著者
久保 田中 美知太郎
出版者
日本西洋古典学会
雑誌
西洋古典學研究 (ISSN:04479114)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.175-176, 1978-03-23
著者
田中 健二
出版者
大阪大学
雑誌
大阪大學文學部紀要 (ISSN:04721373)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1-192, 1966-01-30

Ich glaube sagen zu konnen, ein Volk offenbare in seiner Dichtung die Ganzheit seines Wesens, folglich sei die Dichtung oft der kurzeste Weg zu der uns zunachst verschlossenen Wesensart eines fremden Volkes. Man verweist heute den Literaturforscher, der mit weltanschaulichen Fragen an die Dichtung herantritt, nicht mehr auf die Zustandigkeit des Philosophen, sondern man weiβ schon, daβ Dichter und Denker, wenn auch auf verschiedenen Wegen und mit andren Mitteln, demselben Ziele, d.h. dem der Lebensdeutung zustreben. Im allgemeinen spricht der Dichter als Gestalter friiher das im Bilde aus, was der Denker dann auf abgezogene Begriife bringt. Das gilt vor allem fur das deutsche Geistesleben, wo oft der Dichter zugleich auch ein Denker ist, und fur die deutsche Dichtung, die oft auch weltanschaulichen, metaphysischen Gehalt besitzt. Wenn wir die Wesensart der deutschen Dichtung erkennen wollen, so miissen wir zu verstehen suchen, welche Denkarten fur sie bestimmend sind, und dabei die deutsche Art, die Welt und das Leben anzusehen, aus sich selbst verstehen und an dem messen, was sie selbst sich zum Ziele setzt. Die meisten Eigentiimlichkeiten des deutschen Volkes riihren von der Lage seines Lebensraums her. Deutschland ist ein Land der Mitte zwischen Ost und West, auf keiner Seite durch naturliche Grenzen geschiitzt und seit Jahrhunderten fast auf alien Seiten von Feinden umgeben. Vergleicht man mit Deutschlands Lage die vollige Abgeschlossenheit des insularen Englands, die starken natiirlichen Grenzen Frankreichs und Italiens und die ungeheuren, schwach besiedelten Steppen Ruβlands, so kann man sagen, daβ kaum ein andres Volk Europas einen derart ungiinstigen Lebensraum besitzt wie das deutsche. Solche Lage Deutschlands war seinem Wachstum zum Einheitsstaat so hinderlich, daβ es stets unter innerem Zwist gelitten hat. Geschichtlich betrachtet kann man also das deutsche bezeichnende Merkmal als ^Zerrissenheit" ansehen, woraus eine dynamische Welt- oder Lebensauffassung und darum notwendig der Zug nach einer Einheitsschau entspringt. Das der deutschen Dichtung Eigentiimlichste liegt denn auch, wie das der deutschen Philosophic, in dem Streben, jene Zweiheit, in welche die Lebenswirklichkeit immer wieder auseinanderzufallen droht, immer wieder in eins zusammenzuzwingen. Um auch nur etwas von solcher deutschen Denkart zu erschlieβen und damit das deutsche Wesen zu kennzeichnen, nehme ich in der vorliegenden Abhandlung folgende Weltanschauungen als beispielhafte fur die deutsche Wesensart auf: die organologische, die idealistische und die existentialistische, die jede ein Kapitel bilden. Und jedes Kapitel ist in zwei Teile geteilt. Erstes Kapitel: 1. Verschiedene Phasen der organischen Weltanschauung in der deutschen Literatur. 2. Organologische Erkenntniskunde bei J.G. Herder. Zweites Kapitel: 1. Idealismus als deutscher Geist. 2. Menschenbilder des deutschen Idealismus bei Kant, Fichte und Schiller. Drittes Kapitel: 1. Kampf zwischen der tragischen Weltanschauung und der theoretischen bei Nietzsche. 2. Religiositat bei Holderlin und Problem des Nihilismus bei Nietzsche. Zum Schluβ fuge ich hinzu: was mich zu dieser Abhandlung veranlafit, ist mein Herz, das mit Liebe zum deutschen Volke und mit Hoffnung auf seine Zukunft erfullt ist.
著者
田中 亜以子
出版者
京都大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2009

