著者
金田 晋
出版者
美学会
雑誌
美學 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.11-24, 1972-12-30

Es scheint so veraltet zu sein, heute nochmals die Linearperspektive zu erwagen. Denn die modernen Kunstbewegungen haben schon die darauf beruhende Raumvertiefungsdarstellung uberschreitet, um den dem Kunstwerk eignen Bildraum auf der zweidimensionalen Bildebene aufzubauen. Dennoch ist der Grund oder Sinn der Perspektive nachtragenswert. Die Frage nach dem Grund beschaftigt uns immer mehr. Die Perspektive ist trotzdem von meisten Malern und Kunsthistorikern negativ verurteilt, indem sie sich so vorgestellt haben, dass der Bildraum dadurch in den naturgemassen Raum eingelost wird. Viele Asthetiker (Lipps, Kainz, usw.) reduzieren die Probleme des Bildraumes aufs psychologische Thema, das Raumgefuhl. Ihre Problematik mussen wir zuerst als das Techinische aufstellen. Zunachst unterscheidet der Verfasser visio perspectiva, scientia perspectiva und ars perspectiva voneinander, obzwar die letzte naturlich mit den anderen beiden fundiert ist. Nach seiner Meinung sind all die drei perspectiva abstrakte Konstruktionseinheiten : mit visio perspectiva zieht man nur eine rein physiologische Struktur aus dem genzen Lebensraum heraus, der doch nicht nur visuell, sondern auch haptisch sowie kinasthetisch konstituiert ist, und zwar ist das Sehbild auf der Netzhaut nicht ebenflachig, sondern konvexflachig projiziert ; mit scientia perspectiva wird man den erfullten, personlich orientierten Lebensraum zum in Homogenitat und Quantum Bestehenden umgestalten, und man wird durch Lageveranderungen des Sehpunktes in unendlicher Art, und zwar des idealen, die Tiefe des Raumes mit einer der drei Dimensionen verwechseln ; mit ars perspectiva versucht man, die Raumvertiefung aus einem real fixierten aber auch mechanisierten Punkt heraus darzustellen. Dabei entfremdet man sich zugleich seine eigne Umgebung und seinen Erfahrungshorizont und reproduziert die vergegenstandlichte Welt als das auf der Bildebene projizierte Abbild. Alle perspectiva fungieren verschidenartig. Trotzdem beruhen sie auch auf einem metaphysischen Boden, der Exaktheit. I
著者
金田 晋
出版者
美学会
雑誌
美學 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.45-53, 1973-09-30

Die malerische Linearperspektive ist ein Denkmal fur das neuzeitliche Geistesleben, fast bahnbrechend. Mit ihr suchten die Renaissancekunstler den Tiefenraum auf der extensionalen Bildebene zu konstruieren. Das scheint aber paradox zu sein. Denn die zweidimensionale Extension, d.h. der physikalische Abstand, gehort vor allem zum Nebeneinander der Dinge, dass sie sich voneinander nicht verdecken, sondern nur parallel liegen, wahrend die Tiefeerstrekkung erst in der Beziehung zu meinem jeweiligen ""Hier"" konstituiert wird. Jene Extension besteht in die Kontinuitat, Unendlichkeit, Gleichformigkeit und Messbarkeit (Cassirer), aber nicht diese Tiefeerstreckung, worin das fernliegende Ding, d.h. das verdeckte, durch meine Interessiertheit eine neuartige Position gewinnt, dass es vor das gerade Verdeckende hervortritt. Hier ergiebt sich eine existenzielle Situation. In diesem Sinne heisst die Ent-fernung tatsachlich ""die Verschwindung der Ferne"" (Heidegger). Die Extension und die Tiefeerstreckung gehoren also jeweils zu einer anderen Kategorie. Trotzdem gaben die Kunstler eine rationalisierte Antwort fur diese paradoxe Situation, indem sie zwischen sich und dem darzustellendem Tiefenraun eine ""durchsichtige (im Durers Umdeutungssinne von perspectiva)"" Scheidewand (=Bildebene) stellen. Zum Unterschied von der materiellen, undurchsichtigen Bildebene vor der Neuzeit, auf der dem Bild in der absoluten Entfernung das darzustellende Sein mitgeteilt ist, nimmt die perspektivische Bildebene hinter sich selbst das in sich geschlossene und vollendete Reale an, so dass sich das Bild selbst zum Nachbild des Realseins entmachtigt. Ferner ist das Bild keine Reflexion der realen Welt mehr, sondern ihr abstrahiertes Gebilde ; Der Maler als das In-der-Welt-Sein reduziert sich zu einem physikalischen Punkt, indem er, durch die Durchsichtsbildebene von seiner eignen Welt abgerissen, die Welt und seine Intentionalitat ausschliesst. Die Entfernung verliert ihre existenzielle Seinsweise, so dass die Tiefeerstreckung als eine dritte, mit
著者
金田 みず子
出版者
フレーベル會
雑誌
婦人と子ども
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.40-45, 1903-02
著者
鴨志田 良和 金田 憲二 遠藤 敏夫 田浦 健次朗 近山 隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.199, pp.19-24, 2006-07-26
被引用文献数
2

