著者
渡辺 尚
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.68, pp.25-30, 2011-05-19

近年,無線LANに加えて,アドホックネットワーク,センサーネットワーク,メッシュネットワークなどの固定の通信インフラを仮定せずその場で設置する無線ネットワークとその応用が注目されている.本稿では,アドホックネットワークのメディアアクセス制御(MAC)を中心に述べる.特にスマートアンテナを用いた空間利用効率の向上手法と新たな問題点の解決法およびテストベッドによる実験について述べる.さらに,将来のネットワークのあり方として時間空間周波数資源の極限利用を目指す方向性についても述べる.
著者
太田 賢 増田 彰久 渡辺 尚 水野 忠則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.117, pp.69-74, 1997-12-04
被引用文献数
2

PHS、携帯電話のワイヤレスデータ通信機能を利用してマルチメディア通信を行いたいという要求がある。しかし、ワイヤレス通信には帯域幅が狭く、バースト誤りにより転送が途切れる、帯域幅、誤り率などの品質が頻繁に変化するといった問題があり、比較的大容量の帯域幅とスムーズな転送を必要とするマルチメディア通信の扱いは難しい。我々はこれまで、コンテンツ内の重要な情報を優先して受信者に提供する選択的マルチメディア通信方式SMAPを提案してきた。SMAPは、マルチメディア情報の各映像フレーム、音声ブロックに対して、その意味的な重要度に基づき優先度を4段階で与える。帯域幅が不足している状態においても、優先度に基づく選択的転送により、重要な部分は比較的高い時間的解像度で提供することができる。本稿ではさらに優先度に基づいた空間的解像度の制御を加えることで、帯域幅が狭く品質が頻繁に変化するワイヤレス通信環境においても、重要なフレームをより確実に、かつ高品質で受信者に提供することを可能にする。Users desire to use multimedia applications such as browsing WWW and VoD in not only desktop computing environment but also wireless or mobile computing environment. A wireless link, however, is generally poor in quality to accommodate multimedia communication. We have proposed a content-based multimedia access protocol SMAP for wireless environment. It adopts the selective transport service according to content-based priority, assigned to each video frame and audio block of multimedia data, so that a user can get important information even if available bandwidth is insufficient for the multimedia data. This paper introduces the spatial resolution control for video into SMAP. When available bandwidth is so poor, degrading spatial resolution of video frames allows the selective transport to choose more high-priority frames to deliver. Since the spatial resolution control delivers high-priority frames in higher spatial resolution, a user can perceive important frames in higher quality.
著者
渡辺 尚 小花 貞夫 水野 忠則 萬代 雅希 石原 進 四方 博之 渡辺 正浩
出版者
静岡大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

アンテナの指向性を利用したユビキタスインフラを開発することを目的とし、可変指向性を利用したメディアアクセス制御(MAC)、ルーティングの高度化、テストベッドの開発と実証実験等を行った。より具体的には、指向性MAC,ルーティングプロトコルの高度化としては、(1)マルチレート環境に適した指向性MACプロトコル、(2)指向性隠れ端末問題やデフネス問題を低減するルーティング、(3)複数メインローブとネットワークコーディングを利用したマルチキャスト、メインローブとヌルを同時利用するマルチレートMACなどを開発した。また、テストベッドの開発と実証実験としては、(1) UNAGIとMICA moteを用いた階層型ネットワークの構築と実験、(2)特定実験試験局免許を取得したUSRP2/GnuRadioによる実験などを行った。以上の成果を国内外の学会等で発表した。
著者
中松 和己 渡辺 尚 峰野 博史
出版者
兵庫県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

ミニトマト、ホウレン草などの水耕栽培ビニルハウスに、温度、湿度、照度、電気伝導率(肥料濃度の目安)などを測定したデータを収集可能なワイアレスセンサーネットワークを導入した。また、得られたデータをインターネット経由でパソコンに送り、農作物への水分補給の量を自動制御するシステムを提案した。これらの成果は国際会議などで論文発表した。更に、農作業者の実際に行われた水分補給の記録と提案した水分補給自動制御システムによる水分補給の違いを分析し人の経験知識を融合した水分補給システムを構築しようとしたが、記録量が少なく有意な違いが見つけられず今後の課題として残った。
著者
渡辺 尚
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー
巻号頁・発行日
vol.40, no.9, pp.1210-1217, 1991
被引用文献数
7

