著者
西岡 五夫
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.631-644, 1996-03-20 (Released:2010-03-12)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1

大黄の向精神作用について, 化学的, 行動薬理学的及び神経化学的検討を行い, 下記の結論を得た。1. 大黄の向精神作用成分は, RG-タレニンである。2. 大黄の向精神作用は, 典型抗精神病薬の作用によく一致するが, 行動毒性を伴わない特長がある。これは, カタレプシーなどを惹起しないこと, また脳内ドパミン神経系の黒質―線条体路に対する影響が少ないことから立証された。
著者
西岡 真弓 今村 律子 赤松 純子
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.60, 2017

<strong>目的</strong> <br /> 家庭科の製作実習はこれまで,実習体験だけで終わりがちだった。しかし,現行の中学校学習指導要領においては「生活を豊かにしようと工夫する能力と態度を育てること」が求められ,さらに次期学習指導要領では,「何ができるようになるか」,「何を学ぶか」,「どのように学ぶか」が今まで以上に重要となった。本研究は,「アイロンかけ」実習を科学的知識に基づいた授業と位置づけ,生徒に3つの力(生活に生かせる知識・技能,工夫して実践する思考力,将来にわたって学びを生かそうとする意識)をつけさせる主体的・対話的で深い学びであるアクティブ・ラーニング型授業を具現化することをねらいとし,提案・実践・評価・分析する。<br /><strong>方法 </strong><br /> 「アイロンかけ」実習授業で学べる科学的知識を整理し構想図にまとめ,授業を立案した。授業展開については,アイロンかけの科学性すなわち,しわが伸びる3要素(熱・水分・圧力)および繊維の性質(霧吹き・スチーム)の理解に重点を置くことと,アクティブ・ラーニング型授業の特徴である主体的・対話的で深い学びに導く指導方法を確立することを重視した。指導の工夫は,①視聴覚教材の開発,②実感で納得させる体験,③グループ学習による学びあいのしかけ,④思考を深め授業を振り返る相互評価と自己評価の4点とした。それに基づいた授業をW県内3中学校9クラスで実施し,「生活に生かせる知識・技能」,「工夫して実践する思考力」,「将来にわたって学びを生かそうとする意識」の3点について授業効果を確認した。<br /><strong>結果</strong> <br /><strong>1.授業立案</strong> 「アイロンかけ」で学べる内容を整理し,科学的知識に基づく「アイロンかけ」実習をアクティブ・ラーニング型授業として立案,試行実践の後,基礎編(アイロンでしわが伸びる原理の理解と基本的なかけ方の習得)と応用編(繊維の水分特性と衣服の構成を理解したかけ方の習得)各1時間の授業提案ができた。<br /><strong>2.アクティブ・ラーニング型授業</strong> 基礎編では「繊維分子の紙芝居・かけ方ビデオの活用」および「アイロンのしわ伸ばし体験」を,応用編では「綿と毛の吸水実験」および「ワイシャツの解体見本提示」を行い,原理やかけ方の意味を考えさせた。また,グループで1枚のワイシャツを分担して実習する学習形態をとった。これらの指導の工夫により,「アイロンかけ」実習をアクティブ・ラーニング型授業として提案することができた。<br /><strong>3.3</strong><strong>点の授業効果</strong><br /><strong>(1)</strong><strong>「生活に生かせる知識・技能」</strong> 3要素の理解と霧吹き・スチームの使い分けは自己評価で9割以上が「わかった」と回答した。これは,視聴覚教材と体験を取り入れたアクティブ・ラーニング型授業の効果であると思われる。「アイロンかけ」技能の習得レベルは約9割がきれいに仕上げることが「できた」と回答しており,基礎的な技能はおおむね習得させることができたと思われる。<br /><strong>(2)</strong><strong>「工夫して実践する思考力」</strong> これまで各自で行うことの多かった「アイロンかけ」実習を,互いのかけ方を見て双方向に学びあう協働学習で行った結果,相互評価で「しわを整えるとかけやすそうだ」などの生徒の記述から,思考力の深化が認められた。<br /><strong>(3)</strong><strong>「将来にわたって学びを生かそうとする意識」</strong> 授業前後の意識変化調査から,今後のアイロンかけ意欲が8割以上の生徒にみられた。教師からの一方向的な指導ではなく生徒主体で考えさせる学習ができたこと,協働学習により友だちからよい刺激を受けたこと,自己評価により授業の振り返りと自己の到達度確認ができたことなどが,次の意欲へとつながったと思われる。このことは主体的で対話的な学びであるアクティブ・ラーニング型の授業展開に取り組んだ本研究の大きな成果といえる。
著者
塩野目 剛亮 加藤 伸子 若月 大輔 河野 純大 西岡 知之 村上 裕史 皆川 洋喜 内藤 一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.164, pp.69-72, 2010-07