平成23年度は、避妊による快楽と生殖の分離が、夫婦間の性行為にいかなる変容をもたらしたのかということを明らかにするために受胎調節の啓蒙が国家政策となった1950年代に着目した。これまで先行研究は、避妊技術と夫婦の「快楽の性」への志向性が手を携えて浸透していったこと、さらにそのことと連動して性行為における「感じさせられる女」と「感じさせる男」という役割規範が浸透していったことを指摘してきた(川村1998、荻野2008)。だが、夫婦間の性が「快楽」への志向性を高めた結果、なぜそこで「感じさせられる女」「感じさせる男」が演じられるようになったのか。その受容過程は、ほとんど問われてこなかった。「戦後」という時代に「感じさせられる女」「感じさせる男」が、たしかに脚光を浴びたことは、ヴァン・デ・ヴェルデの『完全なる結婚』が1946年にベストセラー化したことによって証拠づけられてきた(橋爪1995、川村1998、田中雅2010)。セックスのゴールを男女の同時オーガズムに設定した『完全なる結婚』は、女をオーガズムに導く責任を男に課し、そのための技巧や体位を詳細に記述した性のマニュアル本である。そうした書がベストセラーになったことが、日本社会に大きな影響を与えたことを否定するつもりはない。だが、『完全なる結婚』において何が提示されたのかということが繰り返し論じられてきたのに対し、そこで提示されたことがどのような論理によって受容されたのかということについては、これまでほどんど問われてこなかったのである。啓蒙側と受容側にズレはなかったのか。あるいは男と女の間のズレはどうだろうか。申請者は、そうした問いを立てることによって、「感じさせられる女」「感じさせる男」が共に平等と支配と関係を取り結んできたメカニズムを解明した。具体的には、まず性に関する当時のオピニオンリーダーたちが何を考え、何を発言していたのかということを整理した上で、夫婦雑誌の流行に着目し、「感じさせられる女」「感じさせる男」が「戦後」という時代にどのような枠組みにおいて注目されることになったのかということを浮かび上がらせた。続いて、1949年6月に創刊され、既婚男性を主たる読者とした『夫婦生活』という雑誌に着目し、「感じさせられる女」「感じさせる男」がどのようなものとして啓蒙され、かつ、どのような論理で男たちに受容されていったのかということを分析した。最後に、50年代を通して女性月刊誌の中で最も読まれた雑誌であり続けた『主婦の友』に着目し、性生活関連の記事を『夫婦生活』との比較の観点から分析することで、受容の論理の男女差に光を当てた。
著者
早川 晃司 大鐘 潤 田中 智 塩田 邦郎 八木 慎太郎
出版者
日本繁殖生物学会
雑誌
日本繁殖生物学会 講演要旨集 第104回日本繁殖生物学会大会
巻号頁・発行日
pp.6, 2011 (Released:2011-09-10)

