著者
小林 良二
出版者
首都大学東京
雑誌
人文学報. 社会福祉学 (ISSN:03868729)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.169-188, 1990-03-10
著者
林 浩平 池田 和司 Hayashi Kohei Ikeda Kazushi
雑誌
データマイニングと統計数理研究会(第 11 回)

This survey focuses on tensor factorization methods based on stochastic models. They are natural extensions of the conventional methods to Bayesian statistics and are easier to introduce prior knowledge. Some of their applications are also given.
著者
若林 誠一郎
巻号頁・発行日
2012

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:基盤研究(C)2008-2011
著者
清野 達也 林 貴宏 尾内 理紀夫 三條 正裕 森 正弥
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.50, no.12, pp.3233-3249, 2009-12-15

領域拡張法(Seeded Region Growing)を改良した高速な画像切り抜き手法を開発し,評価した.本手法はSeeded Region Growingを出発点としており,ユーザの引いた手書き線によって指示される初期前景と初期背景を隣接ピクセルへと伝播させていくことで,画像全体を前景領域,背景領域に分割する.飛び地を含む画像に対する切り抜き精度向上のために,Seeded Region Growingを改良し,閾値を用いた伝播条件を導入している.さらにテクスチャパターンを含む画像に対する切り抜き精度向上のために,Seeded Region Growingを改良し,ユーザの引いた線から前景で利用される色と背景で利用される色を推定し,推定色を用いて各隣接ピクセルに対する伝播の優先度を決定することとした.また,新たなデータ構造を本手法に導入し,高速な処理を行うことを可能にした.本手法を実装したシステムを開発し,評価実験を行い,既存手法と比較し,本手法が処理速度を低下させることなく,手書き線のような初期前景領域,初期背景領域の面積が小さい入力での切り抜き精度の優位性を持つことを確認した.In this paper, we propose and evaluate a method for Fast Image Cutout using improved Seeded Region Growing. The starting point for the method is Seeded Region Growing, which divides an image into foregrounds and backgrounds by growing the initial foregrounds and backgrounds represented by user drawing lines to the neighbor pixels. To improve the precision of Seeded Region Growing for images including enclaves, the method adopts a threshold condition. In addition, to improve the precision of Seeded Region Growing for images including texture patterns, the method estimates foreground colors and background colors from initial foregrounds and backgrounds and decides growing-priorities for each neighbor pixel depending on the esimimated colors. We propose a new data structure for the method, and could achieve speed up. The experimental results have shown the method has the same processing speed as traditional methods and has better precision than traditional methods, when we input small area of initial foregrounds and backgrounds such as user drawing lines.
著者
後藤田 宏也 田口 千恵子 内山 敏一 有川 量崇 山内 里央 小林 清吾 佐久間 汐子 上江洲 香實
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.159-164, 2005-07-30

半導体レーザーを用いたう蝕診断器: DIAGNOdent^[○!R]は非破壊的に微細なう蝕病変を検出できるため, 初期う蝕または前臨床う蝕の診断に使用できることが期待される.臨床診断におけるDIAGNOdent^[○!R]の有用性はいくつか報告されているが, 小窩裂溝部におけるSticky感の有無との対応を検討したものはない.Sticky感の有無はシーラントなど積極的予防処置適応歯の条件として有用とされてきたが, この判定に歯科用探針を用いることに問題があった.そこで今回われわれは, Sticky感の有無とDIAGNOdent^[○!R]測定値の関係について, 臨床評価や使用基準を評価する目的で小学校児童を対象に臨床疫学的な検討を行った.その結果, DIAGNOdent^[○!R]値のCut-off pointを設定し, 敏感度と特異度を検討した結果, Cut-off pointを15, 20, 25, 30としたときのSticky(+), Sticky(-)のそれぞれの敏感度は0.89, 0.78, 0.63, 0.48, 特異度は0.61, 0.74, 0.80, 0.84となった.またDIAGNOdent^[○!R]値20でのCut-off pointにおけるkappa値は0.49と最大で, 陽性反応適中率は60%, 陰性反応適中率は87%となった.Sticky感のない健全歯の検出に比較的高い有効性が認められた.
著者
林 健造
出版者
日本幼稚園協会
雑誌
幼児の教育
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.20-24, 1957-12-01
著者
長 徹二 林 竜也 猪野 亜朗
出版者
医学書院
雑誌
精神医学 (ISSN:04881281)
巻号頁・発行日
vol.48, no.8, pp.859-867, 2006-08
被引用文献数
6
著者
佐々木 基樹 遠藤 秀紀 山際 大志郎 高木 博隆 有嶋 和義 牧田 登之 林 良博
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.7-14, s・iii, 2000-01
被引用文献数
3 8