近年,エリア限定ワンセグ放送(エリアワンセグ)という特定の範囲に存在するユーザに対する新しい情報提供の手段が試行され始めており,複数の情報を組み合わせた情報保障への適用が期待できる.本稿では,ワンセグ放送の簡便で柔軟な情報提示の手段としての可能性を検討している.聴覚に障害がある大学生を対象としたアンケート調査の結果から,ワンセグ放送を用いた情報保障提供の有効性が明らかとなった.また,実際のシステム構築や運用上の課題を示している.Area One segment-Broadcasting(Area One-Seg) has been used for information service for the users who exist particular area. In this report, we constructed the remote sign language interpret / real-time caption providing system via Area One-Seg, and conducted hearing impaired students survey at actual lecture scene. The results show that about 80% of students presented positive response, and effectiveness of captioning history. Moreover, expected feature of One-Seg receiver to provide information assurance, and acquiring a broadcasting license are also discussed.
著者
西岡 みどり 住田 正幸 大谷 浩己 奥本 均 上田 博晤 近藤 育志
出版者
広島大学
雑誌
一般研究(A)
巻号頁・発行日
1985

1)わが国で最も普通のトノサマガエルとダルマガエル、著しい体色変化をするアマガエル、特殊な色素細胞をもつアオガエルを主材料として、正常の体色と色彩突然変異について、形態学的、遺伝学的研究を行なった。2)トノサマガエル群では、褐色または緑色の正常色彩、配偶子の放射線照射によって得た9系統の色彩突然変異、野外で発見されたアルビノの10系統、その他黒色眼と灰色眼突然変異について、遺伝と色素細胞の微細構造について調べた。特にアルビノについては、次の重要な新知見を得た。(i) アルビノには遺伝子座の異なる5群があり、第1群は4種類の対立遺伝子によって支配される。(ii) 各アルビノは、外観および黒色素胞内に含まれるプレメラノソームに明らかな違いがある。(iii) 2遺伝子座でアルビノ遺伝子が同型接合になった12種類のアルビノを作り、各アルビノ遺伝子の表現の優劣を明らかにした。(iv) アルビノのトノサマガエルと正常のダルマガエルとの間の戻し雑種について、遺伝子型とランプブラシ染色体の組成との対比,および連鎖と転座の利用によって、各遺伝子の染色体上の位置を推定した。そのほか、オリーブ色と青色の各突然変異遺伝子座のある染色体を推定した。3)アオガエルでは、変態後黄色素胞の一部が下方に移動して、紫色素胞となり、退化した黒色素胞の代りをすることを確かめた。4)トノサマガエル、アマガエル、アオガエル、ツチガエルの黒色眼または灰色眼突然変異が、単一劣性遺伝子によって支配されることを確かめ、それぞれの色素細胞の異常を電顕観察によって明らかにした。5)トノサマガエル、ニホンアカガエル、ツチガエルを用い、色彩突然変異体と正常個体との間の前後キメラを作ったところ、前部が正常のものでは、それの色素細胞が癒着面を越えて後方に移動するが、特に虹色素胞が著しい移動をすることが確かめられた。
著者
増澤 幹男 東 一紀 西岡 清 西山 茂夫
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.98, no.3, pp.367, 1988 (Released:2014-08-08)

