著者
赤木 宣道
出版者
一般社団法人日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.62, no.7, pp.227-232, 2014-07-05

RNP AR APCH(以下,RNP AR進入)は,2011年1月の羽田および大館能代空港での方式公示から始まり,2014年3月の時点で国内の11空港に19方式が展開されている.日本航空(以下,JAL)では,2012年5月からB737-800におけるRNP AR進入の運用を開始して現在に至っている.約2年の運用実績において,JALが乗り入れている一部の空港では高い実施率で推移していることから,RNP AR進入は日常運航における進入の一つとして定着してきていると考えられる.本解説では,日本国内におけるRNP AR進入の導入の経緯およびJALでの導入(導入に至る経緯および導入時のプロセス)について紹介するとともに,実績を基に想定された導入効果が得られているかどうか考察する.また,乗員からの報告の収集により確認された懸案事項等についても併せて考察する.
著者
新垣 裕子 高橋 圭二 赤木 友香 村野 多可子
出版者
千葉県畜産総合研究センター
雑誌
千葉県畜産総合研究センター研究報告 (ISSN:13469746)
巻号頁・発行日
no.12, pp.23-29, 2012-11

捕獲されたイノシシの肉の有効利用を促進する目的で、季節別、体重別(生育ステージ別)に肉質調査や肉の加工利用の検討を行った。季節別の比較では、冬捕獲の肉が水分含量、圧搾肉汁率、筋肉内脂肪含量が高い値を示した(p

1 0 0 0 OA 常用曲線

著者
赤木周行 抄訳
出版者
辻謙之介等
巻号頁・発行日
1882
著者
富樫泰斗 北嶋克寛 赤木康宏 近藤聡
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.117-119, 2012-03-06

現在,本研究室で考案されたGFFDという空間変形手法により,3方向から撮影した顔写真を用いて,容易に個人の3次元顔形状モデルを作成することが可能となっている.それらのモデルは,眼鏡のフィッティングや発話シミュレーションの際に用いられている.しかし多くの人間には,写実的な顔そのものではなく,例えばシミやそばかすを消すなど,自分の顔をより魅力的に見せたいという欲求がある.そこで本研究では,顔形状やテクスチャを修正することによって3次元顔形状モデルの魅力化を行う.また,複数の被験者に,魅力的な顔となるようにモデルを修正してもらい,その実験によって得られたデータから,人間が魅力的だと感じる要素の分析を行う.
著者
赤木 正人 水町 光徳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.97, no.178, pp.1-8, 1997-07-18
被引用文献数
3

本報告では、マイクロホン対を用いて時間・周波数が局在した雑音を推定し、推定した雑音を引きさることによって信号音を浮かび上がらせる手法を提案する。これと同様の考え方を基にした方法としてGrifiths-Jim型のビームフォーマがあるが、適応フィルタの収束が遅いため、到来方向が変化する雑音とか突発的な雑音には対処できない。また、雑音と信号音は無相関であることを仮定しているため、残響などで相関が存在すれば、信号音が歪むなどの問題がある。一方本手法は、雑音をモデル化しできる限り解析的に抽出することによって、この問題を回避し、雑音を取り去っている。主マイクロホン2本と補助マイクロホン1本を用いた場合の性能評価の結果、合成波形を用いたシミュレーションの場合SN比が10〜20dB向上し、実環境では雑音が含まれない信号音との対数スペクトル距離が約5dB減少した。
著者
荒川 正晴 町田 隆吉 松井 太 舩田 善之 荒川 慎太郎 佐藤 貴保 坂尻 彰宏 赤木 崇敏 高橋 照彦 武内 紹人
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

各班における資料調査の成果にもとづき、シルクロード東部地域の民族や文化の交流および政治・社会・経済などの具体的な姿を、各分担者の研究領域から明確にするとともに、「出土史料学」の基盤作りを行った。すなわち当該地域より出土した各文字資料の分類とそれぞれの性格と機能を検討し、このうち公文書については、各文書群の間で相互比較することを通じて、唐~宋~元にいたる公文書の長期間にわたる通時的な展開と、周辺国家・地域への公文書の空間的な波及と受容のあり様を明らかにした。研究成果は、既に国際ワークショップを開催して公表し、今はその成果をまとめた本を準備中である。
著者
佐藤 隆夫 赤木 章信 繁桝 博昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理
巻号頁・発行日
vol.98, no.276, pp.23-30, 1998-09-18
被引用文献数
3

視覚は人間のコミュニケーションにとって時に言語以上に重要な意味を持つ, 視線の知覚は, 相手が正対している時には驚くほど高い精度を持っているが, 顔が回転し, 「流し目」になると視線の移動量の過大視が起こり, 受け手から見ると視線が行き過ぎてしまう.この「頭部回転効果」は従来, 眼の偏移そのものの知覚の誤差であると考えられてきたが, 原理的には, 眼の偏移の他に, 頭部回転量の過小視も原因となりうる.こうした仮説のもとに, いくつかの実験を行い, 頭部回転の過小評価が頭部回転効果に大きく影響していることが明らかになった.
著者
赤木 昭三
出版者
大阪大学フランス語フランス文学会
雑誌
Gallia (ISSN:03874486)
巻号頁・発行日
no.10, pp.3-26, 1971-08-10
著者
赤木 彌生 今井 新悟
出版者
山口大学大学教育機構
雑誌
大学教育 (ISSN:13494163)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.46-52, 2011-03
被引用文献数
1

