著者
斉藤 康己
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.25, no.8, pp.p777-789, 1984-08-15
著者
池田 哲夫 斉藤 和巳 武藤 伸明
出版者
静岡県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究の目的は、画像や映像などのマルチメディアデータの効率的な類似検索方法を開発することである。具体的にはBustosらのピボットによる類似検索方法を土台として類似検索方法を開発することである。類似検索方法として、Bustos法でのピボット集合要素の交換方法を改良した方法と、マンハッタン距離に基づく一般化ピボット法の2方法を提案した。2方法とも従来方法に比較して、類似検索性能、ピボット集合選択時間が優れていることを実験で確認した。さらに、実験対象データの性質を効率的に解析可能とすることを目的として、ネットワーク内のコミュニティ抽出方法と、ネットワーク可視化方法を複数考案した。
著者
斉藤 眞
出版者
医学書院
雑誌
脳と神経 (ISSN:00068969)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.45-50, 1950-01
著者
斉藤 瞳 白川 清美 橋浦 弘明 山下 公太郎 古宮 誠一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.429, pp.43-48, 2008-01-14

芝浦工業大学情報工学科の3年生は,ソフトウェア開発の知識や技術を習得するために,幾つかのチームに分かれ,チーム単位で演習を行う.しかし,学生のソフトウェア開発能力にバラツキがあるので,与えられた課題を期日までに達成できないチームがあるという問題が生じていた.そこで橋浦ら[1]は,ソフトウェア開発に必要な各役割を遂行する学生の能力に影響を及ぼす人的要因が既知である場合に,それを利用してチーム編成の最適案を自動生成するシステムEtUDE/GOを開発した.しかし,チーム編成に影響を及ぼす人的要因については未知のままであった.そこで著者らは,共分散構造分析などを導入して,チーム編成に直接影響を及ぼす真の要因と,間接的に影響を及ぼす代用特性との間の関係式を求め,求められた関係式をEtUDE/GOに適用してチーム編成の最適案を自動生成した.そして,各学生が行った作業のログ情報を利用して求めた,各学生の貢献度評価などにより,チーム編成の最適化が演習授業にもたらした影響を分析した.分析の結果,実際の演習授業では,これらの学生達が期待どおりに活躍した.その結果すべてのチームが演習課題を無事に達成できたことを確認している.
著者
斉藤 勉
出版者
日本医科大学医学会
雑誌
日本医科大学雑誌 (ISSN:00480444)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.74-85, 1991-02-15 (Released:2010-12-22)
参考文献数
50

内科的治療により胸痛発作が認められないST下降型狭心症93例と心筋梗塞160例の長期予後とその規定因子について, ホルター心電図, トレッドミル運動負荷試験成績および冠動脈造影所見を用い生命表法とCox型重回帰分析法にて解析し, ホルター心電図にて検出されたsilent myocardial ischemiaの臨床的および予後的意義を検討した結果, 以下の成績を得た.1) 狭心症および心筋梗塞群における心事故発生率はそれぞれ19%, 18%であり, 有意な予後規定因子は狭心症群にて多枝病変, asynergy, silent myocardialischemia, 運動負荷試験によるST下降の順であり, 心筋梗塞群ではsilent myocardial ischemia, 多枝病変の順で両群ともに, 多枝病変とsilent myocardialischemiaが独立した予後規定因子であった.2) Silent myocardial ischemiaを有する狭心症および心筋梗塞の頻度はそれぞれ30%, 38%であり, 諸家の報告とほぼ同頻度であった.3) 心事故発生率は狭心症, 心筋梗塞群ともにsilentmyocardial ischemia非出現群に比し出現群で高く, 心筋梗塞群では有意であった. また, その内訳は狭心症群では冠血行再建術が最も多く, 心筋梗塞群では再梗塞が多かった.4) Silent myocardial ischemia出現群の予後規定因子は狭心症群では多枝障害, 運動時間の短縮, asynergyの存在, 運動負荷試験による狭心症出現であるのに対し, 心筋梗塞群では左室駆出分画の低下, ホルター心電図における最大ST下降度であった.以上より, silent myocardial ischemiaは冠動脈疾患における心事故発生の重要な規定因子であり, silentmyocardial ischemia出現例の心事故発生率は非出現例に比し高かった. 心事故の内訳は狭心症群では冠血行再建術施行例が多く重症な合併症は少なかったのに対し, 心筋梗塞群では再梗塞が多く予後は不良であった. したがって, 心筋梗塞群では症状の有無にかかわらずSMI例に対し早期から積極的に冠血行再建術を施行すべきであると考える. 一方, SMI出現例における予後規定因子は心筋梗塞の既往の有無により異なることが明らかにされ, 治療対策上十分留意すべきであると結論される.
著者
斉藤 和雄
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
気象集誌 (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.72, no.2, pp.301-329, 1994-04-25
被引用文献数
10