80歳女子の前頭部に生じた悪性血管内皮細胞腫に対して,リコンビナント・インターロイキン-2を1日1回1,000単位病巣内局注療法を単独で行った.投与7日目に病変の消褪が見られ始め,総量24,000単位投与約1ヵ月目には臨床的にも組織学的にも完全寛解した.治療終了後5ヵ月経つが再発は見られていない.rIL-2の免疫療法は悪性血管内皮細胞腫の有効な治療法と考えられる.
著者
常徳 千夏 松井 聖 斉藤 篤史 西岡 亜紀 関口 昌弘 東 直人 北野 将康 橋本 尚明 角田 慎一郎 岩崎 剛 佐野 統
出版者
一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
雑誌
臨床リウマチ (ISSN:09148760)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.189-197, 2015-09-30 (Released:2015-11-30)
参考文献数
14
被引用文献数
1

目的:関節リウマチ(RA)の治療は近年大きく変化しており,抗リウマチ薬に加え生物学的製剤が7種類使用できるようになった.このため,相互作用や副作用管理が急務となり.医療師全体で取り組む事が重要となってきている.今回,調剤薬局薬剤師の関わりの実情と問題点を把握し,今後の薬剤師の役割の方向性を考えるためアンケート調査を実施した. 対象:兵庫医科大学病院外来通院中RA患者のうち,平成25年3月~5月に当薬局に来局,本調査への参加に同意した70名を対象にアンケート調査を実施した. 方法:日常診療実態下における非介入試験 ①日常生活動作 ②関節リウマチ治療状況 ③精神的影響に関する状況のアンケートを実施した. 結果:メソトレキサート(MTX)に関しては,効果の理解度は86%と高かったが,用法の不便さを訴える回答がみられた.生物学的製剤については,注射へのストレスを感じないが67%で,効果を実感している回答も62%と半数を超えた.しかしながら,副作用への不安や,高額の医療費の負担の不安もあった. 結論:調剤薬局薬剤師として,MTXや生物学的製剤などの積極的な治療が必要な患者さんには,積極的に関わることで,個々の状況を聞き取り不安や問題の解決を目指すことにより,アドヒアランスの向上及び治療成功へのサポートを行って行くことが重要であると考える.
著者
橋本 将宏 西岡 靖貴 安田 寿彦 山野 光裕
出版者
一般社団法人 日本フルードパワーシステム学会
雑誌
日本フルードパワーシステム学会論文集 (ISSN:18803121)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.1-8, 2019 (Released:2020-06-01)
参考文献数
18

An extremely lightweight pneumatic soft actuator is an actuator made of non-expansion and contraction material such as the plastic film. It can be driven low pressure and has unique characteristic which are flexibility and lightweight. As for contraction type extremely lightweight pneumatic soft actuator by pleats structure, it has the characteristic that up to approximately 40% shrink axially by opening the pleats of air cell surface at the time of pressurization. The purpose of this study is to clarify relationship between the design parameter, contraction force and the shape of pressurized state. Therefore, we produced the actuator which changed the film ratio (the ratio of the film length of the radial direction for the axial direction) or the magnification of the air cell and measured contraction force for air pressure using a force gauge. In addition, we measured the expansion magnitude of the radial direction at the time of the pressurization. It became clear that there was a positive correlation between contraction force and magnification of the air cell, and a negative correlation between contraction force and the film ratio. As for the expansion magnitude of air cell at the time of the pressurization, it was confirmed that the expansion magnitude was close to the calculated value of the model approximated from the design parameters. Finally, we made the graph that showed relationship between contraction force and cross-sectional area in each pressure.
著者
西岡 裕 西川 眞弓 土橋 均
出版者
日本法科学技術学会
雑誌
日本法科学技術学会誌 (ISSN:18801323)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.53-75, 2006
被引用文献数
1

