著者
小谷 基 中岡 博史 成田 暁 揖斐 隆之 佐々江 洋太郎 佐々木 義之
出版者
Japanese Society of Animal Science
雑誌
日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.3, pp.353-361, 2004-08-25
被引用文献数
1 3

全国的な種牛評価の可能性を遺伝的結合度および遺伝率推定値の点から検討し,その結果をふまえて全国的な種牛評価のための最適な数学モデルに関して検討した.1997∼2002年までに全国に分布する(有)安愚楽共済牧場傘下の肥育農家から出荷された黒毛和種肥育牛のフィールド記録を用いた.数学モデルとして,母数効果の取り上げ方が異なる6つのモデルを設定し,産肉性形質に関する遺伝率を推定し,育種価を予測した.肥育農家を単位とする分集団間の遺伝的結合度が確認できたことおよび遺伝率の推定値が中程度であったことから,全国規模での種牛評価が可能であると推察される.また,予測育種価の予測誤差分散(PEV),赤池の情報量規準(AIC)および自由度調整済寄与率を指標としてモデルの選択を行った結果,全ての母数効果を組み合わせ効果として取り上げたモデルもしくは性の効果のみを組み合わせ効果から外したモデルが最適なモデルであると推察される.種牛評価を全国規模に拡大することで,より効率的な育種改良を行うことができると考えられる.
著者
滝嶋 康弘 米山 暁夫 宮地 悟史 柳原 広昌 中島 康之 和田 正裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.494, pp.37-42, 2001-12-06

携帯電話に対するビデオ配信用コンテンツ制作システムの設計法を提案する。モバイルマルチメディアが注目される中、そのコンテンツ制作は従来のインターネット配信向け制作環境などとは異なる要求条件を有する。受信端末環境、伝送ネットワーク環境、製作環境における低レート伝送、素材時間短縮、補助情報・テロップ挿入、一素材多利用等の条件を考慮し、低レートAV符号化、高機能AV編集、軽量テロップフォーマット、高速フォーマット変換等の特徴を持つ制作システムを提案する。本設計に基づくソフトウエアシステムの開発に関しても報告する。
著者
滝嶋 康弘 米山 暁夫 宮地 悟史 柳原 広昌 中島 康之 和田 正裕
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.25, no.83, pp.37-42, 2001-12-13

携帯電話に対するビデオ配信用コンテンツ制作システムの設計法を提案する。モバイルマルチメディアが注目される中、そのコンテンツ制作は従来のインターネット配信向け制作環境などとは異なる要求条件を有する。受信端末環境、伝送ネットワーク環境、制作環境における低レート伝送、素材時間短縮、補助情報・テロップ挿入、一素材多利用等の条件を考慮し、低レートAV符号化、高機能AV編集、軽量テロップフォーマット、高速フォーマット変換等の特徴を持つ制作システムを提案する。本設計に基づくソフトウエアシステムの開発に関しても報告する。
著者
滝嶋 康弘 米山 暁夫 宮地 悟史 柳原 広昌 中島 康之 和田 正裕
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. AVM,[オーディオビジュアル複合情報処理] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.37-42, 2001-12-13

携帯電話に対するビデオ配信用コンテンツ制作システムの設計法を提案する。モバイルマルチメディアが注目される中、そのコンテンツ制作は従来のインターネット配信向け制作環境などとは異なる要求条件を有する。受信端末環境、伝送ネットワーク環境、制作環境における低レート伝送、素材時間短縮、補助情報・テロップ挿入、一素材多利用等の条件を考慮し、低レートAV符号化、高機能AV編集、軽量テロップフォーマット、高速フォーマット変換等の特徴を持つ制作システムを提案する。本設計に基づくソフトウエアシステムの開発に関しても報告する。
著者
滝嶋 康弘 米山 暁夫 宮地 悟史 柳原 広昌 中島 康之 和田 正裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.496, pp.37-42, 2001-12-06
被引用文献数
1

