著者
菊地 奈穗美 蓮見 益男 山口 政巳 田中 亘 半沢 孝
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第37回, no.ソフトウェア工学, pp.715-716, 1988-09-12

筆者らは、CCITTで勧告されている通信システム用仕様記述言語SDLを用いてソフトウェア開発工程における全工程を支援する通信ソフトウェア設計支援システムを構築中である。本稿では、システム構成から処理図のレベルまでの各階層を一貫して支援するSDL/GRグラフィックエディタの機能と特徴について報告する.
著者
菊地 奈穗美 蓮見 益男 山口 政巳 田中 亘 半沢 孝
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.37, pp.715-716, 1988-09-12

筆者らは、CCITTで勧告されている通信システム用仕様記述言語SDLを用いてソフトウェア開発工程における全工程を支援する通信ソフトウェア設計支援システムを構築中である。本稿では、システム構成から処理図のレベルまでの各階層を一貫して支援するSDL/GRグラフィックエディタの機能と特徴について報告する.
著者
高野 陽太郎 田中 章浩
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.536-541, 2008 (Released:2010-02-15)
参考文献数
8
被引用文献数
8

This paper summarizes the explanation of mirror reversal based on the multi-process theory proposed by Takano (1997, 1998). It also presents some empirical evidence to prove that the left-right mirror reversal of a viewer' own and that of an alphanumeric character are produced by different underlying principles, respectively.
著者
伊藤 恵子 田中 真理
出版者
一般社団法人日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.73-83, 2006-04-20
被引用文献数
2 3

指示詞コ・ソ・アの理解という点から,自閉症児の語用論的機能の特徴を検討した。具体的には,指示詞「こっち・そっち・あっち」に対して言語教示のみによる理解実験を行い,(1)一般的な指示詞使い分けとの一致率,(2)反応パターンの分析,(3)行動観察の三つの視点から分析を行った。その結果,以下の点が見出された。(1)定型発達児では,実験者(話者)と対象児(聞き手)が同じ側に並ぶ同側条件と,両者が向かい合う逆側条件で,指示詞コ・ソ・アの理解の標準反応一致数に差がなかった。しかし,自閉症児では逆側条件で,この標準反応一致数が同側条件に比べても,定型発達児の逆側条件に比べても有意に少なかった。(2)逆側条件の「そっち」に関しては,従来から他者視点の取得を特に要すると言われているが,逆側条件の「そっち」に関する自閉症児の成績は「こっち」と「あっち」の指示詞理解の成績と差がなかった。(3)逆側条件における自閉症児の反応は,視点固定型が定型発達児に比べ有意に多かった。この視点固定型とは,話者の視点変換を行わず,先に実施した条件での話者視点からの反応を繰り返す反応型である。(4)言語のみで指示対象を特定するといった状況で,曖昧情報を補うために実験者(話者)の顔の向きや視線を手がかりにすることも,指示対象特定に迷うことも,自閉症児は定型発達児に比べ少なかった。
著者
福田 理 田中 泰司 柳瀬 博 小野 俊朗 河合 利方 黒須 一夫
出版者
一般社団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.29-35, 1995-03-25
被引用文献数
7

本学小児歯科外来を訪れた心身障害児のうち,通常のトレーニング実施後も歯科治療に対する協力性が充分得られなかった54名を対象とし,笑気吸入のためのトレーニングに加え,笑気吸入鎮静下で歯科治療に対する適応性を高めるためのトレーニングを実施後,笑気吸入鎮静法下で歯科治療を行い,その臨床効果と発達年齢との関連について検討し,以下の結果を得た.<BR>発達年齢が3歳以上の患児では,本法応用によりその約72%が笑気吸入下で協力的に歯科治療を受け入れることが可能となったのに対し,3歳未満の患児では本法応用によっても約29%が笑気吸入下の歯科治療に適応できるのみで,両者間に統計的な有意差が認められた.<BR>以上の結果より,通常の対応法で歯科治療が困難であった心身障害児のうち,発達年齢が3歳以上に達している患児では,本法を応用することにより,歯科治療を協力的に受け入れるよう行動変容できる可能性の高いことが明らかとなった.

