著者
金子 元司 桜井 良一 加々井 千裕 五町 善雄
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成19年 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.1447-1450, 2007-08-24 (Released:2017-08-31)

This paper shows the field survey of the electric consumption and the analysis of its changing factors in a totally electrified housing complex.
著者
兼子 直 岡田 元宏 朱 剛 金井 数明
出版者
てんかん治療研究振興財団
雑誌
てんかん治療研究振興財団研究年報
巻号頁・発行日
vol.16, pp.91-100, 2004-11

熱性けいれん(FS),全般てんかん熱性けいれんプラス(GEFS+),乳児重症ミオクロニーてんかん(SMEI)はそれぞれ発熱と関連して発症するけいれん性疾患であるが,臨床症状・重症度・予後・薬剤に対する反応性などが著しく異なる。これらの疾患に対する遺伝子診断法を確立するために,今回以下の研究を行った;A)熱性けいれんに対する5cM単位でのゲノムワイド連鎖解析,B)SMEI及び辺縁型SMEI(SMEB)にたいするナトリウムチャネル遺伝子変異解析,C)GEFS+/SMEI/SMEBにおけるSCNIAミスセンス変異に関する遺伝子型一表現型相関に関するメタ解析,D)上記疾患の候補遺伝子に対するゲノムワイド包括的変異解析。結果として,SMEI/SMEB患者に高頻度(44.8%)にSCNIA変異を認め,その頻度はSMEB群(25.9%)よりもSMEI群(61.30/a)に多く,truncation変異はSMEI群にのみ認めた。上記の結果はSMEBはSMEIと遺伝学的に同一の疾患である事を示唆した。SCNIAのミスセンス変異はGEFS+/SMEI/SMEBのいずれの表現型も取りえたが,SMEI/SMEBを生じる変異は遺伝子中のポア形成領域に高頻度に認められ,またポア形成領域のミスセンス変異はより臨床症状が重篤である傾向を示した。また研究Dでは上記疾患患者より新規遺伝子刃こおける病的意義の疑われる変異を認めた。GEFS十やSMEIで原因となる遺伝子変異が不明であるものが末だ多数にのぼり,今後とも新規責任遺伝子の探求が必要と考えられる。今後より多くの症例を集め,これまで既知の責任遺伝子の変異の種類や局在,それぞれ遺伝子変異の質的意義(機能解析など)などを解析して遺伝子型一表現型相関をより一層明らかにしていく一方で,新たな責任遺伝子とその機能を明らかにしていくことにより,FS/GEFS+/SMEIのより精度の高い遺伝子診断の設定が可能となると考えられる。兼子直ほか8名による執筆
著者
前田 侑亮 金 明哲
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
pp.2018_027, (Released:2018-10-19)
参考文献数
22

関西都市圏は「私鉄王国」と呼ばれており,関西5私鉄(近鉄・京阪・南海・阪急・阪神)は競って沿線を開発し,関西都市圏の街づくりの一角を担ってきた.本研究では,関西5私鉄の沿線を文化的価値の側面から定量的に分析し,沿線の特徴を明らかにすることを目的とする.分析においては,どの駅勢圏にどの文化施設等が何回出現したかという頻度行列を作成し,そのカウントデータが持つ情報そのものに焦点を当てられるトピックモデルLDAを用いた.分析の結果,関西5私鉄の沿線には6つの特性が潜んでいると分かった.また,これらの特性を整理し各社の主要路線を分類すると,「歴史的な沿線を持ち,地域密着型の商業地域が目立つ路線」,「都心とその間の郊外を結び,良好な生活環境が整備された路線」,「都心と文教地区を走り,通勤通学の足としての性格が強い路線」の3つに分けることができた.
著者
鈴木金輔 編
出版者
大川屋[ほか]
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1896
著者
川嶋 正志 カワシマ マサシ 川嶋 正志(東京学芸大学附属小金井中学校)
出版者
東京学芸大学附属小金井中学校
雑誌
研究紀要 / 東京学芸大学附属小金井中学校 (ISSN:18836348)
巻号頁・発行日
no.53, pp.161-168, 2017-03-28

「ヒットマンガ」というカルタに似たカードゲームを用いて、読むという行為について再考させる実践である。マンガであることもあり、生徒が積極的に取り組む様子が見られたが、「ヒットマンガ」単体で読解指導を行うには課題が残った。現状では、文学教材との接続による読解指導の効果が期待される。
著者
古屋 英治 金子 泰久 小川 裕雄 石川 慎太郎 坂本 歩
出版者
社団法人 全日本鍼灸学会
雑誌
全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.166-174, 2006-05-01
参考文献数
18
被引用文献数
5 4

