著者
鎌田 元弘 土肥 博至
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
no.407, pp.119-128, 1990-01-30
被引用文献数
1

In this paper, we intend to make clear the social character of rurban villages as a part of a series of our studies of community planning. We call this character as 'Muragara' and hypothize that Muragara can be discribed by 2 factors. One is the factor of ristriction which can be measured by the situation of community union and social customs in the community. The other is the factor of development which can be measured by the variation of events or functions in the community. These 2 factors are related to the spirit of harmony. This spirit appear clearly, when new inhabitant come to live in the village. It can be measured by the correspondence of the existing residents to the new comers. We proved the relation between 2 factors and this spirit through the analysis of concrete actions in rurban villages. And furthermore, we indicated Muragara by the simple indexes. From the above, it is confirmed that Muragara works availably as the index to evaluate the acceptability of new inhabitants in rurban villages.
著者
野村 一高
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.10, pp.379-382, 1976-10-25

17年生カラマツの当年生枝と葉におけるフェノール性成分の質的, 量的変化を, TLCと分光光度計を用いて1975年6月1日から11月1日にわたって調べた。葉においては発達過程を通して質的変化はほとんど見られなかったが, ケンフェロールが落葉直前に現われた。当年生枝においてはケンフェロール-3-O-グルコシドが夏期に消失し, ケンフェロールが秋期に現われたが, 他の成分はすべての時期に同じように観察された。量的変化としては葉中のケンフェロール-3-O-グルコシドは春から秋にかけて増減は示さず, 落葉直前にわずかに増加し, 当年生枝中のカテキンは春から秋にかけて増加する現象が認められた。以上の結果からこれらの化合物の生理作用, 代謝, 転流について論じた。
著者
小川 耕司 中川 健治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-I, 通信I-情報通信システム・理論 (ISSN:09151877)
巻号頁・発行日
vol.80, no.2, pp.64-73, 1997-02-25
被引用文献数
11

ATM網では10^<-12>オーダのセル廃棄率の特性を知る必要がある. この特性を一般的なモンテカルロ(MC: Monte Carlo)シミュレーションで得るには膨大な時間を必要とする. インポータンスサンプリング(IS: Importance Sampling)法はMC法の高速化に有効である. ISでは真の分布を変化させたシミュレーション分布でシミュレーションを行う. ISで高速化を図るためにIS推定値の分散が最小となる最適シミュレーション分布を決定することが重要である. ATM網のキューイングにおいて, 定常状態のキュー長Qがある値qを超える確率をP[Q>q]とする. 本論文では, ISの最適シミュレーション分布を用いて高速に10^<-12>オーダのP[Q>q]の推定値を得ることを目的とする. 最適シミュレーション分布を決定する従来の方法では決定に相当の時間を必要とする, 等の問題がある. 本論文では, これらの問題を克服して, マルコフ連鎖の性質とLarge Deviation Theoryを利用して理論的に最適なシミュレーション分布を導出した. そして実際に導出した最適シミュレーション分布でISシミュレーションを行った. その結果, M/D/1, 2状態MMPP/D/1モデルにおいて10^<-12>オーダのP[Q>q]の推定値を高速に得ることを可能にした.
著者
緒方 洋介 河原 一彦 澤田 泰輔 鶴 秀生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.455, pp.33-38, 2004-11-19
被引用文献数
4

平板をエキサイタで点駆動し板面上に曲げ共振を励起する,分布振動モード形スピーカ(Distributed Mode Loudspeaker: DML)の放射音場解析を行った.近距離音場ホログラフィーを用いて板面の振動速度分布を求め,レイリー積分を用いてスピーカ遠方の音圧分布のシミュレーションを行った.その結果,DMLに特徴的な音圧指向特性上の複数のビーム形成が確認できた.
著者
河原 一彦 緒方 洋介 澤田 泰輔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.471, pp.37-42, 2003-11-20
被引用文献数
5

分布振動モード形スピーカは,音の放射のために振動板の曲げ波を利用している.そのため,放射特性は従来のコーンスピーカとは大きく異なると言われている.本研究では,分布振動モード形スピーカが生成する音揚を知るために,自由音場で近距離音揚の音響インテンシティ測定し,従来形の動電形コーンスピーカとの比較を行なった.その結果,分布振動モード形スピーカでは,低い周波数帯域において平均音響インテンシティ分布が従来形のスピーカとは異なり,干渉音場と考えられるような分布となることなどが分かった.
著者
小田原 宏行
出版者
慶應義塾大学
雑誌
共立薬科大学研究年報 (ISSN:04529731)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.11-20, 1998-06-25

D_n symmetry is represented by the rotations about the center of the D_n and an axis of symmetry. In this paper, I introduce symmetrical mapping using four parameters on the plane with D_n symmetry. Under this mapping, I show how the chaos is created, and the characteristic features of chaos are shown for several values of n. We can see that the symmetry breaking in the symmetrical mapping is possible associated with less symmetrical figures in the case n=8.
著者
中川 哲也
出版者
一般社団法人日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.46, no.4, pp.281-291, 2006-04-01
被引用文献数
2

