著者
小久保 慎弥 北岡 雅哉 坂本 二郎 不島 健持 小林 優
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
年次大会
巻号頁・発行日
vol.2012, pp._J025022-1-_J025022-4, 2012

In orthodontics medical treatment the diagnostic system which simulates movement of the tooth by orthodontic force is required in order to perform orthodontics medical treatment more easily for a short period of time. In this research, teeth finite element model in consideration of the mechanical property of the periodontal membrane was developed and the simulation procedure of the bone resorption which occurve in an alveolar bone was proposed. As a result, it was ensured that teeth finite element model considering the characteristic of the periodontal membrane was effective. By using a bone resorption simulation procedure, the possibility of representation of the bone resorption in an alveolar bone was sugested.
著者
坂本 博和 永本 太一 柴田 裕一郎 小栗 清
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.88, no.2, pp.155-162, 2005-02-01
被引用文献数
2 1

PCA (Plastic Cell Architecture)は動的再構成可能な非同期式論理回路アーキテクチャである.また, 我々は非同期ビットシリアル処理を前提とする新しいPCAアーキテクチャを検討しており, 情報の記憶・加工・移動をシフトレジスタとステートマシンで行うことにより, より効果的に回路を構成できると考えている.しかし非同期ビットシリアル処理回路の設計を信号伝搬を追尾しながら行うのは困難であるので, 本研究では, 非同期ビットシリアル処理回路の設計と, シミュレーションによる動作検証を効率良く行うためのペトリネットモデルをビットシリアルペトリネットとして定義し, これをGUIによる設計・検証ツールとして実装した.更に, 遅延情報なども含めた詳細な検証を行うために, ビットシリアルペトリネットをVerilog-HDLへ変換する機能を追加し, 非同期ビットシリアル処理回路の設計, 検証時間の大幅な短縮を実現した.
著者
坂本 誠 岡崎 吾哉 岡本 直子 川口 晴之 永野 学 瀬戸 洋一
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.52-60, 2016-01-15

個人情報影響評価(PIA:Personal information Impact Assessment)は,個人情報の収集を伴う情報システムの導入,改修の際に,個人情報漏洩問題の回避あるいは低減を目的として個人情報に関するリスクを「事前」に評価するリスク管理手法である.海外ではPIAの実施例は多いが,その有効性を客観的に評価した事例はない.日本で普及させるには,有効性の検証が必要である.評価対象システムの個人情報に関するリスクを構築前に可視化することができるか,システムを適正に構築運用するためにPIA実施依頼組織の個人情報保護意識を向上させることができるかという観点からPIAの評価を行った.個人情報保護意識が約10% 改善するなど,有効性があるという結果を得た.
著者
山本 卓 坂本 尚昭 佐久間 哲史
出版者
日本ウイルス学会
雑誌
ウイルス (ISSN:00426857)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.75-82, 2014-06-25 (Released:2015-03-10)
参考文献数
43
被引用文献数
1

ゲノム編集は,TALENやCRISPR/Cas9などの部位特異的ヌクレアーゼを用いて,細胞内で標的遺伝子を改変する技術である.ゲノム編集を用いることによって,これまで遺伝子改変が難しかった生物種においても遺伝子ノックアウトや遺伝子ノックインが可能となったことから,現在,疾患モデルの培養細胞や動物の作製が競って進められている.本稿では,部位特異的ヌクレアーゼを基盤とするゲノム編集技術の基本原理と研究の現状を紹介する.
著者
横田 久司 舟島 正直 田原 茂樹 佐野 藤治 坂本 和彦
出版者
公益社団法人 大気環境学会
雑誌
大気環境学会誌 (ISSN:13414178)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.190-204, 2003-05-10 (Released:2011-11-08)
参考文献数
13
被引用文献数
1 3

自動車排出ガスによる大気汚染は, 幹線道路周辺などにおいて未だに深刻である。本研究では, 自動車排出ガスによる大気汚染を低減するため, アイドリング時の排出特性および停車中にエンジンを停止 (アイドリング・ストップ) した場合の排出ガスの低減効果について調査を行った。ガソリン車7台およびディーゼル車13台について, シャシーダイナモメータを用いて, 東京都実走行パターンおよびアイドリング・モードによる排出ガス測定を行った。その結果は, 以下の通りである。1. 排出ガスの排出率 (mg/s) および燃料消費率 (mL/s) を算出し, 実走行パターンとアイドリング・モード間での比較を行った。その結果, ガソリン車では, アイドリング時の燃料消費率は実走行時の47%に相当した。ディーゼル車では, アイドリング時のNOxは実走行時の30%, 同じく燃料消費率は28%に相当した。アイドリング時の排出率等は, 実走行時に比較して無視できないレベルにあることが確認された。2. エンジンが再始動するときに排出ガスの量は僅かに増加するが, 数秒から数分以上のエンジン停止により, ディーゼル車ではNOxおよび燃料消費量が低減し, ガソリン車では燃料消費量が低減することが確認された。三元触媒装着のガソリン車ではアイドリング時のNOx濃度は非常に低く, エンジン停止の効果は認められなかった。3. これらの結果を東京都内で使用されている小型貨物車の運行状況に適用したところ, アイドリング・モードによる排出ガス寄与率は, NOx3.5%, CO23.1%に達することが見積もられた。これから, 未把握の排出源として駐車中のアイドリングの実態調査が必要であることが示唆された。
著者
坂本竜基 角康之 中尾恵子 間瀬健二 國藤進
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌
巻号頁・発行日
vol.43, no.12, pp.3582-3595, 2002-12

