著者
野村平爾著
出版者
学習の友社
巻号頁・発行日
1978
著者
吉藤 和久 今泉 俊雄 宮田 圭 外山 賢太郎 野村 達史
出版者
日本脊髄外科学会
雑誌
脊髄外科 (ISSN:09146024)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.203-208, 2004 (Released:2006-10-30)
参考文献数
18

Superficial siderosis (SS) of the central nervous system (CNS) is characterized by the deposition of hemosiderin on the surface of the CNS due to chronic and recurrent subarachnoid hemorrhage. This results in irreversible neurological deficits. We present a case of SS associated with an idiopathic meningeal cyst, dural ectasia, and scalloping of the vertebral bodies. A 51-year-old male presented with drowsiness and bloody cerebrospinal fluid. His medical records revealed perceptive hearing impairment that had developed in his early teens; generalized motor weakness, hypesthesia, and ataxia which had progressed over 10 years; and frequent episodes of transient disturbance of consciousness (drowsiness) since the age of 46. MRI revealed atrophy of the cerebellum, the brain stem, and the spinal cord with low signal intensity on their surfaces. This low signal intensity, indicating the deposition of hemosiderin, was more detectable by gradient echo T2*-weighted MRI than by other MRI conditions. A meningeal cyst at the level of Th1-2 and dural ectasia with scalloping of the C2-Th3 vertebral bodies were also revealed. It was considered that either of these two conditions could have led to the bleeding, because no other lesions were exposed. We did not continue with follow-up treatment, because he was bedridden and it was considered that no treatment would be effective in reversing his condition.

1 0 0 0 学術

著者
矢島祐利 野村兼太郎編
出版者
原書房
巻号頁・発行日
1979
著者
豊島 義博 野村 義明 安田 登
出版者
日本接着歯学会
雑誌
接着歯学 (ISSN:09131655)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.134-142, 1995

1994年1月から1995年4月まで東京都内3ヵ所の診療施設で脱落を主訴として来院した患者の脱落歯の観察調査を行った。調査歯数342件について脱落物の分類を行い、そのうち289歯について統計的な分析を行った。調査歯の61.6%に2次齲蝕が生じていた。2次齲蝕を生じると思われた要因をそれぞれ2×2表にまとめカイ二乗検定をおこなった。その結果カリエスアクティビティ、セメント、処置医院、歯髄の有無、脱落物の種類に相関が認められた。このうちカリエスアクティビティは、脱落歯以外の齲蝕歯の有無をもって判定した。従来鋳造修復歯に生じる2次齲蝕は、修復物の不適合などが原因と言われていたが、本調査によりカリエスアクティビティとセメントが大きな病因であると考えられた。今後はセメントのもつどのような機能が齲蝕と相関するか、検討する必要がある。
著者
山西 浩規 武部 恭一 田中 宏一 野村 一太 福原 良太 斉藤 洋輔 武政 誠一
出版者
社団法人 日本理学療法士協会近畿ブロック
雑誌
近畿理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.57, 2007

