1 0 0 0 OA 睡眠と認知症

著者
北村 拓朗 鈴木 雅明 鈴木 秀明
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.63, no.6, pp.302-306, 2020-12-15 (Released:2021-12-15)
参考文献数
23
著者
笹野 凪 鈴木 秀和 長田 敬五 神谷 充伸
出版者
植物研究雑誌編集委員会
雑誌
植物研究雑誌 (ISSN:00222062)
巻号頁・発行日
vol.98, no.2, pp.71-76, 2023-04-20 (Released:2023-04-22)
参考文献数
23

淡水域~汽水域に生育する底生羽状珪藻クチビルマガイケイソウ属(フナガタケイソウ科) のSeminavis strigosa (Hustedt) Danielidis & Economou-Amilli の生細胞と被殻微細構造を光学および電子顕微鏡を用いて観察し,葉緑体の形態と配置や殻微細構造の詳細な記載を行い,帯片構造に関する新知見を得るとともに,近縁種との形態学的相違点を明確にした.さらに,先行研究の観察結果をもとに,以下のi ~iii の属ランクの新たな分類形質を提案した.i) 2 つの葉緑体のうち, 腹側の葉緑体は棒状で,背側の葉緑体は板状である.ii) 殻内面の縦溝極末端は蝸牛舌状をなす.iii) 腹側軸域内面に発達した修飾肋をもつ.
著者
千明 譲 古田 晴朗 島貫 かおる 近藤 千愛 笹 哲彰 鈴木 秀彦
出版者
公益社団法人 埼玉県理学療法士会
雑誌
理学療法 - 臨床・研究・教育 (ISSN:1880893X)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.41-45, 2009 (Released:2009-03-12)
参考文献数
5

超高齢化社会を迎え,何らかの内科的基礎疾患を有しながら変形性膝関節症に罹患した患者が増加している。高齢者にとって膝関節痛は日常生活に制限をもたらす耐え難い要因の一つである。今回,我々は変形性膝関節症患者に対して施行した最小侵襲手技による人工膝関節単顆置換術(MIS-UKA)の術後経過を調査し,リハビリテーションにおけるその有用性に関して検討した。MIS-UKAの術後,関節可動域,下肢筋力の回復が早かったため,ADL動作及び歩行能が早期に改善された。MIS-UKAの低侵襲性は術後のリハビリテーション期においても有用であり,身体や基礎疾患に与える影響が少ないため,高齢者や基礎疾患を伴う患者に対しても有効であると推察された。
著者
鈴木 秀人
出版者
Japanese Society of Sport Education
雑誌
スポーツ教育学研究 (ISSN:09118845)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.1-25, 1999-05-31 (Released:2010-08-10)
参考文献数
45
被引用文献数
2

The purpose of this study is to examine the present conditions of physical education lessons in English Public Schools through examining the P. E. curriculum and interviewing the director of the P. E. department of four representative Public Schools: Winchester College, Eton College, Rugby School and Harrow School.The analysis conducted in this study on the aims, objectives and contents of physical education lessons proposed by the P. E. teachers of these four schools has made clear following points.1) In these schools, physical education is a compulsory subject for the first one or two years only. The existence of extra-curricular games and the pressure of examination work have made the status of this subject less significant.2) Their ideas on the aims and objectives of physical education lessons are almost the same as the current generally accepted way of thinking. Specifically, their thinking is to try to make a meaningful, active relationship between physical education lessons and extra-curricular games after making it clear where physical education lessons are different from extra-curricular games.3) The contents of physical education lessons in these schools are so different from that of state secondary schools. Public Schools do not teach team games which are emphasised in state schools. Dance and outdoor activities are also not taught in physical education lessons in Public Schools.4) Though team games are still stressed in the extra-curricular activities, so many other activities including individual sports are taken there. This implies that their thinking on this activity has changed from Victorian values to the new approach of physical education.Consequently, the P. E. teachers of English Public Schools have made an endeavor to place physical education lessons as the foundation of all physical activities in the schools. The existence of National Curriculum which prescribes physical education as a compulsory subject may work advantageously to their endeavors.
著者
鈴木 圭 岩崎 仁史 渡辺 文亮 大森 教成 石倉 健 畑田 剛 鈴木 秀謙
出版者
一般社団法人 日本救急医学会
雑誌
日本救急医学会雑誌 (ISSN:0915924X)
巻号頁・発行日
vol.18, no.11, pp.756-762, 2007-11-15 (Released:2009-02-27)
参考文献数
16
被引用文献数
1