携帯電話に対するビデオ配信用コンテンツ制作システムの設計法を提案する.モバイルマルチメディアが注目される中, そのコンテンツ制作は従来のインターネット配信向け制作環境などとは異なる要求条件を有する。受信端末環境、伝送ネットワーク環境、制作環境における低レート伝送、素材時間短縮、補助情報・テロップ挿入、一素材多利用等の条件を考慮し、低レートAV符号化、高機能AV編集、軽量テロップフォーマット、高速フォーマット変換等の特徴を持つ制作システムを提案する。本設計に基づくソフトウエアシステムの開発に関しても報告する。
著者
石橋 理恵子 丸山 千寿子 田中 利枝 南 昌江 島田 朗 内潟 安子 黒田 暁生 横野 浩一 筒井 理裕 目黒 周 小山 一憲 大村 栄治 清水 一紀 高橋 和眞 中村 佳子 益子 茂 丸山 太郎
出版者
THE JAPAN DIABETES SOCIETY
雑誌
糖尿病 = JOurnal of the Japan Diabetes Society (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.189-195, 2005-03-30
被引用文献数
1

1型糖尿病患者の治療および, 食生活の実態を明らかにすることを目的に調査を行った. 糖尿病専門医14名に計463部の調査票を配布し, 外来時に1型糖尿病患者に渡してもらい, 留め置き法で回収者に直接郵送してもらった (回収率54.4%). コントロールとして, 健常者166名に食生活習慣調査を実施した. 健常者に比べ, 1型糖尿病患者は望ましい食生活習慣が形成されていたが, 食事にストレスを感じる者が多かった. さらに, 1型糖尿病患者を食事療法実践意識により4群に分類したところ, 食事療法実践意識が高い者は他群に比較して有意にカロリーに配慮する者が多く, 野菜摂取量も多く, 海藻や果物, 低脂肪乳摂取頻度も高かったことから, 食事療法を遵守していると考えられた. しかし, 食事療法実践意識によりHbA<sub>1</sub>cや低血糖回数に差はみられず, 1型糖尿病の食事療法の教育内容を検討しなおし, ストレス軽減に考慮した栄養教育を展開していく必要があると思われた.
著者
沖野 晃一 冨田 裕人 橋本 浩二 山崎 雅也 大澤 拓 白川 暁 吉井 卓 岩下 茂信 宮嶋 浩志 村上 和彰
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.80, pp.167-172, 1996-08-27
被引用文献数
5

本稿は,九州大学で現在開発中のPPRAM^R_<mf>仕様に基づく最初の試作LSIであるPPRAM^R_<mf>256?4のハードウエア構成について述べている.計画では,0.25μm CMOS,2層金属配線を用いて,"256"Mビット(2Mバイト)DRAMと"4"個の汎用プロセッサを1チップに搭載する.各プロセッサのロジック規模は50万トランジスタ程度で,24Kバイト・キャッシュを装備.プロセッサ当たりのローカル・メモリ容量は8Mバイトとなる.1998年度中の完成を目指している.This paper describes the hardware organization of the first prototype LSI chip based on the PPRAM^R_<mf> architecture, or PPRAM^R_<mf>256-4, which is now under development at Kyushu University. The PPRAM^R_<mf>256-4 will integrate 256Mb DRAM and four processors into a single chip with a 0.25μm CMOS technology. Each PE (Processing Element) will consist of a simple RISC processor of 500KTr, 24Kbyte cache memory, and 8Mb local DRAM memory. The development will complete by March, 1999.
著者
山下 和人 佐藤 正人 海川 暁子 津田 麻美 矢島 康広 椿下 早絵 瀬野 貴弘 加藤 澄恵 泉澤 康晴 小谷 忠生
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.229-235, S・Vi, 2000-03-25
被引用文献数
1

軽種馬24頭を6頭ずつの4群に分け, A群ではグアイフェネシン-ケタミン-メデトミジン混合液の持続点滴麻酔を併用した酸素-セボフルラン麻酔(GKM-OS麻酔), B群では酸素-セボフルラン麻酔(OS麻酔)下で頚動脈ループ形成術を実施した.また, C群ではGKM-OS麻酔, D群ではOS麻酔で4時間麻酔持続し, 心血管系の変化を観察した.AおよびB群の麻酔時間は約180分間であり, 麻酔維持期の終末呼気セボフルラン濃度はA群で1.5%, B群で3.0%前後であった.A群の動脈血圧は良好に推移したが, B群では血圧維持にドブタミン投与が必要であった.AおよびB群の結果より, 終末呼気セボフルラン濃度をC群では1.5%, D群では3.0%で麻酔維持した.C群では, 心拍出量と末梢血管抵抗が麻酔前の約70%に維持され, 血圧も良好に維持された.D群では, ドブタミン投与により心拍出量が麻酔前の約80%に維持され, 血圧も良好に維持されたが, 1頭に重度の頻脈を認めた.起立時間は, A群で36±26分, B群で48±19分, C群で38±27分, およびD群で58±12分であった.GKM-OS麻酔は心血管系の抑制が最小限であり, 麻酔からの覚醒も良好であることから, ウマの長時間麻酔に有用と考える.
著者
高橋 輝暁
出版者
立教大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

