著者
荒井 観 安川 展之 日野原 誠 木曽 宏顕
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.271-282, 2017-08-25 (Released:2018-12-10)
参考文献数
19

In this paper, we propose a support system for substrate manufacturing workers. This system provides operation instructions on and around a substrate with projection mapping. The purpose of this system is to enable workers to produce substrates faster and more precisely in a product line which many kinds of substrates are produced. The examples of projected instructions are kinds of parts, number of parts and positions to insert parts. The projected instructions from our system change with time. Workers are required to produce a substrate by following the changing instructions. This process is expected to provide easy and rhythmical instructions for achieving faster and more precise manufacturing. To evaluate our system, we have applied the system for six months under actual product circumstance in the factory. The results show that our system reduces 12% of production time without producing reject products. We believe that this is a valuable study case that shows the effects of superimposed information in an actual product line on a long term basis.
著者
桑島 正倫 大河原 誠治 都築 雅人 山口 正晃 松野 繁洋
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.787-791, 2009-06-16
参考文献数
3

ディーゼル車から排出されるPMとNOxの同時低減用に独自のDPNR触媒を開発してきた。PMは従来の重量規制に加えて新規に排出個数も規制されるため粒子数低減技術の確立が急務であった。本研究では触媒細孔構造とPM粒子捕集との関係を明確にし、細孔径20μm以上の従来コージェライト基材でもコート材の制御でPM粒子数規制に対応可能とした。
著者
篠原 誠
出版者
創価大学
雑誌
創価教育研究 (ISSN:13472372)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.177-184, 2003-03

1 0 0 0 工藤會対策

著者
猪原 誠司
出版者
警察政策学会 ; 1999-
雑誌
警察政策
巻号頁・発行日
vol.18, pp.153-170, 2016
著者
山下 政克 桑原 誠 鈴木 淳平
出版者
愛媛大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

CD4 T細胞は抗原を認識して活性化すると、細胞内のエネルギー代謝系路を変化させ増殖することが知られている。しかし、CD4 T細胞の機能分化におけるエネルギー代謝経路変化の役割は不明であった。今回、私たちはグルタミン代謝のヘルパーT細胞(Th)サブセット分化における役割を解析し、グルタミン代謝によって作り出されるα-ケトグルタル酸が、サイトカイン遺伝子座のエピゲノム状態を制御することでTh分化を調節していることを見いだした。
著者
田島 直幸 藤原 誠 佐藤 直樹
出版者
日本植物生理学会
雑誌
日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.410, 2010

細胞あたりの葉緑体数は葉緑体の分裂頻度と細胞分裂に伴った葉緑体の分配によって決まり、ほぼ一定に維持されているが、葉緑体の分配機構は詳しく分かっていない。ヒメツリガネゴケ(<I>Physcomitrella patens</I>)の原糸体は先端成長または枝分かれにより成長する。先端分裂時には43~55%、平均して47%の葉緑体が頂端側の細胞に分配される。分配率の内訳を調べると、細胞分裂時の葉緑体の大きさと関連しており、葉緑体分配率が低い細胞では基部側の葉緑体が先端側と同じくらいの大きさであるのに対して、葉緑体分配率が高い細胞では基部側の葉緑体は成熟した葉緑体と同じ大きさであった。大きな葉緑体は基部側に集まり、小さな葉緑体は先端側に集まるという可能性を連続観察により検討した。その結果、細胞内での葉緑体の相対的な位置関係はほとんど変化しないことが分かった。また、細胞分裂後2時間位から次の細胞分裂までの約10時間後までの間、核と葉緑体の相対的な位置関係は大きく変化しないことが分かった。これらのことから、葉緑体は細胞分裂後の早い時期に次の細胞分裂で先端側と基部側のどちらに分配されるかが既に決まっていると推定された。
著者
平松 良浩 松原 誠 中川 和之
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2018年大会
巻号頁・発行日
2018-03-14