我々は,多数の計算機の効率的な監視と,対話的なコマンド投入を行うシステムVGXP(Visual Grid eXPlorer)を開発している.VGXPは面倒な個々の計算機へのインストールが不要で高速な並列コマンド投入が可能なGXPを拡張したシステムで,計算機のリソース利用率の監視と可視化機能を追加したものである.VGXPを使うと各計算機でのリソース利用率が図示されるので,クラスタの混み具合や負荷分散のバランスを一目で把握することができ,並列プログラムの開発やテストに役立てることができる.また,監視のために各計算機で必要なCPU負荷は約2%程度で,6拠点にまたがる約600台の計算機を監視した場合でも表示ノードにかかるCPU負荷は20%程度と,低負荷で監視を行うことができる.本稿では,これらの機能の実現方法や,監視のための情報収集の性能について説明する.
著者
金田 裕剛 峰松 美佳 斉藤 匡人 間 博人 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.692, pp.293-298, 2005-02-25

本研究では既存のネットワークゲームを改変することなく、ゲームサーバを介するクライアント・サーバ(C/S)型から特定のサーバに依存しないピア・ツー・ピア(P2P)型通信形態へ通信接続形態の切り替えを実現する機構を提案する。これにより本研究で提唱するネットワークゲームの再利用問題の解決を試みる。本論文ではプロトタイプを実装し、First Person Shootingの代表格であるQuake2のバイナリデータを使用しC/S型通信モードをP2P型通信へゲームプログラムを改変せず切り替えることを実現した。
著者
金田 智子
出版者
公益社団法人 日本語教育学会
雑誌
日本語教育 (ISSN:03894037)
巻号頁・発行日
vol.168, pp.16-27, 2017 (Released:2019-12-26)
参考文献数
2

新たな日本語教育学会は,その使命を果たすために,学会を挙げて社会的研究課題に挑戦することと,社会的課題の解決に向けて行動することを事業目標の中に位置付けた。そして,学会は中期計画毎に社会的研究課題と社会的課題を具体的に設定し,学会として取り組んでいくことを決め,調査研究合同会議を発足させ,課題策定を行った。両課題の共有,課題設定目的の理解が会員間に進むことを企図し,なぜ,学会はこれらの課題を設定することにしたのか,今期の課題策定はどのように行ったのか,そして,今後,どのようにその課題に取り組んでいく計画なのかを記すこととする。
著者
前沖 光彦 西名 大作 金田一 清香 正木 雄太
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成30年度大会(名古屋)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.173-176, 2018 (Released:2019-10-30)

標準住宅モデルを対象にCFD解析によってルームエアコンでのスリット開口による全館暖冷房方式における温熱環境および空気流分布の評価を行い、エアコンの設置位置や床や天井の開口率によって温熱環境が異なることが分かった。冬期暖房時、床下でのエアコンの位置や向きは、いくつかの場合で基礎構造が空気の流れを遮ることがあるため、重要な要素である。1階の開口率を小さく、2階をより大きな開口率とすることが住居全体の均一な温熱環境につながった。
著者
長岡 洋和 金田一 清香 西名 大作
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和3年度大会(福島)学術講演論文集 第4巻 通風・換気 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.25-28, 2021 (Released:2022-11-02)

