著者
八木 教行 森 美怜 濱本 晶子 橘 聡子 中野 政之 芥川 正武 高橋 章 池原 敏孝 木内 陽介
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.154, pp.79-82, 2007-07-13

殺菌法には薬剤殺菌,加熱殺菌,UV殺菌,オゾン殺菌等があり、目的に応じて様々な方法が用いられている その中でもUV殺菌は薬剤殺菌とは異なり残留性が無く,耐性菌を作らないという利点がある.現在,UV殺菌では主に殺菌等として,波長260nm付近のUVを放射する殺菌用水銀ランプが用いられているが,水銀ランプに含まれる水銀の毒性による環境や人体への影響が問題となっている.そこで,より電力消費が小さくで環境に配慮した殺菌技術の開発を目標とし,本研究では,現在広く用いられている殺菌用水銀ランプの代替として波長365nm,出力15mW/cm^2のUV-LEDを用いて殺菌が行うことこができるかを検証した.その結果,現段階ではUV-LEDでは殺菌用水銀ランプよりも時間はかかるもの10〜30分程度の時間をかければ殺菌が可能であることがわかった.このことから,UV-LEDは殺菌装置への応用が十分可能であると考えられる.本論文では,殺菌の応用としてタンク水の殺菌を検証する.
著者
大羽 成征
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.93, no.9, pp.803-808, 2010-09-01

統計的仮説検定は,雑音を含む有限のデータに基づく科学的発見の信頼性を保証するために,あらゆる分野で使われてきた枯れた技術である.しかし近年,バイオインフォマティクス,脳科学など多くの分野で取り扱われ始めた高次元システムを対象とする問題では,検定多重性への対処や,検定多重性の利用に関する新しいアイデアが今もなお生まれ続けている.本稿では経験ベイズ検定に基づく統計的バイオインフォマティクスを典型例にとり,多重性の高い状況を目の前にした読者がどのように考えればよいかを議論し,最近の研究が対象にしている多重検定ならではの手法やその性質を紹介する.
著者
池辺 隆 本多 弘樹 弓場 敏嗣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.85, no.8, pp.1172-1181, 2002-08-01
被引用文献数
2

従来のIPネットワークはコネクションレス・ベストエフォート型ネットワークであり,QoSの保証が難しかった.End-to-EndのQoSを保証するために,IETFではRSVPなどの帯域予約プロトコルが提案されているが,要求されたすべての帯域予約要求を保証するプロトコルは実現されていない.これに対し筆者らは,要求する帯域の大小にかかわらず確実に帯域予約要求を受理することのできる帯域予約手法の実現を目的として,RSVPを拡張した「待時式帯域予約通信方式」を提案してきた.この方式により,すべての帯域予約通信が特定の経路を通過し,その経路で予約可能な帯域以上の量の帯域予約要求が生じるような状況下では,従来のRSVPに比較して良好な結果を得られることが実証された.一方,インターネットなどの広域ネットワークでは,すべての帯域予約通信が常に特定の経路間を通過するわけではなく,待時式帯域予約通信方式では無用な待ちが発生してしまうという問題点があった.本論文ではこの問題を解決することを目的として,「帯域予約開始までの待ち時間を考慮したRSVP」を提案し,シミュレーションにより本方式がその問題点を解決していることを示す.
著者
塩見 昌裕 神田 崇行 ミラレス ニコラス 宮下 敬宏 ファーセル イアン モベラン ハビア 石黒 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.89, no.1, pp.1-13, 2006-01-01
被引用文献数
2

本論文では, ヒューマノイドロボットが人間と対面コミュニケーションを行うための中心視と周辺視を統合した顔追跡機能の実現について報告する. 我々のアプローチでは中心視と周辺視をパーティクルフィルタを用いて統合することでロバストに顔追跡, 注視を行う機能を実現した. 特にロボットが意図伝達のジェスチャのために人の顔以外の物体を見ている際は周辺視を利用し, 顔を注視する際には中心視と周辺視を統合することで常にロバストな顔注視が可能になった. また, ロバストな顔追跡を行うことで, 対面コミュニケーション時においても従来の表情認識や発話検出の技術を適用可能になった.
著者
柳浦 睦憲 茨木 俊秀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.83, no.1, pp.3-25, 2000-01-25
被引用文献数
35

