著者
斉藤 幹彦 堀口 大吉 喜納 兼勇
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.30, no.10, pp.635-639, 1981-10-05
被引用文献数
7 20

プロパンスルトンなどによってN-スルホアルキル化して8種類の水溶性ニトロソフェノール誘導体を合成し,吸光光度分析試薬としての有用性を検討した.これらの試薬は酸性溶液で安定であり,弱酸性ないしアルカリ性で鉄(II)と反応して濃緑色の水溶性錯体を生成する.最も高感度な2-ニトロソ-5-(N-プロピルーIV-スルホプロピルアミノ)フェノールの鉄錯休は1:4(金属イオン:試薬)の錯体組成を示し,吸収極大波長756nmでのモル吸光係数は4.5×10^4 dm^3 mol^<-1>cm^<-1>である.鉄濃度2×10^<-7>Mから1×10^<-4>Mの範囲でベールの法則が成立し,鉄1×10^<-5>Mにおける変動係数(n=5)は1.2%である.等モル量の銅,コバルト,ニッケル,亜鉛,カドミウム,アルミニウム,カルシウムは妨害しない.
著者
和辻 直 関 真亮 斉藤 宗則 篠原 昭二 有田 清三郎
出版者
明治鍼灸大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2005

医療分野で伝統医学(東洋医学)の診察法を活用していく上で最大の課題は、東洋医学の診察法の有用性を明らかにすることである。そこで、東洋医学の診察法を応用した健康支援システムを構築する試みとして、東洋医学の診察法と客観的測定結果を比較し、その有用性を検討した。方法は本研究に同意を得た成人6名を対象に、個々の体調変化をみるために、2週間に計6回、午後に調査した。調査項目は(1)東洋医学の診察は、診察者が顔面診、舌診、声診、問診、脈診を行った。(2)客観的測定は、顔面情報にはサーモグラフィを用いて顔面皮膚温を測定した。また舌情報を画像記録し、舌診断システムにて判断した。音声情報では音声をレコーダーに記録し、音声解析ソフトにて解析した。同時に発話音声解析システムを用いて疲労状態を計測した。さらに生理学的検査は、安静仰臥位の姿勢で瞬時心拍とR-R間隔変動を30分間連続測定した。(3)体調の把握として東洋医学健康調査票(57項目)、健康関連QOL尺度のSF-8を行った。結果は、顔面診の結果と顔面皮膚温の低温部との一致率が約8割と高かった。声診の結果と音声解析の結果に関連を認めなかったが、音声の基本周波数は東洋医学健康調査票の気虚(R=0.59,p<0.0001)や虚証などの項目と相関した。システムの一部となる舌診断システムは東洋医学健康調査票との関連が少なく、別の視点で体調変化を捉えていた。東洋医学健康調査票の心(R=0.59,p<0.0001)、肺、陽虚などの項目は心拍数に相関を示した。また東洋医学健康調査票の虚証(R=0.54,p=0.001)や全体点数などの項目はSF-8身体的サマリースコアに相関を示した。なお発話音声解析システムは解析中である。顔面や舌、音声情報や東洋医学健康調査票の結果は、いずれも個人の体調変化を捉えていたが、密接な関連が少なかった。東洋医学は各診察情報から総合的に判断するために、各診察情報を統合し、その情報の特徴を抽出することで、個人の体調変化を捉える健康支援システムが構築できる可能性が示唆された。
著者
江守 陽子 村井 文江 斉藤 早香枝 野々山 未希子
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

出産後の母親の育児不安軽減を目的に、出産後~12週の間の母親の育児不安や心配の時系列的変化、母親のニーズに合致した訪問時期および家庭訪問のアウトカムを検討した。結果1.家庭訪問は母親の不安を軽減した。結果2.家庭訪問の適切な実施時期として、初産の母親は新生児早期と乳児期早期、経産の母親は新生児期後半~乳児早期と考えられた。また、母乳や乳房のトラブルに関しての心配や不安の軽減には、生後2~3週の新生児期早期が適切である。
著者
神山 敏雄 佐久間 修 恒光 徹 垣口 克彦 浅田 和茂 斉藤 豊治
出版者
岡山大学
雑誌
総合研究(A)
巻号頁・発行日
1989