【はじめに】骨化性筋炎とは筋挫傷に伴い、時に不適切な治療が原因で筋肉内に骨形成が起こり、局所の腫脹、自発痛、運動制限がみられる疾患である。今回、サッカー練習中に受傷した症例に対し競技復帰のために、疼痛の緩解と可動性の拡大を目的とした理学療法(以下PT)を行ったので報告する。【症例紹介】14歳男性。サッカー練習中に右大腿部を強打し受傷、その後接骨院で治療を受けていたが、1ヶ月経過しても疼痛が軽減せず、当院を受診した。X-P像の結果、右大腿部前面に異所性骨化が認められ、骨化性筋炎と診断した。本人及び家族の競技復帰への希望が強く、当日より当院にてPT(5回/週)を開始した。初診時、関節可動域(以下ROM)膝屈曲は自動で110°、他動で115°で大腿部前面に疼痛が認められた。膝伸展は他動0°であったが、extention lagが40°認められた。その他の関節には制限はなかった。徒手筋力検査(以下MMT)は右股関節屈曲、外転、膝関節屈曲が4レベル、伸展は2+レベルで疼痛があり、SLRも不可であった。また、歩行時に疼痛性跛行が認められたが、独歩可能であった。しかし、階段降段時に右大腿部の疼痛が強く一足一段では不可であった。大腿周径は特に左右差は認められなかった。PTプログラムは、疼痛の緩和を目的に温熱療法と超音波などの物理療法、関節ファシリテーション(以下SJF)、ROM運動や筋力増強運動を行った。骨化性筋炎では、過度な抵抗運動や他動運動では、筋に対してストレスがかかり、再出血が生じ、骨形成につながる可能性があるため、ROM運動や筋力増強運動時は疼痛自制内で自動運動のみ実施した。また、全身バランスの調整を目的にバランスボードを行った。また、完治するまで、サッカーの練習は中止とした。PT実施1週目で、ROMが自動で膝屈曲115°、膝伸展‐20°、SLR30°まで改善し、5週目で、ROMは膝屈曲150°、膝伸展0°、SLR90°、MMTも5レベルとなり、疼痛も軽減され階段降段も一足一段で可能となった。約8週目でジョギング許可、9週目よりボールを用いた練習を取り入れ、11週目で競技復帰も許可し、試合に出場可能となった。X-P像では骨化像の消失、増大傾向は見られなかった。【考察】今回の症例は物理療法やSJFを用いて疼痛を抑制し、疼痛自制内でPTを行うことで、疼痛の緩解、筋の伸張性が向上した。その結果、ROM改善につながったと考えられる。しかし、本症例は異所性骨化が残存していることから、サッカー復帰後も、クラブの指導者などと連携して経過の観察が必要だと考える。
著者
渡邊 徹 野村 行雄
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.329-361, 1936
被引用文献数
2

As the thyroid gland, as any other endocrine organs, is responsible for the mental as well as the bodily development, it has, been advocated by E. Kretschmer, G. Eward, W. Jaensch, M. R. Berman, O. Klieneberger and other psychologists and characteologists that the thyroidhas a great effect upon the human character. Above all, Berman insisted in his <I>The Glands Regulating Personality</I> upon that the thyroid internal secretion has a very definite controlling relation to intelligence and the complexity of the convolutions of the brain, and that when the chemical reactions which depend upon the thyroid go faster, more oxygen and food materials are burned up or oxidized, more energy is liberated, the metabolic wheel rotates More quickly, the individual senses, feels, thinks and acts more quickly. But his theory is imaginative and speculative, lacks the exact psychological experimental ground.<BR>We began this study for the purpose of detecting the effect of the thyroid gland upon the behavi6ur and learningabilityof animals. For this purpose, we used 32 albino rats and 12 mice and we sorted them into pairs of the same breeding according to their age, sex and weight?\one group for experimental and the other for control animals. To ah experilnental albino rat, we administered the desiccated thyroid gland every day successively 0.005 gm. per 100gm. of its bodily weight and to an experimental mouse 0.0006gm. for some days. Then after about ten days, we experimented on the albino rats by the Obstruction Method, the Maze Learning Method, the Choice Box Method and on the mice by the Revolving Wheel Method. The results of the observations and experiments are as follows:<BR>1) The behaviour of the hyperthyroid rats was more stimulating, more smart ahd more active than that of control rats.<BR>2) The former crossed over the water funk in the obstruction box sooner than the latter. See Fig. 6 in the Japanese Text, pp.344 & 345)<BR>3) In the maze learning, the former eliminated the blinds more readily and reached to the goal sooner than the latter. (See Fig. 8 and Fig 9 in the Japanese Text, pp. 350-1 and 353)<BR>4) The hyperthyroid mice revolved the wheel in the revolving wheel cage more than 10,000 times in six hours in the first trial day in spite of the fact that the control revolved only a few hundred times. But the former hardly improved in revolving the wheel by learning, while the latter revolved more and more times till they surpassed the former in revolving times by above 2,000 times after one week's learning. (See Fig. 12 in the Japanese Text p.359)<BR>5) The above mentioned changes in the behaviour and learning ability of the hyperthyroid animals seemed to appear from five to ten days after the beginning of administrating the desiccated thyroid gland.<BR>6) When we discontinued to administer the desiccated thyroid gland, the animal became less active and less stimulating. We could not make clear whether the improved learning ability would change afterwards again or not.<BR>7) We could not know how these changes happened. In order to find out: whether these changes came from the hunger of the hyperthyroid animals, we tried an experiment, but could not get to any conclusion.
著者
伊藤 次郎 岡安 崇史 野村 浩一 安武 大輔 岩尾 忠重 尾崎 行生 井上 英二 平井 康丸 光岡 宗司
出版者
農業情報学会
雑誌
農業情報研究 (ISSN:09169482)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.13-23, 2021
被引用文献数
2

