著者
野村 景至
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン = Nikkei personal computing (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.736, pp.87-92, 2015-12-28

大容量のSDカードを利用/見るにはタブレットが便利/写真に特化したストレージも/簡単操作が特徴の「おもいでばこ」/画質次第で容量無制限も選べる「Googleフォト」/「Chromecast」でテレビに映し出せる
著者
平岡 英一 野村 明 島崎 琴子 三島 弘幸
出版者
学校法人高知学園 高知学園短期大学
雑誌
高知学園短期大学紀要 (ISSN:03894088)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.57-67, 2008 (Released:2021-05-07)

This study was carried out to detect umami substances (IMP: inosine monophosphate, MSG: monosodium glutamine, GMP: guanosine monophosphate) in ramen noodle soup-broth sold in restaurants and retail supermarkets in Kochi Prefecture, Japan. In particular, our study examined the connection between IMP and prefered salt levels found in blind taste test conducted by Kochi Gakuen College nutrition students. According to the analysis from our samples, the average level of IMP found in restaurant ramen soup-broth was 0.42μM/ml IMP and 0.82μM/ml in commercially sold soup-broth. However, students chose a level of 5.3μM/ml IMP as the most delicious. In both restaurant and commercial soup-broth, IMP levels varied greatly; however, the level of salt present varied slightly, the average restaurant soup-broth was 1.57% and 1.6% in commercial soup-broth. The students, however, chose a salt level of 1.1% as the most desirable from a taste standpoint. In this case, there was little difference between the students' preferences and what is commonly available in restaurants and supermarkets. Finally, based on the findings, we tried to make the most delicious ramen soup-broth by adjusting the levels of salt and IMP in supermarket soup-broth to 1% and 1.57μM/ml, respectively.
著者
野村 亮太郎
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.57, no.8, pp.537-548, 1984-08-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
13

篠山川は,兵庫県東部に位置し,篠山盆地を貫流して,西方に流れ,加古川と合流する.その途次,盆地内で3段,盆地西方で1段の河岸段丘を形成する.盆地内の段丘を上位から,川代面,大山面,宮田面とし,盆地西方の段丘を阿草面とした.このうち,川代面と大山面の一部区間は,盆地中央に向かって高度を下げ,現在の篠山川の流下方向に対して逆傾斜している.また,盆地北部に広く分布するチャートが盆地西端の川代礫層に含まれず,さらに,川代礫層のインプリケーションは現在の篠山川と異なった方向を示し,大山礫層の礫径も東部に向かって小さくなる傾向がある.これらのことから,川代礫層,大山礫層を堆積したころ,篠山盆地の排水は現在の篠山川を通じては行なわれず,武庫川によって行なわれていたと考えられる.この排水路が河川争奪によって変更され,篠山川は加古川へ流出することとなった. 河川争奪の原因は,盆地南部の流紋岩よりなる山地の山麓部に広がる麓屑面堆積物の一部が盆地出口の河床に押し出した結果,河床が上昇したことによると推定される.このため,盆地内は湛水し,西方にあった分水界の低位置から浴流し,新しい排水路ができ,それが恒常化して,現在の篠山川が生れたと考えられる.河川争奪がおきたのは,大山礫層中にみられる姶良Tn火山灰および14C年代からみて,約2万年前以降と考えられる.

1 0 0 0 護謨と椰子

著者
野村徳七著
出版者
野村徳七
巻号頁・発行日
1916
著者
大谷 弘 古田 徹也 一ノ瀬 正樹 片山 文雄 石川 敬史 乘立 雄輝 青木 裕子 佐藤 空 野村 智清
出版者
東京女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2020-04-01

現代のように多様な価値観や情報が溢れる時代においては、我々の実践的文脈を離れた理性の明証性に訴えるような(通俗的な)個人主義的啓蒙思想は説得力を欠く。個人主義的啓蒙思想の理念に訴えるのでもなく、また権威に盲従するのでもなく、我々の実践に根差した形で思考し行為することの意義を徹底的に考える哲学としての常識哲学は、今日ますますその重要性を高めている。本研究の目的は、これまで十分に検討されてこなかったこの常識哲学の展開を哲学と思想史の両面から明らかにし、その洞察と限界を見極めるとともに、それを通して現代の我々が様々な問題について思考する際に常識の果たすべき役割を明らかにすることである。
著者
野村 泰伸
出版者
一般社団法人 日本生体医工学会
雑誌
BME (ISSN:09137556)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.56-65, 1997-01-10 (Released:2011-09-21)
参考文献数
29
著者
礒田 正美 野村 剛 柳橋 輝広 岸本 忠之
出版者
公益社団法人日本数学教育学会
雑誌
日本数学教育学会誌 (ISSN:0021471X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.2-12, 1997-01-01
参考文献数
40
被引用文献数
1

