人工内耳使用マップ, 術前聴力と術後人工内耳装用域値, 術前後の語音聴取や言語発達の成績, 発話明瞭度との関連を評価し, この分類法の臨床的妥当性について検討した。内耳奇形の内訳は2例がcommon cavity (CC), 2例がincomplete partition type I (IP-I), 5例がincomplete partition type II (IP-II), 1例がcochleovestibular hypoplasiaとcochlear nerve deficiencyの合併例 (CVH/CND), 1例が内耳道狭窄とCNDの合併例であった。11例中8例において人工内耳で音感を得るのに通常より大きな電荷量を必要とした。嚢胞状の蝸牛を呈するCCとIP-Iの4例中2例は術後語音聴取成績, 言語発達は良好であったが2例は不良でばらつきがあった。IP-II5例はすべての検討項目で術後成績が良好で言語メディアに聴覚-音声を使用していた。CND合併例2例は術後も語音聴取や言語発達の成績が不良で視覚言語の併用を必要とした。IP-IとIP-IIを峻別するSennaroglu分類とMRIによる蝸牛神経の評価の臨床的意義が確認された。
著者
高橋 直矢 岡田 雅次 内藤 祐子
出版者
国士舘大学体育・スポーツ科学学会
雑誌
体育・スポーツ科学研究 = Kokushikan society of sport science (ISSN:18809316)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.31-37, 2015-03-01

The present study used the Diagnostic Inventory of Psychological Competitive Ability for Athletes(DIPCA.3)to compare and investigate the psychological competitiveness of college track and field athletes. The investigation focused on differences in national competition experience and total number of years of experience, and whether athletes had a warm-up routine.The following points were discovered as a result:1) High-level athletes who had participated in national competitions exhibited a significantly higher score than other players on two items(confidence and decisiveness).Athletes with long experience(10 years or more)exhibited significantly higher scores in terms of patience, self control, predictive ability, judgment, mental stability, and strategic ability than other athletes who had less experience.2) No difference was found in psychological competitiveness between athletes based on whether they had a routine.These results suggest that routine does not have the effect of improving competitive ability.
著者
内藤 裕子
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.1987, no.61, pp.5-12, 1987-07-31 (Released:2017-07-25)

本稿は,近隣住宅地および周辺街路においての子供の遊び行為をフィールド・サーベイし,遊びに利用される空間およびモノの使われ方の現状を明らかにするものである。ここでは,抽出した空間およびモノを,空間形状,装置,素材,雰囲気の四種の評価項目に分類し,考察を加えた。空間形状においては,多くの遊びが,街路と小広場を複合的に使って,遊びを成り立たせている。装置は,遊びのきっかけとなり,遊び行為を誘発させ,遊び行為を介助する道具的役割を担い,遊び方を変化させる。素材は,遊び行為を助け,内容に魅力を与える。素材そのものがあって初めて成り立つ遊びもある。雰囲気は,想像力を高め遊び全体の内容を盛りたてる。さらに,街路を中心とした上記の要因の複合的使われ方により,遊び行為の活性化が生じることが観察された。よって,子供の遊びにとっては,近隣住宅地および周辺街路が重要な場となっていると言える。
著者
岩崎 聡 宇佐美 真一 髙橋 晴雄 東野 哲也 土井 勝美 佐藤 宏昭 熊川 孝三 内藤 泰 羽藤 直人 南 修司郎
出版者
一般社団法人 日本耳科学会
雑誌
Otology Japan (ISSN:09172025)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.149-155, 2017 (Released:2019-02-13)
参考文献数
8
被引用文献数
1