<p>植物の育種や栽培管理技術の高度化には,植物の成長や環境応答性を定量的に計測し,評価するための技術が求められる.最近では,ICTの目覚ましい発展を背景に,植物の生育特性の計測を高速に行えるフェノタイピング技術の開発研究が盛んに行われている.本研究では,廉価なIoTデバイスに加えて,オープンソースとして提供されている画像処理・解析ライブラリなどを用いることにより,植物の生育情報を自動計測可能な植物フェノタイピングロボットを開発した.本ロボットは,水耕栽培ベッド両側に配置したレール上を走行する構造で,ARマーカを用いてロボットの走行制御と位置認識を行うことにより,植物の生育画像をスケジュールに合わせて自動計測する機能を有している.ホウレンソウを対象に,幼苗定植直後から収穫までの生育画像を毎日4時間毎にロボットに搭載されたRGB-Dカメラで撮影する試験を行い,植物フェノタイピングロボットとしての性能を評価した.その結果,開発したロボットの位置制御性能は3 mm程度であることがわかった.本ロボットを用いて,栽培ベッド全体の画像および深度情報の自動計測を行い,成長予測や生育不良検知などへの応用に対する可能性を示した.</p>
著者
宇根 ユミ 野村 靖夫
出版者
麻布大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

1)「ヒョウモントカゲモドキ由来のクリプトスポリジウムのヘビへの感染性と病原性」第137回日本獣医学会(日本大学・神奈川)申請者はヒョウモントカゲモドキ(LG)由来のクリプトスポリジウム(Cr)の宿主域とその病原性を確認するためヘビへの感染実験を行った。先の報告と同様にLG由来C.saurophilumを接種したLGの腸内容および糞便をナミヘビ科レッドコーンスネーク(Elaphe guttata guttata.CS)幼体3匹、アオダイショウ成体2匹、ボア科ボールパイソン(Python regius.BP)幼体3匹、キューバボア(Epicrates angulifer)若齢1匹計9匹に経口接種し、一部を除き各4,6,9週後(PIW)に剖検、病理学的に検索した。なお、CSとBP各1匹を無処置対照群として実験開始前に剖検した。結果、CSのみで感染が成立した。臨床症状は見られなかったが、原虫は小腸に感染し、経過とともにその数は増加した。PIW4では原虫は食道にもみられた。組織学的に粘膜上皮の過形成、絨毛の萎縮、リンパ・プラズマ細胞性炎症や腸上皮の弧在性壊死が観察され、経過とともに緩慢に進行していた。これらの病変はLGと同質であったが、Crの増殖はLGより高度で、炎症反応は軽度であった。牛のC.parvumを除けば、一般的にCrは宿主特異性が強く、種を超えて感染しないとされているが、今回、国内で分離されたLG由来Crは、トカゲ類に留まらず一部のヘビにも感染性と病原性を示した。今回感染が成立したCSはナミヘビ科のヘビで、在来種のほとんどがこの科に属していることから、広宿主域を持つCrによる飼育下爬虫類の損失と在来種への影響が懸念される病原体と考える。2)「爬虫類におけるCryptosporidiumの保有状況」第37回日本原生動物学会(山口大学・山口)3)「誌上剖検・外科病理シリーズ トカゲのデルマトフィルス症」小動物臨床(23(6):396-398,2004)4)第3回爬虫類と両生類の臨床と病理のための研究会ワークショップ「トカゲ」を2004年10月30日に麻布大学で開催し、本研究室から口頭1題(トカゲのウイルス)、ポスター6題(ヒガシウォータードラゴン(Physignathus lesueuri)の心筋症の2例 グリーンイグアナの全身性細菌性肉芽腫性炎の1例 マラカイトハリトカゲの真菌症Nannizziopsis vriesii(anamorph : Chrysosporium sp.)トカゲ類にみられたDermatophilosisツリーモニターのヘルペスウイルス感染症、フトアゴヒゲトカゲPogona vitticepsの胃原発カルチノイドの2例)を発表した。また、ワークショップで使用するテキストの作成も行った。
著者
府川 和永 伊藤 義彦 三崎 則幸 野村 聡子
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.71, no.4, pp.307-315, 1975 (Released:2007-03-29)
参考文献数
10
被引用文献数
5 2