本研究は,数学的コミニュケーション力育成という今日的教育目標に対して,一斉指導の場面で二人教師が対立意見を闘わす討論を常設したティームティーチングの新たな方法を導入することで,生徒がいかに二人教師の討論に関係を持ち,授業への参画の仕方を変化させていったかを1年にわたり記録し,分析したものである.,生徒は,教師の討論に耳を傾けることにはじまり,自然に討論に口を挟むようになり,やがて,自由に意見を言うようになった.,そして,生徒が自ら教師の討論を代弁し,さらには生徒どうしが自ら討論を起こすようになっていった.,その分析から,教師が討論の見本を示せば,生徒も漸次討論に加わるようになり,やがて自ら討論できるようになること,自ら討論に加わることにこそ価値を認めた数学の授業観が生徒に育つことが確認された.,そして,適切な見本を示し,生徒の討論への参画の仕方が漸次進化するように年間指導計画を構成し,日々の学習指導を工夫すればすれば,討論は指導可能であることが示唆された.,
著者
野村 紀匡
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.199, 2021-05-01 (Released:2021-05-01)

2021年5月号は「研究者情報基盤とその利活用」と題してお届けします。研究者情報基盤の重要な要素として研究者識別子があります。2009年3月にサイエンス誌は“Are You Ready to Become a Number?”という記事を公開しました1)。ここでいう“a Number”は各研究者に付与される識別子のことを指します。同記事は,全研究者が識別子を持てば文献データベースにおける著者名名寄せの手間が大幅に削減される等,様々なメリットがあると述べました。一方で同記事は,「Thomson Reuters社(現Clarivate社)が提供するResearcherIDをはじめ,研究者識別子に関するイニシアチブが複数存在するが,これらを統一すべきか,するとしたら誰がすべきか」という課題があることも指摘しました。2010年,この課題を解決する中立的なサービスの提供を目指して,ORCID, Inc.が発足しました。それから10年が経った2021年,研究者がORCIDで識別子(ORCID iD)を取得し,論文投稿時にORCID iDを入力することは当たり前のこととなりました。ORCIDは職歴や研究業績を登録・公開するサービスを提供すると同時に研究者情報基盤として,researchmap等の研究者総覧データベースや,各研究機関の学術情報システムと連携しています。各研究機関の学術情報システムは研究者の氏名等の基本情報や職歴,研究業績はもとより,産業財産権や競争的資金獲得実績等,様々な情報を必要とします。蓄積する情報の一部は,各機関の研究者総覧として公開され,外部から研究者を探す際に使用されます。また研究者情報は部局別業績分析等の内部分析や,外部向け報告書作成の際にも参照されます。さて,各研究者は各サービスや所属機関システム上の職歴や研究業績情報を最新の状態に保つ必要があります。ORCIDやresearchmapに入力する項目と所属機関システムに入力する項目は,重複するものも多くあります。研究者の研究時間割合が年々減少傾向にあることが報告される昨今2),所属機関としては研究者から重複登録の労力を省くためにも,研究者情報基盤と自機関システムとの連携は欠かせません。本特集では,この研究者情報基盤とその利活用について,様々な立場からご執筆頂きました。田辺浩介氏,谷藤幹子氏には,物質・材料研究機構のSAMURAIの事例をもとに,研究者プロフィールサービスの方向性やその構築・運用に求められる研究機関の取り組みについてご解説頂きました。さらに研究活動を可視化するためにどのような制度・システム設計をすべきかについてご提言頂きました。宮入暢子氏,森雅生氏には研究者情報基盤としてのORCIDの特徴とその提供サービスについて,利用者側である機関メンバーや各国コンソーシアムが運営に積極的に関与する実践コミュニティとしての取り組みを,各国事例も含めてご紹介頂きました。粕谷直氏には日本の研究者総覧データベースかつ研究業績管理サービスとして10年以上運用されているresearchmapについて,その概要と沿革,さらには今後の展望についてご詳説頂きました。古村隆明氏,渥美紀寿氏には京都大学におけるresearchmapとORCID及び学内情報システムとの連携事例についてご解説頂きました。各システムを連携し,研究者の入力負担軽減に最大限配慮されていることがよく分かります。村田龍太郎氏,海老澤直美氏には,日本原子力研究開発機構の研究開発成果・閲覧システムJOPSSにおける情報管理・発信について,周辺システムとの連携事例のご紹介に加え,典拠コントロールのワークフローについてもご説明頂きました。国,研究機関,機関内部局の各レベルでの業績管理・分析,研究内容発信に加えて,研究者レベルでの研究活動把握の重要性は今後ますます高まることが予想されます。一方で研究活動の種類も,原著論文や書籍,学会発表に加えて,プレプリントや研究データ公開等へ広がりを見せています。多様な研究活動内容を効率よく把握するためにも,研究者情報基盤のより一層の利活用が求められています。本特集が,研究者情報基盤と周辺サービス及びシステムについての理解を深め,今後の更なる利活用検討の際の参考となれば幸いです。(会誌編集担当委員:野村紀匡(主査),池田貴義,今満亨崇,炭山宜也,南雲修司,水野澄子)1) Enserink, M. Are You Ready to Become a Number?. Science. 2009, vol.323, no.5922, p.1662-1664. https://doi.org/10.1126/science.323.5922.1662, (accessed 2021-04-10)2) 文部科学省.概要「大学等におけるフルタイム換算データに関する調査」について.2019.https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/06/__icsFiles/afieldfile/2019/06/26/1418365_01_3_1.pdf, (参照2021-04-10)
著者
沼田 宗敏 神谷 和秀 野村 俊 藤原 孝幸 舟橋 琢磨 輿水 大和
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2009年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.731-732, 2009 (Released:2010-02-25)