組合せ最適化問題に対する効率的な近似解法の一般的枠組みとして, 近年, 遺伝アルゴリズム, アニーリング法, タブー探索法やそれらの変形版など, 様々なアルゴリズムが提案されてきた.これらを総称してメタ戦略あるいはメタヒューリスティクスと呼んでいる.本論文では, これらメタ戦略に現れる様々なアイデアを, 近似解法の基本戦略である局所探索法の一般化ととらえることで, 体系的にまとめる.メタ戦略の一つの魅力は, その手軽さとロバスト性にある.この観点から, 次に, メタ戦略の基本的なアイデアのみで構成したシンプルなアルゴリズムを, 計算実験により比較した結果を述べる.これをもとに, 手軽なツールとしてのメタ戦略の設計指針を与える.そのあと, より多くの手間をかけても, 更に性能の高いアルゴリズムを構成したい場合に有効となる, やや複雑なアイデアについても簡単に紹介する.最後に, メタ戦略の理論的解析の話題にも言及する.
著者
平本 毅 高梨 克也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.176, pp.7-12, 2012-08-11

本稿では,科学館の新規展示物制作の打ち合わせ場面において,制作チームのメンバーが,将来的に生じることが見込まれる行為を身振りを交えて演じながら他メンバーに説明する際にみられる,聞き手への「振り向き」を分析する.分析の結果,(1)「振り向き」が,将来的に生じることが見込まれる行為がもちうる「問題」のイメージを共有するために形成される,演技を伴う説明の「区切り」の到来を投射する役割をもつこと,(2)「振り向き」が,演技という活動のための身体の志向と,想像を協働で行うための聞き手とのやり取りを行うための身体の志向とを両立させる手続きになっていること,(3)「振り向き」のタイミングが,この手続きのはたらきにとって決定的な役割を果たすことが明らかになる.
著者
柳田 修 黄瀬 浩一 高松 忍
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

文書画像の領域分割とは、文書画像からカラムや図表などの構成要素を分離・抽出する処理である。従来、領域分割の研究は、入力画像に傾きがないことや文書がマンハッタンレイアウトを持つ(構成要素を矩形で囲める)ことを前提として進められてきた。しかしながら、これらの前提は入力画像に対して厳しい制限を課すものであるため、近年、その緩和あるいは排除が求められており、すでにいくつかの手法が提案されている。本稿では、同様の観点から、上記の前提を必要としない領域分割法を提案する。本手法は、文献と同様、文書画像の背景領域(空白部分)の構造を解析するものである。本手法の特徴は、文献の手法ように背景領域を囲む矩形を処理対象とするのではなく、背景領域の細線化により得られる図形を処理対象とする点にある。
著者
枝廣 正人 山下 慶子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DC, ディペンダブルコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.603, pp.19-24, 2007-03-08

マルチコア向けの並列ソートアルゴリズムMap Sortを提案する.今後単体CPUの性能向上が鈍化し、プロセッサがマルチコアによって性能向上する時代では、並列対応されていないソフトウェアは計算機が進歩しても性能は向上しない。従って単体CPUでは従来と同等処理時間で、かつ並列CPUではスケーラブルに性能向上するようなアルゴリズムが必須となるが、我々はそれをスケーラブルアルゴリズムとよんでいる。本論文ではソート問題を取り上げ、新しいスケーラブルアルゴリズムMap Sortを提案する。Map Sortの時間に関する計算複雑度はN個のデータ、P台のCPUで0((N/P) log N)であり、単体CPU上での下界値0(N log N)の(1/P)である。また計算機実験の結果、単体CPU上のクイックソートと比較し、単体CPUでは同等性能、4CPUでは3倍の性能向上であることが示された。
著者
福田 恵美子 舛井 道晴 伊藤 暢彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.383, pp.23-26, 2007-12-06