【目的】国体セーリング競技会場に設置したコンディショニングルームでセーリング選手の身体愁訴に対する鍼治療の直後効果を検討したので報告する。<BR>【方法】腰部の筋痛 (n=108) 、頚肩背部の筋痛 (n=72) に鍼治療を単独で行った。鍼治療は局所治療とした。調査項目は主訴およびその程度を示すVAS値とした。VAS値の有意差検定は対応のあるt検定とした。<BR>【結果】主訴は腰痛、頚肩背痛、その他の順に多かった。鍼治療は腰部の筋痛 (n=108) のVAS値を治療前53.2±21.5mmから後21.5±16.4mmに減少 (p<0.01) させた。また頚肩背部の筋痛 (n=72) のVAS値は治療前48.0±18.7mmが治療後18.5±15.2mmに減少 (p<0.01) した。<BR>【考察】国体セーリング選手の腰部、頚肩背部の筋痛に対して鍼治療は有効であり、競技現場で行うコンディション調整の一手法として、鍼治療の有効性が示唆された。
著者
金沢 貴憲
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.138, no.4, pp.443-450, 2018-04-01 (Released:2018-04-01)
参考文献数
13
被引用文献数
6

In general, the blood-brain barrier (BBB) poses a major challenge to drug development efforts targeting brain/central nervous system (CNS) diseases, since it limits the distribution of systemically administered therapeutics to the brain/ CNS. Therefore, the development of effective strategies for enhancing drug delivery to the brain has been a topic of great interest in both the clinical and pharmaceutical fields. Intranasal administration has been noted as a method for noninvasive delivery of a drug to the brain/CNS by bypassing the BBB via the “nose-to-brain” route. This nose-to-brain delivery system has the potential to be highly versatile, and a combination of this system with new drugs and siRNA shows promise in the treatment of CNS diseases. Cell-penetrating Tat peptide-modified block copolymer micelles have the potential for improving mucosal permeability and nose-to-brain transport efficiency. In addition, nano-sized drug carriers can improve nose-to-brain delivery through their ability to increase the stability of encapsulated drugs against biological degradation in the nasal cavity and brain/CNS. In this review, we introduce the assessment of and mechanisms for delivery to the brain after intranasal drug/siRNA administration with our cell-penetrating peptide-modified nano-sized polymer micelles. Our findings show that the use of polymer micelles with surface modification by cell-penetrating peptides for intranasal administration enables the noninvasive delivery of therapeutic agents to the brain/CNS by increasing the nose-to-brain transfer of the drug or siRNA administered from the nasal cavity.

1 0 0 0 OA 第151号全文

著者
金沢大学附属図書館
出版者
金沢大学附属図書館
雑誌
こだま (ISSN:09158782)
巻号頁・発行日
vol.151, pp.1-10, 2003-10-01
著者
金坂 俊哉 小棚木 進 中林 靖 間峠 彰弘
出版者
一般社団法人 日本時計学会
雑誌
マイクロメカトロニクス (ISSN:13438565)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.29-36, 1999-09-10 (Released:2017-11-09)
被引用文献数
1

This paper describes the development of a thermal energy watch. The Cal. 6C is the thermal energy watch that converts body heat into power. The watch has an ultra compact power generation system with a power generation monitoring function and a power saving function that gradually stops the hands when no power is generated. It also has a fully automatic perpetual calendar function valid through February 28, 2100.
著者
渡辺 敬介 金子 知適
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.158-162, 2017-11-03

本論文は,将棋における勾配ブースティング木を用いた局面評価関数を実証する.現在,殆どの将棋プログラムでは線形モデルを用いた評価関数が使用されている.一方で,機械学習分野では様々な非線形モデルを用いた手法が提案されており,これらの手法をうまく将棋に適用できれば既存手法より正確な評価関数を作成できると期待される.本研究は,勾配ブースティングを用いることにより評価関数の改善を試みた.1手当たりの探索局面数を固定して対局実験を行った結果,提案手法は基本手法に対して勝率6割以上で勝ち越し,提案手法が有力な手法であることが示された.しかし探索速度では提案手法に従来手法に大きく劣り,さらなる改善が必要であると考えられる.
著者
久保 仁美 今井 彩 阿久澤 智恵子 松﨑 奈々子 金泉 志保美 佐光 恵子
出版者
一般社団法人 日本小児看護学会
雑誌
日本小児看護学会誌 (ISSN:13449923)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.18-26, 2018