A fully automated identification system for 35 benzodiazepines and their 29 metabolites was developed by gas chromatography-mass spectrometry (GC-MS) with a DB-5MS fused silica capillary column after trimethylsilyl (TMS) and trifluoroacetyl (TFA) derivatization, followed by registering both their retention times and mass spectra as the standard library data.<br>All the analytes except for rilmazafone and haloxazolam were detectable with and/or without TMS derivatization. TFA derivatization was found to be more effective in the more sensitive analysis of oxazolo-benzodiazepines except for flutazolam. Also, correction of their retention times by alkanes enabled to accurately identify on the different GC-MS systems with different lots of columns.<br>The present system allowed us to identify benzodiazepines and their metabolites in urine and blood more readily in a much shorter time, and it will be a powerful system for the analysis of benzodiazepines in the forensic chemistry and toxicology fields.
著者
西岡 淑雄
出版者
日本英学史学会
雑誌
英学史研究 (ISSN:03869490)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.24, pp.43-54, 1991

When G. F. Verbeck came over to Nagasaki in 1859, Junjiro Hosokawa had returned home after four years' study at Nagasaki from 1854 through 1857.<BR>But Hosokawa is sometimes reported to have been taught by Verbeck. I don't think that Hosokawa was a regular student of Verbeck at Nagasaki, but according to my investigation they may have got acquainted with each other introduced by Junsetsu Kasado in 1865, when Hosokawa visited Nagasaki for a short time.<BR>Junsetsu Kasado was a herb doctor with whom Hosokawa had been boarding during his study period, and he was in good terms with Verbeck and other missionaries through books written in Chinese and was supposed to have taught Japanese to them.<BR>In 1869 Verbeck went up to Tokyo and was employed by the government. He taught at Kaiseigakko, predecessor of the present Tokyo University, and also worked at various Government offices translating foreign documents and giving advice to Japanese officers.<BR>Hosokawa and Verbeck were often in the same office. They translated and published books such as &ldquo;Kaiin Hitsudoku&rdquo; (Procedures of meetings), &ldquo;The Parliament of Germany&rdquo;, and &ldquo;Legal Maxims&rdquo;.<BR>When Hosokawa was a member of the committee for compiling the manuscript of constitution at Genro-in, Verbeck was also an advisor for the committee. They were co-workers in various important jobs of the government at the early Meiji period. But further investigation is to be expected as they did not make their diary or memoirs public.
著者
池辺 孝 西岡 孝芳 真弓 勝志 寺倉 政伸
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.84-87, 2011-01-25
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

症例は43歳,女性.激しい性行為の後,腹痛を自覚し近医を受診した.イレウスを疑われたため当科に紹介,救急搬送された.腹部造影CT検査で腸間膜の引きつれ像(radial distribution)を伴うイレウス像と小腸の虚血像を認め,小腸軸捻転症による絞扼性イレウスと診断した.発症後約11時間で緊急開腹手術を行った.Treitz靱帯より約2m肛門側の小腸が時計回りに180度捻転し,約80cmにわたり壊死を認めた.解剖学的異常,腫瘍,異常策状物等なかったため,原発性小腸軸捻転症と診断した.壊死小腸を切除し,端々吻合した.術後15日目に軽快退院した.<BR>成人における原発性小腸軸捻転症はまれで,腹部CT検査でのwhirl signが特徴的とされるが,自験例のように,whirl signを呈さない場合もあることを念頭に置き,早期診断,治療を行うことが重要であると考えられた.また,激しい性行為後の発症という点でも自験例はまれな例と考えられた.
著者
西岡 淑雄
出版者
日本英学史学会
雑誌
英学史研究 (ISSN:03869490)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.24, pp.43-54, 1991-10-01 (Released:2010-02-22)
参考文献数
18