検索連動型広告とは,検索エンジンに入力された語に関連する広告を配信する広告手法である。広告枠はオークションによって取引され,Yahoo!,Googleなどでは"一般化セカンドプライスオークション"(GSP)が採用されている。GSPは,誘因両立性をもつことで知られるヴィクレイ・クラーク・グローブス(VCG)メカニズムと似た構造を持つ。Edelman and Ostorovsky [1]では,GSPにおいては各入札者の入札と収益が安定しないことを示している。それに対し,VCGでは理論的にはそのような不安定性はない。また,Edelman et al. [2]では新たに局所的エンヴィ・フリー均衡を定義し,入札者の戦略を制限したGSPにおける均衡では,VCGにおける支配戦略均衡による収益以上となることを示した。これらの結果を受け,本稿では経済実験によりGSPとVCGの比較を行った。
著者
米谷 淳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.328, pp.29-32, 2003-09-20

神戸大学大学院総合人間科学研究科対人行動研究室では、これまで10年に渡って私の指導の下に表情研究がなされてきた。われわれは表情を顔・頭部における社会的行動とみなし、通常の対人コミュニケーション場面における日本人の一般的な表情表出(Facial Display)を研究している。この報告ではそのために開発された視線や頭部の動きも含めた顔の各部の時系列的変化をとらえるための表情記述法(J-FACT)を説明し、これを用いて進めてきたわれわれの研究をレビューする。
著者
辻 裕之 依田 拓郎 徳増 眞司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.90, no.7, pp.1686-1689, 2007-07-01
被引用文献数
2

本論文では,ポアソン画像合成による良好な結果を保証するために,ユーザが指定したオブジェクト境界線をChan-Veseの動的輪郭モデルに基づき最適化する手法を提案する.
著者
森 達哉 木村 達明 池田 泰弘 上山 憲昭 川原 亮一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.287, pp.5-10, 2010-11-11

本研究は分散コンピューティングシステムにおいてMapReduceによる大規模データ処理を実行した際にシステム全体に生じるワークロードをネットワークの観点から分析した結果を報告する.12台の計算機で構成されるHadoopクラスタを利用し,Masterサーバおよび各々のSlaveサーバで取得したMapReduce Jobのログ,およびSlaveサーバ間の通信をキャプチャしたデータを収集した.はじめにMapReduceジョブを構成する各々のタスクとネットワークに生じ得る負荷の関係をケーススタディによって明らかにする.つぎに,MapReduceに与えるパラメタによって,ノード間のデータ転送に用いられるTCPフローのサイズ,持続時間,レートの分布が変わることを示す.最後にMapReduceジョブによるネットワーク負荷を計測する際に注意すべき点について論じる.
著者
田島 佳武 森川 博之 青山 友紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.3, pp.354-364, 2001-03-01
被引用文献数
13

本論文では適応型キャッシュを用いたリライアブルマルチキャストRMAC(Reliable Multicast using Adaptive Caching)のシステム並びにプロトコルの詳細を示し, その性能評価について述べる.リライアブルマルチキャストを効率的に行うためには, ネットワーク内での機能的な処理による支援が必須であるとの考えに基づき, RMACではRMACプロトコルを処理するルータを導入する.RMACによれば, ルータでパケットのキャッシングや再送を行うことで再送効率の向上を図ることが可能である.また, キャッシングをふくそうに応じて適応的に, ルータ間で分散して行うことで, 必要となるキャッシュ容量を低減することも可能である.シミュレーションによる性能評価により, RMACは従来の方式に比べて再送遅延を低減させ, 受信ホスト数に対するスケーラビリティを向上させることがわかった.
著者
福田 大治 吉澤 明男 土田 英実
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.90, no.8, pp.674-679, 2007-08-01
被引用文献数
2