J-CAT 日本語テストは、インターネットで世界中だれでもどこからでもいつでも受験できる日本語テストであることから、渡日前受験として世界規模で利用されつつある。しかし、受験者の中には、まだインターネットでのテストに不慣れな受験者もいることから、J-CATを体験できるJ-CATmini日本語テストをネット体験版としてアップロードし、いつでも体験できるツールにした。この体験版を活用することによって、受験者のコンピュータ受験に対する不安も解消することができ、J-CAT 日本語テストがより受験しやすくなったと考える。
著者
藤原 郁也 能見 伸八郎 内藤 和世 牧野 弘之 戸田 省吾 中路 啓介 大森 吉弘 岡 隆宏 松田 哲朗 赤木 重典
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科医学会雑誌 (ISSN:03869776)
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, pp.1451-1458, 1992-06-25 (Released:2009-03-31)
参考文献数
37
被引用文献数
1 9

最近9年間に著者らが経験したマムシ咬傷58例の治療について検討した.患者はマムシ咬傷後早期に来院する例が多く,初診の段階では軽症と診断されることが多い.しかし重症例では受傷後3日前後に腫脹の増強,眼症状の出現がみられ臨床検査ではCPK, GOT, GPT, AMLがピークとなり,多くは2週間以内に軽快した.初診時に重傷度を判断することは困難であった.治療は抗血清使用にて5例,非使用にて53例を治療したがそれぞれに1例ずつ重症化症例がみられた.重症例でも抗血清を使用せず治癒し,副作用を考慮すると,抗血清は必ずしも必要とはいえず,厳重な経過観察,全身管理こそが重要であると思われた.
著者
松岡 宏明 泉谷 淑夫 赤木 里香子 大橋 功 萱 のり子 新関 伸也 藤田 雅也 大嶋 彰
出版者
大阪総合保育大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

図画工作科・美術科における鑑賞学習指導には、その目標設定と評価の在り方に課題があることを全国調査により突き止めた。そこで、鑑賞学習ルーブリック(コモンルーブリックと題材ルーブリック)を作成し、現場教員に実践をしてもらいながら共同研究を重ね、全国3箇所で活用実践報告会を開催した。また、同時に『鑑賞学習ルーブリック&ガイド』5000部を完成させ、学会や研究会などを通して全国の実践者に届けた。さらにその成果と課題を学会誌に研究論文として発表するとともに、学会の口頭発表を4回に渡って行った。
著者
齋藤 毅 後藤 真孝 鵜木 祐史 赤木 正人
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.12, pp.25-32, 2008-02-08
被引用文献数
7

本稿では,歌詞の朗読音声(話声)を歌声に変換する歌声合成システムSingBySpeakingについて述べる.このシステムは,音声分析合成系STRAIGHTによる分析/合成処理過程において,基本周波数(F0),スペクトル,音韻長を制御するモデルによって歌声特有の音響特徴を操作することで話声を歌声に変換する.F0 制御モデルは,楽譜情報から得られるメロディの遷移の概形に対して,4種類の動的変動成分(オーバーシュート,ヴィブラート,プレパレーション,微細変動)を付与することで歌声のF0変化パターンを生成する.スペクトル制御モデルは,話声のスペクトルに対して,歌唱ホルマントとヴィブラートに同期したホルマントの振幅変調を付与することで歌声のスペクトル形状を生成する.音韻長制御モデルは,楽曲のテンポに基づいて,話声中の各音韻長を歌声の音韻長に伸長する.システムで合成された音声を聴取実験によって評価した結果,各種音響特徴を制御することで話声から歌声に変換され,すべての特徴を制御した合成音の音質は原音声と同程度であることを示した.This paper describes a novel singing voice synthesis system SingBySpeaking that can synthesize a singing voice, given a speaking voice reading the lyrics of a song and its musical score. The system is based on the speech manipulation system STRAIGHT and comprises three models controlling three acoustic features unique to singing voices: the fundamental frequency (F0), phoneme duration, and spectrum. Given the musical score and its tempo, the F0 control model generates the F0 contour of the singing voice by controlling four types of F0 fluctuations: overshoot, vibrato, preparation, and fine fluctuation. The duration control model lengthens the duration of each phoneme in the speaking voice by considering the duration of its musical note. The spectral control model converts the spectral envelope of the speaking voice into that of the singing voice by controlling both the singing formant and the amplitude modulation of formants in synchronization with vibrato. Experimental results show that the proposed system can convert speaking voices into singing voices whose naturalness is almost the same as actual singing voices.