著者
岩崎 勝郎 中嶋 裕 井上 喜博 前田 謙而 常岡 武久
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.167-172, 1986-10-25 (Released:2010-03-16)
参考文献数
8

In order to clarify the factors influencing the prognosis of the femoral neck fracture in young adults, 53 fractures in 52 patients were evaluated. All patients were between 13 and 49 years old.The incidence of non-union was 6 per cent of 49 fractures and of late segmental collapse (LSC), 24 per cent of 41 fractures. Non-union was seen in patients who had Garden Stage III and IV fractures, and in patients of more than 46years old at trauma. The LSC occurred in 6 of 9 Garden Stage IV fractures and in 2 of 8 transverse fractures in middleneck, as well as in 3 of 6 patients who had operation at 22 days or more after trauma.It is concluded that there is few problems on the bone union of the femoral neck fracture in young adults. The most important factor which influences the prognosis is LSC, and the occurrence of this complication i s related to the interval between trauma and operation, and to the type of fracture.
著者
岩崎 奈緒子
出版者
サッポロ堂書店
雑誌
北海道・東北史研究
巻号頁・発行日
no.3, pp.80-85, 2006-12
著者
九鬼 孝夫 鴨田 浩和 津持 純 岩崎 徹
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.65-70, 2010
参考文献数
4

NHK放送技術研究所で進めている「電波テレビカメラ」の研究を紹介する.電波は霧や煙のような光を遮るものも透過するため,遮へい物に隠れて見えない被写体も撮影できる.事故や火災などの災害報道での利用を目指し,電波を用いて被写体を撮影する技術の研究を進めている.60GHz帯ミリ波を用いた装置を試作し,マネキンを撮影した実験の結果,解像度不足ではあるがマネキンの存在が認識できる程度に撮影できることがわかった.また,霧やカーテン,薄いベニヤ板などの遮へい物越しにもマネキンを撮影できることも示した.ただし,得られた画像の解像度やフレーム周期は不十分であり,改善が必要である.そこで,フレーム周期の高速化を目的とした,電波テレビカメラ受信アンテナ用のリフレクトアレーアンテナの検討結果についても述べる.
著者
吉野 純 岩崎 大也 小林 智尚
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B2(海岸工学) (ISSN:18842399)
巻号頁・発行日
vol.76, no.2, pp.I_1081-I_1086, 2020 (Released:2020-11-04)
参考文献数
12

本研究では,2014年12月の北海道東岸に高潮をもたらした爆弾低気圧を対象として,力学的気象モデルと高潮モデルによる擬似温暖化実験を実施することで高潮の将来変化を評価し,また,それらに基づき高潮の進路アンサンブル実験を実施することで過去・現在・将来における可能最大高潮を評価した.擬似温暖化実験の結果,将来気候下(RCP8.5の2080~2099年を想定)の爆弾低気圧はより強化される傾向にあり,特に,気温と海水面温度の両者の上昇により台風のような発達特性を示すことが明らかとなった.また,高潮の進路アンサンブル実験の結果,将来気候下の爆弾低気圧に伴い,根室港における可能最大高潮は,2014年12月の爆弾低気圧による高潮(潮位偏差1.42m)に比べて約1m近く上昇することが明らかとなった.
著者
岩崎 仁美 幸田 利敬 武中 美佳子 松本 尚子 山根 学 矢本 富三 助川 明 武富 由雄 高田 哲
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.G2Se2067, 2010