本研究は、経済犯罪の総論的課題については、従来の日本の経済犯罪研究の歩みと研究方法を分析・検討することによって経済犯罪研究の全体像を明らかにし、そして日本における経済犯罪現象の諸相を概観することによって今後の研究課題を模索した。各論においては、以下の諸分野の経済犯罪を取り上げて研究した。先物取引の分野においては、当該取引をめぐる犯罪の現状を分析した上で、判例、捜査実務、学説の役割を検討し、今後の当該犯罪についての経済刑法の課題を指摘した。企業秘密の分野においては、企業秘密の概念やその侵害に対して刑法とその他の法律はそれぞれどのような役割を果たすべきかを検討した上で、刑法の限界を明らかにした。証券取引の分野においては、特に、インサイダー取引の現状分析とその犯罪化立法の問題点を取り上げて検討した。出資法の分野においては、従来の犯罪形態を分析した上で、これらの犯罪対策手段として行政処分と刑罰はどのような役割を果たすべきかを検討した。連鎖取引の分野においては、無限連鎖講と連鎖販売取引をめぐる犯罪を取り上げ、その実態と対策を検討した。クレジット・カード濫用の分野においては、その実態、当罰性、刑法の役割について検討した。コンピュータ濫用の分野においては、コンピュータ犯罪の動向とコンピュータ・ウイルスの問題について詳細な資料を駆使して検討を加えた。外国における経済犯罪の実態と理論については掘り下げて研究する予定であったが、当初の計画通りには進展しなかった。これまで外国の経済犯罪に関する文献について5篇を取り上げ、紹介・論評することができたが、引き続き今後の研究に委ねることにする。
著者
斉藤 正貴 吉田 勝浩 中村 貴彦 駒村 正治 Masaki Saitoh Yoshida Katsuhiro Nakamura Takahiko Komamura Masaharu 東京農業大学大学院農学研究科農業工学 東京農業大学大学院農学研究科農業工学 東京農業大学地域環境科学部生産環境工学科 東京農業大学地域環境科学部生産環境工学科 Department of Agricultural Engineering Graduate School of Agriculture Tokyo University of Agriculture Department of Agricultural Engineering Graduate School of Agriculture Tokyo University of Agriculture Department of Bioproduction and Environment Engineering Faculty of Regional Environment Science Tokyo University of Agriculture Department of Bioproduction and Environment Engineering Faculty of Regional Environment Science Tokyo University of Agriculture
出版者
東京農業大学
雑誌
東京農業大学農学集報 (ISSN:03759202)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.189-197,

小規模循環型農園においてヒトが継続的に生存していくために必要な要素と規模を明らかにすることを目的とし,資源循環シミュレーションモデルを作成した。モデル対象地を静岡県として,ヒト一人の栄養バランスを保つことを前提条件とした循環システムの構成要素を提示し,農作物の収量と農地・森林面積を試算した。結果は以下の通りとなった。1.構成要素 : ヒト,家禽,養魚,農作物,緑肥作物,水質浄化作物,淡水プランクトン,森林 2.農地面積 : 5.6a(5.6×10^2m^2)(ヒト住居,鶏舎,養殖池は除く) 3.森林面積 : 2.9a次に,正規分布による確率密度関数を用いて農作物の収量に対する信頼度を明確化し,農作物収量および農地面積を算出した。信頼度ごとに割り出した農地面積は以下の通りとなった。信頼度50% : 6.9a, 信頼度75% : 7.3a, 信頼度95% : 8.0aThe purpose of this study is to show the elements and amounts, which are required to maintain a man's life on a small-scale-recycling-oriented farm. A simulation was done to show how materials recycle in a system in Shizuoka, Japan. This simulation presumed that a man can maintain his own nutritional balance and showed the constituent elements of the system. After the necessary quantity of food was calculated, the necessary amount of yields for providing food was calculated. Then the farmland area and the amounts of manure for these crops were calculated. After that the forest area for providing manure was calculated. The following results were obtained : 1. Constituent elements : Man, Chicken, Fish, Crops, Green manure, Water purifying plants, Limnoplankton, Trees 2. The farmland area : 5.6×10^2m^2 (except for the man's house, henhouse and fishpond) 3. The forest area : 50% reliability : 2.9×10^2m^2 In addition, the reliability of the yields was made clear according to a probability density function and the farmland areas each were calculated according to the yields of each case, 50%, 75% and 95% reliability. The following results were obtained : 50% reliability : 6.9×10^2m^2, 75% reliability : 7.3×10^2m^2, 95% reliability : 8.0×10^2m^2
著者
斉藤 英一 渡部 英 国井 康弘 土谷 昇ニ 山崎 忠光 榊原 宣
出版者
The Japan Society of Coloproctology
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.189-194, 1998-03
被引用文献数
7 4

