著者
金城 邦夫 小濱 継雄 垣花 廣幸 Kinjo Kunio Kohama Tsuguo Kakinohana Hiroyuki 沖縄県ミバエ対策事業所 Okinawa Prefectural Fruit Fly Eradication Project Office
出版者
沖縄農業研究会
雑誌
沖縄農業 (ISSN:13441477)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.25-30, 1991-07

品種Nco310の夏植収穫茎で1.赤腐に関与する蔗茎の損傷原因、2.メイチュウ類による加害と赤腐の発生について調査を行った。1.赤腐の発生茎率は90.0%で赤腐節率は17.4%であった。2.赤腐節の損傷には、メイチュウ類の食入孔(84.1%)と、成長亀裂(8.8%)があった。赤腐の発生にはメイチュウ類の加害が大きく関与していた。3.メイチュウ類の食入があった場合、その内の80.0%が赤腐に結びついていた。
著者
金谷 重彦 平井 晶 高橋 弘喜 Altaf-Ul-Amin Md. 中村 建介
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIS, スマートインフォメディアシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.322, pp.71-76, 2010-11-25

ゲノムプロジェクトの進展に伴って、現在までに、数百種のバクテリアゲノム、数十種の植物および動物のゲノムが解読された。植物における二次代謝産物は約20万種以上と推定され、5万種については構造決定されていると報告されている中で、ゲノムサイエンスの一環として、代謝産物と生物種の関係を体系化することを目的に、文献情報をもとに生物種とその生物において発見された代謝物の関係をデータベース化することを2004年より開始した。本論文では、このようにして開発された代謝物データベースKNApSAcK DBの現状を紹介する。さらに、生物資源の多面的な利用の目的からの代謝物検索を容易にするためのウェブサービスとしてKNApSAcKファミリーの研究開発を進めている(http://kanaya.naist.jp/KNApSAcK_Family/)。現在までにLunch Box(目的:食履歴)、KAMPO(漢方生薬)、KNApSAcK from around the world(世界の薬用植物)などのデータベース構築が完了した。これらのデータベースの現状についても紹介する。

1 0 0 0 OA 趣味の園芸

著者
金井紫雲 著
出版者
隆文館図書
巻号頁・発行日
1917
著者
金井 昌宏
出版者
特定非営利活動法人 産学連携学会
雑誌
産学連携学 (ISSN:13496913)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.2_41-2_50, 2015 (Released:2015-07-01)
参考文献数
30

平成18年改正に係る教育基本法において,社会貢献が教育及び研究に次ぐ我が国の大学の第三の使命として明記され,今日では共同研究や知的財産権ライセンス等の産学連携が,我が国でも活性化している.大学にとっても,産学連携は,ライセンス対価や研究費等の外部資金を導入できるメリットがある. しかし,大学の基本的機能である教育及び研究は,依然として大学の本質的価値を根拠付ける活動である.産学連携がこれらに悪影響を与えることがあってはならない. 本稿では,特に共同研究契約を対象として,産学連携終了後に,大学が自由な研究活動を継続するために,考慮すべき契約条件の検討を行った.
著者
金 相賢 大和 裕幸
出版者
The Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers
雑誌
日本造船学会論文集 (ISSN:05148499)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.188, pp.211-223, 2000 (Released:2009-09-16)
参考文献数
12

In this paper, the longitudinal control system for full-submerged hydrofoil based on wave prediction was proposed to exclude human operation and to improve the performance of contouring waves. The proposed control system consists of optimal preview servo system, Kalman filter and generation of future reference input and future wave disturbance.In the proposed control system, the wave disturbance and the wave elevation were filtered and predicted by using sensor signals, Kalman filter, 30th linear prediction model and the augmented system. Then the future reference input and the future wave disturbance were generated by using predicted wave disturbance and wave elevation, and were used to calculate the feedforward control input in the optimal preview servo system. And also the future reference was modified based on the significant wave height for ship height control.The simulation results show that the proposed control system has good performance of contouring waves in the follow sea and the hydrofoil regulates heave and pitch motion in low significant wave height and contours the waves in high significant wave height without human operation. And also the experiment was performed to confirm the algorithm of filtering of wave disturbance and hydrofoil motion, and calculation of wave elevation.
著者
金光万録 編
出版者
金光万録
巻号頁・発行日
vol.前編, 1893
著者
金尾 嘉徳
出版者
一般社団法人 表面技術協会
雑誌
表面技術 (ISSN:09151869)
巻号頁・発行日
vol.43, no.7, pp.667-670, 1992-07-01 (Released:2009-10-30)
参考文献数
11
被引用文献数
2
著者
横光 健吾 金井 嘉宏 松木 修平 平井 浩人 飯塚 智規 若狭 功未大 赤塚 智明 佐藤 健二 坂野 雄二
出版者
The Japanese Psychological Association
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.86, no.4, pp.354-360, 2015
被引用文献数
5