本稿では、コミックダイアリシステムと呼ばれる、個人の日記を漫画形式で自動生成するシステムを提案する。このシステムは、博物館見学や学術会議参加において個人化されたガイドを行う展示ガイドシステムの一環として開発した。このシステムにより自動生成された漫画は、個人の記憶補助のみならず記憶の伝達のためのカジュアルな媒体として利用されることを期待されている。システムは、会場閲覧の個人的なエピソードを展示ガイドシステム(C-MAP)から収集したデータと社会的イベントなどの周辺情報を元にストーリ化し、漫画というスタイルで表現する。また、漫画の生成機能以外にも、複数の漫画間をブラウジングする機能や個人の漫画の伝達を支援する機能も有している。本稿では、プロトタイプシステムに関する説明と、これまで行った学術会議における運用実験の結果について述べる。 : This paper describes a system, called ComicDiary, which automatically creates a personal diary in comic style. ComicDiary is built as a sub-system of our ongoing project of a personal guidance system for exhibition touring at museums, trade shows, academic conferences, cities, and so on. We intend for ComicDiary to be used as a casual tool for augmenting each individual user’s memory as well as encouraging users to exchange their personal memories. ComicDiary is to allegorize individual episodes during touring exhibitions by creating a comic from a user’s touring records, accumulated by his/her personal guidance system, and environmental facts, e.g., social events. Addtion to its basic representation in comics style, ComicDiary has two novel functions as computational media. One is to support browsing over many ComicDiary and the other is to support sending user own ComicDiary to him or her friends. In this paper, we present the implementations and user evaluation of ComicDiary deployed at academic conferences.
著者
坂本 竜基 中田 豊久 伊藤 禎宣 松岡 有希 小暮 潔 武田 英明
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.226, 2006 (Released:2006-12-07)
被引用文献数
2

本稿では、色付き傍線を用いたWeb文章を対象リソースとするイロノミーと名付けたフォークソノミーシステムを提案する。イロノミーは、3種類の色線を用いて文章の一部分をマーキングする一種のアノテーション入力機能とそのマーキングを色別に検索可能な検索機能、及び、社会的フィルタリングによる推薦機能を有する。また、JSAI2005のイベント空間支援の一環として運用した、発表概要を分類対象としたプロトタイプの説明と運用結果を述べる。
著者
坂本 亘 白旗 慎吾
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
計算機統計学 (ISSN:09148930)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.13-35, 1997-05-30
被引用文献数
2

ノンパラメトリック回帰の1つの方法,スプライン平滑化について論ずる.最初に1次元のスプライン平滑化について述べる.回帰曲線の推定量を導出し,推定値の計算方法,および平滑化パラメータの選択方法をまとめる.次に,説明変数が複数の場合に,セミパラメトリック回帰モデルを論じる.このモデルは1つ(またはそれ以上)の変数についてはノンパラメトリック関数を,他の変数については線形関数をあてはめ,それらの加法性を仮定したものである.両方の成分の推定量を導出し,併せて農地実験のデータにこのモデルをあてはめる. 後半ではセミパラメトリック回帰の推定量に関する漸近的性質を述べる.Rice(1986)はセミパラメトリック回帰における線形部分の回帰係数の推定値に偏りが生じることがあると指摘した.この偏りを抑えるために,2種類の推定量が提案された.そこで,これらの推定量の偏りがどの程度抑えられるのかをシミュレーションによって数値的に比較することを試みる.その結果,偏回帰を利用した推定量は標本サイズが小さくでもある程度偏りを抑える効果をもち,他方2段階スプライン平滑化による推定量は標本サイズが大きいときのみ効果があることがわかる.
著者
坂本 祥太郎 中澤 優比 平山 亮
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, no.16, pp.157-160, 2012-03-09

3DCGで制作した3Dモデルに,実写画像を加工し変形して貼り付けることにより,リアリティのある人物の立体視画像を制作することを試みた.
著者
坂本 拓弥
出版者
日本体育・スポーツ哲学会
雑誌
体育・スポーツ哲学研究 (ISSN:09155104)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.63-73, 2011 (Released:2012-12-17)
参考文献数
34
被引用文献数
4 3 4

The purpose of this paper is to clarify the role of body in school athletic club by focusing on handing down of corporal punishment. For this purpose, the relationship of body to “imitation” and “habitus” is to be considered. The previous studies reveal that those who experienced corporal punishment regard it positively, although they recognise that it is unjust act. This contradiction shows the difference between understanding in verbal level and in body level. However, the latter has been missed so far. This is why this paper focuses on the viewpoint of body.To conclude, as we learn unconsciously tradition and custom in body level (“habitus”) and body itself has no relation to moral judgement, corporal punishment is also handed down from teacher to student with unconscious learning (“imitation”). It suggests the importance of effect of teacher's body on student's sensitivity, i.e. their way of thought and behaviour. Therefore, teacher's body is to be the next subject matter.
著者
寺前 裕之 須田 岬 湯川 満 島野 洋佑 高山 淳 坂本 武士
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集 第38回ケモインフォマティクス討論会 東京
巻号頁・発行日
pp.56-57, 2015 (Released:2015-10-01)
参考文献数
1

近年、生物活性を有する2-アザスピロ環化合物が報告されているが、効率的な合成法は少ない。我々は、先行実験により化合物の超原子価ヨウ素試薬による環化反応をおこなうことで2―アザスピロ環化合物が得られることを見出した。しかし、この反応ではアリル基側鎖の置換基効果が顕著に見られることから、反応中間体であるフェノオキセニウムカチオンの高次元アルゴリズムによる安定構造計算からその反応機構を検討した。