症例は79歳の女性で,1996年4月26日,下痢と腹痛を主訴に当院を受診腹部は膨満しており,腹部単純X線写真で多発性の鏡面像を認めた.腸閉塞の診断で同日入院.入院後直ちにイレウスチューブを挿入,3日後大量の排便を認め,腹部単純X線写真でも鏡面像は消失していた.イレウスチューブの先端はS状結腸に達しており,抜去しながらの造影で横行結腸肝弯曲部に蟹爪状陰影を認めた.大腸内視鏡検査で腸重積を整復,盲腸に2'型大腸癌を認めた.生検結果はGroup Vで,盲腸癌を先進部とした横行結腸の腸重積と診断した,5月8日右半結腸切除術を施行した.上行結腸は後腹膜より遊離し,小腸と共通の腸間膜を有していた.病理組織学的には中分化腺癌で,深達度はss,リンパ節転移は認あられなかった.大腸癌による成人大腸腸重積は,回盲部とS状結腸が好発部位とされ,総腸間膜症を伴った横行結腸の腸重積は検索しえた範囲ではこれまで2例が報告されているのみである.
著者
吉川 友也 斉藤 和巳 元田 浩 大原 剛三 木村 昌弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.94, no.11, pp.1899-1908, 2011-11-01
被引用文献数
2 5

本論文では,非同期時間遅れ付き独立カスケード(AsIC)モデルと非同期時間遅れ付き線形しきい値(AsLT)モデルのそれぞれの場合を仮定して,観測した単一の拡散系列から各時刻における期待影響度(期待影響度曲線)を高精度で推定する問題に取り組む.単純な方法として,観測した拡散系列のアクティブノード数を数えて期待影響度曲線とすることが考えられるが,拡散系列は情報拡散の確率的な動作によって多様な結果になるため,この方法での期待影響度曲線推定には本質的な限界がある.本論文の提案法では,観測した拡散系列から各モデルのパラメータをEMアルゴリズムによって学習し,学習したモデルパラメータを使って,シミュレーションによって期待影響度曲線を推定する.提案法を評価するために,現実のソーシャルネットワーク構造データを用いて人工的に拡散系列を生成して評価実験を行う.生成される拡散系列の長さは,同じ条件であっても多様な長さになる.我々は,提案法を使うことによって,多様な長さの拡散系列からでも期待影響度曲線を高精度で推定できることを示す.
著者
斉藤裕樹 菅生 啓示 間 博人 テープウィロージャナポンニワット 戸辺 義人
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.770-782, 2012-02-15

複数のセンサを搭載したスマートフォンに代表される携帯端末が急速に普及している.これにともない,携帯端末を利用して,広範囲にわたる情報をさまざまな人から収集する参加型センシング(Partcipatory Sensing)が注目されている.参加型センシングの一手法として,自転車に取り付けたセンサにより走行コンテキスト情報を収集する試みが行われているが,これまでの事例では特殊な自転車やセンサを必要とするため適用範囲が限られてきた.本論文では,一般の自転車にスマートフォンを据え付けることで容易に実現可能な自転車走行情報収集・共有機構sBike(Sensorized Bike)を提案する.sBikeでは,スマートフォンに搭載されている複数のセンサから走行情報を収集し,走行情報を統計的認識手法を用いて解析することで走行状態の認識を行う.また,sBikeのプロトタイプの実装および走行状態認識に関する評価について述べる.Participatory sensing, which uses smart phone and gather information from community is draw attention as rapid spread of smart phone mounted multiple sensor. For example of participatory sensing, studies which gather information through sensor installed at bicycle were conducted. But many studies uses special sensors and it is barrior for widespread participation. In this research, we installed a smart phone on bicycle and build system named Sensorized Bike (sBike). It enables various users to participate participatory sensing easily. Proposed system uses Andoroid mobile terminal and gather sensor datas. Analysis of gathered data uses Hidden Markov Model (HMM) and recognize driving condition. In this paper through design and prototyping of sBike, we evaluated proposed driving condition recognition methods.
著者
山本 昌宏 代田 健二 斉藤 宣一
出版者
東京大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2008