ダクトレス全館暖房における換気手法の違いによる温熱環境および空気環境をCFD解析により評価した。個別方式から集中方式とすることで、高負荷時では、個別方式の局所的な温熱不快箇所の改善が確認できた。一方、低負荷時では、集中方式での空気環境の悪化がみられた。以上より、ダクトレス全館暖房では、負荷率により変動する吹出風量を踏まえた上で、温熱環境および空気環境の両面において適切な換気手法とすることが重要であることが示された。
著者
河村 宜克 藤田 基 井上 智顕 山本 隆裕 古賀 靖卓 八木 雄史 中原 貴志 戸谷 昌樹 金田 浩太郎 鶴田 良介
出版者
一般社団法人 日本臨床救急医学会
雑誌
日本臨床救急医学会雑誌 (ISSN:13450581)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.552-556, 2023-08-31 (Released:2023-08-31)
参考文献数
9

トンネル内で急性一酸化炭素(carbon monoxide,以下COと略す)中毒患者が多数発生した事例において,隣県のドクターヘリコプター(以下ドクヘリと略す)とともに傷病者7例を高気圧酸素(hyperbaric oxygen,以下HBOと略す)治療装置のある4施設に分散搬送したので報告する。トンネル内で作業員が倒れているとの情報で,ドクヘリが覚知要請された。 現場到着時,傷病者はトンネル内で,発電機を複数台持ち込み作業していたとの情報から,急性CO中毒を疑った。傷病者は7例で19〜58歳,全員歩行不能であり,JCS 1桁であった。 経皮的カルボキシヘモグロビン濃度は,測定可能であった4例では30%前後であった。最終的に救急車で直近のHBO治療装置保持施設に3例,次に近い施設に1例搬送した。山口県ドクヘリで2例,広島県ドクヘリで1 例をさらに離れたHBO治療装置保持施設2施設へ分散搬送した。
著者
富田 眞治 平木 敬 田中 英彦 末吉 敏則 金田 悠紀夫 天野 英晴
出版者
京都大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1994

本年度は,平成5年度までの研究成果を基に,超並列プロトタイプ・システムを実機として実装可能とするため,LSI,プリント基板,システム筐体の設計を行った.さらに,これと平行してシステムの妥当性を評価するための種々のシミュレーション実験や,入出力機構の開発を行った.以下に代表的な研究成果を示す.1.超並列システムのキャッシュ一貫性制御方式の評価ディレクトリ・ベースのキャッシュ一貫性制御法として提案した疑似フルマップ方式を,本重点領域研究の成果として提案した.Recursive Diagonal Torus(RDT)ネットワーク上に実装した場合の性能をシミュレーションにより評価した.その結果,ネットワークの階層構造を活用したマルチキャストや,ACK回収の効果により,フルマップ方式に比べ,約4倍の処理速度が得られた.また,マルチキャスト法として,LPRA(Local Precise Remote Approximate)法,SM(Single Map)法,ならびにLARP(Local Approximate Remote Precise)法を提案しその評価を行った.その結果,無駄なトラフィック軽減の観点から,宛先ノードが少ない場合にはSM法が有利で,宛先ノードが一定数を越すとLPRA法またはLARP法が有利になることが判明した.さらに,LPRA法とLARP法の優劣は,データのマッピングに強く依存することも判明した.2.超並列システムの高速入出力システムの研究入出力専用の高速ネットワークをRDTと独立に設け,仮想FIFOならびにLANを介して接続されたワークステーション群全体の広大なディスク領域を超並列計算機のファイルシステムとして提供する入出力サブシステムを提案した.さらに,仮想FIFOでHDTVを接続することでビジュアルな計算機環境を構築可能とした。また,画像表示機構の実装に際しては,1画面のフレーム・メモリを16分割し並列計算機からの表示データ転送を分散並列的に行うことで,最大250MB/秒の転送速度を実現し,ハイビジョン画質の動画表示を可能とした.
著者
金田 真実 伊藤 秀明 堀江 直世 多賀 峰克 渡邉 望 大越 忠和 今村 好章 横山 修
出版者
一般社団法人 日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科学会雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.104, no.6, pp.712-715, 2013-11-20 (Released:2014-12-11)
参考文献数
9