断面曲線から粗さ曲線を抽出するためのガウシアンフィルタ(GF)は,例外値の影響を強く受ける.このためロバストなGFが提案されているが,繰り返し計算を伴うため計算コストが大きい.本研究では,高速M推定を用いたロバストなGFを提案する.矩形の平滑化フィルタを数回繰り返すだけで計算できるので,高速計算が可能である.しかも,例外値のない場合には従来のGFに一致するという優れた性質を併せもつ.
著者
山本 修弘 西田 芳伸 伏見 亮 國本 拓也 野村 裕之 中矢 健次
出版者
マツダ株式会社
雑誌
マツダ技報 (ISSN:02880601)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.219-224, 2019

<p>NAロードスターレストアサービスは,Webで申し込みいただいたお客様のお車を,近くの販売会社様で事前確認し,その後,広島の宇品工場の中にある(株)マツダE&Tの工房で作業する。そのプロセスは受付検査から始まり,分解,塗装,組立,完成検査,TUV(テュフラインランド社様)の認証を取得する。また,車両をレストアするだけでなく,お客様のクルマの分解前後の検査記録,記録写真,お客様のロードスターとの想い出,ロードスター誕生の記録などを収めたフォトブックをお渡しする。レストアサービスと同時に復刻部品の検討も行い,現時点で170部品を復刻した。レストアサービスとパーツ供給サービスを継続することで,愛するロードスターを長く乗り続けてもらえる環境と,古いクルマを大切にする自動車文化に貢献していく。</p>
著者
野村 修一 三浦 順市 金子 康弘 星野 寿幸 石岡 靖
出版者
社団法人 日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科学会雑誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.789-793, 1991-08-01 (Released:2010-08-10)
参考文献数
13

This study aims to applicate the Biometric impression trays for Japanese edentulous patients. A hundred (fifity males and fifity females) Japanese bucco-lingual breadth (BLB) s of the dentulous alveolar process were measured on maxillary study casts by the three dimensional coordinate measuring machine.Results:1. Average measurements (mm) and standard deviations (mm) were as follows. Central incisor; 5.7±1.15, canine 7.5±1.41, first premolar 10.7±1.07, second premolar 11.4±1.37, first molar 13.4±1.25 and second molar 12.3±1.33.2. Japanese average measurements were 0.5-1.0mm smaller in incisor and canine region, but 0.6-0.8 larger in premolar and molar region as compared with figures of Scottish that Watt had reported.3. Biometric tray of which design is based on the average BLB measurements will become a concrete guide to the breadth of the flange of complete upper dentures for Japanese.
著者
鈴木 啓子 森 眞弓 荻野 亜紀子 岸田 枝理子 野村 知代
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 平成18年度日本調理科学会大会
巻号頁・発行日
pp.143, 2006 (Released:2006-09-07)

