著者
角野 猛 会田 久仁子 金子 憲太郎 金田 尚志
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.253-256, 1995-11-20

キムチの生菌数を好気培養および嫌気培養法による測定, 分離菌の形態観察および腸内細菌科の菌属, 菌種の同定を行い, 次の知見を得た。1. 好気培養および嫌気培養法による生菌数は, それぞれ, 10^2〜10^8および10^3〜10^8/gであり, 培養法による生菌数には大きな相違は認められなかった。2. 好気および嫌気培養共にグラム陽性の無芽胞桿菌が最も多く分離された。3. 分離された腸内細菌科の53株の菌属はEnterobacterが最も多く, 67.9%を占めていた。次いで, Serratia属, Erwinia属, Klebsiella属, Hafnia属の細菌であった。
著者
金田 忠裕
出版者
大阪府立工業高等専門学校
雑誌
大阪府立工業高等専門学校研究紀要 (ISSN:0387365X)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.75-78, 2006-07-30

地域貢献を目的としたモータ2つで動作する簡単なロボット工作入門用キットを開発した.開発したキットを用いて小学校の総合的な学習の時間で利用できるようにポートフォリオを用いた授業形態を2回の研修で32名の小学校教員に提示した.45分授業2コマ分であり,教材価格も安価で,工具もハサミのみであり,手軽に利用できるとの評価をいただいた.また,小学生には夏休みや冬休みに実施しているロボット工作教室の中で,約150名の参加者に使ってもらった.基本的な構造は一緒で,3種類の形態から自由に選んで独自の装飾を行うことができる.参加者は2時間程度でロボットを制作し,装飾後は自由に動かして楽しんだ.
著者
小林 克 堀内 秀樹 岩下 哲典 金田 明美 小川 保
出版者
一般財団法人 住総研
雑誌
住宅総合研究財団研究論文集 (ISSN:18802702)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.337-348, 2008 (Released:2018-01-31)

オランダ各都市・アユタヤ・ゼーランディア・平戸・長崎(出島)から出土した資料をサンプリングし,胎土分析を行った。この結果,黄色レンガは,オランダ地域からアジア各地にもたらされた可能性が高いこと。平戸・長崎(出島)出土の赤色レンガの多くは台南地域からもたらされた可能性が高いことが明らかになった。更に日本の瓦と同質のレンガが平戸と出島から確認され,日本人によりレンガが生産されていたと考えられる。オランダ式桟瓦も,タイ・アユタヤのオランダ人居住地と,インドネシア・バンテン遺跡からも発掘されていた。アユタヤで確認されたオランダ式桟瓦については,アムステルダム出土桟瓦との比較を行ったが,明確な差異は確認出来なかった。
著者
金田 泰佳 八田 珠郎
出版者
日本結晶成長学会
雑誌
日本結晶成長学会誌 (ISSN:03856275)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.194-204, 2015 (Released:2017-05-31)

Chocolate is a suspension in which solid particles of sugar and cocoa powder are dispersed at high concentrations in a continuous phase of cocoa butter. Many of chocolate's physical properties are thus determined by the behavior of cocoa butter crystal, which plays numerous essential roles in providing chocolate with a pleasing appearance, snap at room temperature, and smooth melting in the mouth. On the other hand, a fat bloom appears on chocolate when the unfavorable properties of cocoa butter crystal are manifested. Fat bloom is a condition in which the fine texture of fat crystal is lost for some reason and the chocolate becomes non-uniform. Chocolate fat bloom is classified into various types by the form of chocolate it is found on and the storage conditions that cause it. However, the relationships between the causes and results of bloom are diverse, and the classification of chocolate fat bloom is complicated. In this article, we classify chocolate fat bloom according to bloom morphology. Organizing the morphological states can help us to understand the developing mechanism, which gives a complicated flow chart showing the dependence on the type of chocolate item and its storage conditions.
著者
金田英彦
出版者
海洋科学技術センター
雑誌
JAMSTEC
巻号頁・発行日
vol.1(1)(創刊), 1989-01-01
著者
岡田 将人 京藤 拓未 金田 直人 佐々 遼介 三浦 拓也 大津 雅亮
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.87, no.5, pp.467-474, 2021-05-05 (Released:2021-05-05)
参考文献数
18