症例1は62歳,女性.腹部CT検査にて左腎腫瘍を指摘され受診した.腎細胞癌を疑い腹腔鏡下左腎部分切除術を施行した.腫瘍は類上皮細胞からなり,類上皮型腎血管筋脂肪腫と診断された.症例2は35歳,女性.背部痛精査のCT検査にて右腎腫瘍を指摘された.腎細胞癌の術前診断のもと,腹腔鏡下右腎摘除術を施行した.免疫組織化学検査にてHMB-45, MelanAなどが陽性で類上皮型腎血管筋脂肪腫と診断された.類上皮型腎血管筋脂肪腫は腎血管筋脂肪腫の一亜型であり,腎細胞癌や他の悪性疾患との鑑別が困難な,比較的稀な疾患である.悪性の経過を辿る例が報告されており,悪性腫瘍と捉えて腎細胞癌と同様の経過観察が必要と考える.
著者
金田 安史
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.246-256, 2012-09-30 (Released:2012-12-28)
参考文献数
22
被引用文献数
3 2

現在行われている再生治療は、主として体外培養した幹細胞の移植である。これにより従来治療が困難と思われていた難治性疾患の治療の可能性が示されてきた。一方で、体外培養することによる遺伝子発現の変化も否定できない。たとえ有効性が示されたとしても用事調整の細胞では広く治療剤として普及することは難しい。もし体内の幹細胞を損傷部位に集積させて分化させることができれば、最も自然な形での組織再生が可能になるとともに、その誘導因子は再生治療剤として世界中に利用されるであろう。そのような幹細胞の損傷組織への動員や分化を促進する因子の研究も進んでおり、臨床応用に近づいているものもある。その取り組みの現状を紹介する。
著者
金田 明子 叶谷 由佳
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.12-19, 2023-03-20 (Released:2023-03-24)
参考文献数
17

目的:エンド・オブ・ライフ期(EOL期)にある在宅療養要介護高齢者のケアマネジメント実践の関連要因と効果的な研修について検討する.方法:全国の居宅介護支援事業所から2,540事業所を無作為抽出し,各1名の介護支援専門員に自記式質問紙の回答を求めた.ケアマネジメント実践は,EOL期の在宅療養要介護高齢者のケアマネジメント実践尺度(EOLCM尺度)を用いて評価した.二変量解析にて関連要因を明らかにし,重回帰分析を行った.結果:EOLCM尺度得点に寄与する順に,疾患の研修受講経験,多職種連携の研修受講経験,性別,看護の研修受講経験,訪問看護事業所の併設,経験年数,チームビルディングの研修受講経験が示された.結論:寄与が示された研修内容を優先的に行うこと,訪問看護師を活用することによってEOL期の在宅療養要介護高齢者のケアマネジメント実践の質が向上する可能性が示唆された.
著者
岡田 啓司 菊地 薫 三浦 潔 佐藤 利博 森田 靖 田高 恵 荻野 朋子 金田 義宏
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.74-79, 1997-02-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
19
被引用文献数
4 3

生後1-6週齢の白痢発症黒毛和種子牛とその母牛16組および健康な母子牛5組について, 白痢発症とアルコール不安定性母乳との関連を検討した.発症子牛16頭の母乳はアルコール試験陽性9頭 (56.3%)(A群), 陰性7頭 (B群) であった.血液所見から発症子牛の母牛は非発症健康対照群 (C群) に比べて低エネルギー状態にあることが示唆され, 子牛は低脂質血症を示した.またA群母牛はB群に比べて血中アンモニア濃度は高値を, 乳清中グルコース (GLU), カルシウムは低値を示し, 子牛の血中トリグリセライドは高値であった.A群母牛にメンブトン5gを2日間経口投与したところ, アルコール不安定乳は全頭で改善され, 子牛7頭の白痢は治癒した.メンブトン投与後母牛乳清中GLUは増加した.以上から母牛のエネルギー不足がアルコール不安定乳と子牛の白痢の誘因と考えられた.
著者
金田 千穂子 山崎 隆浩 宇田 毅 内山 登志弘 寺倉 清之
出版者
The Surface Science Society of Japan
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.20, no.10, pp.732-736, 1999-10-10 (Released:2010-02-05)
参考文献数
12
被引用文献数
2 1

Stable structures and electronic states of Si(100)/SiO2 interface are investigated using the first-principles molecular dynamics method. Quartz, tridymite, and pseudo beta-cristobalite are employed as the initial structures of the SiO2 at the interface to find the stable ones by the structural optimization. It is found that the optimized tridymite-type SiO2 structure on Si is the most stable for thin (about 7Å) SiO2 layer. For the thicker (about 15Å) layer, however, this structure becomes less stable and the optimized quartz-type SiO2 structure is the most stable. The band gap variation along the direction perpendicular to the interface is also investigated for the optimized structures. In the SiO2 region within 1Å from the structural interface, the band gap remains as narrow as that of silicon. The drastic change of the band gap takes place in the SiO2 region between 1 and 4Å.
著者
二宮 茂 金田 菜美 安部 直重 佐藤 衆介
出版者
Japanese Soceity for Animal Behaviour and Management
雑誌
日本家畜管理学会誌・応用動物行動学会誌 (ISSN:18802133)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.215-219, 2008-09-25 (Released:2017-02-06)
参考文献数
7
被引用文献数
1