飲酒によっておこる喘息症状の悪化は, 西洋人には認められず, 日本人もしくは東洋人にみられる人種差の著しい現象とされる. 今回このアルコール(飲酒)誘発喘息の発症機序を解明する目的で, 喘息患者20名を対象に, エタノール経口負荷試験と, エタノールおよびアセトアルデヒドを用いた白血球ヒスタミン遊離試験を実施した. エタノール経口負荷試験で20名中11名(55%)が陽性を示し, かつ負荷後の血中アセトアルデヒド濃度ピーク値は陽性群では陰性群に比べ有意に高値を示した(26.4±13.5μM vs 17.3±6.6μM, p<0.05). またアセトアルデヒドは, 2μM〜100μMの範囲において容量依存性に白血球からヒスタミン遊離を促進させる作用が認められた. 以上より, アルコール(飲酒)誘発喘息の病態には, 飲酒後のアセトアルデヒドの異常高値が関与しており, アセトアルデヒドによる肥満細胞(もしくは好塩基球)からのヒスタミン遊離作用を介して, 気道平滑筋の収縮反応が惹起されることが示唆された. 日本人にみられるアルコール(飲酒)誘発喘息の発症機序に関する最初の報告と思われる.
著者
太田 賢 山田 善大 奈良岡 将英 渡辺 尚 水野 忠則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.10, pp.2879-2887, 1998-10-15
被引用文献数
4

モーバイルコンピューティング環境で協同作業を行う場合,お互いが時間を共有するリアルタイムの協同作業は,しばしばユーザの都合や通信路の状態の悪化により中断される.また,参加者ごとに送信,受信に利用したいメディア,利用できるメディアは異なることが多く,円滑なコミュニケーションが妨げられる可能性がある.本論文は,ホワイトボードなどの共有空間を維持したまま,リアルタイムの会議から非同期の会議に会議形態を切り替えることができる柔軟性を提供し,リアルタイムに会議に参加できないユーザのためにビデオ,ボイス,ホワイトボード,テキストの書き込みなどの会議情報の蓄積を行うモーバイル電子会議システムを提案する.このシステムは,すべての参加者が意志疎通を図ることができるように,全員ができるメディアを発言候補として各参加者に提示する機能,ユーザが効率的に蓄積された会議情報にアクセスするためのフィルタリング,音声短縮機能を提供する.本システムのシステム設計,実装,実験について述べる.This paper proposes a mobile teleconference system,DYNAMITE,to support cooperative works in mobile computing environment.It's important for participants to communicate each other smoothly in order to cooperate efficiently in doing a work.Unfortunately,a situation of a user and a link state can change frequently in mobile computing environment,and that may prevent smooth communication.For example,participating cooperative works may be disrupted when a user is using a poor wireless link.A user may have restriction of choosing media in a public space because of manners.DYNAMITE can switch a form of communication to synchronous or asynchronous so that a user can continue communication even if either a situation of a user or a link state changes.DYNAMITE also suggests convenient media for other participants to each user.In addition,it provides users with efficient access to server storage containing speeches of meetings by the filter and the shortening voice.
著者
中村 俊一郎 峯村 治実 山口 智久 清水 洋 渡辺 尚 水野 忠則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.115, pp.123-128, 1995-11-30
被引用文献数
3

ビデオサーバーの性能(同時ビデオ配信数)向上を目指した分散RAID方式ビデオサーバーの提案を行う。本方式は通常ディスク群に対して適用されるRAID技術をサーバー群に対して適用するものであり、ディスクRAID技術と同様に性能及び信頼性の向上を図ることを狙ったものである。これが実現すると普及型の安価なパソコンサーバーを追加していくことにより、ビデオサーバーをスケーラブルに性能向上出来るという非常に大きな利点が得られる。ここではRAIDO型の分散RAID方式ビデオサーバーの試作を行ったので、その方式と評価結果について述べる。In this paper, we present a distributed RAID style video server that addresses the problem of increasing video stream supplying capability in VOD systems. "Distributed RAID Style" means extending the RAID method usually applied to disks to the servers, so as to achieve improvements in performance and reliability. The great advantage of this architecture is that the linear performance improvement can be achieved by adding inexpensive servers. Here we describe the implementation of RAID Style video server that we conducted and its evaluation result.
著者
神田 千里 白川部 達夫 渡辺 尚志 黒田 基樹
出版者
東洋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究の成果の第一としては、井戸村氏関係史料として知られる現存の原文書六〇点の殆ど、及び『歴代古書年譜』と題される家譜に収録された三三三点の総てが翻刻され、活字によって解読可能になった点である。残り約一〇点の解読により、井戸村氏関係史料全体の刊行が実現可能な段階に至っている。また関連する『嶋記録』『妙意物語』などの記録類の翻刻にも着手しており、井戸村氏関係史料に関する基礎研究はさらに進展することが期待できる。
著者
渡辺 尚吾 乾 孝司 山本 幹雄
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