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著者
田中 宏
出版者
Japan Association for Wind Engineering
雑誌
日本風工学会誌 (ISSN:09121935)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.105, pp.421-421, 2005
被引用文献数
1
著者
中村 聡史 田中 克己
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.5, pp.77-84, 2009-01-19
被引用文献数
1

近年,動画共有サイトが飛躍的にそのシェアを伸ばしている.ユーザは,キーワードやタグなどを利用することで動画を絞り込み,人気度や新しさに基づくランキングを活用することで対象とする動画を探す.しかし,こうした動画検索は十分なものではなく,ユーザは自身の探そうとする動画にたどり着けないことが多い.例えば,笑える動画や,泣ける動画などをその度合いに応じて探すことは困難である.本稿では,ソーシャルアノテーションを時間軸に基づき印象分析し,インデックスを生成することで,印象に基づく動画検索およびランキングを可能とする.Recently, video sharing Web sites have been becoming popular. User can search video clips by inputting keyword or browsing tags and rank them based on popularity or freshness. However, these methods are not enough to search target video clips. For example, it is not easy for users to find much more laughing or tear-jerker video clips. In this paper, firstly, we analyze social annotation to video clips. Then, we generate index based on each impression and realize the prototype system. Finally, we discuss the usefulness of our system.
著者
田中 由紀 高槻 成紀 高柳 敦
出版者
京都大学大学院農学研究科附属演習林
雑誌
森林研究 (ISSN:13444174)
巻号頁・発行日
no.77, pp.13-23, 2008-12
被引用文献数
9

ニホンジカ(Cervus nippon)の採食による植生変化が近年目立つようになった京都大学芦生研究林において、2002年から2003年にかけて、ニホンジカの採食とササ群落の衰退の関係を調査した。糞分析を行い、ニホンジカの餌資源としてのササの重要性を調べた。また、シカによる葉の被食、稈の枯死の程度を調べ、地形条件との関係を調べた。さらに、積雪期に踏査を行い、ササの衰退と積雪分布の関係を調べた。シカの糞内容物に占めるササの割合は年間を通じて20〜50%であり、特に冬期に高かった(54.12±16.73%)。ササの葉の被食と稈の枯死は、緩傾斜、高標高、尾根部において多かった。また、積雪が少なく融雪が早い地点でササ群落の衰退が進み、積雪が多く融雪の遅い地点で衰退の程度が小さい傾向が見られた。以上より、シカの採食によるササ群落の衰退地の分布は地形条件と積雪分布に強く影響を受けることが示唆された。その背景には、シカが緩傾斜の尾根部のような採食行動をとりやすい地形条件を選択してササ群落を採食すること、特にシカにとってササが重要である積雪期には、積雪の少ない地点を集中的に採食することが考えられた。
著者
田中 由紀 高槻 成紀 高柳 敦
出版者
京都大学大学院農学研究科附属演習林
雑誌
森林研究 (ISSN:13444174)
巻号頁・発行日
no.77, pp.13-23, 2008-12
被引用文献数
9

ニホンジカ(Cervus nippon)の採食による植生変化が近年目立つようになった京都大学芦生研究林において、2002年から2003年にかけて、ニホンジカの採食とササ群落の衰退の関係を調査した。糞分析を行い、ニホンジカの餌資源としてのササの重要性を調べた。また、シカによる葉の被食、稈の枯死の程度を調べ、地形条件との関係を調べた。さらに、積雪期に踏査を行い、ササの衰退と積雪分布の関係を調べた。シカの糞内容物に占めるササの割合は年間を通じて20〜50%であり、特に冬期に高かった(54.12±16.73%)。ササの葉の被食と稈の枯死は、緩傾斜、高標高、尾根部において多かった。また、積雪が少なく融雪が早い地点でササ群落の衰退が進み、積雪が多く融雪の遅い地点で衰退の程度が小さい傾向が見られた。以上より、シカの採食によるササ群落の衰退地の分布は地形条件と積雪分布に強く影響を受けることが示唆された。その背景には、シカが緩傾斜の尾根部のような採食行動をとりやすい地形条件を選択してササ群落を採食すること、特にシカにとってササが重要である積雪期には、積雪の少ない地点を集中的に採食することが考えられた。
著者
田中 健治 小林 秀誉 永田 忠博 真鍋 勝
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 = Journal of the Food Hygienics Society of Japan (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.63-66, 2004-04-25
被引用文献数
15

