著者
西井 龍映 小西 貞則 坂田 年男 秦 攀 二宮 嘉行 増田 弘毅 田中 章司郎 二宮 嘉行 増田 弘毅 田中 章司郎 清水 邦夫 江口 真透 内田 雅之
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

超高次元データにも適応可能な分類手法が近年求められている.そこで柔軟な判別境界を表現できて過学習となりにくいbagging型AdaBoostを提案した.また地球環境空間データの解析のため,空間依存性をマルコフ確率場でモデル化し,森林被覆率の判別問題や回帰問題,土地被覆割合の推定手法を考察した.なお統計モデル選択のための情報量基準についての専門書を出版した.
著者
長弘 雄次 田中 邦博
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.517-529, 1996-06-05 (Released:2010-06-15)
参考文献数
13

近時の土木工事において、国土の有効利用の立場から大深度地下空間の利用が大きくクローズアップして来ている。明治以来、日本経済の近代化に大きな役割を果たした石炭産業において、通気・運搬・排水など、その操業に重要な影響を与えた土木技術としての地下空間の開発について、特に全国の主要産炭地としての九川地区の炭鉱の立坑掘鑿に関する史的研究の成果を敢りまとめた。
著者
田中 雅文
出版者
日本教育社会学会
雑誌
教育社会学研究 (ISSN:03873145)
巻号頁・発行日
vol.76, pp.95-110, 2005-05-30

Previous research findings show that voluntary activities carried out by NPOs (nonprofit organizations) enhance learning and self-development among volunteers. Meantime, it has become difficult for post-adolescents to form a self-identity. Can NPOs reduce this difficulty? This report discusses the above-mentioned issue, by adopting the concepts of reflexivity and public space. First, it discusses how the human relationships nurtured in voluntary activities can provide the self as a "reflexive project" with opportunities to form an identity. Second, it proposes a concept of public space produced by NPOs and examines the possibility of a reflexive transformation of the self and society promoted by voluntary activities within the public space. Finally, it discusses the significance of that kind of space for the formation of identity in post-adolescence, by combining two concepts, namely, public space and learning. The following findings are obtained. Voluntary activities nurtured within the public space produced by NPOs promote the reflexive transformation of the self and society based on concrete human relationships, experience and outcome of activities, and therefore liberates the participants from the formation of an identity dependent on abstract information. Such public spaces are filled with various kinds of learning, and therefore are nothing less than "learning spaces." The learning emerging there can be called "reflexive learning." At present in Japan, it is important for post-adolescents to understand that social transformation and self-development are part of one united body. Through that process they can recognize their own position and power in actual society and gain an identity as a member of society. Meanwhile, it may lead us to evade a "risk society." Therefore, "reflexive learning" has the potential to achieve simultaneously the formation of identity in post-adolescence and the liberation of our society from risk.
著者
田中 悟
巻号頁・発行日
2008-03-25 (Released:2008-03-27)
著者
木村 幹 浅羽 祐樹 金 世徳 田中 悟 酒井 亨
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究が明らかにしたのは、全斗煥政権が当時の状況に対して、如何なる主観的認識を持ち、どう対処しようとしたか、それが結果として、当時の韓国社会におけるどのようなイデオロギー的変化を齎したか、である。その結果は次のように要約する事が出来る。1)同政権は1980年代初頭における政治的弾圧をも駆使した結果得られた、政治的安定を大きく評価し、ゆえに多少の民主化運動の許容は、政権の基盤を揺るがさないものと考えた。2)政権内部にではこのような理解には大きな対立はなかった。3)しかしながら、実際にはこの結果行われた民主化運動は政権側の予想を超えて拡大した。4)この誤算が韓国の民主化実現に大きく貢献した。
著者
田中 圭介 安永 憲司
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

大きく分けて二つの成果が得られた。まず、2メッセージを用いた紛失通信についての考察である。 具体的には、攻撃者のモデルをプロトコルの実行を途中で中止させるだけのfail-stopモデルからプロトコル中のアルゴリズムを任意に変更する攻撃を許すmaliciousモデルへの拡張を行い、既存のある種の暗号理論的な安全性と等価なゲーム理論的安全性を与えることに成功している。さらに、ビットコミットメントについての考察である。具体的には、malicious モデルの攻撃者を対象とし、既存のある種の暗号理論的な安全性と密接に関連するゲーム理論的安全性を与えることに成功している。
著者
田中 雅史
出版者
徳島大学
雑誌
言語文化研究 (ISSN:13405632)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.1-20, 2002-02-20