我々は,一般のオープンなウェブ空間,特にブログ空間内のデータから, レビューサイトと同様な内容,すなわち商品ごとに構造化されたレビュー情報を自動抽出する研究を行っている.今回は,ブログ記事と商品を紐付けするために,言語処理技術によって,ブログ記事から商品を表す表現を自動抽出する手法を提案する.提案手法では,商品のカテゴリ情報を利用することで,機械学習に必要な教師データを自動収集し,学習に用いる.
著者
太田 賢 渡辺 尚 水野 忠則
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.618-619, 1997-09-24

携帯電話, PHSなどのワイヤレス通信には, 帯域幅が小さい, フェージングなどによるバースト誤りから転送の途切れが起こりやすい, 品質の変動が頻繁に起こるといった問題があり, 音声, 映像, 画像などのマルチメディア通信を実現するにはこれらを解決する必要がある。これに対し我々はこれまで, マルチメディア情報の各シーンの意味的重要度に基づく選択的マルチメディアアクセス方式SMAP (Selective Multimedia Access Protocol)を提案してきた。本稿では開発したSMAPのプロトタイプソフトウェアとその利用法について述べる。
著者
上野 洋 深川 周和 飯田 登 水野 忠則 渡辺 尚
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.4, pp.707-716, 2001-04-01
被引用文献数
2

モバイルコンピューティング環境のもとで, 即時系データと待時系データを統合的に送受信するマルチメディア通信方式として, 無線を使用した分散制御型の多重アクセス方式(DMMA)を提案する.DMMA方式は, (1)制御局を必要とせず, 端末が集まればその場でアドホック無線ネットワークを構築できる.(2)即時系データの連続性を保証しつつ低負荷時には待時系データの送信に複数のスロットを割り当て, チャネルの有効利用と不必要な遅延を回避する.(3)コンテンション領域(期間)が可変となるため, 即時系データを扱うには不向きなTreeアルゴリズムを, 領域が間欠的に現れる構造に改良している.(4)新規加入端末はある有限時間ネットワークを監視すれば網の状態を把握できるため, 動的に網に出入り可能である.以上の四つの特徴をもつ.また, DMMAの性能をシミュレーションにより評価を行い, その結果マルチメディアデータの種類によらず, 等しいスループットを提供できることを示した.
著者
小林 宏行 河合 伸 押谷 浩 酒寄 享 小池 隆夫 大西 勝憲 斎藤 玲 中山 一朗 富沢 磨須美 大道 光秀 平賀 洋明 渡辺 彰 貫和 敏博 青木 信樹 関根 理 鈴木 康稔 荒川 正昭 和田 光一 岡 慎一 稲松 孝思 増田 義重 島田 馨 柴 孝也 吉田 雅樹 佐藤 哲夫 林 泉 宍戸 春美 赤川 志のぶ 永井 英明 渡辺 尚 馬場 基男 松本 文夫 桜井 磐 嶋田 甚五郎 堀 誠治 小田切 繁樹 鈴木 周雄 高橋 健一 平居 義裕 石丸 百合子 山本 俊幸 鈴木 幹三 山本 俊信 下方 薫 齋藤 英彦 成田 亘啓 三笠 桂一 三木 文雄 二木 芳人 副島 林造 澤江 義郎 仁保 喜之 大泉 耕太郎 市川 洋一郎 徳永 尚登 原 耕平 河野 茂 門田 淳一 朝野 和典 平潟 洋一 前崎 繁文 伊藤 直美 松本 慶蔵 永武 毅 宇都宮 嘉明 力富 直人 那須 勝 山崎 透 斎藤 厚 普久原 浩 広瀬 崇興 佐藤 嘉一 熊本 悦明 河村 信夫 岡田 敬司 稲土 博右 守殿 貞夫 荒川 創一 宮崎 茂典 大森 弘之 公文 裕巳 小野 憲昭 渡辺 豊彦 村田 匡 熊澤 淨一 松本 哲朗 尾形 信雄 高橋 康一 天野 拓哉 中村 元信 山本 松男 清水 武昭 岩井 重富 国松 正彦 大塚 一秀 中川 良英 渡辺 哲弥 松山 秀樹 杉山 勇治 中山 一誠 品川 長夫 真下 啓二 真辺 忠夫 木下 博明 森本 健 久保 正二 藤本 幹夫 上田 隆美 岩佐 隆太郎 横山 隆 児玉 節 津村 裕昭 松田 静治 保田 仁介 山元 貴雄 岡田 弘二 遠藤 重厚 山田 裕彦 高桑 徹也 斎藤 和好 相川 直樹 田熊 清継 藤井 千穂 福田 充宏
雑誌
日本化学療法学会雜誌 = Japanese journal of chemotherapy (ISSN:13407007)
巻号頁・発行日
vol.45, no.10, pp.846-871, 1997-10-25
被引用文献数
7
著者
中山 悟志 萬代 雅希 渡辺 尚
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.437, pp.37-42, 2004-11-11

