著者
堀田正敦 編
出版者
巻号頁・発行日
vol.[283],
著者
小堀 聡
出版者
名古屋大学オープンコースウェア委員会
巻号頁・発行日
2014-10-16

現代の経済では企業が中心的な役割を果しており、市場経済や資本主義(資本制)経済などと呼ばれている。しかし、人類の誕生時から企業や市場があったわけではないし、これらが誕生してからも、その中身は時代を通じて変化してきた。また、企業や市場の発展によって多くの問題が解決されてきた半面、公害や格差のように新たに深刻化した問題もある。この講義では、企業や市場の誕生・発展プロセスを歴史的に学ぶことで、現代社会をプラスとマイナスとの両面から考察できる姿勢を養うことを目指す。
著者
西堀 賢司 野田 卓 高井 康明
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp._2A2-H03_1-_2A2-H03_2, 2011

In recent years, few children have the opportunity to play in the river because of water pollution, etc. The aim of this study is to develop a personal watercraft robot to enjoy riding safely and easily without license. This robot has an engine using exchangeable gas cartridge and moves on the water surface by the floats made of polystyrene foam and the paddle-wheels.
著者
堀 龍一 小林 隆史 高原 勇 大澤 義明
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.1335-1340, 2017-10-25 (Released:2017-10-25)
参考文献数
8

本研究の第一の目的はクロフトンの微分方程式を適用して,扇形領域内に一様かつ独立して分布する二点間の直線距離の平均と分散を導出することにある.既存研究では円盤内や円周間でランダムに分布する二点間の平均距離の解析表示が求められているが,これを拡張した.加えて,二つの扇形間直線距離の平均値と標準偏差も解析的に導出した.第二の目的は,災害への備えが必要な我が国において,平時では循環バス,被災時では電源支援の役割を果たす燃料電池バスの移動施設としての効率性について論じることにある.理論的に導いた扇形平均距離の結果を用いて,固定場所からの派遣距離との比較などを通して,被災時における移動施設による電源供給の効率性を求めた.
著者
安本 護 池田 尚志 堀井 洋
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.J80-D2, no.11, pp.2930-2939, 1997-11-25

パーソナルコンピュータや日本語ワープロを用いた文書作成において,ユーザ自身の個性的なフォントを使いたいという要求が潜在している.ところが,日本語文書の表現には数千もの文字が必要であるため,個人でフォントを登録することは困難である.本論文では,少数の手書き入力文字をもとにユーザの個性を反映した手書き風フォント一式を生成する手法を提案する.この手法は,複数の人が筆記した手書き文字データを基準パターンとし,これに非線形の幾何学的変形を加えた後,線形結合して手書き風文字の生成を行うものである.大域的個人性を表現する非線形変換のパラメータと局所的個人性を表現する線形結合のパラメータは少数のユーザ手書き文字から決定する.また,これら二つの個人性を個別に調整するパラメータを導入し,ユーザによる個人性制御も可能とした.文字間距離に基づく客観的評価と19名の被験者による主観的評価の結果,ユーザの個人性を反映した手書き風文字が生成できることが確認できた.
著者
高橋 孝典 篠崎 毅 二宮 本報 遠藤 秀晃 佐藤 公雄 多田 博子 深堀 耕平 広瀬 尚徳 大友 淳 杉江 正 若山 裕司 苅部 明彦 沼口 裕隆 三浦 昌人 福地 満正 菊地 淳一 渡辺 淳 白土 邦男
出版者
Japanese Heart Rhythm Society
雑誌
心電図 (ISSN:02851660)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.606-613, 2003-11-25 (Released:2010-09-09)
参考文献数
27

アミオダロン (AMD) が慢性心不全患者の左室収縮能に与える効果を検討した.頻脈性不整脈の治療目的にAMDが投与され, かつβ遮断薬を使用しなかった慢性心不全患者のうち, AMD投与後6カ月以上生存した連続15例を前向きに観察した, NYHA機能分類 (NYHA) , 左室駆出率 (EF) , 左室拡張末期径 (LVDd) , 心拍数 (HR) , 収縮期血圧, QTc, BNPについてAMD投与開始時から6ヵ月間の変化を検討し, 年齢・性別をマツチさせた対照群15例と比較した, AMD投与後にEFとQTcは有意に増大し, NYHA, LVDd, HR, BNPは有意に低下した.EF, QTc, NYHA, LVDd, HRの変化は対照群に比べて有意に大きかった.全15例中5%以上のEFの改善を示した9例は, 5%未満であった6例に比し, その後の心不全入院回避率が有意に高かった.EFの変化とHR, QTcの変化の間には相関を認めなかった.結論: AMDは慢性心不全症例の左室収縮能を改善させる.その効果はQTcおよび心拍数の変化で説明することはできない.