米はマイコトキシン汚染の少ない穀物である.ところが,1998年には,台風で倒伏し水に浸かったイネがあり,この米は褐色に着色していた.この年は,国内ではムギの赤かび病が大発生した年でもあったので,この米についてトリコテセン系マイコトキシンの抽出を行い,分析した.定性は,GC/MSで,定量はGC-ECDで行った.その結果,デオキシニバレノール (DON),フザレノン-X (Fus.-X),ニバレノール(NIV)のトリコテセン系マイコトキシンが検出された.米でのDONの汚染は報告されているが,現在著者の知る限りでは,Fus.-Xの汚染報告は初めてである.
著者
応和 尚 日色 和夫 田中 孝
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.21, no.7, pp.878-883, 1972-07-05 (Released:2010-02-16)
参考文献数
18
被引用文献数
3 3 4

海水中のppbオーダーのカドミウムの原子吸光定量法を確立した.海水中の微量カドミウムを濃縮するため,第1段階には共沈濃縮法を,第2段階には溶媒抽出法を採用した.海水試料2lに塩化ストロンチウムと炭酸アンモニウムを加えてカドミウムを炭酸ストロンチウムとともに共沈させたのち,沈殿を炉別洗浄後,塩酸に溶かし,pHを7に調節してジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム(DDTC)を加えメチルイソブチルケトン(MIBK)で抽出し,有機相の原子吸光測定を行なう.マグネシウム,カルシウム,ストロンチウム,バリウムの炭酸塩でカドミウムの共沈を検討し,カドミウムの共沈濃縮には炭酸ストロンチウムが最適であり,溶液量100mlに対し100mgのストロンチウム量で,その回収率はほぼ100%であった.カドミウムの原子吸光定量に対し,ストロンチウムの妨害は最も小さい.炭酸アンモニウムの使用量としては,溶液100mlにつき20%溶液5mlを採用した.炭酸ストロンチウムの沈殿の洗浄法は温水で3回がよく,沈殿の溶解法は,濾紙をビーカー内壁に広げ希塩酸で沈殿を洗い落とし,濃塩酸で溶解する方法が最良である.沈殿を溶解した塩酸溶液,およびこの溶液からDDTCとMIBKで抽出した有機相について検量線を作成したところ,最初の溶液量2l中のカドミウム濃度それぞれ10~100ppb,および1~10ppbの範囲内で直線の検量線が得られた.後者の場合の感度は,吸光率1%あたりの濃度として0.1ppbである.大量の塩化ナトリウムの存在は検量線作成に影響を与えない.炭酸ストロンチウムの沈殿を塩酸に溶解させ,アンモニア水で中和するとき,pH 8以上になると白沈が生成する.この沈殿生成は緩衝溶液を用いてpHを7に調節することによって防止できる.本法で模擬海水中の0.5~8.0ppbのカドミウムを定量し,回収率はほぼ100%であった.また瀬戸内海と日本海の海水実試料中のカドミウムを定量し,約0.1~10ppbの値を得た.本法によって大量の海水試料中の微量カドミウムを効果的に短時間内に濃縮し,高感度で定量することができる.
著者
田中 信寿 松藤 敏彦
出版者
Japan Society of Material Cycles and Waste Management
雑誌
廃棄物学会論文誌 (ISSN:18831648)
巻号頁・発行日
vol.4, no.3, pp.107-115, 1993
被引用文献数
5 7

廃棄物埋立層内における不飽和水分移動は埋立地内の移動現象を解明するための基本的研究課題であるが, まだ研究は進んでいない。埋立層内の水分移動現象にも土壌層内で使用される不飽和水分移動理論が適用されると思われる。そこで中粒砂を対照として焼却灰と模擬ごみを用いてそれらの充填層の不飽和水分移動パラメータ (マトリック吸引圧と体積含水率, および不飽和透水係数と体積含水率の関係) を実測した。<BR>同じ充填層を用いて, ステップ状の降雨開始や停止実験, およびランダムなパルス降雨実験の流出水量経時変化を実測し, 廃棄物層の不飽和水分移動の特徴を実験的に明らかにすると共に, 前述した特性パラメータをRichards式に代入して流出水量変化を模擬し, 日数単位で見ようとするようなタイムスケールでは, この特性パラメータおよびRichards式は有効であることを示した。
著者
野﨑 久美 柳田 紗矢佳 田中 響子 佐藤 由衣 清家 正博
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.8, 2015 (Released:2015-07-15)