ホッキョクグマ(Ursus maritimus)の頭部は,ヒグマ(U. arctos)やジャイアントパンダ(Ailuropoda melanoleuca)に比べて扁平で,体の大きさの割に小さいことはよく知られている.本研究では,ホッキョクグマとヒグマの頭部を解剖して咀嚼筋を調べた.さらに,ホッキョクグマ,ヒグマそしてジャイアントパンダの頭骨を比較検討した.ホッキョクグマの浅層咬筋の前腹側部は,折り重なった豊富な筋質であった.また,ホッキョクグマの側頭筋は,下顎骨筋突起の前縁を完全に覆っていたが,ヒグマの側頭筋は,筋突起前縁を完全には覆っていなかった.ホッキョクグマでは,咬筋が占める頬骨弓と下顎骨腹縁間のスペースは,ヒグマやジャイアントパンダに比べて狭かった.さらに,側頭筋の力に対する下顎のテコの効果は,ホッキョクグマが最も小さく,ジャイアントパンダが最も大きかった.これらの結果から,ホッキョクグマは,下顎骨筋突起の前縁を側頭筋で完全に覆うことによって,下顎の小さくなったテコの効果を補っていると考えられる.また,ホッキョクグマでは,咬筋が占める頬骨弓と下顎骨腹縁間のスペースが狭いことから,ホッキョクグマは,ヒグマ同様の開口を保つために豊富な筋質の浅層咬筋前腹側部を保有していると推測される.本研究では,ホッキョクグマが,頭骨形態の変化に伴う咀嚼機能の低下を,咀嚼筋の形態を適応させることによって補っていることが示唆された.
著者
森谷 修 小林 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.44, no.8, pp.2208-2217, 2003-08-15
被引用文献数
5

Synchronous CSMA with multiple CA方式の運用性の改善を図るべく,負荷トラヒックに応じて衝突回避(CA)用スロット数を適応的に設定する可変スロット方式について考察した.実現にあたっては,同時アクセス数の予測法やCAスロット数の設定法の確立がポイントとなる.実装例を用いたシミュレーションにより特性を評価したところ,多数のCAスロットを装備した固定スロット方式とほぼ同等の性能を発揮しながら,CAスロットの有効利用率を高めることによって,ネットワーク資源の効率的かつ安定な運用を実現した.さらに,固定スロット方式では不可避だったシステム管理者がネットワーク長や伝送速度に応じてCAスロット数を設定しなければならなかった運用管理上の煩雑さを回避できる見通しを得た.A contention-based access system with variable collision avoidance slots has been developed in order to improve operation abilities of a synchronous CSMA/MCA (carrier sense multiple access with multiple collision avoidance) system. This proposed system sets the number of CA slots adaptively according to offered traffic. Simulation results show that it provides high throughput performances comparable to those of fixed-slot systems with a lot of CA slots, avoiding the waste of network resources and complicated network managements on fixed-slots systems.
著者
林 合祐 高橋 応明 齊藤 一幸 伊藤 公一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.29, pp.81-84, 2011-05-05