はじめに 日本各地のジオパーク活動の支援ならびに地震学の知識の普及、学術研究の促進を目的として発足した日本地震学会ジオパーク支援委員会では、ジオパーク専門員に対する勉強会として、地震学習会「ジオパーク活動で使える地震学1」を昨年度に実施した。さらに参加者に対してアンケートを実施し、地震学習会に対する評価や今後のテーマについて調査を行なった。本講演ではそれらについて紹介する。 地震学習会「ジオパーク活動で使える地震学1」 日本地球惑星科学連合2017年大会期間中の5月22日に地震学習会を実施した。 (1) 「ジオパーク活動で使える地震学 −地震観測データの活用方法−」(防災科研:松原 誠)および (2) 「日本周辺の沈み込み帯における海底地形」(海上保安庁:西澤あずさ)と題した講演が行われ、地震観測網、地震データや震源分布図に関する解説、地震データの展示例、各ジオパーク内の地震観測点の分布や、日本周辺の3D海底地形図に見られる海底地形と地震の関係や海上保安庁の各管区の海の相談室の利用やwebで公開されている海洋台帳に関して解説された。地震学習会には、事前申込のあった10ジオパークの他に、飛び込みで8ジオパークおよびJGN事務局から計32名の参加者があり、紹介されたデータの具体的な利用法など活発な質問がなされた。 参加者アンケートによる地震学習会の評価と要望 講演内容の理解度や今回紹介されたデータの活用事例の有無、開催時期や時間の長さ、今後のテーマへの要望に関して、参加者に対してアンケート調査を実施した。講演内容及び各ジオパークにおける地震観測点や海上保安庁が所有するデータの利用方法については、概ね理解でき、今回紹介されたデータについても活用したいという意見が多かった。開催時期については、日本地球惑星科学連合大会開催期間中を望む声が多かった。時間の長さについては、ちょうど良いとの意見と短いとの意見に分かれ、参加者の予備知識が反映された結果と推測される。今後のテーマについては、地震防災、地震教育、地震活動や日本列島の地震学的構造など多様な意見があり、地震学習会を継続的に実施する必要性があると考えられる。 謝辞:地震学習会の実施にあたり、日本ジオパークネットワーク事務局に多大なるご協力をいただきました。記して感謝します。
著者
廣石 和昭 石原 誠 秋庭 満輝 佐橋 憲生 野口 琢郎 横尾 謙一郎
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース 第124回日本森林学会大会
巻号頁・発行日
pp.682, 2013 (Released:2013-08-20)

はじめにセンダンMelia Azedarach Lin. はケヤキ、キリ等の代替材として家具材、内装材に用いられ、熊本県において単伐期施業による林業所得の向上を目標としてセンダンの育成技術を開発してきた経緯がある。しかし、センダンこぶ病Bacterial Gall of Chinaberry が県内の広い範囲で確認されるようになり、センダン造林に支障を来している。そこで、本病の被害軽減方法を検討するため、県内における発病傾向を調査した。 材料と方法県内道路沿いに自生するセンダンを対象とした罹病分布調査を2007年以降行った。またセンダン芽欠き試験区において植栽3年後のこぶ発生数を調査し、樹高階層別にこぶ発生の空間分布図を作成した。結果センダン自生木がみられる平野部の広い範囲で本病の罹病が確認された。しかし人吉盆地にあっては罹病木は確認されなかった。センダン芽かき試験区におけるこぶ分布調査から、樹高が低い階層では開放方向である東側を中心にこぶ発生数が多い一様な分布を示した。階層が高くになるにつれてこぶ発生数の分布は徐々に南側へと遷移し、かつ集中する傾向が見られた。
著者
Samanpachin Kanit 中川 毅史 野口 修平 三原 誠
出版者
日本学術連携医学会
雑誌
Academic Collaborations for Sick Children (ISSN:1884426X)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.16-19, 2009-08-25 (Released:2010-05-11)
参考文献数
15
被引用文献数
1 1

