著者
楠本 茂 田中 靖人
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.103, no.7, pp.1645-1653, 2014-07-10 (Released:2015-07-10)
参考文献数
10
被引用文献数
1 2

免疫抑制療法後のB型肝炎ウイルス(HBV)再活性化は,ときに致死的となる合併症であり,その対策のポイントはあらかじめリスク評価(スクリーニング検査)を行うことである.再活性化リスクに応じて,抗ウイルス薬の予防投与あるいはHBV-DNAモニタリングによるpreemptive therapyを行うことで,劇症肝炎予防が期待できる.C型肝炎ウイルス再活性化による劇症肝炎はまれであるが,肝硬変,肝がんについて長期フォローアップが重要である.
著者
福井 貴巳 横尾 直樹 吉田 隆浩 田中 千弘 東 久弥 白子 隆志 北角 泰人 岡本 清尚 加藤 達史 山口 哲哉
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.68-72, 2001-01-01
被引用文献数
6

敗血症性ショックを合併した超高齢者の虚血性大腸壊死症例に対して, 結腸大量切除術を施工し救命しえたので報告する.症例は102歳の女性.主訴は嘔吐と腹痛, 来院時, すでに敗血症性ショック状態にあり, 絞扼性イレウスの術前診断のもと, 全身麻酔下に緊急開腹術を施工した.結腸肝彎曲部より下行結腸まで広範な結腸壊死を認めたため, 上行結腸からS状結腸まで広範囲結腸切除術を施工した.病理学的検索にて, 虚血性大腸壊死と判明した.脱水, ショック, 高齢, 過大侵襲手術などの危険因子のため, 術後早期は極めて不安定な循環動態, 呼吸状態を呈したが, 無事救命しえた.この好結果は, 術直後からの血液浄化療法(PMX~【○!R】)の実施や, S-Gカテーテル留置による綿密なモニタリングのもと, 十分な循環血液量の維持を主眼とした全身管理によりもたらされたものと考えられた.
著者
田中 啓之
出版者
北海道大学大学院法学研究科
雑誌
北大法学論集 (ISSN:03855953)
巻号頁・発行日
vol.65, no.5, pp.61-86, 2015-01-30
著者
田中 勝千
出版者
農業食料工学会
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.3-12, 1996 (Released:2010-04-30)
参考文献数
6

片刃のナイフに作用する曲げ荷重の大きさと向きを調べることによって, 片刃のナイフ形状と実作業との関わりを検討し, 両刃と比べた場合の片刃の利点を示した。また, 切断時に片刃の切刃に発生する曲げ応力について, 刃面圧力センサの測定値を用いる方法と, 抵抗線歪みゲージをナイフに直接接着し, 測定された曲げモーメントを用いる方法の二通りで求め, 切刃の形状を検討した。刃先角が小さいほど曲げ応力は大きく, 刃先角25°のナイフでは300MPaとなった。切刃先端の強度を維持しつつ切断力を低減するために, 片刃の切刃の形状を二段刃とすることを提案した。
著者
馬場 恒彦 日高 康雄 小池 汎平 田中 英彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.117-118, 1995-03-15

現在では、REDUCEやMathematicaに代表される汎用数式処理システムが工学・理学を始めとする様々な分野で実用的に利用されてきている。一方、処理速度の向上を目的とした、数式処理システムの並列化の研究が行なねれてきている。しかし、従来の逐次型アルゴリズムの並列が容易な部分を並列Cを用いて部分的に並列化した粗粒度なシステムが多く、数式処理システムを全面的に並列化した例はまだ見受けられない。そこで、本研究で用いた当研究室で開発したFleng[Nilsson 86]とPIE64を用い、細粒度並列処理言語上にシステムを構築し、数式処理の全面的な効率化をはかった。本稿ではその概要について示す。
著者
田辺 仁志 中山 忠三 浅山 哲 内海 進 栗栖 弍彦 市川 吉夫 河合 孝 鮎沢 千尋 河原畑 勇 福原 敏彦 橋本 陽子 久保 正太郎 楠野 正夫 中村 二郎 宮沢 左門 有賀 久雄 宮島 成寿 今井 退 小田 常治 川森 郁郎 川瀬 茂実 石川 義文 沖野 英男 山口 孝根 三好 健勝 倉田 啓而 鮎沢 啓夫 山口 定次郎 小林 勝 岩下 嘉光 細田 茂和 松沢 則子 山崎 寿 小林 あつ子 山田 たけを 市岡 正道 丸山 長治 高須 敏夫 佐藤 清 山崎 昭治 酒井 英卿 片岡 平 梅村 義雄 村上 昭雄 田島 弥太郎 鬼丸 喜美治 佐渡 敏彦 広部 達道 沓掛 久雄 渡部 仁 長野 ヒロ 小林 悦雄 佐伯 佳之 阿相 敏雄 佐藤 正市 平田 保夫 武井 隆三 長島 栄一 高沼 重義 蒲生 卓磨 一場 静夫 宮川 千三郎 清水 滋 堀内 彬明 波島 千恵子 安江 昇 辻田 光雄 真野 保久 板垣 正男 田中 義麿 中山 光育 筑紫 春生 土井 良宏 山下 興亜 長谷川 金作 小林 勝利 石戸谷 幸雄 楠木園 正雄 橋口 勉 吉武 成美 赤井 弘 森 精 有本 肇 小西 孝 小野 四郎 荒井 三雄 加藤 康雄 土橋 俊人 後藤田 さっき 吉田 勝 進士 安治 青木 一三 小松 計一 鳥居 礼子 橋本 嘉男 清水 正徳 坂口 育三 小笠原 真次 中川 房吉 北村 愛夫 佐藤 歌子 大野 巌 原田 泰介 関 文夫 石垣 隆謌 嶋崎 昭典 大沢 定敏 小島 哲雄 布目 順郎 小川 敬之 松田 和夫 大工原 建
出版者
The Japanese Society of Sericultural Science
雑誌
日本蚕糸学雑誌 (ISSN:00372455)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.207-221, 1965