近年,RFID (Radio Frequency Identification)システムの急速な普及には目覚しいものがあり,物流管理,生産履歴管理ソリューションなど様々な分野にて有用であると認められている.また,病院での薬品管理や医療分野などにおいても,このシステムが利用可能である.さらに,重要施設における入退室管理への応用も注目されている。本稿では,入退室システム用アンテナの開発を目的として,ISMバンドの一つである2.4 GHz帯で動作し,ICチップと整合する,体内埋め込み型アンテナの設計を行った.また,体内に埋め込んだ際のアンテナのインピーダンスや放射特性などを,数値解析手法の一つである有限要素法によって検討した.
著者
岩倉 大輔 小林 一郎 高岡 隆治 平松 秀世
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1999, no.2, 1999-03-08

今回、スロット内に心線余長を付与した100心タイプの自己支持型SZスロットケーブルを試作し、長期布設試験評価を行った。心線余長の付与は、現行のケーブル余長付与タイプと同様に、架空での高温・有風時におけるファイバ歪みを緩和することを目的としている。心線余長付与タイプの特徴は、ケーブル余長付与タイプに比較し布設後の景観が優れることにある。今回の試験は、強風で知られる北海道留萌にあるNTT殿所有の屋外試験設備にて行い、ロス変動・心線移動について約1年間調査を行った。
著者
林 温
出版者
学術雑誌目次速報データベース由来
雑誌
国華 (ISSN:00232785)
巻号頁・発行日
no.1176, pp.p12-26, 1993-11
著者
北林 行雄 郭 立新 黒田 靖子 加藤 ジェーン 川田 勉 中山 剛
出版者
富山大学
雑誌
富山大学工学部紀要 (ISSN:03871339)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.43-48, 1998-02
被引用文献数
2

Cognitive property of Japanese surnames having peculiar intimacy to each of Japanese as an individual label was investigated. The frequencies of 5778 surnames taken from directory of a society including 30,000 members were investigated. Twenty subjects assessed the intimacy of surnames sampled from above mentioned 5778 surnames. Average scale values of intimacy for sampled surnames were found to be proportional to logarithms of frequencies . As a result of factor analytic study of intimacy, two factors were extracted. Quantitative relationship among frequencies and those factors was examined.人間による外界の認知は,機械認識と異なり,認知が能動的であることが特徴である。テレビカメラやマイクロホン等を通した機械的な情報の取り込みは,全く無選択的であるのに対し,視覚や聴覚による認知は極めて選択的であり,認知を行なう人間にとって必要のない情報は無視される。この現象は,聴覚の世界では,古くからカクテルパーティ効果として知られ,その機構の解明が試みられてきたが,まだ完全には明らかでない。この効果は,パーティなど,周囲で大勢の人の話し声がする場合でも,誰かが自分の名前を云うと聞こえたり,離れたところで話している人に注意を集中するとその人の話を聞くことができるといった聴覚における選択的認知に関するものである。また,視覚の世界でも,眼の網膜の解像度の特性は均一でなく,中心か(fovia)と呼ばれる部分を中心に視角にして+3度程度のごく狭い範囲だけが解像度特性が高く,それをとりまく周辺部は解像度が低い替わりに動きに対して敏感であるといわれている。したがって,人聞は外界の視覚的情報を得ようとする場合には,見ようとする対象に頭の運動と眼球運動を組み合わせ,かつ,レンズとして作用する水晶体の焦点を調整して,中心か上に像を結ぶような,能動的な活動が必要となる。近年,人工知能の世界で,人間の認知機構を計算機に取り入れ,計算機による外界の認識を柔軟なものにしようとする研究が行なわれている。我々も,こうした研究の一貫として,人間の姓のもつ認知的特徴に着目し,これを材料として認知の能動性の一貫を解明しようと考えた。姓は個人のラベルとしての特性を持ち,その認知は特定の個人にとって特別な意味を持っている。すなわち,自分の姓は非常に高度な親近性を持ち,カクテルパーティ効果に代表されるように,認知される度合も他の人の姓よりはるかに大である。したがって,姓の持つ特性を明らかにし,これと認知特性との関係を調べることにより,人間の認知特性の一側面を解明できるものと考える。その研究の第一歩として,本報告では,日本人の姓の出現頻度を調べ,同時に,個々の人聞にとっての姓の親近度の特性を明らかにし,頻度と親近度の関係付けを行なった。これをベースとして姓の認知特性の研究を進めたい。