This paper presents the application of a noncoated carbide drill having a sharp cutting edge and multistage point angle (drill A) for drilling carbon fiber reinforced thermoplastics (CFRTP). The cutting characteristics were evaluated by comparing the drill A with a diamond-coated carbide drill having a constant point angle (drill B). The influence of the contact state between the cutting edge and carbon fiber on the cutting force was evaluated using a CFRTP with a unidirectional fiber. The drill A exhibited a maximum thrust force at the drill rotation angle where the fiber orientation and cutting edge travel direction matched. It was found that the thrust force of the drill A was lower than that of the drill B at any drill rotation angle. Moreover, the thrust force of the drill A was always lower than that of the drill B during the drilling of the CFRTP with a plain-woven fabric. Additionally, the uncut fiber of the drilled hole obtained by the drill A was more satisfactory than that obtained by the drill B. The temperature of the area near the cutting point during the drilling was lower in the drill A than in the drill B. In the drill A, the thrust force tended to increase with the number of drilled holes. However, no considerable reduction in the drilled hole quality was observed at 200 holes.
著者
金田 眞理 望月 秀樹 前田 真一郎 小池・熊谷 牧子 中村 歩
出版者
大阪大学
雑誌
挑戦的研究(開拓)
巻号頁・発行日
2022-06-30

結節性硬化症(TSC)はmTORC1(エムトールC1)の恒常的活性化で、全身に腫瘍やてんかんを発症する遺伝性疾患である。TSCの皮膚病変治療薬である、mTORC1阻害薬シロリムスの塗り薬を使用していた患者の中に、皮膚への少量塗布で血中シロリムス濃度の上昇なく、てんかんが改善する患者が現れた。そこでてんかんを有するTSCのモデルマウスで検討したところ、マウスでも同様の結果が得られた。皮膚塗布により、シロリムスが血液を介さずに、脳へ輸送された可能性が考えられた。本研究ではその機構の解明を行う。
著者
金田 喜弘
出版者
佛教大学福祉教育開発センター
雑誌
福祉教育開発センター紀要 (ISSN:13496646)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.85-97, 2018-03-31

社会福祉士及び介護福祉士法が施行され30年が経ち、社会福祉専門職のひとつである社会福祉士が多くの福祉現場で実践を展開している。国の政策動向においても、社会福祉士への期待は大きい一方で、養成校の減少や福祉離れが深刻化している。本研究では社会福祉学部の学生が社会福祉専門職を目指すキャリア選択と、社会福祉士実習やその他の福祉教育との関連性について明らかにすることを目的に、複線経路・等至性モデル(TEM)を用いて分析を試みた。分析の結果、「社会福祉実習に臨むことを決断(第1期)」、「社会福祉実習を通した学び(第2期)」、「ソーシャルワーカーとして働くことを選択(第3期)」の3つの時期区分で推移していることがわかった。社会福祉専門職を目指すための福祉教育の展開プロセスとして、(1)社会福祉実習の重要性、(2)地域福祉フィールドワークや福祉現場インターンシップなどの社会福祉実習以外の補完的な取り組み、(3)ソーシャルワークイメージの明確化の3点が重要であることが明らかとなった。TEM福祉教育社会福祉専門職
著者
金田 浩由紀
出版者
関西医科大学医学会
雑誌
関西医科大学雑誌 (ISSN:00228400)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.1-10, 2021 (Released:2021-07-20)
参考文献数
36

臨床倫理コンサルテーションは医療従事者から希求されているが,その普及は十分ではない.臨床倫理的なジレンマが存在するというコンセンサスはあるものの,どのように対応するのかのコンセンサスがないことが課題である.本稿では,臨床倫理コンサルテーションでの具体的な対応について考察していく.まず臨床倫理に関する過去の文献を振り返り,臨床倫理の具体的な作業について考察をし,その本質は価値の比較考量と選択であることを明らかにし,その手順を4段階に整理した.次に,臨床倫理コンサルテーションの手順を確認し,当事者への応答について考察を行い,自験例から典型的な臨床倫理的問題への確認事項の返答と価値判断を伴う返答における具体例を示し,円滑に活動できるための手順の提案を行った.これらにより,臨床倫理支援が病院機能として医療安全対策や感染防止対策と同じ様に,恒常的に機能するための一助となることを期待する.
著者
金田 章裕
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.249-266, 1976-04-01 (Released:2008-12-24)
参考文献数
44

