著者
馬場 暁 山崎 亮輔 大平 泰生 新保 一成 加藤 景三 金子 双男 サマンタ サチャ ロックリン ジェイソン
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.468, pp.7-11, 2009-02-27

グレーティングカップリング表面プラズモン共鳴法は、金属で覆われたグレーティング基板上に入射した光の波数にグレーティングベクトルが足し合わさることによりプラズモンの波数と一致してSPを共鳴励起する方法であり、プリズムを必要としないことなどから、実用的なセンサーへの応用が検討されてきている。本研究では、金属グレーティング上での白色光照射多重励起型表面プラズモン共鳴現象を利用したセンサーへの応用を行ったので報告する。また、可視域で大きなエレクトロクロミズムを持つPEDOT-PSS/テルピリジン鉄錯体ポリマーを用いて、センシング感度の向上を試みた。
著者
清家 暁 岡部 正也 佐伯 昭 海野 徹也 大竹 二雄 中川 平介
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.68, no.6, pp.852-858, 2002-11-15
被引用文献数
4 5

高知県伊尾木川および物部川で捕獲されたアユの由来判別を耳石Sr/Ca比を用いて行った。両河川に放流された人工海産アユは発育初期の飼育水の塩分濃度が低く,かつ,淡水への馴致期間も天然魚に比べて短いことから耳石Sr/Ca比により天然,人工海産および湖産アユの判別が可能であった。1998年および1999年の伊尾木川の29個体,1999年度の物部川の56個体について耳石Sr/Ca比と標識痕による由来判別を行った結果,両者の結果が一致しなかったのは全体の12%,わずか10個体であった。この結果は耳石Sr/Ca比によるアユの由来判別が従来の標識方法と同等に有効であることを示唆するものである。
著者
楊 暁伶 北島 宣 長谷川 耕二郎
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.71, no.4, pp.538-543, 2002-07-15
被引用文献数
2 8

'土佐文旦'×'水晶文旦'の交雑実生二倍体, 三倍体および四倍体個体群について, CMA染色による染色体構成を明らかにし, 染色体対合様式や二倍体間の交雑で三倍体や四倍体が出現する機構を検討した.1. 交雑実生二倍体38個体ではCMA染色により13種類の異なる染色体構成が認められ, 交雑実生個体は極めて多様な染色体構成を示すことが明らかとなった.2. 交雑実生二倍体の染色体構成において, A型染色体は1∿3本, B型染色体は0∿1本, C型染色体は3∿5本, D型染色体は2∿4本, E型染色体は8∿10本の範囲で出現した.また, B型染色体をもつ個体ではA型染色体が1∿2本の範囲で出現した.これらのことから, '土佐文旦'染色体の対合様式は, AB+CC+CC+CD+DE+EE+EE+EE+EEまたはAB+CC+CC+DD+CE+EE+EE+EE+EEと推定された.3. 交雑実生三倍体では6個体で3種類の異なる染色体構成が出現した.これらの染色体構成は, 減数第I分裂または第II分裂の非還元による非還元雌性配偶子に起因しているか, 減数第II分裂の非還元による非還元雄性配偶子に起因している可能性が示唆された.4. 交雑実生四倍体では3個体で2種類の異なる染色体構成が出現した.これらはB型染色体を2本もち, いずれの染色体型も偶数存在することから, 雌性配偶子, 雄性配偶子ともに減数第II分裂の非還元に起因すると考えられた.これらのことから, '土佐文旦'×'水晶文旦'の二倍体間の交雑で三倍体が出現するのは, 非還元雌性配偶子に起因する場合と非還元雄性配偶子に起因する場合のどちらも存在すると考えられた.
著者
後藤 暁 藤森 一也 金児 泰明 赤松 泰次
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.87, no.5, pp.863-867, 1998-05-10
被引用文献数
2 1

<i>Helicobacter pylori</i>の血清診断,尿素呼気試験は非侵襲的で,感染診断のスクリーニングには十分な精度がある.血清抗体価は除菌成功後は経時的に低下することから,治療後のモニタリングにも有用である.血清ペプシノーゲン値も治療に伴い早期から変動し,治療効果の指標の一つとなり得る.尿素呼気試験は測定法等に解決すべき点は残されているものの,その正確性から除菌判定のスタンダードとされている.
著者
水野 千恵 四谷 美和子 北山 英子 山田 克子 荻野 正子 山本 由美 内田 真理子 梶田 武俊 安藤 孝雄 生野 世方子 芥田 暁栄 山下 英代 山野 澄子 川内 由美 奥田 展子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.275-280, 2002-08-20
被引用文献数
2