哺乳動物のゲノム上には組織・細胞種依存的なメチル化可変領域(T-DMR)が多数存在し、T-DMRのメチル化・非メチル化の組み合わせであるDNAメチル化プロフィールは細胞種固有の機能発現に重要な役割を果たしている。ヒストンH1ファミリーに属するH1fooは、卵核胞期から受精後2細胞前期までの限られた時期・細胞のみで発現する。H1fooは T-DMRを有し、雌性生殖細胞系列でのみ脱メチル化され、体細胞および雄性生殖細胞系列ではDNAメチル化によって発現が抑制されている。H1fooは体細胞核のリプログラミングや卵成熟に関わることが知られているが、その機能については明らかでない。そこで本研究では、マウスES細胞にH1fooを強制発現させることで、H1fooの機能解析を行った。H1foo発現ES細胞(H1foo-ES)を胚様体または神経細胞へと分化させる条件で培養すると、H1foo-ESはコントロールES細胞(Control-ES)で認められた分化に伴うマーカー遺伝子群の発現変化が起こらず、未分化細胞と類似した発現パターンを示した。発生・分化に伴いメチル化状態が変化するT-DMR(196遺伝子)をバイサルファイト法により調べた結果、H1foo-ESでは分化に伴う変化が認められず、特にControl-ESで分化後にメチル化される遺伝子群において顕著であった。一方で、H1foo-ESでは未分化条件下でも11のT-DMRにおいてControl-ESとDNAメチル化状態の差異が認められた。その中にはNoboxなどの卵特異的な遺伝子が含まれており、Control-ESに比べH1foo-ESおよび未受精卵で低メチル化状態だった。さらに、クロマチン免疫沈降法により、これらの領域へのH1fooの結合が認められ、H1fooによるT-DMRのメチル化変化であることが示唆された。これらの結果は、H1fooは特定の遺伝子領域のメチル化状態を変化させ、未分化ES細胞のDNAメチル化状態を維持することを示している。すなわち、H1fooは、卵および初期胚に特異的なDNAメチル化プロフィール形成に関与し、それゆえに非発現細胞ではDNAメチル化により発現が厳しく抑制されていると考えられる。
著者
横山 知子 鶴川 俊洋 川平 和美 田中 信行
出版者
社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.36, no.6, pp.399-404, 1999-06-18 (Released:2009-10-28)
参考文献数
16
被引用文献数
2 2

脳卒中を中心とした神経系疾患患者25例を対象として,8週間の運動訓練のみを行った群(通常のリハ訓練+サイベックスを使用した膝の屈伸運動)と,4~8週目に蛋白同化ホルモン(オキシメトロン10あるいは20mg/日を内服)を併用した群の2群に無作為に分けて,非麻痺側下肢の筋力及び筋肥大に対する蛋白同化ホルモンの効果を検討した.下肢の運動訓練は両群ともサイベックス6000を用いて,座位で等速性(60°あるいは180°/秒)の膝屈伸運動を,適宜休憩を入れながら,1日100~200回,週5日,8週間行わせた.蛋白同化ホルモン併用群では,非投与時に比べて等速性筋力は低速度・高速度ともに,また伸筋,屈筋とも筋力の増加は有意に大きかった.等尺性筋力も伸筋,屈筋ともに増加し,またCT上での大腿筋断面積も有意に増加していた.一方,筋力トレーニング単独群では,全般的に筋力の増加傾向は認められたが,ほとんどの場合で有意ではなく,大腿断面積も明らかな増加を認めなかった.副作用として,AST,ALTの上昇がAS併用した13例中5例,Kの上昇を2例に認めたが,全例で薬剤中止後,正常に戻った.
著者
田中 聡子
出版者
龍谷大学
雑誌
龍谷大学社会学部紀要 (ISSN:0919116X)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.35-94, 2009-11-30

住宅問題が包括的な社会政策として取り扱われないのは、戦後、住宅問題、住宅政策が社会政策から次第に経済政策的な展開を余儀なくされたからである。人が住居を持つということは、家族や近隣、地域とのつながりの中で暮らすということである。適切な居住空間と人間どうしのつながりが可能となる住環境の保障が必要である。その背景には住宅問題が密接に関わってくる。住宅の保障や居住環境の保障が貧困状態に陥ることを予防し、市民社会で生活する基盤を整えるための重要な政策であると考える。戦後、住宅政策が特に経済政策的色彩を強めたのは臨調・行革を一つの契機としている。それ以降、住宅政策は内需拡大策の一環としてニュータウン建設や戸建て建設の推進によって「持ち家」主義をさらに推しすすめた。また、公的介入の縮小と市場化に委ねた政策によって市場の活性化を進めたことが結果として、住宅の階層性を深刻にしていった。日本のこれら、住宅政策の動向を臨調・行革を中心に論じる。
著者
大久保 孝雄 田中 俊一郎 田中 史彦 辻 聡 守田 和夫 ウラサ リチャードルーカス
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.110-116, 2000-09-01