1.ヨーロッパにおける「精神」(Geist)概念の系譜について,初期古代ギリシアの哲学者アナクシメネスにいう「プネウマ」(pneuma)までさかのぼって吟味するにあたり,古代ギリシア語ならびにラテン語のうち18世紀ドイツで「精神」(Geist)およびその派生語を用いてドイツ語訳された単語や概念を探るという方法で,たとえば,キケロにおける「狂気」に相当するラテン語(furor)は,デモクリトスにおけるギリシア語「プネウマ」に対応する意味をもつ概念として,18世紀ドイツのゴットシェートにより「精神を吹き込まれた状態」を意味するドイツ語(Begeisterung)をもって翻訳されていることが確認された。2.ヘルダーリンの作品やヘーゲルの『美学講義』において,「精神」概念を「プネウマ」の訳語としてとらえ,その汎神論的原義にさかのぼって解釈することにより,難解とされる各箇所を明解に解釈できることが確認された。3.「プネウマ」の類義語ともいうべき「エーテル」(aither/aether)を概念史的に追跡したところ,近代では,少なくとも初期ライプニッツにおいて,「エーテル」概念は「プネウマ」のラテン語訳とされる「スピーリトゥス」(spiritus)とも密接に関連し,物質性とともに観念性をもあわせもつ「プネウマ」に特徴的な二重性のうち,「自然」としての前者には「エーテル」概念が,「精神」としての後者には「スピーリトゥス」概念が用いられ,それぞれ概念的に使い分けられているとの感触をえた。この点の立ち入った検証とともに,このライプニッツの思想が18世紀ドイツにおける「精神」概念に与えた影響の追跡は,今後の課題である。4.東洋思想における「気」の概念と「プネウマ」概念とは,ともに「大気」という物質性と「精神」という観念性をあわせもつという並行的対応関係の比較対照的分析の糸口をつかむことができた。
著者
大河内 暁男
出版者
大東文化大学
雑誌
経済論集 (ISSN:02874237)
巻号頁・発行日
vol.86, pp.1-15, 2006-03-25
著者
大河内 暁男
出版者
大東文化大学
雑誌
経営論集 (ISSN:13462059)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.107-115, 2008-02
著者
中田 尚 津邑 公暁 中島 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌. コンピューティングシステム (ISSN:03875806)
巻号頁・発行日
vol.46, no.12, pp.98-109, 2005-08-15
被引用文献数
3

集積回路技術の進歩にともない, マイクロプロセッサの構造は高度化・複雑化している.このような高度なマイクロプロセッサの研究・開発や, それを組み込んだ機器のハードウェア・ソフトウェア協調設計においては, その機能・性能を検証するためのcycle accurateなシミュレータが不可欠である.しかし, 現状のシミュレータは一般に低速であり, 開発の効率化の障害となっている.これに対して, スケジューリング計算の高速化によりシミュレータの高速化が提案され, 効果をあげている.一方で, スケジューリング計算が高速化することにより, 命令エミュレーションの実行時間がシミュレーション時間全体に占める割合が相対的に大きくなっており, シミュレーションのさらなる高速化のためには, 命令エミュレーションの高速化が課題となっている.本論文では, 個々のワークロードに対して最適化されたシミュレータを生成することにより, 命令エミュレーションの高速化を図る.これにより, 可搬性を損なうことなくバイナリ変換を適用した場合と同等の高速化を達成することができる.SPEC CPU95ベンチマークを用いて評価を行った結果, SimpleScalarのsim-fastに対して, 最大34倍, 平均19倍のシミュレーション速度の向上が確認できた.