超伝導現象に基づく単一光子検出器は,暗計数が小さい,量子効率が高い,時間分解能が高いなど,既存の半導体による単一光子検出器をはるかにりょうがする性能を有している.この性能を生かし,量子情報通信分野や量子光学の分野では,単一光子レベルの微弱な光パルスを受光するための検出器として超伝導検出器の応用が急速に進められている.特に,量子暗号鍵配布実験では,秘密鍵を共有するための光子検出器に超伝導単一光子検出器を用いることで,量子鍵伝送速度の向上や伝送距離の長距離化が可能であることが実証されている.今後,更なる性能向上や安価な冷凍機の普及が進めば,量子情報通信分野において超伝導単一光子検出器は大きな役割を果たすものと期待されている.
著者
佐々木 雅英 藤原 幹生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.91, no.11, pp.952-958, 2008-11-01

光子を正確に高感度で計数する技術は,量子情報技術の実現に必要不可欠な根幹技術である.通信において光子から信号を取り出すためのみならず,光の量子状態に強い非線形変換を引き起こす量子ゲートの構成要素としても本質的な役割を果たす.このような位置付けと必要とされる性能,それに向けた技術候補を整理する.次に,半導体素子を用いたアプローチの現状と今後の課題を展望する.
著者
橋本 和幸 中川 博之 田原 康之 大須賀 昭彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.94, no.11, pp.1762-1772, 2011-11-01
被引用文献数
1

近年,政策やサービスなどの評判を調査するためにアンケート形式による調査が増加しているが,回収率が低落傾向にあることや,人的コストが増加するなどの問題が生じている.一方,Web上にはユーザの意見を含む評価情報が多数存在している.そこで本研究では,評判傾向予測システムの構築を目的として評判傾向の時間的変化とその原因をマイクロブログから抽出する評判傾向抽出エージェントの実現を目指す.特に本論文では,評判傾向の抽出と評判傾向が変化した原因の抽出に注力する.評価情報の感情を抽出するセンチメント分析に着目し,回帰式から評判傾向の変化点を抽出した後に,変化点におけるトピックをチャンキングにより抽出する手法を提案する.本手法は,従来の評価判定法であるp/n判定にセンチメント分析を組み合わせることで,p/n判定単体よりも人手による調査と相関の高い時系列変化を抽出できる点が特徴であり,政治及びテレビドラマに関するコンテンツを対象に実際の支持率,視聴率に対する評価実験を実施した結果,政治(自由度調整済決定係数R'^2(p/n判定単体:0.22,提案手法:0.60)),テレビドラマ(自由度調整済決定係数R'^2(p/n判定単体:0.26,提案手法:0.56))ともに相関の高い時系列変化を抽出できることが確認できた.
著者
浅井 達哉 有村 博紀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.87, no.2, pp.79-96, 2004-02-01
被引用文献数
15

最近,ウェブページやXMLデータなどの半構造データに対するデークマイニングが注目を集めている.本論文では,半構造データマイニングにおける主要な技術の一つである,グラフ構造データからの部分構造パターン発見技法について,主に木パターンマイニングとグラフマイニングの観点から,近年の研究動向を紹介する.はじめに,半構造データマイニングの萌芽期の研究として,Subdue及び,GBI,Nestrovらのスキーマ発見,DehaspeらのWarmrを紹介する.次に,木パターンとグラフパターンのマイニングに関する現在の研究動向を概観する.木パターンの発見アルゴリズムとして,浅井らのFREQTとUNOT,ZakiのTreeMiner.安部らのOPTTなどを説明し,一般のグラフマイニングアルゴリズムとして,猪口らのAGMとYanらのgSpanなどを説明する.最後に,新しいデークマイニングの方向性を示すものとして,半構造データストリームからのマイニングアルゴリズムStreamTについて述べる.
著者
木村 将治 牧野 泰裕 小高 知宏 小倉 久和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. D-I (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.85, no.5, pp.479-483, 2002-05-01
被引用文献数
1

本研究では,2人対戦ゲームの例として繰返しじゃんけんゲーム(RJG)を取り上げ,その戦略知識を遺伝的アルゴリズム(GA)を用いて進化的に獲得することを目指す.GAで獲得する戦略知識の表現方法として,繰返し戦略表現を提案した.その表現を用いたGAの戦略と,あらかじめプログラムで用意したRJGの戦略とを対戦させ,有効な戦略知識を獲得できるか実験した.