著者
金田 義行 Haluk Ozener Nurcan Ozel Dogan Kalafat Seckin Citak 成実 高橋 高嶺 堀 宗朗 堀 真由美 阪本 Ali Pinar Asim Ozel Ahmet Yalciner Gulum Tanircan Ahmet Demirtas
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2019年大会
巻号頁・発行日
2019-03-14

Recent, many destructive earthquakes and tsunamis occurred around the plate boundary in the world, which are, 2004 Sumatra Earthquake/Tsunami, 2011 East Japan Earthquake/Tsunami in Japan, and so on. Along plate boundary in Turkey, the North Anatolian Fault (NAF) distributes and the large earthquakes has occurred there. The one of the events along NAF in Turkey is the 1999 Izmit Earthquake, and severe damages was brought to residents The NAF between the eastern end of Turkey and the Aegean Sea has been ruptured in turn from the both ends, and the part off Istanbul city still remains as unruptured zone. It is considered that future large event brings fatal damages not only Istanbul city but also the entire of Turkish economy.To prepare future large earthquake there, Japan and Turkey made an agreement to start a multidisciplinary research project, MarDiM SATREPS in 2003. The Project has four research groups with the following goals. Group 1 is Marmara Earthquake Source region observational research group to clarify seismicity, crustal structures and crustal displacement, and to construct a possible fault model. Group 2 focuses on scenario researches of earthquake occurrence along NAF and precise tsunami simulation in the Marmara region. Group 3 aims improvements and constructions of seismic characterizations and damage predictions based on observation researches and precise simulations. Group 4 promotes disaster educations using research result visuals and construct strategies of disaster mitigation.Group 1 constructed a fault model along NAF with some asperities and with variation on the dip. The segment boundary was also identified through the modeling and it is consistent with the past rupture pattern and fluid distribution. The NAF on the western region of Sea of Marmara has creep and the rate is nearly half of block motion based on direct seafloor observation for crustal displacement. Group 2 calculated cyclic rupture pattern along NAF using heterogeneous fault model and constructed monitoring system “SWIFT” for crustal stress field by mechanisms of many events estimated automatically. We developed tsunami calculation code to image inundation around the coastal area. Group 3 investigated ground structure through regular fine shake observation, and constructed city model of industrial region supporting Turkish economy. We simulated strong motion using ground structure, city model and fault model derived from Group 1 and made a new hazard map. Group 4 considered teaching materials for disaster prevention including Japanese animation technique based on above results of three groups. These materials are utilized for disaster mitigation in Marmara region and disaster education in Turkey.
著者
金田 文男
出版者
新潟県民俗学会
雑誌
高志路 (ISSN:0912067X)
巻号頁・発行日
no.402, pp.16-19, 2016-11
著者
杉浦 徹 櫻井 宏明 杉浦 令人 岩田 研二 木村 圭佑 坂本 己津恵 松本 隆史 金田 嘉清
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.29, no.5, pp.779-783, 2014 (Released:2014-10-30)
参考文献数
19
被引用文献数
1 1

〔目的〕回復期リハビリテーション病棟退院時に移動手段が車椅子となった脳卒中患者に求められる自宅復帰条件を検討すること.〔対象〕移動手段が車椅子の脳卒中患者で,転帰先が自宅もしくは施設・療養病床となった68名とした.〔方法〕自宅群(28名)と施設群(40名)を群間比較し,ロジスティック回帰分析にて転帰先因子を抽出した.また,入院時に家族が想定した転帰先と実際の転帰先の関係を分析した.〔結果〕ロジスティック回帰分析では「食事」と「トイレ動作」が転帰先因子として抽出された.また,入院時の転帰先意向は最終的な転帰先に反映される傾向がみられた.〔結語〕移動手段が車椅子での自宅復帰条件には「食事」と「トイレ動作」が求められ,患者の家族とは入院当初から自宅復帰に向けた展望の共有が重要となる.
著者
金田 茂 廣森 聡仁 品川 準輝 滝田 亘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.311, pp.63-68, 2007-11-08
参考文献数
9