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著者
堀田善衞著
出版者
集英社
巻号頁・発行日
1998
著者
堀 明宏 出葉 義治
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.525-531, 2005-04-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
10

デジタル放送におけるデータ放送では, 電波産業会 (ARIB) で規格化されたBML (BroadcastMarkup Language) と呼ばれる符号化方式を採用している.BMLは, 衛星・地上等すべてのデジタル放送で採用されており, インタネットのWEB技術を基本にしているが, さらに放送用に拡張している.本稿では, この拡張部分を中心にBMLを解説する.
著者
堀 泰智 上地 正実 小儀 昇
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.99-103, 2005 (Released:2007-11-13)
参考文献数
11

12歳齢の雑種犬において顔面浮腫,腹囲膨満がみられた。血液生化学検査では低蛋白血症,低アルブミン血症がみられ,単純X線検査では腹水,胸水が確認された。腹部超音波検査では肝臓辺縁の鈍化,胆管拡張,膵臓の腫大,十二指腸の肥厚が認められたことから慢性膵炎が疑われた。症例は予後不良と判断されたため安楽死とした。病理解剖検査ならびに病理組織学的検査の結果,胆嚢炎,慢性膵炎,リンパ球形質細胞性腸炎と診断された。膵臓の腫脹,辺縁鈍化がみられた本例では,慢性膵炎の鑑別診断に腹部超音波検査が有用であった。
著者
押田 等 三川 武 堀内 精司 高橋 裕郎 富塚 常夫 永瀬 弘
出版者
日本繁殖生物学会
雑誌
家畜繁殖研究會誌
巻号頁・発行日
vol.13, no.4, pp.136-140, 1967
被引用文献数
4

液体窒素で保存した馬の錠剤化凍結精液による授精試験を実施した。<BR>1)雄馬9頭(重種3,中間種4,ポニー2)を用い,希釈精液の0.2m<I>l</I>をドライアイス上で錠剤化凍結を行なった後液体窒素中で保存した。農家までの凍結精液の運搬はドライアイス中で行ない,融解直後に注入した。対象の雌馬は特に制約を設けなかった。<BR>2)授精頭数は93頭で,この内43頭が受胎し,受胎率は46.7%(不明一頭を除く)であった。<BR>3)受胎例における精液性状の範囲は,精子数では,3.63~31.24億で,精子生存率は15~65%,注入錠剤数は3~11,保存日数は1~110日であった。注入精子数と受胎率の関係では,7~8億台の受胎率が76。9%(10/13)で最も良好であった。
著者
堀江 尚志 石川 賢 川島 芳昭 内野 康人之
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.1-10, 2003-04-01

総合的な学習の時間において,小学校5年生を対象に家庭排水と環境を課題とする学習指導を行った。この学習活動は,家庭雑排水の実験データをもとに環境への影響を考察することを目的とした。そこで,家庭雑排水の実験データの処理と考察を支援するWebページ形式の教材を開発した。本教材では,実験データの学習者間の共有,一覧表やグラフの作成,河川の様子の視覚化,日常生活の点検結果の点数化により,学習活動を文援した。その効果を検証するために,本教材を利用した実験群と,配付資料や黒板を用いた統制群を設定し,実験授業を行った。その結果,認知面では全体として実験群と統制群に有意差は見られなかった。一方,情意面では「データをわかりやすくまとめられた」や,「日常生活と自然環境との関連がわかった」など,本教材を用いた実験群で良好な回答が多いことが分かった。
著者
江崎 保男 橋口 大介 金沢 正文 今堀 るみ子 池田 善英
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 = Japanese journal of ornithology (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.267-279, 2000-03-01
被引用文献数
3 6

1)京都府南部の丘陵地域に約40km<sup>2</sup>の調査地をもうけ,オオタカの目視調査を1年間おこなった.丘陵部はアカマツが混じりコナラを主とする山林,平地部は農耕地と市街地であった.<br>2)オオタカは周年にわたって出現した.調査地中心部の約5km<sup>2</sup>の孤立林で1つがいが営巣し,繁殖に成功した.孤立林の外側には広い山林あるいは農耕地•市街地が虫食い状にまじる山林が存在したが,これらの場所には営巣つがいが存在しなかったと考えられる.<br>3)翼羽の欠損によりつがいのオスは個体識別ができたが,繁殖期にはこのオス以外のオスは確認できなかった.繁殖期を前半と後半に区分すると,オスの行動圏の大きさはそれぞれ6.8km<sup>2</sup>と10.8km<sup>2</sup>であった.<br>4)7月から8月にかけて出現した幼鳥は調査地内で巣立った個体であると推測されたが,巣立ち直後の7月には巣の付近でのみ目撃され,8月にはかなりよく動き回るようになり活動域が季節とともに拡大する様子がみられた.<br>5)オオタカの出現パターンやその他の状況証拠から,孤立林を含む調査地中心部は繁殖期にはつがいによって独占使用されていて,行動圏の大きさは5-10km<sup>2</sup>であったと考えられる.一方,非繁殖期には同じ地域が複数の成鳥オスや亜成鳥を含むオオタカによって非排他的に共同利用されていたとみられる.<br>6)孤立林は繁殖期のみならず周年をとおしてオオタカの生息の好適地であったと考えられるが,尾根にかこまれた比較的安全な巣場所を有することにくわえて,比較的大きな孤立林であること,かつ狩り場として適当な農地につつく林縁部を有することなどがオオタカに好まれる理由ではないかと推察される.