目的 ピーマン果実には独特な苦味があり、子どもたちの嫌いな野菜の上位にあげられる。本研究では、ピーマンの嫌いな子どもたちが、おいしく食べることの出来るピーマン入りおやつを作ることを目的とした。その前段階としてピーマン果実の加熱による成分変化についても調べ検討した。方法 緑と赤のピーマンを用いた。ピーマンは、可食部をオーブンで加熱し熱いうちに皮を剥いたものと剥かないものそれぞれをミキサーにかけ試料とした。試料を細砕し、80%エタノール溶液で抽出、エタノール留去後アンバーライトIRA-96SBカラムに通し溶出液を減圧濃縮して一定容、糖測定試料とした。アンバーライトIRA-96SBカラムに吸着した有機酸は、0.1N-NaOHで溶出させDowex50-x8カラムに通し減圧濃縮して一定容、有機酸測定試料とした。HPLCで定量を行った。ミキサーにかけてピューレにしたものを利用したクッキーなどを考案し、幼稚園児を対象にアンケート調査を行った。結果 ピーマンに含まれている糖は、グルコース、フルクトース、スクロースであった。オーブン加熱による糖の変化は、緑ピーマンではほとんど見られず、赤ピーマンでは、増加傾向が見られた。有機酸は、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、キナ酸が含まれていた。加熱による有機酸の変化は、赤ピーマンでみられ、クエン酸が減少し、リンゴ酸が増加した。皮を剥いたことでの糖と有機酸含量の差は見られなかった。幼稚園児は、緑ピーマンより赤ピーマンを嫌う傾向が見られた。加熱により糖が増加し、クエン酸が減少した赤ピーマンを利用したクッキーはピーマン嫌いの幼稚園児に特に好まれた。
著者
野村 尚司
雑誌
玉川大学観光学部紀要 (ISSN:21883564)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.2, pp.1-12, 2015-03-31

本稿は,旅行商品取引のグローバル化進展に伴う日本の旅行業がおかれた状況を踏まえ,今後のあるべき姿について考察するための準備段階として,これまで旅行業法で規定されてきた公的な旅行業ライセンス制度や旅行業者破綻に対する弁済制度の廃止といった大胆な政策改革を推進する豪州の事例を紹介し,その考察から得た含意を特定することを目的とする。 2012年12月に,豪州連邦政府・各州政府は消費者を統括する大臣会議を行い,旅行業法の見直しやTravel Compensation Fund(以下,TCF)廃止などを柱としたTravel Industry Transition Plan(以下,TITP)を推進することで合意した。豪州政府はその合意に関するコミュニケで,「旅行業のライセンス制度を維持することはもはや困難であり,品質保証としての認証制度が国の手を離れる流れに変化させざるを得なかった」との理由を述べている。豪州旅行業協会(以下,AFTA)ではこの政府決定を歓迎するコメントを発表。同協会内でワーキンググループを発足させ,TITPの趣旨に沿った新たな業界主導の旅行業認証制度や消費者保護策の策定作業に入ったのである。これは,公的な旅行業ライセンス廃止といった,極めて大きな変革であり,2012年年末の決定から約3年を掛け2015年にはTITPが完了することとなる。 そもそもグローバル展開を行うオンライン・トラベル・エージェンシー(以下,OTA)はインターネットという情報通信技術を最大限に活用することでその強みを発揮させる事業モデルである。それは,容易に世界市場へアクセスできる技術力のみならず,各国で定めた法制の枠組みを「すり抜ける」力も具有している。また地球上のどこかに顧客が存在し自社商品の競争力があると見るや即市場参入し,収益が上がらない場合は即撤退を決断する身軽さも有している。OTAの事業モデルが世界で市場シェアを増大させるにつれ,「国」の枠組みで構築されてきた各国の旅行業法制は次第に綻びが出てくる可能性があり,本稿で取り上げた豪州の事例と同様わが国においてもその見直しは避けられないのではないだろうか。