日本心身医学会は1959年に設立され,その第1回大会が1960年に開催された.今回で第46回を迎え,現在その会員数は約3,700人に達する.この間,1970年には「心身症の治療指針」を作成した.また1979年には,本学会の日本医学会への加入が認められ,1985年には,本学会の認定医制度が発足した.1991年には新しい「心身医学の診療指針」を作成した.1996年には「心療内科」という標榜科名が認可され,2005年には,本学会の認定による「医療心理士」の制度が設けられた.私は,特に日本心身医学会の草創期前後における種々のエピソードや思い出,先駆者たちの活動状況などを中心に紹介し,以来,今日に至るまでわが国の心身医学の歩みを振り返りつつ,心身医学,心身医療に関する私の意見や感想を述べる.
著者
児玉 和義 松田 智之 奥山 邦彦 山本 正弘 安田 洋 山形 毅章
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.40, pp.1574-1575, 1990-03-14

平成元年6月1日使用を開始したJR西日本旅行業システム[愛称:WENS(ウエンズ)システム]の設計思想及びシステム構成についてご報告する。
著者
安岡 彰 前崎 繁文 山田 洋 笹山 一夫 岡三 喜男 古賀 宏延 河野 茂 神田 哲郎 原 耕平 田中 光 荒木 潤
出版者
日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.287-291, 1991-05-25

症例は54歳男性。昭和59年, 口腔癌のため摘除術を受けた。昭和62年1月, 胸部X線写真にて空洞を伴う多発結節影を指摘された。3月には一過性に血性膿性痰を多量に喀出し, 全身状態の悪化と気胸がみられたため, 昭和62年6月1日入院となった。入院時胸部X線写真で両側に薄壁の空洞を伴う多発結節陰影を認め, 気管支ファイバースコープにて, 右上葉気管支分岐部のspurに空洞へ通じる瘻孔が観察された。空洞壁は灰白色を呈し, 心室腔様の凹凸不整な内腔を示していた。内腔の生検ではsquamous cell carcinomaの所見が得られ, 転移性肺癌と考えられた。空洞の末梢側には小孔がみられ, 気管支の末梢側開口部と思われた。同部の造影で右B^3の気管支が描出された。肺腫瘍の空洞内を気管支ファイバースコープで観察し得た例は数例報告されているが, 転移性肺癌の報告は極めて稀である。気管支を融解するようにして空洞形成が見られたことは, 空洞形成の機序を考える上で興味深い症例と思われた。
著者
大熊 涼子 石野 久彌 中山 哲士
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.72, no.618, pp.31-36, 2007
被引用文献数
5 6

Room air temperature is recommended to be kept 28℃ for conservation of energy today. For human thermal comfort in room temperature of 28℃, it is likely to need personal control of the men dress lighter and, an increased air velocity. The present paper, by questionnaire survey in office at air temperature of 28℃, and experiment with subjects and thermal manikin of various clothes at chamber shows how human may feel to environment with air temperature of 28℃. Additionally, it is proposed to comfortable condition at room temperature of 28℃ in office as clothes, air flow, and radiant temperature.
著者
檀原 高 岡田 隆夫 建部 一夫 坂本 直人 富木 裕一 案浦 健 鈴木 千賀子 中村 真一郎 津村 秀憲 栗原 秀剛 小林 敏之 諫山 冬実 奥村 彰久 田村 剛 富野 康日己
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.651-656, 2007-12

定例の順天堂医学教育ミニワークショップが,2007年6月1日に開催された.50名以上の教員が参加し適切な試験問題の作成のための討議を行った.午前のセッションでは,予め作成していただいた定期多肢選択問題をスモールグループで検討修正を行った.午後のセッションでは,基礎医学系教員にはCBTにおける順次解答4連問を,臨床医学系の教員には4年次および5年次の臨床実習における口頭試験問題を作成していただいた.
著者
金子 尚嗣 恩村 芳樹 平野 順治 菅野 理 川村 俊三
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.80, no.5, pp.732-736, 1989-05-20

症例は29歳,女性.昭和52年頃より徐々にCushing症候群の症状が出現してきた.昭和55年9月に当院に紹介入院し,両側副腎腺腫によるCushing症候群の診断で,二期分割手術を予定し12月22日に右副腎摘除術を施行した.右副腎には径1.8cmの黒色結節と多数の黒色小結節を認め,病理組織診断はprimary adrenocortical nodular dysplasiaであった.術後ステロイドの補充を行わなかったが,副腎不全症状はみとめられたかった.しかし,3カ月後に副腎不全症状が出現し,以後4カ月間デキサメサゾンを投与した.その後Cushing症候群の症状なく経過していたが,昭和61年11月には再びCushing症候群の症状が明かとなり,昭和62年6月1日に左副腎摘除術を施行し,左副腎に右側と同様の所見を認めた.本症例の様な経過を示した結節性過形成例の報告はなく極めて稀と考えられる.また,本症例での血中ACTHとcortisolの変動にはACTHが必ずしも完全に抑制されていない時があること,また結節よりの自律分泌にも変動があると推測されることなどから下垂体と副腎の二元支配が疑われた.