【目的】医療専門家の教育は、1965年に提唱されたBloomらの3分野、認知領域・精神運動領域・情意領域に基づいており、理学療法士養成は概ね知識と技術、専門的態度の3つから構成されている。近年、医療界全体で医療従事者の対人スキル・コミュニケーション、専門家としての態度をいかに養うかが大きな課題となり、その到達目標も定められてきている。一方、目標達成のためには、個々の学生が指導者側の指導をどのように受け止めるかも重要で、受け止め方の傾向を熟知し、学生の特性に応じた指導を行うことが大切である。そこで我々は、理学療法実習を終了した学生を対象に絵画連想法であるP‐Fスタディを実施し、実習における態度評価との関連を検討した。<BR><BR>【方法】平成20年度に実習を全て終了し、卒業が見込まれた学生のうち協力が得られた69名、男性50名(20~47歳、平均28.9歳)、女性19名(20~49歳、平均27.6歳)を対象とした。心理テストはP-Fスタディを用い、自分が起こした事象に対する他者からの指摘と、他者が起こした事象によって生じるフラストレーションに対する反応を採点し、評点因子毎に標準得点を算出した。実習態度評価については、「指導者の助言を受け入れることができる」という項目に着目した。実習評価者による差を排除するため複数の実習における平均値を個人の得点とし、その中央値よりも高い24名を上位群、低い15名を下位群とした。P‐Fスタディより得られた各評点因子を、実習評価の上位群・下位群間で比較し、Mann-WhitneyのU検定(p≦0.05)を用いて分析した。<BR><BR>【説明と同意】本研究が単位取得に関わらないことを示すため、実施は単位認定後とし、今後の臨床実習指導に役立てる旨を伝え、同意の得られた学生にのみ実施した。尚、得られた情報は、個人の特定が不可能な状態で研究に使用し、解析後は破棄した。<BR><BR>【結果】(1)上位群では、「問題解決を図るために他の人が何らかの行動をしてくれることを強く期待する反応」が下位群より有意に高かった。(2)同様に、上位群においては、「自責・自己非難の気持ちの強さに関係する反応」が下位群より高い値をとった。(3)「一般の常識的な方法で適応できるかをみるための指標」についても上位群が下位群より高得点であった。(4)他の指標に関しては両群間に有意差を認めなかった。<BR><BR>【考察】上位群では適度な自己反省心を持ち、問題解決に向けて自分から援助・助力を求めることができるが、下位群では自己反省心にやや乏しい傾向があり、適切に必要な助力を求めることができず、問題解決のための積極的姿勢が乏しいのではないかと示唆された。原因を自分に求め、自分の努力によって問題を解決しようという反応や、規則や習慣に従って解決を待つという忍耐強さに関わる反応においては両群間で有意差がないことからも、単に反省して従順であることではなく、困難な場面では助力を求める積極的な姿勢が指導者に評価されていた。一方、自己反省心が強すぎる場合には、自分自身を過度に攻撃する可能性、また他者への期待が高すぎる場合には、依存心の強さと捉えられる場合もあるため、評価にあたっては個別に判断する必要があると思われた。<BR><BR>【理学療法学研究としての意義】今後は、実習前後での変化や、実習中に問題が生じる学生についても検討し、学生の特性に応じた指導に繋げていきたい。
著者
岩崎 正幸 阿部 民也 吉田 欣哉 吉川 恵郷
出版者
日本獸医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.36, no.5, pp.267-270, 1983

約600羽のカナリヤを飼育する繁殖場で, 群飼されていた約400羽のうち約30%に, さえずり障害, その他慢性の呼吸器障害を示す疾病が発生した. 病理学的検査をした9羽のうち6羽の肺の血液加寒天ローソク培養では細菌の発育はなく, 血清ニューカッスル抗体価は10倍以下, マイ灘プラズマ (MgおよびMs) 抗体は陰性であった.<BR>共通した組織病変は上部気道, 気管, 肺気管支粘膜に上皮の腫大増生, 分泌活性, 粘膜の皺襲形成, 固有層の線維性増生, 円形細胞浸潤および気管支腔内への肉芽組織の侵入突出など, 慢性炎症が認められた. 粘膜病変は気道内に寄生するダニの認められる部位でより強調された.<BR>病巣から採取したダニは中気門類, ハナダニ科, <I>Sternostoma tracheacolum</I>と同定され, わが国での分布が初めて確認され, 和名をコトリハナダニと新称された.
著者
馬場 秀夫 寺本 司 乗松 敏晴 藤田 雅章 松坂 誠應 岩崎 勝郎
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.1667-1672, 1991-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
19

The initial treatment that is usually recommended for symptomatic talocalcaneal coalition is nonoperative. But this time the operative treatment has been applied for those patients who fail to respond to the nonoperative treatment. Recently we treated five such cases by excision of the coalition because nonoperative treatment was not successful. Three cases were talocalcaneal coalition and two cases were calcaneonavicular coalition. The age of the patients at the time of surgery ranged from nine years to fortysix years. After the operation, we didn't use immobilization in a cast but started active exercises. Thus, operative treatment is a viable option if nonoperative treatment is unsuccessful; excision treatment, in addition to starting active exercise as soon as possible after the operation, is effective for tarsal coalition.We must suspect tarsal coalition for patients with limitation in subtalar joint and pain in the area of the coalition.We diagnose talocalcaneal coalition with radiography, tomoraphy, computed tomography and arthrography. Calcaneonavicular coalition is best seen on an oblique radiography.

1 0 0 0 OA 英和いろは

著者
岩崎茂実 著
出版者
甘泉堂
巻号頁・発行日
1874