ガスコンロを用い,ガス加熱の条件設定について検討した。1. 都市ガス13Aはガス圧を1.50kPa,6Cは1.00kPa,プロパンガスは2.00kPaとなるようにガス流量を一定にし,水を被加熱体として3段階の火加減における昇温速度,ガス消費熱量の再現性を検討した。ガスの種類が同じ場合,異なった測定場所においても昇温速度,ガス消費熱量に高い再現性が認められた。2. ガスの種類が異なった場合,ガス圧を微調整することにより,昇温速度,ガス消費熱量に再現性かつ普遍性のある加熱条件を設定することができた。3. 設定した基準にしたがってあずきを加熱した場合,水加熱と同様に,いずれの火加減においても昇温速度の再現性があり,あずきの加熱に伴う煮汁の蒸発量,重量と容積の増加においても再現性が認められた。最後に本研究にあたり,終始ご懇切なご指導とご鞭撻をいただきました同志社女子大学名誉教授故林淳一先生に心から感謝を捧げます。
著者
玉田 春昭 神崎 雄一郎 中村 匡秀 門田 暁人 松本 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.195, pp.127-133, 2003-07-10
被引用文献数
2

本論文では盗用の疑いのあるJavaプログラムの発見を容易にすることを目的として,Javaクラスファイルからプログラム指紋を抽出する方法を提案する.提案方法はプログラム中の特徴的な箇所である初期値代入部分,メソッド呼び出し部分などを抽出し,指紋として用いる.このプログラム指紋を用いることにより,Javaクラスファイルを互いに区別することが可能となる.検証実験において,J2SDK SE 1.4.1_02のクラスライブラリに適用した結果,提案手法により99.94%のクラスを互いに区別できることを確認した.
著者
小林 誠一郎 高崎 健 浜野 恭一 山田 明義 鈴木 茂 青木 暁 武藤 晴臣 原田 瑞也 秋本 伸 岩塚 迪雄
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.10, no.6, pp.686-690, 1977-11-30

腸管吻合器の消化管手術分野への応用について, 私どもの58例の臨床経験を述べた. 食道静脈瘤に対する食道離断術, 食道癌に対する食道胃吻合術 (胸壁前および胸腔内吻合) 噴門部癌に対する食道空腸吻合術, 直腸結腸病変に対する低位前方切除術などに関して, その利用方法, 手術手技について略述した. 器械を用いることの利点としては, 吻合の確実性, 手術時間の短縮, ひいては手術侵襲の軽減などがあげられよう. とくに下部食道噴門部癌に対する経腹的操作のみによる, 縦隔側高位での食道切離食道空腸吻合術については, 吻合器使用の良い適応であると考えている.
著者
井上 勝夫 木村 翔 前原 暁洋 渡辺 秀夫 松岡 明彦
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.60, no.477, pp.1-10, 1995
被引用文献数
4

With regard to residential flooring products, which has been researched and developed particularly considering improvement of floor impact sound insulation performance in various ways. However, it has become a problem that wooden flooring materials, which is very often used recently, is too soft that impairs a foot step feeling. Judging from those habitabilitv of floors used under residential condition, the flooring materials which possesses proper elasticity, is required. As a measure for the present, flooring materials must be tried to develop considering relationship between human sense, floor vibration response and floor impact sound insulation performance and those needs to be evaluated synthetically. In this paper, we made the experiment on impact force time characteristics of a sole by foot stepping on a floor, which should become important parameter when relation of hardness of floor and sense quantity is examined.
著者
伊東 暁人
出版者
静岡大学
巻号頁・発行日
pp.1-427, 2005-03

平成14年度~平成16年度科学研究費補助金(基盤研究(B)(1))研究成果報告書 p41-254は未掲載
著者
山内 暁彦
出版者
徳島大学
雑誌
言語文化研究 (ISSN:13405632)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.1-33, 2003-02