放射ネスティング側面境界条件を用いた非弾性非静水圧3次元モデルが示され、1991年9月27日のやまじ風のシミュレーションに適用される。気象庁JSMに2重ネスティングした2.5km分解能非静水圧モデルにより、四国山地後面での内部ハイドロリックジャンプの出現と一般風の強まりに伴うジャンプの移動がシミュレートされる。モデルは既報Part2(Saito, 1993)で用いられた3次元非弾性方程式モデルを側面境界条件を通して変化する一般場の情報を表現出来るように改良したもので、上・下部の境界条件と非弾性の連続の式を満足するような初期場を変分客観解析を用いて作成した。側面境界条件として、内挿した親モデルの予報値を外部参照値に持つOrlanskiタイプの放射条件を用いた。3次元の山を越える流れの非静水圧線形解析解との比較でネスティングの有効性が確認された。1991年9月27日の台風19号によるやまじ風を例に、気象庁JSMとネスティングした10kmと2.5kmの分解能の非静水圧モデルによるシミュレーションを行った。10km分解能モデルの予報風は基本的にJSMによるものに近く、一般場の変化を良く表現するものの顕著なおろし風はシミュレートされなかった。2.5km分解能モデルでは、四国山地後面のおろし風・新居浜付近の逆風・やまじ風前線(ハイドロリックジャンプ)がシミュレートされ、観測された地上風の変化と概ね良く対応していた。シミュレーションで示された風系と一般風の強さの変化に対応するハイドロリックジャンプの消長は、より単純な設定の下で行われた数値実験や理論的考察(Saito, 1992)に基づいて提唱された既報(Part1=Saito and Ikawa, 1991a ; Part2)のやまじ風の概念モデルを概ね支持する。地面温度・地表面粗度の大小が、やまじ風の強さに影響する事を比較感度実験により確かめた。やまじ風の場合、既報で強調された四国の特徴的な地形(四国山地の風上側・風下側の非対称性、鞍部の存在)に加え、燧難の存在が、海陸の粗度の違いを通じて平野部での強風の発生に寄与している。
著者
細谷 肇 斉藤 健一 反町 裕 米本 貞夫
出版者
千葉県畜産総合研究センター
雑誌
千葉県畜産総合研究センター研究報告 (ISSN:13469746)
巻号頁・発行日
no.8, pp.77-82, 2008-11

早場米地帯として早生系品種の早期栽培が定着し、コンバイン型専用収穫機を所有するコントラクタにより飼料イネの収穫作業が1ヵ月強にわたって継続する地域において、収穫期間の各時期で長期貯蔵性を備えた高品質ロールベールサイレージの調製方法を検討した。2006年8月末からの1ヵ月強で23haを収穫した中で、最前期の8月28日刈取りのヒメノモチ(食用品種)、9月21日刈取りのはえぬき(食用品種)、最後期の9月28日刈取りの夢あおば(飼料専用品種)について、乳酸菌(畜草1号)添加の有無を設定し、収穫から10ヵ月及び13ヵ月貯蔵のサイレージ発酵品質とかびの発生状況を調査した。ヒメノモチは適期刈りの黄熟期、はえぬきと夢あおばは刈遅れの完熟期で、前2品種は天候に恵まれた収穫、夢あおばは直前の大雨を経た収穫となった。ヒメノモチとはえぬきの発酵品質は全般的にV-SCOREが良好と評価され、乳酸菌添加によりpHが低下、乳酸含量が増加、酪酸含量が減少し、品質がさらに向上した。刈遅れのはえぬきは、乳酸菌添加では貯蔵期間による品質の差がなかったが、無添加では13ヵ月貯蔵で酪酸含量が増加し長期貯蔵での品質低下が懸念された。夢あおばは添加の有無にかかわらず、同じように乳酸発酵が進行した一方で、酪酸含量が多く発酵品質が劣り、材料草への雨水と土の付着が影響したものと考えられた。かびの発生による廃棄ロスは、いずれの品種も乳酸菌添加の有無と貯蔵期間の違いによる有意な差が認められなかった。いずれの収穫時期においても好条件の適期刈りに近づけるため、秋雨等の季節的状況や農業用水の管埋を考慮しながら、品種の早晩性を踏まえた早場米地帯の飼料イネ作付け体系確立が望まれた。
著者
米倉 竜次 苅谷 哲治 藤井 亮吏 熊崎 博 斉藤 薫 熊崎 隆夫 桑田 知宣 原 徹 徳原 哲也 景山 哲史
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.73, no.5, pp.839-843, 2007 (Released:2007-10-03)
参考文献数
20
被引用文献数
4 5