症例は79歳の男性。受診数時間前からの増悪する嘔気, 腹痛, 左背部痛, 意識障害のために当院搬送となった。来院時ショックの状態で, 血液検査では急性腎不全, 肝機能障害, 血清アミラーゼ値の上昇がみられ, 出血傾向を伴う著しい代謝性アシドーシスが認められた。画像検査では軽度の肺炎像が認められたが, 下大静脈の虚脱がみられた他にはショックの原因となる疾患を指摘できなかった。ショックに対する初期治療の後, 集中治療室へ入室となった。腹痛の病歴と採血検査所見より, 急性膵炎に準じ治療を行った。補液及び人工呼吸管理により利尿がつき始め, 肺炎球菌尿中抗原検査 (NOW Streptococcus pneumoniae, Binax Inc., USA以下尿中抗原検査と略す) を施行したところ陽性を呈した。膵炎に準じ既に抗菌薬投与を行っていたことから同様の治療を継続したが, 多臓器不全が進行, 播種性血管内凝固症候群を併発し, 入院後8時間あまりの激烈な経過で死亡した。血液及び喀痰培養検査では有意細菌を検出できなかったが, 尿中抗原検査は偽陽性がきわめて少なく, 自験例の病態の根本は劇症型肺炎球菌感染症による敗血症性ショックとすることが妥当であると考えられる。劇症型肺炎球菌感染症は, 発症時に必ずしも肺炎像を呈するとは限らず, 原因不明の劇症型感染症の鑑別診断として重要である。このような症例の診断は血液培養の結果に依存せざるを得ないが, 迅速性に欠け, 感度も高いとはいえない。原因不明のショックの症例においては, 肺炎像が明らかでなくとも, 積極的に尿中抗原検査を用いた診断を行うことは, 自験例の如く血液培養が陽性とならない敗血症例ではとくに大きな意義があると考えられ, 今後の症例の蓄積が必要である。また, 尿中抗原検査で陽性を呈するショック症例は, 劇症型の経過をたどることが危惧され, いかに有効な治療手段を講じるかが今後の検討課題となると考えられる。
著者
森 貴裕 佐野 正弥 杉山 悟 吉原 四方 寺邑恵 里香 門馬 牧子 水上 創 中原 史雄 羽田野 敦子 藤澤 美亜 小池 潤 鈴木 孝良 松嶋 成志 鈴木 秀和
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:13489844)
巻号頁・発行日
vol.97, no.1, pp.73-75, 2020-12-18 (Released:2021-01-08)
参考文献数
5

A 22-year-old woman who had abdominal pain and diarrhea from 5 days ago got a CT scan in the hospital of origin and had a tumor about 5 cm in the stomach and bleeding. Upper gastrointestinal endoscopy revealed a large gastric submucosal tumor in pylorus. We considered it a malignant gastric submucosal tumor, and performed surgery, it was diagnosed as gastric plexiform fibromyxoma. Gastric plexiform fibromyxoma is a rare gastric mesenchymal tumor first reported by Takahashi et al. in 2007. Gastric plexiform fibromyxoma usually causes nonspecific symptoms of bleeding signs and is often operated on for that reason. However, surprisingly, plexiform fibromyxoma is a benign tumor with no reports of metastasis or recurrence.
著者
鈴木 秀之 藤原 有希 木下 郁心
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
pp.NSKKK-D-22-00096, (Released:2023-02-21)
被引用文献数
1

京野菜の中で, 万願寺甘トウ, 丹波黒大豆系の紫ずきん・京夏ずきん, 宇治緑茶にスペルミジンが多く含まれていることが分かった. 宇治緑茶にはスペルミジンばかりでなくスペルミンも多く含まれていた. ただ, 煎茶や玉露を湯で淹れたのでは, スペルミジン・スペルミンは一部しか抽出されないことが分かった. 人工胃液処理すると茶葉に含まれるスペルミジン・スペルミンはよく抽出されたことから, 茶葉を丸ごと食べる新しい食べ方の工夫が期待される.
著者
岩本 大輝 鈴木 秀男
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会誌 (ISSN:09187324)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.245-258, 2022-03-22 (Released:2022-03-23)
参考文献数
42

世界中で女性の労働参入が進んでいる.日本でも女性活躍は進んでいるが,女性管理的職業従事者割合は世界と比して極めて低い.この課題の要因としてワーク・ライフ・バランス(WLB)問題がある.企業はWLB支援施策を採用,もしくは採用を検討しているが,施策が階級別女性比率に与える影響や施策間の影響関係が不明瞭であり,検討困難な現状がある.本研究はWLB施策の組合せ効果や施策間関係が女性活躍に与える影響に注目し,日本企業604社のWLB支援施策情報にベイジアンネットワーク分析を行った.結果として,従業員女性比率には残業時間の削減策,管理職女性比率には在宅勤務,部長以上職女性比率には在宅勤務と保育設備・手当の採用が有効であるとともに,これらの施策の採用に影響を与える基礎的な施策(例えば,有給休暇取得の奨励策など)から順を追って採用し,労働環境を整えることが施策の有効化につながるという示唆をえた.
著者
藤原 寛太郎 鈴木 秀幸
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.122-124, 2009 (Released:2009-04-14)
参考文献数
12