There are many mysteries in the details of Gulliver's Travels. It seems that the description of the stage on which Gulliver let the Liliputian horses exercise is erroneous concerning its structure and size. But if we make thorough consideration, we can find out that Swift's description is rather correct. To make the stage we should put the sticks in the ground and make them slant a little, though this is not indicated clearly by the author. Also we can make use of the mysterious ninth stick at the centre of the whole structure as a support of the handkerchief. Though the stage can actually be built from Gulliver's handkerchief and thirteen sticks, it is still impossible to let the troop of twenty-four horses manuever on it when we adhere to the scale of 1 to 12. The field is too small for the cavalry. We need to interpret the latter half of the episode differently by means of a sur-realistic method. The episode resembles a Japanese rakugo-story, called 'Atama-Yama,' which means 'Head Hill.' In this fantastic story a man grows a cherry tree on his head and bewilderingly it is on his head too that many people gather to see the blossoms. The man's head and the crowd in 'Atama-Yama' correspond to the handkerchief and the horses in Gulliver's Travels. Behind the episode of the exercise on the handkerchief we can discover many points of significance. For example, the handkerchief probably means the Union Jack which represents the Union of England and Scotland accomplished by Queen Anne in 1707. We may assume that, as is demonstrated in this episode, there are numerous possible interpretations of many details in Gulliver's Travels.
著者
本谷秀堅 柴田 潤 来海暁 安藤 繁
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.43, no.7, pp.2309-2318, 2002-07-15
被引用文献数
6

本稿では画像の特徴抽出を,新たに開発される固視微動型イメージセンサ を用いて行う手法を提案する.抽出する画像特徴は局所的なLog-Polar対 称性である.提案手法においては,まずイメージセンサを周期的に振動させ る.振動させることにより,イメージセンサの各受光素子は周期的に時間変 化する信号を出力するようになる.イメージセンサの振動を適切に行うこ とにより,各受光素子近傍のパターンを半径方向成分と回転方向成分とに分 離し,それぞれを異なる時間周波数へと変調する.次に受光素子からの出力 信号をくし型フィルタに通し時間積分することにより,出力信号中の各成分 のエネルギーを算出する.イメージセンサは,全エネルギーに占める半径方 向成分のエネルギーおよび回転方向成分のエネルギーの割合を出力する.こ の出力値は各受光素子の位置近傍における,パターンのLog-Polar対称性を 表している.シミュレーションにより提案手法が局所的なLog-Polar対称 性を抽出できることを確認し,また,Log-Polar対称な点がエッジやコーナ, 尾根線などを含む従来の特徴点を含むことを示す.We propose a feature extraction method for a newly developed vibratory image sensor}. The proposed method extracts the local log-polar symmetry as an image feature. The principle is as follows: the periodic vibration of the image sensor modulates radial and angular components of local image pattern into separated temporal frequency components of incident light on a pixel. The comb type filters after the photo-detector decompose each component and accumulate their power in a frame time. They are read out to calculated unevenness between them as the symmetricity features. Simulations show that the extracted local symmetry corresponds with the edge, corner, ridge, and other characteristic points of an image.
著者
趙 暁明 葛 東方 堤 正臣
出版者
公益社団法人精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.61, no.12, pp.1745-1749, 1995-12-05
被引用文献数
1 4

本研究では, DXFファイルから加工曲面の点群データを得て, それをもとにしてボールエンドミルによる仕上げ加工における干渉検出方法と回避方法とを検討して, 検出時間短縮のために, 投影面の決定と分割サイズとを提案した.さらに, 提案した方法を用いて, 工具位置を算出できるプログラムを開発した.以上の討論と計算結果から以下の結論が得られた.<BR>(1) 回避方向を求めるとき, 干渉部分だけでなく加工曲面全体の特性を考慮して, より適当な回避方向が求められる.<BR>(2) 干渉点の座標値により回避角度が求められるので, 干渉部分は1回だけで回避できる.<BR>(3) XY面, YZ面及びZX面の中から有利な投影面を選択してから, 工具の直径を投影面の領域分割サイズとすると, 計算時間が大幅に短縮できる.<BR>なお, 本研究では, 加工曲面の規則性 (平面, 軸対称曲面など) を考えていないので, 規則曲面の計算時間が無駄になった.今後, 加工曲面の規則性を判断して, それに対応する無干渉工旦位署を生戌するプログラム左作成する予定である.

1 0 0 0 OA 山海里

著者
信暁 著
出版者
弘業館
巻号頁・発行日
vol.3篇下−8篇上, 1892