昨今、若年女児の医原性不妊症を回避するための妊孕性温存を目的として、未受精卵凍結、卵巣凍結の研究が進んできているが、その一方で若年男児に関しては、精子凍結技術の発達からあまり大きな問題とされていない。しかしながら、思春期前若年男児においては、精子形成が未熟なため精子を採取することができず、未だ妊孕性温存の治療法は開発されていない。今回我々は、思春期前小児癌男児の妊孕性温存を目的とした血管付精巣移植実験モデルを開発し、ラット精巣動静脈の血管吻合が現実のものとなった。さらに、マウス精巣組織を磁場環境下凍結技術によって凍結し、既存の凍結方法よりも組織破壊が減少できることを見い出した。超微小血管外科技術と精巣凍結技術の応用によって、精巣の長期保存と移植研究の道を切り開いた。
著者
伊原 誠 山下 敦子
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.48-53, 2014-01-01 (Released:2015-01-01)
参考文献数
18

TRPチャネルは,同一のチャネル分子が,温度や浸透圧などの物理刺激,種々のリガンドなど多様な刺激に対して応答するという機能的特徴であるマルチモーダルな制御機構をもち,生体内においては,感覚受容からカルシウムホメオスタシス維持にまで広く関与することが明らかになっている.しかし,TRPチャネルがどのような仕組みで多様な刺激に応答できるのかは明らかになっていない.ここでは,筆者らが最近明らかにした,赤カビ病菌のTRPチャネル(TRPGz)を中心に,それが浸透圧や温度変化,酸化ストレスなどさまざまな刺激に応答できる仕組みについて紹介する.
著者
大原 誠資
出版者
一般社団法人 日本木材学会
雑誌
木材学会誌 (ISSN:00214795)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.59-68, 2009-03-25 (Released:2009-03-27)
参考文献数
70
被引用文献数
1 5

樹木の樹皮には,タンニンと総称されるポリフェノール成分が多量に含まれている。樹皮は日本の製材工場から発生する主な残廃材の中で,最も利用率が低いことが報告されている。木質バイオマス資源の利活用が重要な課題となっているが,現状では樹皮の用途は限られており,その特性を活かした付加価値の高い利用法の開発が有効である。縮合型タンニンは樹皮に広く分布しており,様々な工業原料や生理機能性物質としての用途開発を目指した研究が行われている。また,タンニンの有する有用機能はタンニンの化学構造と密接に関係していることから,化学変換,酵素変換を行うことでその機能を増強させる改質が行われている。本稿では,樹皮タンニンの化学特性及び機能増強や有効利用のための化学・酵素変換についての最近の研究成果を概説するとともに,今後の樹皮タンニンの利活用の展望について述べる。
著者
谷掛 万里 降矢 芳子 形岡 博史 川原 誠 平野 牧人 上野 聡
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.45, no.8, pp.535-540, 2008-08-18 (Released:2008-09-18)
参考文献数
16
被引用文献数
1

A 19-year-old girl was admitted to our hospital with nausea, vomiting, hiccups, constipation and syncope. After hiccups or vomiting sinus arrest developed and lasted more than 5-8 seconds. She lost consciousness every one hour. Based on an electrocardiographic diagnosis of sick sinus syndrome (SSS), a temporary pacemaker was implanted. The next day, although her syncope and bradycardia disappeared, she had orthostatic tachycardia of over 120 beats/minute and swelling of the legs, which led to a diagnosis of postural orthostatic tachycardia syndrome (POTS). Neurologically, she showed the right-sided tongue deviation and parasympathetic system disorders revealed by coefficient of variation of R-R interval (CVR-R), the Achner eye-ball pressure test, the valsalva ratio, and the head-up-tilt test. Brain MRI disclosed a small hyperintense lesion on a T2-weighted image with gadolinium enhancement in the right dorsal medulla including the hypoglottis nucleus and the posterior nucleus of vagus. After steroid pulse therapy (methyl prednisolone 1 g/day×3 days, 5 times) was administered, this lesion became smaller and finally disappeared. Before the lesion disappeared, she was able to begin rehabilitation by wearing elastic stockings and treatment with midodrine hydrochloride. The following year, she developed other MRI-proven brain lesions, suggestive of demyelination. Such a spinal and temporal distribution of lesions led to a diagnosis of multiple sclerosis (MS). A case of POTS caused by MS has not been reported previously, however, MS often affects the medullary paraventricular regions associated with autonomic failures. Autonomic failures often prevent patients from experiencing early rehabilitations. We should promptly give symptomatic treatment against autonomic failures, which leads to good patient recovery not only in patient vitality but also functionality.