【目的】 近年、ストレスを抱えている人口が増加しており心身の健康問題に直結している。この問題は様々な年齢層で確認されており、大学生もその一角に当てはまると考えられる。ストレスを受けると酸化ストレス状態となり、癌や生活習慣病を引き起こしやすくなる。抗酸化作用を持つ栄養素としてポリフェノールが挙げられ、お茶類に多く含まれる栄養素であることから学生でも手に取りやすく市場も安定している。本研究では、女子短大生が抱えるストレスについて調べると共に、ウーロン茶を摂取することによる酸化還元活動比率の変化について検討することを目的とした。 【方法】 対象者は、女子短大生57名とし無作為に分類し、酸化還元確認計を用いて試料の摂取前後に測定を実施した。使用した酸化還元確認計は、唾液の酸化体と還元体の活量比率に基づき測定をしているものであった。試料については、水及びウーロン茶をそれぞれ100ml又は200ml摂取させた。摂取後の測定は、試料を飲み終えてから1時間とし、その間は机上で出来る作業を行わせた。 【結果】 摂取前の結果では、ストレスを感じている群において唾液の酸化度は有意に高値を示したが、ウーロン茶の摂取習慣や痩せの有無は酸化度に影響を与えなかった。また、摂取1時間後の結果では、ウーロン茶の摂取により酸化度は改善傾向を示し、特に200ml摂取では対照群に比べて有意に減少した。
著者
田中 丈二
出版者
日本平滑筋学会
雑誌
日本平滑筋学会雑誌 (ISSN:03743527)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.50-71, 1965-08-05 (Released:2010-07-21)
参考文献数
62
被引用文献数
2

Rabitts were used in these experiments. The spike potentials of the duodenum and choledocho-duodenal junction, the pressure in the common bile duct and the discharge of bile into the duodenum were recorded simultaneously in vivo.In the duodenum and the choledocho-duodenal junction, the rate of the rhythmic burst of spike potentials was 12-16 cycles/min.Similar results were obtained in both regions by the administrations of acetylcholine, prostigmine, bethanechol chloride, pilocarpine, atropine, adrenaline, morphine, cholecystokinin, secretin and amyl-nitrite. Thus, the action of the choledocho-duodenal junction is not independent of that of the duodenum.The pressure in the common bile duct rises simultaneously with the appearance of the spike potentials of the choledocho-duodenal junction.The discharge of bile into the duodenum was prevented by the muscle contraction of the choledocho-duodenal junction, when the bursts of spike potentials appeared. Bile was discharged into the duodenum by relaxation of the choledochoduodenal junction. When the pressure in the common bile duct was kept constant at about 80mm H2O, the discharge of bile into the duodenum was increased by the administration of C. C. K. during the resting intervals of the remarkable bursts of spike potentials.
著者
田中 秀夫
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
2004-03

平成14-15年度科学研究費補助金(基盤研究(B)(1))研究成果報告書 課題番号:14390031 研究代表者:田中秀夫 (京都大学大学院経済研究科 教授)
著者
莊司慶行 田中 克己
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.52, no.12, pp.3515-3526, 2011-12-15

本研究では,ウェブコミュニケーションデータを用いることで,「面白い」や「泣ける」などの印象語に基づいたウェブ情報検索を実現する.「"C言語"に関する"分かりやすい"文書」を探す際,既存の検索エンジンでは,文書の本文中に「分かりやすい」という語が登場するかに基づき検索するため,望んだ文書を発見できない.ウェブ2.0サービスのログに含まれる,ウェブページに対するユーザのリアクションを利用し,クエリとして入力可能にすることで,このような読み手の受ける印象による検索を可能にする.This paper proposes the "Impression-based web search" as a new web search model by using Web2.0 contents. Users can input impression queries into the system, such as "interesting," "tear-jerker" and so on. Traditional web search engines could not find "easy-to-understand document about C-language" by the query "easy-to-understand, C-language" because they only focused on terms in main text of the document. The proposed system achieve above search with impression term queries by using readers' reactions in online communication sites like Twitter.