<p> 本研究の目的は、NICU入院児の母親への退院支援に対する熟練看護師の認識を明らかにすることである。5年以上のNICU勤務経験を有する熟練看護師12名を対象に、退院支援の認識について半構成的面接調査を行い、Berelson. Bの内容分析を行った。結果238コードから、49サブカテゴリー、15カテゴリー、6コアカテゴリーが生成された。6コアカテゴリーは、【母子関係・母親-看護師関係を構築し深める】、【出産後のプロセスを支える一貫した支援】、【退院後の育児を見据える】、【退院調整に多職種でかかわる】、【退院後の母子の生活を知りNICUでの退院支援を評価する】、【妊娠中から退院支援が始まる】であった。熟練看護師は、出産後のプロセスを支える一貫した退院支援の認識を基盤とし、各時期における退院支援の認識を相互に補完し合い、母親への退院支援に結びついていることが示唆された。</p>
著者
金子 開知 川合 眞一
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.138-148, 2011 (Released:2011-06-30)
参考文献数
54
被引用文献数
2 4

グルココルチコイド(ステロイド)誘発性骨粗鬆症(GIOP)の発症機序は,ステロイドの骨組織の局所に対する作用と,カルシウム代謝の変化による二次性副甲状腺機能亢進症や下垂体ホルモン分泌抑制を介した性ホルモン分泌の抑制などのステロイドが全身に作用を介した機序が考えられている.近年,骨組織への直接作用が特に骨形成への影響が注目されている.骨代謝マーカーにおいては,ステロイド投与早期より骨形成マーカーは低下する.一方で,骨吸収マーカーは増加傾向を示す.GIOPの治療に対して,各国でガイドラインが作成されているが,ビスホスホネート製剤はGIOPにおける骨折抑制効果が多くの臨床研究から明らかにされており治療の第一選択となっている.また,ヒト組み換え副甲状腺ホルモン剤であるテリパラチドは,GIOPにおける骨折のリスクが高い患者において使用を考慮すべき薬剤である.さらに,抗receptor activator for nuclear factor κB ligand抗体製剤であるデノスマブは閉経後骨粗鬆症においての有用性が報告されておりGIOPでの効果が今後期待される.
著者
飯塚 進一 山本 理絵 河谷 雅人 埇田 真彰 金指 秀明 秋枝 一基
出版者
一般社団法人 日本救急医学会
雑誌
日本救急医学会雑誌 (ISSN:0915924X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.10, pp.864-870, 2013-10-15 (Released:2013-12-30)
参考文献数
20
被引用文献数
1

向精神薬の服用や薬物過量服薬に伴う意識障害により,同一姿勢で四肢を長時間圧迫し横紋筋融解症やクラッシュ症候群,神経麻痺を来す報告は散見されるが,上記に加えて肺塞栓症を併発した稀な症例を経験したので報告する。症例は73歳の男性で,躁鬱病の外来治療中に内服薬が変更され過鎮静の状態となり,胡坐の状態で約10時間就眠した。覚醒後より右下肢の運動障害,右臀部から大腿部の腫脹と疼痛がみられ当院に救急搬送された。搬送時の意識状態はJCS 1で呼吸循環状態は安定していたが,身体所見上,右臀部から大腿部の腫脹と圧痛,坐骨神経麻痺を認めた。診察中に呼吸困難と酸素飽和度低下,意識障害を来したが,数分間で改善がみられた。病歴聴取で上記の発症状況が判明したため,CT血管造影検査を施行したところ,右中殿筋から大腿四頭筋の筋腫脹と肺塞栓症,右ヒラメ静脈内の深部静脈血栓症を認めた。また血液検査ではCPK 52,700 U/lと上昇しており,右下肢の長時間圧迫に伴うクラッシュ症候群,坐骨神経麻痺,右下腿深部静脈血栓症および肺塞栓症と診断し,十分な輸液と抗凝固療法を開始した。その後,横紋筋融解症や腎機能障害は改善し,下肢深部静脈血栓症や肺塞栓症の再発はなかった。薬物服用後に意識障害を来し,とくに下肢の長時間圧迫によるクラッシュ症候群を発症した症例では,経過中に肺塞栓症を合併する恐れがあるため注意を要する。
著者
富松 剛 金田 康正
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.511-518, 1998-03-15

浜田の提案したURR (Universal Representation of Real numbers)表現は絶対値が1から離れるに従って,急速に精度が悪化するという欠点がある.この欠点を改善するために一般化した二重指数分割に基づく数値表現法を提案する.URR表現は二重指数±2±2mで実数を大まかに近似するが,本論文ではこれを±p±qmと一般化した.この一般化した表現ではpとqを大きくすることで,大きな実数に対してURR表現よりも少ないビット数で近似できるようになる.特にp=4,q=16と選ぶことによって,URR表現に比べ広範囲で精度の良い二重指数分割に基づく数値表現法となる.この一般化した数値表現は数々のURR表現の長所を有し,急速な精度の悪化も抑えている.この数値表現で実際に簡単な数値計算を行い,URR表現に比べ精度が良い本数値表現の有効性を検証した.