ニホンジカの食害制御を目指して、本実験ではオオカミ糞のニホンジカに対する行動的嫌悪および心理ストレス誘発効果を検証した。実験1では、オオカミの糞(60g)、ネコの糞(40g)、屠殺時のウシの尿(200g)を入れたボトルと空のボトルをそれぞれ取り付けた飼槽を4つ用意し、1000gのヘイキューブを各飼槽に入れた。27頭のニホンジカを供試し、10分間、飼槽に対する摂食行動の観察を4回繰り返した。その結果、ニホンジカの各飼槽に対する平均摂食量は均等になると仮定した場合の期待値とは有意に異なる値であった(P<0.01,オオカミ糞:20g,ネコ糞:240g,ウシ尿:95g,コントロール:520g)。また、オオカミ糞入りのボトルを取り付けた飼槽に対して、ニホンジカが探査した後に飼槽から逃げる行動が多く観察された。実験2では、オオカミ糞の忌避効果が量的に依存するかどうか確かめるために、提示するオオカミ糞の量を少なくする処理を行った。最初の2試行では、オオカミ糞60g、10g、5gを入れたボトルと空のボトルを、あとの2試行では、1g、オオカミ糞60g、10gを入れていたボトルからそれぞれオオカミ糞を取り除いたもの(Empty60、Empty10)と空のボトルを提示した。その結果、ニホンジカの各飼槽に対する平均摂食量は均等になると仮定した場合の期待値とは有意に異なる値であり、少量でもニホンジカの摂食行動を一時的にでも抑制することが示唆された(P<0.01,オオカミ糞60g:0g,オオカミ糞10g:0g,オオカミ糞5g:0g,コントロール:1000g;P<0.01,オオカミ糞1g:30g,Empty60:140g,Empty10:120g,コントロール:715g)。次に、メスのニホンジカ6頭を用いて、オオカミ糞60gを入れたビーカーと水を入れたビーカーをシカの鼻に近づけた場合の生理的反応を計測した。その結果、オオカミ糞を提示した場合は水を提示した場合に比べ、心拍数と唾液中クロモグラニンの濃度が高かった(それぞれ、P=0.07,P=0.08)。このことからオオカミ糞はニホンジカの行動的嫌悪および心理ストレス誘発効果を導くことが明らかとなった。
著者
正路 徹也 小林 祥一 孟 憲国 金田 博彰
出版者
一般社団法人 資源・素材学会
雑誌
資源と素材 (ISSN:09161740)
巻号頁・発行日
vol.112, no.10, pp.683-687, 1996-09-25 (Released:2011-01-27)
参考文献数
2

The availability of GPS (Global Positioning System) has been examined in three areas. The first is a fixed point on the roof of a building of the University of Tokyo. The second area is around the Hishikari gold mine, southwestern Japan. The area was selected because topographic maps (1/25, 000) are published. The topography consists of gentle hills. The third area is Yunnan Province, southwestern China, where foreigners are prohibited to use topographic maps. The surveyed area is mostly mountainous. Measured values at the fixed point are scattered within 100m from the true position. The average point is located 30m south from the true position. In the Hishikari area, each GPS value is compared with the coordinates given by a topographic map. The deviation between the GPS value and the coordinates is within 300m. The reason why the deviation is larger than the error at the fixed point is that the coordinates given by a map includes error. In Yunnan, the accuracy was checked by the reproducibility. At many sites, satellites were not found because of steep slopes and high trees. A relatively wide space was located, however, within 300m from each site. When 4 satellites were found in wide areas, values were scattered in a circle with a diameter of 200m. When 4 satellites were found in narrow areas, the diameter was 500m. When only 3 satellites were found, the diameter was 1, 000m. These values are larger than the error of the pacing (less than 10 m for 100m distance). The result suggests that the GPS can provide location data with the accuracy enough to geoscience discussions in regional scales.