著者
鈴木 智子 竹村 幸祐
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.108-126, 2014-01-15 (Released:2020-11-13)
参考文献数
33

サービス業のグローバル化が進んでいる。複数の国で事業を行う際,グローバリゼーション戦略とローカリゼーション戦略といった二つの選択肢がある。これまでに米国を中心に発展してきたブランド・マネジメント論では,どちらかといえばグローバリゼーション戦略が推奨されてきた。これに対し,本研究では,グローバリゼーション戦略の有効性について再考を試みる。グローバリゼーション戦略を推奨する研究者の主張からは,「一貫性」がキーワードとして浮上する。しかし,一貫性を選好する傾向には文化差があり,ある文化圏の人々は一貫性を重視するが,別の文化圏の人々は変化や矛盾に対して寛容であることが指摘されている。前者ではブランド・イメージに一貫性が欠如していると,そのブランドに対する評価が下がる可能性があるが,後者ではブランド評価が下がるとは限らない。本論文ではこのことについて,ユニバーサル・スタジオを事例として取り上げつつ,考察する。
著者
根本 剛志 河村 隆 鈴木 智 飯塚 浩二郎 奥田 一郎
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
「運動と振動の制御」シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.264-267, 2011

In this paper, we present prototype robot to replicate features of dragonfly flight. We have observed and revealed characteristics of dragonfly flight in lifting, cruising, and hovering. With flapping fore and hind wings out of phase, we have achieved sustained flight with our dragonfly prototype. We present overview of observation, flapping mechanism, experimental setups, and experimental results.
著者
鈴木 智博 坂 直樹 小林 篤史 古市 昌一
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.387-388, 2016-03-10

近年,小笠原諸島周辺海域にてサンゴが密漁されるというなどの海上警備問題が注目を集めている. 水産庁の調査によると,平成25年における全国の海上保安部,警察署及び都道府県における漁業関係法令違反の検挙件数は1,713件となっている.これらの事実は公式にあるものの機会がなければ閲覧することはない.また,テレビや新聞でも報道されているが,実際の現場ではなにが起こっているのかよく分からない.そこで,本研究では海上警備問題に対してのシミュレーションによる効果的検討環境の構築と一般市民による問題理解を目的とした操作・可視化法の実現を提案する.
著者
藤嶋 昭 寺島 千晶 鈴木 智順 鈴木 孝宗 安達 隆尋 小笠原 麻衣 加藤 華月
出版者
東京理科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

日光の社寺等の文化財に用いられている漆を保護するための光触媒コーティング技術の開発を行った。紫外線による劣化を防ぎつつ,防カビ効果のある保護膜として,紫外線吸収剤を含んだ積層構造の光触媒膜をコーティングし,紫外線劣化による寿命を未処理の漆に比べ18倍向上させることに成功した。また,漆等の文化財および日光周辺に発生するカビの特定を行い,文化財由来株はPenicillium属とCladosporium属に近縁な一般的な建築物に発生する真菌であることを真菌叢の網羅的解析から明らかにした。
著者
鈴木 智草 宇津木 成介
出版者
日本行動医学会
雑誌
行動医学研究 (ISSN:13416790)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.1-11, 2010 (Released:2014-07-03)
参考文献数
22

本研究では、公共閉所空間としてエレベーター室内を想定し、そこにおける音楽の有無と男子同乗者の有無が女子実験参加者の主観的不安と心拍数および居心地感に与える影響を測定した。実験1では、実験参加者の意思で自由にエレベーターから出られる状況を設定した(高自由度条件)。その結果、音楽の影響は見られなかったが、居心地感に対する同乗者の影響が見られた。実験2では、5分間エレベーターに入っていなければならないという、低自由度条件で実験を行ったところ、音楽によって心拍数の増大が抑制された。実験3では同乗者条件、音楽条件に加えて、状況の自由度の条件を設定した。その結果、高自由条件では、音楽が実験参加者の不安を低減させ、同乗者の存在は居心地を低下させた。低自由度条件では、同乗者の存在によって実験参加者の居心地は上昇し、また音楽は心拍数の増大を抑制した。これらの結果から、BGMには女性搭乗者の不安や居心地を改善する作用のあることが認められたが、その作用は同乗者の存在および状況の自由度によって異なっていた。
著者
伊藤 信一 鈴木 智和 小南 陽亮
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.123-131, 2011-07-30 (Released:2017-04-21)
参考文献数
9
被引用文献数
1