電力効率の高いルートを構築するアドホックネットワークルーチングアルゴリズムPERFECT(Power Efficient Routing based on Function of Energy Computing Time)を提案する。 PERFECTはRREQ (Route REQuest)の受信電力の大きさから待機時間を算出し、待機時間の間だけRREQの転送を延期することで電力効率の高いルートを構築する。関連研究との比較評価によって、PERFECTがわずかな制御トラヒックや計算量のコストで電力効率の高いルートを構築することを示す。さらに、PERFECTの待機時間を算出する関数を拡張し段階的にパワー制御を行う実際の状況への対応を検討する。
著者
中島 太郎 渡辺 尚 樽口 秀昭
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.15, pp.7-12, 2001-02-20
被引用文献数
1

放送のデジタル化に伴う多チャンネル化により,ユーザが番組選択の際に要求される労力も大きくなる.本稿ではユーザが過去に視聴した番組や入力したキーワードなどを保存した履歴データベースを用い,MBRによりユーザの過去の特性から現在入力されたキーワードの意味を推測し,番組表からユーザが見たいと予想される番組を探し出すユーザエージェントを構築する.まずユーザが入力するキーワードのパターンを分類し,視聴履歴とユーザが現在入力したキーワードの関係を調べた.次にキーワード入力のない場合の視聴履歴も含めたユーザの視聴履歴全般を利用し,検索対象期間以外の入力がない場合にも推薦できるように拡張した.This paper discusses a user support system for selecting TV programs with user agent which use history database of users. This system is needed when a TV user has wide selection of programs available, because of digital broadcasting. When a user wants to see a program, the user inputs keywords for search, then this agent judge suitable programs depending on the situation from history by MBR(Memory-Based Reasoning). In this paper, we experiment history-keyword relation. The agent use the history not only when user input keywords, but also when user only input date and span for search.
著者
隆朋也 渡辺 尚 樽口 秀昭
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.42, no.12, pp.3130-3143, 2001-12-15
被引用文献数
13

放送のデジタル化にともなう多チャネル化により,ユーザが番組選択の際に要求される労力も大きくなる.本論文では,ユーザの代わりにTV番組表の膨大な情報を処理し,ユーザの好みにあうと推測される番組を推薦することによって,ユーザによる番組の発見と選択を支援するTV番組選択支援エージェントTesta(TElevision program Selection supporT Agent)を提案する.Testaはユーザが過去に視聴した番組の情報や,番組検索の際に入力したキーワードを視聴履歴データベースに保持する.番組検索時には,MBR(Memory-Based Reasoning)に基づく手法を用いて,視聴履歴に蓄えられたユーザの過去の特性から,入力されたキーワードとの関連性が高いキーワードを推測し,これらを補った検索文字列を用いて番組表の検索を行う.検索結果は番組評価値によって順位づけされ,ユーザに提示される.本論文では,入力キーワードがTestaの検索結果に与える影響を評価するために,ユーザが入力するキーワードを,視聴履歴内のデータとの関連性に基づいて分類し,キーワードの種類による検索結果の違いを比較する実験を行う.さらに,ユーザがキーワードを入力しなかった場合にも番組推薦を行えるようにTestaを拡張し,その性能を評価する.In this paper, we propose an agent called Testa(TElevision program Selection supporT Agent),which helps a user to find and select a recommendatory TV programfrom so many ones.This kind of system is useful when a user has wide choices of many TV programs,which are available because of digital broadcasting.Testa handles vast information about TV programs in behalf of a user,and recommends some programs which will be expected to matchwith the user's taste.A user inputs some keywords when the user wants to find a program.Testa adds some related keywords from viewing-history databaseusing MBR-based reasoning,retrieves TV program table using these keywords,and lists up the results with recommendation ranking.To evaluate the effect of inputted keywords on search results,we classify user-inputted keywords by the relation tothe information in history,and compare the quality of search results derived from keywords in each class.We also improve Testa so that it can retrieve programseven if a user doesn't input any keyword,and examine the performance of this feature.