逆問題に対して、再生核ヒルベルト空間ならびに多重スケール核に基づいて、多次元の任意形状をもつ領域における数値解析手法の研究と開発を目指したが、この方法は正則化手法と密接に結び付いており、また離散化のためには有限要素法などを駆使しなくてはいけないことが、より鮮明になり、その方面の研究を進めた。実績は以下のとおりである。(1)相転移問題や熱伝動現象で初期値を決定する逆問題などの応用逆問題で上記の着想に基づいた数値解析手法を開発し、成果として公表した。(2)再生核ヒルベルト空間の手法をチホノフの正則化に適用した場合の近似解の安定性・収束の理論や正則化パラメータの最適な選択原理の講究を実施し、成果を出版した。逆問題個有の不安定性があり、データの微小変動に対して逆問題の解の偏差が極めて大きくなる可能性があるが、そのために正則化の数値計算のためには必要な離散化には特別の注意が必要である。すなわち、逆問題の数値解の精度をあげるために離散化を細かくしていくと、逆問題自体の不安定性からしばしば精度が悪くなる。そこで、逆問題の数値解法においては、要求されている解の精度の範囲において離散化の精度を適宜コントロールすることが必要不可欠である。これへの1つの解答を与えた。該当年度においては正則化法に有限要素法を用いて安定な数値解法を提案し、論文を完成させ公表した。(3)また、継続中の課題としては、再生核ヒルベルト空間の1つの数値手法である多重スケール核の方法の逆問題への応用についての研究があるが、これまで得た成果を本萌芽研究での知見を活用して将来的に大きく発展させる素地ができたと判断している。
著者
清水 恵子 斉藤 修 小川 研人 水上 創 上園 崇 塩野 寛 粟屋 敏雄 藤田 育志 松原 和夫
雑誌
法中毒 (ISSN:09159606)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.122-123, 2001-05

雑誌掲載版 これ迄に起きた標記犯罪例として,部活顧問の高校教師による猥褻事件,軟派した女性への強姦,眠剤服用者による放火,飲酒者に対する強姦の4事例を提示し,自施設で行った健忘機構の行動薬物学的・神経化学的研究を紹介した.この研究により酒とベンゾジアゼピン系薬物との併用による前向健忘の機構は,両薬剤がGABA神経の活性化を介して海馬におけるプレシナプティックなグルタミン酸放出を抑制することで記憶障害を惹起する可能性が示唆された
著者
神田 大輔 嶋田 睦 真柳 浩太 斉藤 貴士 井倉 真由美
出版者
九州大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2009-07-23

大きな運動性を残した相互作用をしている複合体から原子レベルの構造情報や動的情報を得るためには,解離会合平衡を適切な方法で会合側へシフトすることが必要である.平衡をシフトする技術として,共有結合を分子間に導入する方法(テザー係留技術)とリガンド内に共有結合を導入する方法(分子内架橋係留技術)の2つを開発した.また,結晶コンタクトがない空間をタンパク質を結晶格子内に創りだし,そこにタンパク質の一部分やリガンドを意図的に配置して動的情報を得るための新しい結晶解析方法の開発を行った.ミトコンドリアプレ配列受容体Tom20-プレ配列複合体とオリゴ糖転移酵素-基質ペプチド複合体の2つの系に適用した.
著者
米倉 竜次 苅谷 哲治 藤井 亮吏 熊崎 博 斉藤 薫 熊崎 隆夫 桑田 知宣 原 徹 徳原 哲也 景山 哲史 RYUJI YONEKURA TETSUJI KARIYA RYOUJI FUJII HIROSHI KUMAZAKI KAORU SAITO TAKAO KUMAZAKI TOMONORI KUWADA TORU HARA TETSUYA TOKUHARA TETSUJI KAGEYAMA 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments
出版者
The Japanese Society of Fisheries Science
雑誌
日本水産学会誌 = Bulletin of the Japanese Society of Scientific Fisheries (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.73, no.5, pp.839-843, 2007-09-15
参考文献数
20
被引用文献数
1 5

We examined the effectiveness of removal by angling in order to control the population size of the invasive exotic bluegill in Hananoko Lake, Gifu, Japan. A total of 15, 966 individuals were caught by angling. Estimates based on a mark-recapture method revealed that the population size was reduced from 24, 231 to 10, 092 individuals over 15 months of population control. The change in the size distribution suggested that removal by angling not only reduced the number of potentially mature individuals but also decreased the recruitment of juvenile fish. This evidence indicates that removal by angling could control the population size of the bluegill, although a complete extermination by angling alone may be difficult.