126) キンケムシの核多角体病に関する研究 (第1報) 発生実態調査と多角体の性状について<BR>127) キンケムシの核多角体病に関する研究 (第2報) ウイルスのキンケムシに対する感染力とウイルス伝播の-知見<BR>128) キンケムシの核多角体病に関する研究 (第3報) ウイルスの交差感染について<BR>129) 野外昆虫多角体病と家蚕多角体病に関する研究 (VIII) 家蚕, サクサンなどに感染性を示す核多角体病ウイルス
著者
大東 誠 田中 譲
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.88, no.4, pp.829-839, 2005-04-01

大規模なデータベースの全体の概観を把握しながら目的の情報にアクセスするためには, 様々に解析視点を変更して動的に情報を組織化しながら情報探索を行う必要がある.本研究では, このようなデータベース探索を実現するため, 任意の解析視点に基づいて動的にハイパリンクを構成する情報アクセス空間を実現する.筆者らは, まず, 新たな解析視点の概念と機構を提案し, これら解析視点の宣言的定義に基づき自動生成される複数の情報アクセス空間を, 個々のDBレコードに動的にリンクする仕組みを実現する.また, これらのリンクをたどる空間ナビゲーションや解析視点を編集するための三次元インタフェースを提供する.これらの操作は, 対象テーブルの絞込みや複数テーブルの結合といった検索質問処理に対応しており, ユーザは, 動的に解析視点を変更して空間移動を繰り返すことで, 焦点を次第に絞って目的の情報に到達することができる.本論文では, 三次元インタフェースの実装とそれを用いたデータベース探索の評価実験を行い, 本手法を用いて目的の情報に迅速にアクセス可能であることを示す.
著者
越智 浩二 三宅 啓文 松本 秀次 妹尾 敏伸 田中 淳太郎 原田 英雄 光延 文裕 谷崎 勝朗
出版者
岡山大学医学部附属病院三朝分院
雑誌
岡大三朝分院研究報告 (ISSN:09133771)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.74-78, 1992-06

光ディスクとパーソナルコンピュータを組み合わせた内視鏡画像ファイリングシステムは電子内視鏡の画像の保存・管理,検索・再生などに威力を発揮する。今回,われわれはオリンパス社製内視鏡ファイリングシステムSDF-3を使用する機会を得たので,その有用性や問題点の検討を行った。有用性としては,①内視鏡画像を検査終了後直ちに再生し,再検討できる,②多数の項目についての検索や統計処理が可能である,③限られたスペース内で大量の画像データの一括保存・管理が可能であるなどが挙げられる。一方,問題点としては,①内視鏡再生画像は画質が劣化する,②検索機能を十分に活用するにはかなり煩雑な人力操作を必要とする,③光ディスクの清掃が必要であるなどがあげられる。本内視鏡ファイリングシステムに今後必要な改良点やその展望についても合わせて考案を加えた。Olympus SDF-3, an endoscopic image filing system using an electronic endoscope in conjunction with a personal computer and an optical disk, has been recently developed. We evaluated the usefulness of this filing system with 449 cases of gastroduodenal endoscopy. As a result, we have found that this filing system has following advantages : (1) one can review endoscopic images immediately after endoscopic examinations ; (2) previously documented endoscopic image can be searched and reviewed in a short time ; (3) statistical analysis of documented cases is facilitated. However, it has some disadvantages as well to be improved : (1) quality of endoscopic images is deteriorated in the process of filing ; (2) putting patients' data into the filing system is time-consuming ; (3) frequent cleaning of an optic disk is required. Thisendoscopic image filing system needs to be further developed and refined.
著者
田中 孝佳
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
2010