摂津・河内・大和・山城・伊勢・尾張などでは条里地割の内部に島畑が存在している.このような島畑景観の起源は条里地割そのものの起源とは別に検討を必要とするものであり,文献史料と現地の地割形態との対比の結果,明確に確認されるのは14世紀末であり, 12世紀以前においてはまだ形成されていなかったと考えられる.律:令制下では本来畑は制度的に田と異なり,かつその評価も低かったが,11世紀以後の制度的な差異の消滅および土地利用の進展の結果,例えば15世紀初めには田畑が同一の評価を受けていた例も確認される.この頃には従つて田畑共に有効に利用する集約的な土地利用形態と結びつく島畑景観形成の経済的・社会的条件は一応満足することとなり,前述の起源とも合致する.このような島畑景観形成のプロセスは,微地形・表層地質の調査・検討の結果とも矛盾せず,むしろ検証されるものである.
著者
朴 進午 鶴 哲郎 野 徹雄 瀧渾 薫 佐藤 壮 金田 義行
出版者
The Society of Exploration Geophysicists of Japan
雑誌
物理探査 (ISSN:09127984)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.231-241, 2008
被引用文献数
8

IODP南海トラフ地震発生帯掘削計画として紀伊半島沖東南海地震(マグニチュード8.1)の震源域掘削が2007年秋頃から始まる。それに先立ち,我々は2006年3月,紀伊半島南東沖南海トラフ付近における地殻構造の高精度イメージングのため,深海調査研究船「かいれい」のマルチチャンネル反射法地震探査システムを用いた高分解能3次元反射法地震探査を行った(KR06-02航海)。「かいれい」3次元探査域は3ヶ所の掘削サイトをカバーしており,本調査には長さ約5kmのストリーマーケーブル(204チャンネル)と,約100 m 離れた2式の震源アレイを用いた。高分解能調査のため用いた各々の震源アレイはGガン2基とGIガン1基の組合せである。特に,ストリーマーケーブル1本のみを曳航する本調査では,左右震源アレイを交互に発震するFlip-flop方式を導入することで,1 sail line につき2 CMP line のデータ取得が可能となり,データ取得作業の効率が倍増した。最終的な3次元データ取得範囲は3.5×52 km となった。データ記録長は10秒,サンプリング間隔は1 msec である。また,震源アレイとストリーマーケーブルの曳航深度は,それぞれ5mと8mに制御した。発震点および受振点の測位のため, SPECTRAとREFLEXを使用した。調査期間中に船上QCなどの結果,良好なデータ取得が確認できた。調査終了後,陸上での3次元ビンニングなどの前処理を終えたCMPデータを用い,3次元重合前深度マイグレーション処理を行った。最終的に,3次元区間速度モデルと高分解能の地殻構造イメージが得られた。速度不確定性を推定するために行った3D PSDM速度テストの結果より,最終速度モデルは,約6kmの深度において最大±5%の速度不確定性を持つことがわかった。得られた3次元地殻構造の解釈の結果,南海トラフ底で沈み込んでいる,3つの音響ユニットから成る四国海盆堆積層の層厚変化が明らかとなった。特に,最上位のユニットCは,トラフ底から陸側への有意義な層厚増加や背斜構造によって特徴付けられ,また,ユニットCの中央には強振幅の反射面Rの存在が認められる。この反射面Rは斜めスリップ断層面として解釈され,このスラスト断層運動によって,ユニットCが重なり,陸側へ厚くなっていることが考えられる。<br>
著者
菅沼 悠介 川又 基人 白水 薫 小山 拓志 土井 浩一郎 金田 平太郎 青山 雄一 早河 秀章 小花和 宏之
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.126, no.1, pp.1-24, 2017-02-25 (Released:2017-04-20)
参考文献数
36
被引用文献数
6

Unmanned aerial vehicle-based “Structure from Motion” (UAV-SfM) photogrammetry is becoming increasingly important for obtaining high-definition topographic data in a variety of earth science research. Antarctica is one of the best fields in which UAV-SfM surveys are applied, because detailed geomorphological data are essential for reconstructing past Antarctic ice sheet changes and understanding landform evolution processes in a hyper-arid and hypothermal environment. However, application of UAVs in Antarctica has been limited because of difficulties arising from low temperatures and the restricted availability of the Global Navigation Satellite System (GNSS)-assisted navigation system at high latitudes. In this article, we provide methodological solutions for these difficulties, and report several preliminary results of UAV surveys in central Dronning Maud Land and the Soya Coast in East Antarctica. A digital elevation model (DEM) obtained in central Dronning Maud Land clearly shows 3D structures of polygons developed on glacial tills. At the Soya Coast, a DEM analysis reveals detailed geomorphological characteristics, such as moraine ridges originating from a former ice stream and differential erosion of the basement due to weathering. Based on these results, we suggest that the UAV survey has certain merits for conducting an efficient field survey in the extremely large areas of Antarctica within a limited time, and has great potential for reconstructing past Antarctic ice sheet changes and obtaining a further understanding of landform evolution processes.
著者
南 雅文 金田 勝幸 井手 聡一郎
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