静脈注射剤投与による血栓性静脈炎の発生予測を行うための試験法を考案し,その病態モデルについて2,3の検討を加えた.実験はウサギ耳介後静脈を用い,血栓性静脈炎発生方法として,検体を単に静脈注射する方法(静注法),血管局所に検体を一定時間貯溜させる方法(貯溜法)の2法について検討した.その結果,静注法では,血栓性静脈炎の発生は認められたが,その発生率は低く,検出率を高めるためには実験例数の増大や大量投与の必要があり,被験薬によっては中毒量に至るような不都合が生ずるため試験法として適さないと考えられた.貯溜法では,少量(0.05ml)の検体を毎日3分間血血局所に貯溜させることY:.より,高率に血栓牲静脈炎の発生がみられ,その病像は組織学的にも静脈注射後のヒト血栓性静脈炎像に酷似することを確認した.また,この方法を用いた数種の薬剤の血栓発生率や炎症強度は臨床統計資料と相関関係を示すことが認められた.さらに,貯溜法において短時間内に反復処置することにより血栓発生率が増大し,その効果は静注法における検体容量効果と相関関係を示すことを見い出した.このことにより,一定容量の検体を処置する貯溜法によっても,臨床上注射容量の異なる検体の発生頻度予想を可能とした.なお,これらの血栓性静脈炎の発生において,血栓は注射針挿入により損傷をうけた血管内壁と刺激性検体の接触が,炎症症状の発現には血管壁およびその周囲組織への刺激性検体の拡散がそれぞれ主要因となることを考察した.したがって,この貯溜法は静脈用注射剤の血栓性静脈炎試験法として適しており,この方法によって臨床上わずか0.04%程度の発生をも予測しうることを見い出した.
著者
土田 健次郎 丸谷 晃一 沢井 啓一 黒住 真 野村 真紀 遠山 敦
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1997