岐阜県の椛の湖に定着した外来魚ブルーギルの生息個体数が,釣りによる駆除により抑制されるかを検討した。調査期間中,総計 15966 個体を駆除した。標識再捕法による個体数推定の結果,ブルーギルの生息数は 24231 個体から 10092 個体まで減少した。また,体サイズ分布の変化から,繁殖に寄与するであろう大型個体が減少することや新規加入が抑制されていることが示唆された。これらの結果から,釣りによる駆除はブルーギルの個体群を抑制するうえで有効であると考えられた。
著者
入交 芳久 落合 啓 笠井 康子 山上 隆正 斉藤 芳隆 飯嶋 一征 井筒 直樹 並木 道義 冨川 善弘 村田 功 佐藤 薫
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告 (ISSN:13491113)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.67-74, 2008-02

気球搭載型超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(BSMILES:Balloon-borne Superconducting Submillimeter-Wave Limb-Emission Sounder)は,成層圏中の微量分子を観測する有用な装置である.2006年9月4日,成層圏中のHO_2の日変化の観測することを目的に,BSMILES による第三回目の放球実験が行われた.BSMILES には直径300mm のオフセットパラボラアンテナ,液体ヘリウム冷却の630GHz 帯超伝導受信機,音響光学型分光計,3軸光ファイバジャイロ等が搭載されている.BSMILES はB200型気球により放球され,高度約37.9km においてオゾンや微量分子の観測を行い,観測終了後海上回収された.
著者
斉藤 健一 山口 岑雄
出版者
千葉県畜産センター
雑誌
千葉県畜産センター研究報告 (ISSN:03865673)
巻号頁・発行日
no.24, pp.31-38, 2000-11

卵黄中のβカロチン量を強化させた付加価値卵作出を目的に、市販の産卵鶏用配合飼料の他に長さ約1cmに細断したイタリアンライグラスを0g、20g及び40g/日・羽給与する区分と、配合飼料中にアルファルファミールが0%、7.5%及び15%含まれる飼料を給与する区分の2通りの方法で検討をおこなった。 その結果、各方法とも産卵成績に悪影響を与えることなく、卵黄中のβカロチン量を強化する事ができた。この場合の卵黄100g中βカロチン量は市販飼料のみ給与の0g区の12.8μgに対して、イタリアンライグラス20gおよび40g給与区がそれぞれ108.9μg、190.9μgとなった。またアルファルファミール無配合飼料給与区の0%区の12.4μgに対して、アルファルファミール7.5%および15%飼料給与でそれぞれ79.7μg、153.4μgとなった。 卵質検査成績は、イタリアンライグラスおよびアルファルファミールの給与量が増えるに従い卵黄色が改善される傾向にあった。 鶏卵1kgを生産するための飼料費は、市販飼料のみ給与の0g区の82.02円に対して、イタリアンライグラス20gおよび40g給与区がそれぞれ83.81円、93.76円となり、またアルファルファミール7.5%および15%区ではそれぞれ88.65円、88.86円となり、βカロチン強化卵の生産により飼料費が上昇した。
著者
上田 修功 斉藤 和巳
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.282-289, 2004-03-15
被引用文献数
10

前回,テキストモデリングではトピックの多重性を如何にモデル化するかがポイントであり,かつ,単一トピックのNBモデルを要素分布として混合した混合NBモデルでは多重性は表現できないことを説明した.これを受けて,本稿では,前回でも簡単に紹介したトピックの多重性を扱う3つのモデル(pLSA1) LDA2) PMM3))について解説する.