移動通信ネットワークでは,花火大会などのイベント時に局所的にユーザが集中することによって,ネットワークの処理能力を超える膨大な接続要求が発生し,輻輳が生じることが多い.このような状況に対処すべく,我々は,ユーザとネットワークとが協調してトラフィック制御をすることで,呼損率の低減やシステムのリソース利用効率を上げることを目指したユーザ協調型トラフィック制御方式を提案している.本論では,提案方式をより実世界に近い環境で定量的に評価することを試みた.そのために,通信サービスの利用者であるユーザの行動を模擬すると共に,実際の地理的環境を考慮できるシミュレーション評価環境を構築した.さらに,構築した評価環境を利用し,提案するトラフィック制御方式の性能評価を行うことで,提案方式の効果や適用範囲を明らかにする.
著者
渡辺 登喜子 金田 式世 岩田 千鶴子 [ 他 ]
出版者
大垣女子短期大学
雑誌
大垣女子短期大学研究紀要. 調査・研究編 (ISSN:09197745)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.43-55, 1993-03-11

本学歯科衛生科学生159名について,1991年4月,食物摂取状況調査,血液検査及びアンケート調査を行い,次の様な結果を得た。1)調査対象者の身長・体重は同年代女性の全国平均とほぼ同じであった。肥満者は10%でやせは15.7%であった。アンケート調査の結果,他短大生と同様に肥満ではないにもかかわらず肥満と認識する学生が多く,やせ願望が高率であった。2)1日の摂取食品数は18.8±5.25であった。他短大生の報告とほぼ同じであるが,目標値の30食品目に対して63%の充足率であった。3)栄養素等の摂取状況は,ビタミンC,ビタミンA,脂質,ビタミンB_1については充足率は100%をこえ,たん白質,ビタミンB_2はほぼ100%であった。充足率の低いものはカルシウム74.1%,鉄76.2%,ナイアシン86.9%,エネルギー86.9%であった。脂質のエネルギー比が30.4%と高く,穀類エネルギー比が37.2%と低い値であった。4)食品群別摂取状況は充足率100%を越えているものは穀類と藻類であった。充足率が低く摂取上問題と考えられる食品群は,豆類45%,乳類56%,野菜類63%であった。この結果はアンケート調査の結果とも一致した。5)朝食を食べない者,時々食べない者が全体の33.3%で,昼食を食べない者,時々食べない者が14.5%で,夕食を食べない者,時々食べない者が9.4%であった。6)血液検査の結果,貧血の指標ともなるヘモグロビン12g/dl以下の者は10.5%であった。又高脂血症の指標ともなる総コレステロール240mg/dl以上の者3.3%,中性脂肪160mg/dl以上者5.3%,HDL-コレステロール47mg/dl以下の者2%であった。この値は平成1年国民栄養調査の結果^1)(30〜39歳女)より低い値であった。
著者
金田 重郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.52, pp.7-14, 2008-05-26
被引用文献数
1

「情報システムのプロトタイプ開発はジャーナル論文にはならない」と言われる.そして,その原因のひとつとして,情報システムにおける「評価」の困難性が挙げられる.そこで,本稿では,ナイーブな評価例を分析し,情報システムの評価における課題を分析する.評価困難性の大きな原因は,複合的機能をもつ情報システムが複雑な実社会に埋め込まれた時の「価値」について,情報システムの存在以前に仮説生成する「量的研究」アプローチにある.また,実環境における情報システムの価値を,小規模社会的実験だけで評価することも難しい.これら問題を打破するため,「質的研究」アプローチを適用する.具体的には,グラウンデッド・セオリー・アプローチによって評価を行い,これにシステムダイナミクス(SD)を併用する.これは,システムの価値はシステム稼働後にしか評価できないとの立場に立ち,民族誌的アプローチに価値の発見を委ね,規模の限界と定量的評価の弱さを,SD により補完する試みである.It is very hard that a draft concerning an application system is accepted as a journal full paper. Often the referees bring up that the technical originality of the draft is poor and the evaluation is not adequate. To break this situation, some naive evaluation cases are analyzed in this paper. This situation arises from the limitation of conventional quantitative approach to evaluate the "value" of the application system in the real world before the prototype implementation. To resolve the problem, this paper proposes a new approach; the fusion of qualitative approach and system dynamics. The basic stances of the proposed approach are 1) the field research is only feasible after the prototype implementation, 2) the qualitative approach can derive fruitful model/theory, even if the number of the subject persons, 3) the scale limitation of the prototype experiment can be overcome by using system dynamics.
著者
金田 亮 高橋 俊広 滝口 正康 土方 元治 伊藤 浩志
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2017年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.35-36, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)

高密度ポリエチレン(HDPE)は,汎用の半結晶性プラスチックであるが,赤外線システムの集光レンズ用の材料としても使用されている。射出成形によって生産されているが,赤外線透過率が低いため一部のシステムに使用が限定されている。本研究では,流動性の異なるHDPEを用いた薄肉射出成形を行い,白色状態を維持して高い赤外線透過率を得ることが可能な成形条件の実験的検討を行った。
著者
金田 弘挙
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.109, no.6, pp.417-425, 2014 (Released:2018-03-14)
参考文献数
37
被引用文献数
3 3