There is a distinction between standard and nonstandard detective novels in Japan. The standard means, in this case, the kind of detective novel with an excellent detective, mysteries, logical solution and so on. Writers who backed the standard detective novels introduced this distinction, and it and remains in effect among mystery lovers. Although the word nonstandard has negative conotatons, it has attracted many people including a famous detective novelist, Edogawa Ranpo, who openly declared that he was a supporter for the standard. Another Japanese detective novelist, Yumeno Kyusaku, wrote that he sometimes felt like hunting for an exciting novel in a bookstore. Why the nonstandard appealed to them. Such psycholigy of searching for the nonstandard seems to be popular even among people of today who are crazy about a B movie or a comic book. In this essay I try to show that nonstandard detective novels aren't mere mutation of orthodox detective novels. I argue that the essence of the nonstandard is transgressivity. In standard detective novels, apparent mysteries are solved by an omnipotent detective; yet, in nonstandard ones, chaotic elements like vice, terror, cruelty, perversion break the moral standard of society. Some writers think that psychology of searching for the nonstandard has a close connection with degradation of taste in civilized society. Yumeno Kyusaku and Oscar Wilde are in agreement with each other on this point. Kyusaku, like the Decadant artists in fin de siecle, thought that society of his age was declining, and that detective novels should aim at describing such degradation with grotesque and erotic images. Wilde thought that suppression of the true nature of the senses in modern western civilization was, in itself, degradation and caused crooked desire. Both of the two artists paid attention to the modern tendency toward immoral and sensational stimulus. Kyusaku tells us about the dreg of society in Tettui or The Iron Hammer, and Wilde describes the terrible fate of Dorian Gray in The Picture of Dorian Gray. The search for the nonstandard found in these novels is, I suppose, not an act of destruction for destruction's sake, but an expression of transgressive will to search for an exit from the status quo.
著者
田中 重好 小倉 賢治
出版者
地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文報告集
巻号頁・発行日
no.4, pp.117-123, 1994-08
被引用文献数
1

本研究は、1994年7月に発生した北海道南西沖地震時の青森県日本海沿岸住民の津波への対応行動を、災害文化論の観点から取り上げ調査したものである。本調査報告は、10年前の津波災害の被災経験が、10年後に発生した北海道南西沖地震の際にはどう生かされたのかを、災害文化論の観点から検討するものである。日本海中部地震時の避難行動と情報伝達に関して、次のような問題点が指摘された。第一に地震=津波連想がなかったため、津波からの避難行動が遅れたこと、第二に津波警報の発令が沿岸への津波到着後であり、発令に時間がかかりすぎたこと、第三に公的情報伝達ルートが作動しなかったことである。津波への対応行動は、個人レベルでみると、地震=津波連想、情報獲得と判断、避難行動という三つの段階に分けられる。アンケート調査結果からは、次のような点が明らかとなった。10年前に経験した日本海中部地震により、住民の地震=津波連想が高まっており、そのために、住民は津波情報を迅速に獲得した。この点で、日本海中部地震は地域住民に津波に関する災害文化向上に役立ったといえる。また、気象台からの津波警報の発令が前回よりも早く、津波警報の第一報をマスコミを通して聞いた人も多かった。さらに、避難の決め手となった情報からみれば、公的情報も効果を発揮している。このように、10年前の日本海中部地震時の反省は生きていることが分かる。しかし、津波対応に関して問題がないわけではない。それは、北海道南西沖地震の際の北海道奥尻島の場合を想定すると、現在のレベルの対応では遅すぎる。こうした点では、発災直後に津波の避難が必要かどうかの自己判断能力をさらに向上させることが必要となる。第二の防災上の課題は、日本海沿岸の過疎町村では、高齢化が進んでおり、津波情報をいち早く獲得しても、避難行動が迅速にとれない災害弱者が多く住んでいるという点である。今後、公的情報伝達システムの整備だけではなく、こうした点への対策も必要となってくる。
著者
藤原 俊義 田中 紀章
出版者
日本ウイルス学会
雑誌
ウイルス (ISSN:00426857)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.11-18, 2008-06-30 (Released:2008-12-28)
参考文献数
19
被引用文献数
3 5

ウイルスは本来ヒトの細胞に感染,増殖し,その細胞を様々な機序により破壊する.遺伝子工学技術によりこの増殖機能に選択性を付加することにより,ウイルスを癌細胞のみを傷害する治療用医薬品として用いることが可能となる.Telomelysin(OBP-301)は,かぜ症状の原因となるアデノウイルスを基本骨格とし,ウイルス増殖に必須のE1遺伝子をテロメラーゼ・プロモーターで制御するよう改変された国産のウイルス製剤である.In vitroでは肺癌,大腸癌,胃癌,食道癌,頭頸部癌,乳癌,肝癌,膵癌,前立腺癌,子宮頸癌,卵巣癌などに対して広範な抗腫瘍活性がみられ,in vivoでは腫瘍内投与による有意な増殖抑制が認められるとともに,ウイルスは血中を循環し,遠隔部位の腫瘍内でも増殖することが確認された.固形癌に対するTelomelysinの第I相臨床試験は,米国食品医薬品局(Food and Drug Administration; FDA)の治験承認のもと米国にて進行中である.TelomelysinにGFP蛍光遺伝子を搭載したTelomeScan(OBP-401)は,高感度蛍光検出装置により微小癌組織を可視化することができ,診断用医薬品として応用可能である.原発巣内に投与されたTelomeScanは所属リンパ域へ拡散し,微小リンパ節転移でGFP発現を発する.高感度プローブあるいはビデオスコープにより転移リンパ節を同定することができ,本技術は微小癌,微小転移の早期発見に有用であるとともに,優れた外科ナビゲーション・システムとなりうると期待される.本稿では,従来のがん治療とは異なる新たな戦略として開発されているこれらの新規ウイルス製剤のがん診断・治療への応用の可能性を概説する.

2 0 0 0 圖書學概論

著者
田中敬著
出版者
冨山房
巻号頁・発行日
1924

2 0 0 0 圖書館教育

著者
田中敬著
出版者
同文館
巻号頁・発行日
1918