When G. F. Verbeck came over to Nagasaki in 1859, Junjiro Hosokawa had returned home after four years' study at Nagasaki from 1854 through 1857.But Hosokawa is sometimes reported to have been taught by Verbeck. I don't think that Hosokawa was a regular student of Verbeck at Nagasaki, but according to my investigation they may have got acquainted with each other introduced by Junsetsu Kasado in 1865, when Hosokawa visited Nagasaki for a short time.Junsetsu Kasado was a herb doctor with whom Hosokawa had been boarding during his study period, and he was in good terms with Verbeck and other missionaries through books written in Chinese and was supposed to have taught Japanese to them.In 1869 Verbeck went up to Tokyo and was employed by the government. He taught at Kaiseigakko, predecessor of the present Tokyo University, and also worked at various Government offices translating foreign documents and giving advice to Japanese officers.Hosokawa and Verbeck were often in the same office. They translated and published books such as “Kaiin Hitsudoku” (Procedures of meetings), “The Parliament of Germany”, and “Legal Maxims”.When Hosokawa was a member of the committee for compiling the manuscript of constitution at Genro-in, Verbeck was also an advisor for the committee. They were co-workers in various important jobs of the government at the early Meiji period. But further investigation is to be expected as they did not make their diary or memoirs public.
著者
柏田 良樹 森田 益史 野中 源一郎 西岡 五夫
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.856-860, 1990-04-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
13
被引用文献数
11 15

A chemical examination of the polyphenolic constituents of the fern, Dicranopteris pedata HOUTT., has led to the isolation of eight new proanthocyanidins possessing a doubly-linked (A-type) unit, together with known flavan-3-ols and proanthocyanidins. On the basis of chemical and spectroscopic evidence, they are characterized as epiafzelechin-(4β→8, 2β→O→7)-eniafzelechin-(4α→8)-epiafzelechin(8), epicatechin-(4β→8, 2β→O→7)-epiafzelechin-(4α→8)-epiafzelechin(9), epiafzelechin-(4β→8, 2β→O→7)-epizfzelechin-(4α→8)-epicatechin(10), epiafzelechin-(4β→8, 2β→O→7)-epicatechin-(4α→8)-epicatechin (11), epicatechin-(4β→8, 2β→O→7)-epiafzelechin-(4α→8)-epicatechin (12), epicatechin-(4β→8, 2β→O→7)-epicatechin-(4α→8)-epiafzelechin (13), epicatechin-(4β→8, 2β→O→7)-epicatechin-(4α→8)-epigallocatechin (14) and epiafzelechin-(4β→8)epicatechin-(4β→8, 2β→O→β→7)-epicatechin-(4α→8)-epicatechin (15).
著者
西岡 笑子
出版者
一般社団法人日本衛生学会
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.178-184, 2018
被引用文献数
7

<p>In this paper, we describe the historical transition of sexuality education in Japan and the direction of sexuality education taken by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT). Reproductive health/rights, a key concept in sex education, is also discussed. In Japanese society, discussion on sexuality has long been considered taboo. After the Second World War, sexuality education in Japan began as "purity education." From 1960 until the early 1970s, physical aspects such as genital organs, function, secondary sexual characteristics, and gender differences were emphasized. Comprehensive education as a human being, including physiological, psychological, and social aspects, began to be adopted in the late 1970s. In 2002, it was criticized that teaching genital terms at primary schools and teaching about sexual intercourse and contraceptive methods at junior high schools were "overdue guidance" and "extreme contents." Sexuality education in schools has become a problem and has stagnated for about 10 years. Currently, schools teach sexuality education that does not deviate from the MEXT course guidelines. The direction of MEXT regarding sexuality education should be examined from the basic position that sexual activity by children is inappropriate. Reproductive health/rights apply the concept of human rights to sexuality and reproduction. Reproductive health/rights are key concepts that support sex education and women's health.</p>
著者
平内 勝男 速水 栄治 西岡 正泰
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.364-366, 1995-12-05 (Released:2017-02-10)
参考文献数
1

「気柱の共鳴による音さの振動数の測定」における学生物理実験では,従来,実験班によってその測定値に,かなりのバラツキがあった。そこで,前回実験装置の改良を行い,音さの振動数測定値のバラツキは,かなり減少した。今回,さらに引き続いて実験装置の改良を行った。気柱共鳴管内の水位の位置を正確に捉えるために,コック付送気球を用いて水面レベルの微調整ができるように,実験装置の工夫・改良を行った。その結果,この装置を用いた学生物理実験における音さの振動数測定値のバラツキは,さらに小さくなり,実験結果の精度が高まった.さらに,学生の感想によると,この装置の採用により,簡単に共鳴点が見つけられるなど,実験がしやすくなったことがわかった。