ビールの香味は,従来,官能評価により行っており,その美味しさを表現する言葉として,「こく」「きれ」「のどごし」などあるが,これらを定量的に分析値として示すことは困難であった。筆者らは,「味覚センサー」や「脳波」「筋肉の動き」などを測定することで,ビールの美味しさとの相関を発見し,さらにはお客様の気分との関係を明らかにしてきた。これらビールの美味しさを解明する一連の取組みについて解説いただいた。
著者
齊藤 稔 青木 孝夫 欒 竹民 幣原 映智 長田 年弘 安西 信一 原 正幸 金田 晋
出版者
広島市立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

本研究は東西の伝統的学芸の価値概念である西洋の自由学芸、日本の芸道、中国の六芸を対象とし、解釈学的に比較することを意図した比較芸術学的共同研究であり、広島市立大学をはじめ広島大学その他の大学の専門家の協力をえて推進した。ヨーロッパにおいては古代から中世を経て近世・近代に至るまで7自由学芸(septem artes liberales)、文法、修辞学、弁証術、数学、幾何学、天文学、音楽はアルス(ars)として、技術・芸術と学問の不可分の領域と見なされ、哲学とともに人間性を探究するための、また教育と教養を培うための学芸であった。古代ローマ時代のキケロはそのような教育と教養が人間存在にとって必要不可欠な徳としての気品(dignitas)を生み出すことを強調し、ルネッサンスにおいてペトラルカは人間社会のためにそのような倫理の必要を説いた。これはまた造形芸術の美質であり目的でもあった。他方レオナルド・ダ・ヴィンチは絵画を自由学芸と同列に置き、絵画は学問であるとして「絵画学」(scienza della pittura)を主張した。というのは絵画は遠近法や解剖学や光学などを本質的に必要とするからである。日本の芸道は民族的な美的意識であり、芸術の思念と実践を統合する価値概念であった。これはあらゆる美的な生活芸術を貫く芸と術の道としての芸術的営為であり、教化されるべき様式として把握された。また高い徳と美的に教育された人間存在の教養を形成するために求められた。そこでは制作や表現においても、享受や理解においても、つねに帰一すべき根源的自然、あるいは神的超越者を自覚して精進する。芸道は真・善・美を求める人にとって高徳の人間形成のための、また美的形成、美的教養として望まれる必須のアルス(学芸)であった。中国ではさらに古くから六芸として、礼、楽、射、御、書、数の教養思想があり、基本的には人間として修得すべき教養や道徳であり、技芸や学芸であった。その修得は文学や哲学から詩や書・絵画の技術的習練にも結びついた。それは絵画では書画同体、十八画法などの奥義の技法をも含んでいる。本共同研究はこれら3つの概念を比較学的に研究し、それらの類似と相違を明確にするように試みた。それによって3つの美的システムが学芸の領域に属するだけではなく、真・善・美の価値意識の普遍的理念を伴う人間生活全般に深く関わることを理解することができた。そしてこの総合研究の成果は学際的研究への貢献として、それら伝統的学芸とその解釈が美的真実への感性的理性的認識に到達するものであることを示しえたと考えている。
著者
藤井 雅和 野島 真治 金田 好和 須藤 隆一郎 田中 慎介
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.82, no.3, pp.512-519, 2021 (Released:2021-09-30)
参考文献数
9

症例は75歳の女性で,貧血および右乳房腫瘤の精査目的で当院に紹介となった.右C区に約4cmの乳癌を認めたが,遠隔転移は認めなかった.骨髄穿刺は検体不適正であり,右乳房切除術+腋窩リンパ節郭清を施行した.Invasive lobular carcinoma,triple negativeであった.術後の骨髄生検で乳癌の骨髄転移と診断したため,T2,N1,M1(MAR),stage IVとなり,術後の骨シンチグラフィ検査では広範囲の骨髄転移を示唆する所見であった.治療はエピルビシン+エンドキサン®→毎週パクリタキセルを選択した.骨髄転移はDICを併発して急速な転機をとる予後不良な病態であることが多いとされ,早急な治療介入が必要と思われる.また,乳癌において貧血や血小板減少などを伴う際は,骨髄転移の可能性を考慮しておく必要がある.しかし,骨髄転移に対する化学療法のレジメンについてはまだ明確なものは示されていない.

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著者
神瀬 昭 金田 実
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.209-228, 1972-03-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
23