これまでの脳神経データの解析は発火率に代表される比較的低次の統計を扱うことで神経発火を特徴付けてきたが, 最近の研究ではスパイク間隔分布や間隔パターンなどに基づく統計量にも種々の有益な情報が存在することが示唆されてきている.これら統計量の実データにおける振る舞いを調べることは, 情報符号化の観点でも重要と考えられる.本研究では, 多試行スパイク時系列において, これらの統計量の時間変動を高い時間分解能で推定する新たな統計解析手法を提案した.[本要旨はPDFには含まれない]
著者
鈴木秀美著
出版者
音楽之友社
巻号頁・発行日
2007
著者
渡邊 香 鈴木 秀和
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.28, pp.709-710, 2012

近年,ロボットの技術の向上・発展を目指した競技大会としてRoboCupが開催されている.RoboCupとは,2050年までにサッカーのワールドチャンピオンチームに勝つことのできるロボットチームの開発を目的とした大会である.RoboCupでは年々自己位置同定技術の重要性が高まっており,ボールをゴールに運ぶだけでなく,フリーキックやパスなどの戦術的な面でも注目されている.サッカーフィールドの環境では様々なセンサを用いることで,自己位置同定に必要な指標を得ることができる.本報告では,周囲情報を用いた基礎的な自己位置同定の構築を行う.
著者
鈴木 秀夫
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.330-338, 1969
被引用文献数
3

毎日の気候資料から,エチオピアの気候像を組み立てた.エチオピアには大小2つの雨季があるといわれてきたが,小雨季は2回あって計3回の雨季に分かれることを明らかにした.大雨季は赤道西風によるものであり,小雨季は2回ともインド洋からの気流の流入による.ただし南西エチオピアで大雨季の長い所では,降水はほとんど1つの山になり,南東エチオピアでは風下のため大雨季がなく,降水の山は2つになる.これらのことを水平的および垂直的分布図で明らかにした.
著者
鈴木 秀樹 小池 翔太
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集
巻号頁・発行日
vol.10, pp.41-42, 2021

<p>教室内でオンライン会議を行い,更にブレイクアウトルーム機能を使ってグループ分けすることにより,少人数での話し合い活動をすることを試みた。結果,対面での場合と遜色ない話し合い活動を実現することができ,通常の教室での話し合いよりも積極的になる児童が見られた。オンラインだと「緊張しない」こと,誰かが発言を始めたら自然と他の子は聞き手に回るので,発言が入り混じっていないこと等の理由が予見された。また,学習者用デジタル教科書の画面を共有して編集していくことが話し合いをスムーズに進めることに有効であることも観察できた。</p>
著者
梅田 靖之 石田 藤麿 辻 正範 古川 和博 佐野 貴則 当麻 直樹 阪井田 博司 霜坂 辰一 鈴木 秀謙
出版者
特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会
雑誌
Journal of Neuroendovascular Therapy (ISSN:18824072)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.69-77, 2015 (Released:2015-05-31)
参考文献数
21
被引用文献数
7 10

【目的】瘤内コイル塞栓術を仮想した多孔質媒体モデルを用いた数値流体力学(computational fluid dynamics: CFD)解析をおこない,術後閉塞状態の予測に有用な血行力学的パラメータを開発する.【方法】コイル塞栓術を施行した未破裂脳動脈瘤20 例を対象とした.瘤内残存血流体積(residual flow volume,RFV)という血行力学的パラメータを考案し,術後閉塞状態の予測に有用か後方視的に検討した.【結果】術後6~12 カ月の脳血管撮影で完全閉塞は11 例,不完全閉塞は9 例であった.仮想コイル塞栓術後CFD 解析では,RFV は不完全閉塞群で有意に大きかった.RFV はreceiver operating characteristic(ROC)解析において,コイル充填率よりもROC 曲線下面積が大きく,RFV の閾値血流速度を1.0 cm/sec 以上とする設定が最も診断精度が高かった.【結語】多孔質媒体モデルを用いたCFD 解析により,術前算出可能なRFV が術後塞栓状態を予測する有用な血行力学的パラメータであることが明らかとなり,治療戦略への応用が期待できる.
著者
山本 哲矢 岩田 綾子 河内 涼子 湯田 泰明 鈴木 秀俊
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J104-B, no.10, pp.792-805, 2021-10-01

国際標準化団体である3rd Generation Partnership Project (3GPP)では,第5世代移動通信システム(5G: 5th Generation mobile communication systems)の無線インタフェースの一つであるNew Radio (NR)の規格標準化が進められている.NRでは,モバイルブロードバンドの高度化(eMBB: enhanced Mobile Broadband)だけでなく,超高信頼・低遅延通信(URLLC: Ultra Reliable and Low Latency Communication)もサポートする.URLLCの基本機能は,Release 15において仕様化され,Release 16では,URLLCの適用範囲拡大のための仕様化が進められた.本論文では,URLLC実現のための基盤となる技術に焦点を当て,3GPP Release 15及びRelease 16において規格化されたNRの主要無線アクセス技術について解説するとともに,それら技術の適用効果を無線区間遅延評価により明らかにする.また,Release 17において検討されている技術課題についても紹介する.