生籾の低温乾燥では品質の劣化を促進する化学反応が抑制されるため, 高品質米の生産が可能であることが示唆されている. 本研究では生籾の充填層および多段式乾燥装置における乾燥解析モデルを構築し, 生籾の冷却乾燥過程における籾水分を予測した. その結果, 実験値と計算値はよく一致し, モデルの妥当性が実験的に検証された. また, 冷却乾燥では水分むらの少ない均一乾燥が達成されることが明らかになった.
著者
田中 俊一郎 田中 史彦 大久保 孝雄 前田 欣治 守田 和夫 ウラサ リチャードルーカス
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.104-109, 2000-09-01
被引用文献数
1

初期含水率23.5%d.b. の生籾 (品種: ヒノヒカリ) の通風乾燥特性について研究を行った。実験は, 5, 10, 15, 20℃の4段階の温度条件に対し, 6.31~87.1%の範囲で7段階の相対湿度条件を設定して, 籾薄層の低温空気通風下における乾燥特性を明らかにした。その結果, 以下の知見を得たので報告する。1) 生籾の乾燥は減率乾燥第2段の乾燥速度式により律速される, 2) 生籾の薄層における乾燥モデル式として球モデルの適合性が高い, 3) 球モデルを仮定することによって決定した乾燥速度定数は温湿度に依存する, 4) 生籾の平衡含水率は Chen-Clayton 式を当てはめることにより温湿度の関数として整理される, 5) 生籾に含まれる水分の蒸発潜熱が熱力学的に算出された。以上の成果は, 生籾の常温以下での乾燥を行う上で基礎となる。
著者
田中 鉄也
出版者
人間文化研究機構地域研究推進事業「現代インド地域研究」
雑誌
現代インド研究 = Contemporary India (ISSN:21859833)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.197-209, 2015-02-27

This paper analyzes how a Hindu temple named Rani Sati temple can feasibly be managed after state regulation by the Commission of Sati (Prevention) Act, 1988. Rani Sati temple, situated in northern Rajasthan, commemorates a legendary widow from the Jalan lineage of the Agrawal caste, who is alleged to have followed a custom of widow immolation, namely Sati, in 1295, and became one of the most famous Satimatas (deified immolated widows) in India. Since the Commission of Sati (Prevention) Act was implemented in 1988 to prohibit worship of the immolated widows, the temple has begun lawsuits to protect the basic rights of religious freedom against public interference from the Rajasthan State Government. The precedents of court battles show that the legal legitimacy of the Act is ambiguous. While the Indian state must prohibit Satimata worship, it must protect the rights of religious freedom. Analyzing a series of court battles by the temple, this paper discloses the process forming a legal discourse that gradually curtails the space for worship and the permissive religious activities of the worshippers within the temple premises.ラージャスターン州ジュンジュヌー市に存するラーニー・サティー寺院は, 中世期に寡婦殉死を経て神格化したサティーマーター (サティーの女神) を祀ったヒンドゥー女神寺院である。しかし1988年サティー犯罪 (防止) 法が施行され, 寡婦殉死とともにサティーマーター信仰も法的に禁止された。それ以来この寺院運営の違法性は問われ, 現在に至るまで多くの裁判が行われている。本稿では1980年代後半からの法廷闘争に注目し, 現代インド社会における宗教実践の場として寺院がどこまでが私的空間で, どこまでが公的空間であると線引きされうるのか, そしてどの程度において信仰の自由が維持されうるのか詳らかにしている。同寺院をめぐる一連の裁判では, 寺院を規制しようとする行政側と運営を実行としようとする寺院運営トラストとの間で信教の自由権が常に論議の中心に置かれてきた。この司法的解釈の変遷から「信仰の自由」の諸相を読み取ることができるのである。
著者
中島 君恵 橋爪 博幸 田中 景子 関﨑 悦子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.24, 2012