This study explores the psychological effects that Japanese people experience when consuming their "Shikohin", such as alcohol, tea, coffee, and tobacco. We conducted a cross-sectional study among 542 people, from 20-to 69-year-old, who regularly consumed any one of "Shikohin" in Tokyo, Kanagawa, Saitama, and Chiba. The participants responded to an anonymous questionnaire concerning the consumption patterns of their "Shikohin" and the psychological effects that they experienced in taking in their "Shikohin". Results obtained using the K-J methods showed three common psychological effects in each "Shikohin". These effects included an increase in relaxation response, the promotion of social relationships, and an increase in positive mood. Our findings suggest that Japanese people may get some common effects through consumption of different "Shikohin".
著者
金児 石野 知子 石野 史敏
出版者
日本哺乳動物卵子学会
雑誌
Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌 (ISSN:13417738)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.16-23, 2013-04-01

PEG10,PEG11/RTL1は胎盤形成に必須の機能を果たす遺伝子である。どちらもLTRレトロトランスポゾンに由来しており,PEG10は胎生の哺乳類(有袋類と真獣類),PEG11/RTL1は真獣類にのみ保存されている。すなわちこれらの遺伝子はレ卜ロトランスポゾンが祖先のゲノムに挿入後,内在遺伝子化し,自然選択を受けたものであることが分かる。遺伝子機能を考えあわせると,これらの遺伝子獲得が胎盤形成を通じて,胎生という生殖様式をとる獣類,真獣類というそれぞれ哺乳類の亜綱,下綱の形成に重要な寄与をはたしたことも確かであろう。LTRレ卜ロトランスポゾンが内在遺伝子化するイグザプテーション機構は,「ほぼ中立説」に従うプロセスと自然選択による「ダーウィン進化」の2段階のステップから構成されると考えられる。また,イグザプテーションの起きる場所として,DNAメチル化レベルが比較的低い胎盤は好条件下にある。「胎盤は哺乳類進化の実験場として機能した」という仮説を提唱したい。
著者
金 和子 小林 彰夫 河村 フジ子 松本 睦子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.40, no.7, pp.603-608, 1989-07-05 (Released:2010-03-10)
参考文献数
8

辛味大根と青首大根の辛味臭成分をエーテル振とう抽出により分離し, GCおよびGC-MSにより分析し, 比較した.辛味大根の香気成分は99.5%以上が含硫化合物であり, 5種のメチルチオイソチオシアネートが主要成分として同定された.なかでも, (E) -4-メチルチオ-3-ブテニルイソチオシアネートは香気中96.5% (62.7mg%) を占め, かつこの化合物は1.3ppm以上あると単独でも生大根辛味臭を呈し, 濃度の増加につれ香辛性が強化される.実際の辛味大根中における存在量は627ppmであることから, 辛味大根の辛味臭は主としてこの物質であることが明らかとなった.
著者
清水 寛之 金城 光
出版者
日本認知心理学会
雑誌
認知心理学研究 (ISSN:13487264)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.13-21, 2015

本研究の目的は,日常記憶質問紙(the Everyday Memory Questionnaire, EMQ)を用いて,成人期における日常記憶の自己評価に関する発達的変化を明らかにすることである.299名の一般成人(1925歳の若齢者99名,3855歳の中年者97名,6375歳の高齢者103名)が本調査に参加し,日常生活における記憶活動の忘却や記憶失敗に関する28項目についての発生頻度を"最近6カ月で1回もない"から"日に1回以上"までの9件法で評定した.先行研究(清水・高橋・齊藤,2006, 2007など)によるEMQの因子構造に基づいて全項目を五つの下位項目群に分類したうえで項目群ごとに各年齢群の評定値を比較したところ,その発達的変化は(a)若齢者=中年者=高齢者,(b)若齢者>中年者>高齢者,(c)若齢者=中年者>高齢者,(d)若齢者>中年者=高齢者,(e)若齢者>高齢者,の五つのパターンに分かれた.日常記憶の自己評価は成人期に自己の記憶能力に対して悲観的な見方から楽観的な見方へと段階的に移行していくことが示唆された.
著者
武田 俊一 金子 弘昌 船津 公人
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集 第38回ケモインフォマティクス討論会 東京
巻号頁・発行日
pp.100-103, 2015 (Released:2015-10-01)
参考文献数
12

新薬を開発するために新薬となる可能性の高い多様な構造からなるライブラリを構築する手法の開発が求められている。我々はそのような手法として化学空間上の任意の領域に構造を多数生成する手法であるde novo design algorithm for exploring chemical space (DAECS)に注目し、その改良を行った。DAECSはリガンドデータで規定された部分空間上の特定の領域に存在する構造のみを生成することができる。しかしDAECSでは多様性の高い構造を生成することと活性値以外の性質を考慮することができない。本研究ではこの問題を解決するために部分構造を用いた構造変化及び化学空間上のドラッグライクネス分布の可視化を用いた領域選択を導入した。GVKのデータベースより取得したヒトalpha2Aアドレナリン受容体に対するリガンド活性データを用いて手法の優位性を確認したところ、ドラッグライクネスを考慮したうえで高い活性が期待できる構造を多様に生成できることを確認できた。