陸生のカニ(陸ガニ)が生息地の植物に対して果実採食と種子散布という作用を及ぼすことは熱帯・亜熱帯において数例知られているが、日本のような温帯では報告例が見当たらない。そこで、本研究では、陸ガニによる果実の選好性と採食・運搬行動を明らかにし、その結果から陸ガニが温帯海岸林において種子散布者や種子食者として作用するかを検討した。調査は浜松市にある海岸林とその周辺の竹林で行い、日本に広く分布するアカテガニ、ベンケイガニ、クロベンケイガニを対象に、果実の選好性、種子の取り扱い、果実の採食場所を比較した。飼育下でも野外の生息地においても、3種の陸ガニは多様な果実を好む傾向がみられた。アカテガニでは採食時に種子を破損する頻度が他の2種よりも低く、海岸林の多様な植生で活動し、採食した果実の種子を巣穴から離れた場所にも落としていた。一方で、クロベンケイガニでは、種子を破損する割合が高く、生育可能な植物が限られる湿った環境で主に活動しており、巣穴近くに果実を運んで採食する傾向が強かった。ベンケイガニでも種子を破損する頻度が高かったが、活動する植生は多様であった。これらの結果から、種子散布者となる可能性はアカテガニ、ベンケイガニ、クロベンケイガニの順に高く、種子食者となる可能性はその逆であると考えられた。すなわち、温帯の海岸林においても陸ガニは種子散布者または種子食者となっている可能性が高く、陸ガニの種によってその作用は異なることが示唆された。
著者
蔭山 雅洋 鈴木 智晴 杉山 敬 和田 智仁 前田 明
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
pp.14061, (Released:2015-03-17)
参考文献数
35
被引用文献数
5 3

The purpose of this study was to clarify the relationship between ball velocity and the mechanical power of the lower limbs during pitching motion in 30 collegiate baseball pitchers. Three-dimensional positions of 37 reflective markers attached to the subject were tracked by an optical motion capture system (Mac3D System) with 12 cameras. The ground-reaction forces (GRF) of the pivot and stride legs during pitching were determined using two multicomponent force plates. Pitching motion was assessed in terms of the joint torques, joint torque powers and work done by each of joint in the lower limbs using a three-dimensional motion system. The joint torques of the hip, knee, and ankle were calculated using inverse-dynamics computation of a musculoskeletal human model (nMotion musculous 1.51). Pitching motion was divided into two phases: phase 1 was defined as the time taken from the knee of the stride leg reaching maximal height (MKH; 0%time) to the stride foot making contact with the ground (SFC; 100%time), and phase 2 was defined as the time taken from SFC to the ball being released (REL; 200%time).  These studies revealed that the positive work resulting from hip abduction (r=0.401) and knee extension (r=0.355) of the pivot leg (Phase 1) was positively correlated with ball velocity (p<0.05). The positive work resulting from hip adduction (r=0.359) and knee extension (r=0.409) of the stride leg (Phase 2) was positively correlated with ball velocity (p<0.05). In addition, the pitched ball velocity was positively correlated with pivot hip abduction torque at 74-94%time, pivot hip internal rotation torque at 76-89%time, stride hip adduction torque at 96-114%time, stride hip adduction torque power at 108-114%time, stride knee extension torque at 101-131%time, stride knee extension angular velocities at 158-189%time, and stride knee extension torque power at 156-174%time (p<0.05).  These results indicate that a pitcher with high pitched ball velocity can generate hip abduction and knee extension power of the pivot leg, and that these are increased by hip abduction and hip internal rotation torque when moving the body forward before stride foot contact. In addition, it is suggested that high-ball-velocity pitchers can generate hip abduction and knee extension torque in order to stabilize the body just after stride foot contact, and that these are increased by the knee extension power for increasing trunk rotation and trunk twisting from the first half to the middle of the second phase.  Therefore, the present results indicate that pitchers with a higher ball velocity can generate greater mechanical power of the lower limbs for increasing the energy of trunk rotation and the arm.
著者
帷子 京市郎 鈴木 智之 中村 克行 趙 卉菁 柴崎 亮介 仲川 ゆり
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. CVIM, [コンピュータビジョンとイメージメディア] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.158, pp.229-236, 2007-03-19
参考文献数
13
被引用文献数
1