【目的】昨年度の本学会において生活科学科として「環境目的」を掲げた2つのプロジェクト「ダイズプロジェクト」と「トマトプロジェクト」の活動及び食と農についてのライフスタイルアンケート調査を報告した。今回は平成23年度に継続して行われた「ダイズプロジェクト」と「トマトプロジェクト」の2年間にわたる活動報告と、この活動に加わった栄養士養成課程学生40名を対象にしてアンケート調査を実施したので報告する。【方法】1.平成22年度から継続して学内で作られた腐葉土を野菜作りに利用し有機肥料の入った土壌にダイズやトマトを作付けする「ダイズプロジェクト」と「トマトプロジェクト」を行う。特にダイズについては1年生はダイズを春蒔きして7月に枝豆として収穫したのち学内実習の授業において「ずんだ」を作り、白玉団子ととともに試食した。2年生については前年度の秋に収穫した大豆を冬に味噌に加工して、2年生の秋に調理実習でシルバーランチ(みどり市社会福祉協議会との連携事業)の授業において調味料として用いた。2.「ダイズプロジェクト」と「トマトプロジェクト」に2年間関わった栄養士養成課程学生40名に対して食と農に関するアンケート調査を実施した。【結果】食と農に関するアンケート調査結果から、2年間の野菜づくりプロジェクトを中心とした農業について実践的に学ぶ体験から農業や農作物への高まり、卒業後も継続したいと考える学生が80%を超えていた。今後、これらの活動を継続することにより、食教育、環境教育、食農教育をさらに連携させたプログラムづくりに発展させていきたいと考える。
著者
田中 洋次 澤田 佳宏 山本 聡 藤原 道郎 大藪 崇司 梅原 徹
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画学会誌 = Journal of Rural Planning Association (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.255-260, 2011-11-15
参考文献数
18
被引用文献数
4

淡路島北部を事例として,中山間地におけるため池の放棄(利用停止)の実態と放棄理由等を把握することと,放棄ため池における水生生物保全上の課題を抽出することを目的として,ため池の管理者への聞き取り調査,および放棄ため池の水深と植物相についての現地調査を実施した。
著者
田中 雄二
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.684, pp.70-75, 2013-10-28

サービスごとに違い/専用アプリを利用する/電子書籍を読む/複数機器で利用する
著者
白岩 加代子 田中 聡
出版者
日本ヘルスプロモーション理学療法学会
雑誌
ヘルスプロモーション理学療法研究 (ISSN:21863741)
巻号頁・発行日
vol.4, no.4, pp.201-205, 2015-01-30 (Released:2015-03-04)
参考文献数
9

我々は,中高年女性38名の日常生活活動量についてライフコーダと運動日誌を用いて調査した。運動日誌には,「運動」と「生活活動」に分けて記録し,活動内容と活動時間を記録した。ライフコーダによって記録された身体活動量と運動日誌に記録した主観的活動量を比較した。その結果,身体活動量よりも主観的活動量の方が多い評価となり,主観的活動量の中では「運動」より「生活活動」が多かった(p<0.01)。さらにBMI で肥満と判断されたものは主観的活動量を多く評価することが明らかとなった(p<0.05)。運動日誌は達成感や満足感を感じさせ,記録が継続できるような工夫が必要と考えられた。
著者
佐藤 帆紡 川畑 共良 田中 文英 山海 嘉之
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.76, no.762, pp.227-235, 2010
参考文献数
23
被引用文献数
7 22

In the super aged society, it is expected that from now on the physical burden to caregivers will certainly increase. Transferring care-receivers between wheelchairs and beds is one of the heaviest physical labor to caregivers. To reduce the burden of the caregivers, we introduce Robot Suit HAL, which supports and expands the physical capability of humans during the daily activities. Particularly, in this paper we develop the upper half body of the HAL to support the wearer's force at upper limbs. We built a mechanism which locks the backdrivability of the power units of the HAL to assist the movement of the wearer's upper limbs. Through the demonstration of a transferring-care task with the HAL, we confirmed that the physical load on the upper limbs of the wearer was decreased and thus the wearer's trunk inclination angle was reduced, which contributes alleviating the physical load on around the lumber spine of the caregivers as well.
著者
田中 毎実 大山 泰宏 井下 理 石村 雅雄 吉田 雅章 矢野 裕俊 神藤 貴昭 溝上 慎一 秋田 英康
出版者
京都大学
雑誌
京都大学高等教育叢書
巻号頁・発行日
vol.10, pp.A1-312, 2001-03-31

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。