標題紙のタイトル: 超低温MRIによる固体3HeのU2D2相とCNAF相間における一次相転移の研究
著者
田中 敏隆 安福 純子
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. IV, 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.207-222, 1979-02

本研究では,平仮名一文字抹消検査を5才から15才までの被験者に行い,文字認知の発達を検討する。具体的な目的は,(1)文字認知の発達過程,(2)男女差,(3)文字系列の横組と縦組の比較,(4)誤り分析による鏡映文字の誤りの検討を,発達的に吟味することにある。実験材料・てすと1-り文字抹消,てすと2-も文字抹消,てすと3-す文字抹消,てすと4-ち文字抹消で,これらは横組に文字を配列し,てすと5から8まではこれらを縦組に文字を配列してある。被験者・5才から15才まで,各年令60名(男子30名・女子30名)結果は次のようである。(1)発達過程・認知得点では,5才から15才にかけて進歩が認められるが,特に7才での進歩が著しい。誤謬率では,5才から7才にかけて著しい減少が認められる。(2)男女差・認知得点,誤謬率とも,男子より女子の方が優れている。(3)横組と縦組・認知得点,誤謬率ともに,年令が高くなるにつれ横組の方が縦組よりも優れている。(4)鏡映関係への誤りは5才児に多く,7才まで急激に減少する。Using a cancelling test of Hiragana letters, the present study aims at (1) identifying the developmental process of letter recognition in children from 5 to 15-years in age, (2) identifying sex-differences in letter recognition, (3) examining which arrangement (horizontal or vertical) of letters is easier for childen to recognize, and (4) developmentally examining errors in cancelling with mirror-drawing letters. Experimental materials: Test 1-"り" letter cancelling, Test 2-"も" letter cancelling, Test 3-"す" letter cancelling and Test 4-"ち" letter cancelling. All of these tests consist of the horizontal arrangement of letters, and vertical arrangement is adopted from Test 5 to Test 8. Subjects: Sixty children (30 males and 30 females) from 5- to 15-years in age are distributed to each age group. Main results are as follows: (1) Developmental process: In recognition scores, progress is observed according to the age of the subjects ranging from the 5- to 15-year old, especially those at the age of 7-years. Error rate decreases in accordance with the age from 5- to 7-years. (2) Sex difference: Female subjects are superior to male subjects both in recognition scores and in error rate. (3) Vertical and horizontal arrangements: The horizontal arrangement produces higher recognition scores and lower error rate according to the age of subjects. (4) Errors with mirror-drawing letters are most outstanding at the age of 5-years, decreasing rapidly up to the age of 7-years.
著者
斎藤 芳隆 飯嶋 一征 松坂 幸彦 松嶋 清穂 田中 茂樹 梶原 幸治 島津 繁之
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告 (ISSN:13491113)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.1-16, 2012-03

スーパープレッシャー気球とゼロプレッシャー気球からなるタンデム気球は高度を変えながら長時間飛翔する飛翔体である.このシステムにおいてはスーパープレッシャー気球に高い耐圧性能が要求される.20 μm 厚のポリエチレンフィルムに,ベクトランで作った菱目の網をかぶせた直径3 m のかぼちゃ型気球を製作し,地上で膨張,耐圧試験を実施したところ,正常に展開し,9,600 Pa に耐えることが実証された.これと同型の気球と2 kg のゴム気球からなるタンデム気球を,2011 年6 月1 日に大樹航空宇宙実験場より放球し,日昇をまたいだ飛翔性能試験を実施した.その結果,昼夜でスーパープレッシャー気球の皮膜温度は30 度変化すること,ゴム気球の夜間の浮力は地上での値と比較して5 % 減少することがわかった.これらの情報は,今後,スーパープレッシャー気球の要求耐圧を定量化するためや,同様のシステムを飛翔させる際のゴム気球の設定浮力を設定する際に極めて有用である.今後,大型のタンデム気球システムの開発を進めると共に,科学実験への応用を行なう予定である.
著者
田中 敏隆 安福 純子
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. IV, 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.85-99, 1975