伊藤仁斎の全集はその盛名にもかかわらず一度も刊行されたことはなかった。本研究はその全集作成の基礎作業を企図したものである。本研究ではまず資料の調査と収集から着手し、天理図書館の古義堂文庫所蔵の仁斎自身の諸稿本、定評のある林景范筆写本(林本)の焼き付けをはじめとする多数の基礎資料を入手した。また仁斎の刊本には東涯の手が入っていると言われ、仁斎研究は同時に東涯の資料の調査を必須とするが、東涯の基本資料の収集も精力的に行った。本研究では、収集した資料をもとに、まず仁斎全集の基礎作業として、『論語古義』の一部の訳注と、『中庸発揮』の諸稿本の対校表を作成した。また従来の研究においては仁斎の五経観はその四書観に比して明らかに手薄であったが、この方面の成果として、仁斎の『易経』観と『春秋』観についての論文二篇を作成した。さらに仁斎の思想分析に関する論文二篇、日本近世思想史上の重要なテーマである仁斎から荻生徂徠への展開に関する論考二篇も発表した。これらは全て報告書に登載してある。本研究では収集した資料をもとに仁斎の代表作の最良のテキストのデータベース化にも取り組んだ。そのうち『論語古義』、『孟子古義』、『大学定本』、『中庸発揮』、『童子問』、『語孟字義』、『古学先生文集』、『古学先生詩集』はほぼ完成し、『仁斎日札』、『古学先生和歌集』についても2001年中にできあがる予定である。報告書にはそのサンプルを載せた。また仁斎・東涯、古義堂に関する研究文献目録のデータベースも作成し、試行版をインターネットに流した。これは統一方針のもとに新たにキーワードを採集しなおしたものであって、質量ともに従来のものをこえ、さらに作業を継続中である。報告書にはそのデータのプリントアウトしたものを載せた。
著者
高橋 義浩 小西 公巳 岡田 仙三 井上 慶三 野村 皓夫 上羽 捷之
出版者
近畿産科婦人科学会
雑誌
産婦人科の進歩 (ISSN:03708446)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.42-48, 1972-01-01 (Released:2011-10-11)
参考文献数
11

免疫学的妊娠反応は産婦人科臨床に日常広く使われているが, 最近HAIRについでlatex粒子にHCG, または抗HCG(γ-グロブリン)をcoatingしたLAIR, LARのスライドテストが, その判定迅速性にすぐれ, 臨床応用されるようになった.われわれは, これらの市販免疫学的妊娠反応の正診率について比較, 検討を加えた.また絨毛性腫瘍の診断, 予後判定に高濃度および低濃度HCGの定量的測定が必要であるが, それぞれの目的にHAIRを用いたmicrotitration法およびvisking tubeによるサンプルの減圧濃縮法を行なったので, その臨床成績について報告した.
著者
王 穎楠 野村 理恵 森 傑
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.1015-1020, 2012
被引用文献数
1

2005年10月の中国共産党16期5中全会で採択された第11次5ヶ年計画(2006~2010年)において、「社会主義新農村建設」(以下、「新農村建設」)という政策が重要な歴史的任務と位置付けられ、中国の都市と農村間の経済格差解消に関わる一連の政策措置が提出された。これらは、農業の近代化、農民の収入増を目指すとともに、集落の生活環境の総合整備事業も具体的に位置づけられている。新たな小都市の建設や、集落移転も導入されており、中国各地で大規模な農村集落の整備事業が起こっている。本研究は、2005年より「社会主義新農村建設」政策のもと全国各地で大規模な農村集落の再整備が相次いでいる中国において、整備中の「尚庄新村」を事例として、現行の新農村建設の政策と具体的な実践のモデルを解明し、「新農村建設」における集落再整備の手法と特徴を明らかにすることを目的とする。
著者
庭本 崇史 江村 正仁 中村 敬哉 林 孝徳 小林 祐介 五十嵐 修太 野村 奈都子 太田 登博 吉岡 秀敏 西川 圭美
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.6, pp.1020-1025, 2016-06-10 (Released:2017-06-10)
参考文献数
10

約3年前に成人発症Still病(adult onset Still’s disease:AOSD)と診断された65歳の女性.23価肺炎球菌ワクチンを接種後に血球貪食症候群を併発した.ステロイド増量とガンマグロブリンの投与にて病勢の改善を得た.しかし,二次感染予防目的のST合剤の開始翌日から関節痛が増悪し,AOSDの再増悪を疑いシクロスポリンを投与した.その後,良好な経過を辿った.AOSDのコントロール不良例では,免疫抑制薬の併用が有用であると考えた.
著者
野村 和博
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.226, pp.63-69, 2008-08

未収金の回収や発生予防に向けた取り組みが活発化している。債権回収会社や法律事務所など、第三者に回収を委託する動きが広がっているほか、マニュアルを作成して対応する病院も増えている。今秋からは保険者徴収が始まる見込みで、未収金対策のメニューは広がりつつある。取材・文◎野村 和博 「食い逃げなら警察が動いてくれるのに、医療費不払いは全部病院の責任。