平成28年2月下旬に日本耳鼻咽喉科学会に登録している人工内耳実施施設109施設を対象に日本耳科学会人工聴覚器ワーキングループによるアンケート調査を実施した結果を報告する。85%の施設で平均聴力90dB未満の患者が人工内耳手術を希望されていた。48%の施設で一側の平均聴力90dB未満の患者に人工内耳手術を行っていた。82%の施設が1998年の適応基準の改訂が必要と考えていた。人工内耳手術を行った最も軽い術側の平均聴力レベルは91dB以上が20. 7%、81〜90dBが51. 7%、71〜 80dBが14. 9%であった。93%の施設で適応決定に語音明瞭度も重要と考えていた。67%の施設が両側人工内耳を実施したことがあった。本アンケート調査結果を踏まえて、成人人工内耳適応基準改訂が必要と考えられた。
著者
山中 亮 神谷 大介 内藤 郁 内海 泰輔 多田 俊也 新垣 康明
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学)
巻号頁・発行日
vol.75, no.5, pp.I_651-I_657, 2019

近年,訪日外国人の増加とともに,訪日外国人のレンタカー事故が急増している.しかしながら,具体的な対策はほとんど行われておらず,早急な安全対策が必要とされているが,危険個所自体が明確ではない.本稿では,沖縄本島を対象として,道路区間別交通事故件数と,ETC2.0プローブデータを用いて危険個所の比較を行った.県民ドライバーの急制動箇所は一般プローブとし,日本人及び訪日外国人レンタカ ードライバーの急制動箇所は特定プローブを用いることで比較を行った.結果,訪日外国人ドライバーが運転している中で危険な区間が,事故件数が多い区間とは異なる区間にも存在することが明らかになった.特に,事故件数が相対的に少ないが急制動が多い区間では,訪日外国人ドライバー対策を優先的に行うことが効率的であると考えられる.
著者
内藤 裕之 土井 光 稲水 佐江子 伊藤 聖 荒木 武尚
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.125-130, 2013-02-01 (Released:2013-03-06)
参考文献数
19
被引用文献数
1 1

症例は46 歳の男性である.感冒症状を契機に緊張性瞳孔,起立性低血圧,膀胱直腸障害,全身の発汗障害などの重度の自律神経障害を発症し,全身の温痛覚障害および脳神経系および四肢の運動障害を合併した.各種検査から節後性無髄線維の軸索変性が主体の急性自律性感覚性運動性ニューロパチーと診断した.免疫グロブリン療法およびステロイドパルス療法をおこなうも自律神経障害の改善は乏しく,予後不良な経過をたどった.頭部MRI 検査にて両側三叉神経の腫大および造影効果が確認され,表在覚の障害は著明であるにもかかわらず深部覚は保たれているといった,過去の報告にはない特徴的な所見をみとめた症例であった.
著者
高橋 宏三 藤永 洋 小林 元夫 内藤 毅郎 飯田 博行 青木 周一
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.643-647, 2002-11-25 (Released:2009-11-24)
参考文献数
9
被引用文献数
2 2

高齢者においてリウマトイド因子陰性の多発性関節炎を診たときに, 考えるべき疾患はいくつかあるが remitting seronegative symmetrical synovitis with pitting edema (RS3PE) 症候群もその1つである. これまで7症例経験した. 男2例, 女5例. 年齢は平均75.9歳 (67~82歳) と高齢で, 比較的急速な発症, 多関節炎, 両側の手背足背の pitting edema, リウマトイド因子陰性, 抗核抗体陰性ということが共通しており, McCarty らの提唱するRS3PE症候群とよく一致した. ただし本疾患は性別では男に多いとされているので, この点では異なっていた. 発熱を7例中4例に認め, 初診時CRP 0.9~27.8mg/dl, 赤沈70~140mm/hrであり, 全例が変形性関節症を伴なっていた. いずれも経過良好で, 有効治療はプレドニゾロン20mgが3例, 同10mgが2例, 非ステロイド性抗炎症薬が1例, 漢方薬が1例であった. 本邦での報告例は少ないが, まれな疾患ではないと思われる. 特に高齢者医療においてはこの疾患を知っていることが大切であり, 日常診療における注意深い観察が必要である.