本研究の目的は,ローマ字の抹消検査を通じて,(1)5歳から15歳までの文字認知の発達過程を明らかにし,(2)文字認知における男女差を明らかにし,(3)横組と縦組のいずれが認知されやすいかを吟味し,(4)文字認知における誤りの分析を通じて,鏡映文字への誤りを発達的に検討することにある。実験材料,てすと1-b文字抹消,てすと2-d文字抹消,てすと3-p文字抹消,てすと4-q文字抹消で,これらはすべて横組に文字を配列し,てすと5からてすと8まではこれらを縦組にして文字を配列してある。被験者,5歳から15歳まで,各年齢60名(男子30名,女子30名)である。主要な結果は次のようである。(1)発達過程,認知得点では,5歳から15歳にかけて進歩が認められる。誤謬率では5歳から8歳にかけて著しい減少が認められる。(2)男女差,認知得点と誤謬率からしても,男子よりも女子の方が優れている。(3)横組と縦組,認知得点と誤謬率からしても,b,d,qの各文字抹消では,横組の方が,p文字抹消では縦組の方が優れている。(4)b-d,p-qといった鏡映文字への誤りは,5歳児に多く,その後9歳児まで規則的な減少を示す。Using a cancelling test of Roman letters, the present study aims at (1) identifying the develop mental process of letter recognition in children from 5 years of age to 15 years, (2) identifying sex-differences in letter-recognition, (3) examining which arrangement (horizontal or vertical) of letters is easier for children to recognize, and (4) developmentally examining errors in cancelling with mirror-drawing letters. Experimental materials: Test 1-"b" letter cancelling, Test 2-"d" letter cancelling, Test 3-"P" letter cancelling, and Test 4-"q" letter cancelling. All of these tests consist of the horizontal arrangement of letters, and the vertical arrangement is adopted from Test 5 to Test 8. Subjects: Sixty children (30 males and 30 females) from 5 years of age to 15 years are distributed to each age group. Main results are as follows: (1) Developmental process: In recognition scores, progress is observed according to the age of the subjects ranging from the 5-year old to the 15-year old. Error rate decreases in accordance with the age from 5 years to 8 years. (2) Sex difference: Female subjects are superior to male subjects both in recognition scores and in error rate. (3) Vertical and horizontal arrangements: The horizontal arrangement produces higher recognition scores and less error rate than the vertical arrangement in the case of cancelling "b", "d" and "q", and vice versa in the case of cancelling "p". (4) Errors with mirror-drawing letters are most outstanding at the age of 5 years, and regularly decrease up to the age of 9 years.
著者
三浦 宏一 浜田 玲子 井手 一郎 坂井 修一 田中 英彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:18827810)
巻号頁・発行日
vol.44, no.9, pp.21-29, 2003-07-15
被引用文献数
14

近年,マルチメディア情報を有効に活用する重要性が増すにつれ,テレビ映像の自動要約に関する研究がさかんに行われつつある.本論文では,料理映像を対象にした自動要約手法を提案し,検討する.我々は料理映像要約の目的を,調理の全体的な流れを視覚的・直感的に理解するのに十分な映像を作成することとしている.要約映像を作成する際には,映像の重要部分を抽出することが必要となるが,料理映像においては,調理動作および料理や食材の状態を示す部分が特に重要である.これらは画像全体の動きの激しさと関連があることから,オプティカルフローによりこれらの重要部分を検出する手法およびカメラワーク(パン)を除去する手法を提案し,評価実験によりその有効性を示した.さらに,この手法によって抽出された重要部分と,調理動作の中でも特に重要な繰返し動作部分から料理映像要約を生成するアプリケーションを実装した.放送局の異なる複数の料理番組に提案手法を適用し,要約映像を自動生成した結果,要約映像は十分に調理手順の内容を保ちつつ,元の映像の1/8 から1/12 の時間に短縮できた.また,自動要約した映像の一部を,番組制作者によって作成された要約映像と比較することにより,本手法の有効性を確認した.Re flecting the increasing importance of handling multimedia data efficiently, many studies are made on automatic abstraction of television broadcast video. In this paper, we propose a method to abstract cooking videos. We de fine cooking video abstraction as shrinking videos maintaining sufficient understandability of general cooking procedures visually and intuitively. To abstract a video, important sub-shot segments need to be extracted from the original video. Important segments in a cooking video are considered as cooking motions and appearances of foods, since visual information that represents essential cooking operation is exceptionally important. These segments have typical motion-related features. Thus,a method to extract such important segments referring to the intensity of motion in the image is proposed. Effectiveness of the method is shown through evaluation experiments. We also implemented an abstracted cooking video browser that assembles important segments detected by the proposed methods and repetitious motions that is especially important among cooking motions. The resultant abstracted videos were about 1/8 to 1/12 of the original videos in time, maintaining the understandability of cooking procedures. And the validity of the abstraction method was checked by comparing some automatic abstracted videos with abstracted videos provided from the broadcaster.