脳内分界条床核において、神経ペプチドであるCRFとNPYによる神経情報伝達が、痛みによる不快情動生成において相反的な役割を果たすことを明らかにした。また、これら神経ペプチドが分界条床核II型神経細胞に選択的に作用し、その活動をCRFは促進し、NPYは抑制することを示した。さらに、組織学的解析により、分界条床核II型神経細胞の活動亢進が、腹側被蓋野ドパミン神経の活動を抑制することにより不快情動を惹起する可能性を示し、痛みによる不快情動生成の神経機構を明らかにした。
著者
池田 定博 金田 重郎 金杉 友子 加藤 恒昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.708, pp.113-120, 2000-03-17
参考文献数
6
被引用文献数
2

商品開発やマーケティングでは、効果的なコンセプトの作成が極めて重要である。しかし, 思いついた多数のコンセプトや広告コピー案の中から, 戦略の柱となるキーワード候補を絞り込んでゆく方法は知られていない.本稿では, この問題を解決するため, 「流行ことば予測」手法を提案する.そこでは, まず, 過去・現在・将来における流行語の背景となる社会的要因を、「ことば」として表現する.そして, 今後流行の可能性がある新しい「ことば」と, これら社会的要因との距離を計算し, 「近い」と算出されたことばから, 流行のキーワードを開発する.過去の「ことば」としては, 自由国民社発行の「現代用語の基礎知識」を使用し、距離計算にはベクトル空間法を利用した。1998年度の流行語大賞である「ショムニ」等が, どのような背景により流行したかを実験的に分析する。
著者
佐野 佑樹 澤 俊二 杉浦 徹 木村 圭佑 松本 隆史 櫻井 宏明 金田 嘉清
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.955-959, 2015 (Released:2016-01-09)
参考文献数
22

〔目的〕回復期リハ病棟における認知尺度と行動観察尺度を併用して用いる有用性を検討すること.〔対象〕当院回復期リハ病棟に入院した60名.〔方法〕行動観察尺度のNMスケールを用いて,認知症の重症度を4群に分類した.次に,各群間における入退院時のMMSE,NMスケールの比較と関連性を求めた.〔結果〕認知症が重度群の場合,MMSEでは失語症や鬱傾向により評価不十分だが,NMスケールでは有意な差が認められた.また入院時の軽度群と中等度群のみ相関が低かった.〔結語〕一方の評価だけでは信頼性が乏しいこと,また認知尺度は失語症や鬱傾向の影響を受けることがあるため,日常生活の様子を観察して評価する行動観察尺度は有効であった.
著者
有吉 慶介 松澤 暢 矢部 康男 加藤 尚之 日野 亮太 長谷川 昭 金田 義行
出版者
国立研究開発法人海洋研究開発機構
雑誌
JAMSTEC Report of Research and Development (ISSN:18801153)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.17-33, 2011 (Released:2011-11-30)
参考文献数
48

同じプレート境界面上にある複数の断層セグメントが連動して地震が発生した場合,一般にはスケーリング則に従うと考えられている.しかし,スマトラ島沖地震のような超巨大地震となると,走行方向に長い形状となり,アスペクト比一定の前提条件が破綻するため,活断層調査などからは諸説に分かれているのが現状である.そこで本稿では,摩擦構成則に基づく地震サイクルの数値シミュレーション結果について,単独地震と連動型地震のすべり量を比較するという新たな観点から,特徴を見出すことにした.その結果分かったことは以下の通りである.断層セグメント間の距離と破壊遅れの時間差が共に短い場合には,地震時すべりが断層サイズに比例して大きくなるが,プレスリップは単独地震とほぼ変わらない.一方,断層セグメント間の距離と破壊遅れの時間差が共に長い場合には,地震時すべりは数割程度しか増幅しないため,マグニチュードに換算するとほぼ変わらないが,プレスリップは単独地震に比べて数倍程度増幅することが分かった.これらの知見を活かして,スマトラ島地震でみられた短期的・長期的の連動型地震を考察し,東北地方太平洋沖地震に伴う長期的な時間遅れを伴う連動型地震の可能性について調べた.その結果,東北地方太平洋沖地震の周辺で後続する大規模地震の発生可能性を判断・予測するためには,三陸はるか沖地震・十勝沖地震の震源域や,太平洋沖でのフィリピン海プレート北限に沿った房総半島沖において,海底観測をする必要があることを指摘した.