本論文では,面的に測距を行うレーザスキャナを用いた群集の追跡手法,及び駅での検証実験により求められた群衆流動の可視化の方法について述べる.提案手法は,複数のレーザスキャナを時間的・空間的に同期させ,計測された歩行者の足断面のレンジデータから複数の歩行者を追跡する.追跡アルゴリズムは,レーザポイントに対して単純な時空間的クラスタリングを行うことで,実時間の処理を可能にしている.さらに得られた多数の軌跡データに対して位置と方向を考慮した三次元的なカーネル密度推定を行うことで,群衆流動の方向や通行密度,サイズといった情報の可視化を行う.また,得られた軌跡に対してOD別通行量の精度を評価した.
著者
大坪 英則 鈴木 大輔 神谷 智昭 鈴木 智之 山下 敏彦 史野 根生
出版者
金原出版
巻号頁・発行日
pp.1481-1488, 2018-11-01

要旨:近年,膝前十字靱帯(ACL)再建術では,形態的にも機能的にも正常靱帯に近い靱帯を再建するために,正常靱帯付着部に骨孔を作成し自家腱を移植固定する解剖学的再建術が行われている。われわれは,新鮮屍体膝を用いた解剖学的研究を行い,ヒト正常ACLは,前内側線維束(AM束)と後外側線維束(PL束)の2線維束に分けられ,さらにAM束は内側部分(AM-M束)と外側部分(AM-L束)に分けられ,3線維束を構成することを明らかにした。さらに,線維束の配列と断面積計測,付着部位置および面積計測,MRIによる生体内画像解析,透過型電子顕微鏡(TEM)によるコラーゲン線維の微細構造についての詳細な検討を行い,ACL 3線維束の解剖学的な特徴を明らかにした。これの結果は,各線維束が力学的に異なる役割を担っていることを示しており,靱帯再建術式の決定や移植腱の選択においては,これらの線維束構造の機能解剖学的特徴を十分に考慮すべきである。
著者
鈴木 智大 李 暉 丁 垚 韓 志晩
出版者
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は東アジアの歴史的木造建築の構造システム論の創生に向け、技術的・空間的側面から各国の歴史的木造建築を総合的に分析、比較する研究構想の一部として実施した。具体的には中世日本と中国と韓国における木造建築について、その基礎的な情報および論考を集積・把握し、適宜現地調査をおこなった。そして、上記の基礎的な情報を踏まえ、中国の各時代・各地域の建築について網羅的な検討をおこなった。また中国建築における穿挿枋に着目し、日本建築との関連性を考察した。東アジア建築史著述の端緒となるだろう。
著者
鈴木 智一 Muaffaq Achmad Jani 工藤 昭一 高木 浩一 加藤 昭二 藤原 民也
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌) (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.119, no.1, pp.13-18, 1999-01-01 (Released:2008-07-15)
参考文献数
15
被引用文献数
2 2

Analysis of NOx removal by a discharge plasma is made with an equivalent circuit. The used NOx reduction system consists of a neon transformer and a plasma reactor based on a dielectric barrier discharge. Impedance of the neon transformer has been determined experimentally, The equivalent circuit based on a series connection of two capacitors is used for the plasma reactor. The capacitances are obtained from experimental V-Q Lissajous diagram. Comparison with experimental data of consumed energy and the dependence of NO removal on gap length is successfully done.