著者
文部省 編
出版者
審美書院
巻号頁・発行日
vol.第8回 西洋画及彫刻之部, 1912
著者
黒田 治 山内 清太
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.48, pp.21-24, 1996-09-26 (Released:2017-10-13)

February 10th of this year, involving a crash of a local-line bus and a vehicle, the collapse of a base rock in the Toyohama Tunnel in Hokkaido ended in a tragedy with the deaths of 20 people. Today, NHK would like to report how we coped with this accident by relay broadcasting throughout the country day and night.
著者
寺田 千栄子
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.67-79, 2019-02-28 (Released:2019-04-10)
参考文献数
23
被引用文献数
2

本研究は,わが国のLGBTQの児童生徒の支援において,学校ソーシャルワークにおける有効な支援のあり方を検討することを目的とする.そのために,LGBTQ児童生徒の支援において重要な役割を担っていると考えられる養護教諭を対象としたアンケート調査を行い,わが国の学校教育現場の支援状況を分析した.その結果,学校教育現場にはスティグマをはじめとした子ども達を抑圧する構造が存在し,これらがパワーの減退につながっていることを示した.また学校教育現場の課題として,①早期支援が行われていない,②学校教育現場は当事者にとって相談しやすい環境にない,③養護教諭は学校全体への働きかけを積極的にできていないことを明らかとした.ソーシャルワークの専門的価値基盤である人権,社会正義,多様性の尊重の観点から学校ソーシャルワーク実践が必要であり,とりわけパワーの減退についてはエンパワメント理論の導入が有効であると考えられる.
著者
三宅 正浩 木土 博成
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2021-04-01

本研究は、近世成立期(16 世紀末~17 世紀)における幕藩領主の政治意識の世代差について、その格差を個別の家ではなく幕藩領主層総体の格差を構造として把握することを通して、政治構造・意識の転換の諸段階を解明して提示することを目的として実施する。まずは、モデルケースとしていくつかの大名家を取り上げ、当主および家臣の世代交代について、軍事的要素に着目して分析する。並行して、幕藩領主層全体の世代交代について、先行研究や諸史料を参照しつつ、時期・年齢などについてデータを集め整理する。最終的には、上記の成果・データをに加えて、法令や書状を用いて分析し、世代交代の様相を構造的に把握して提示する。
著者
大井 瞳 中島 俊 宮崎 友里 井上 真里 堀越 勝
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
認知行動療法研究 (ISSN:24339075)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.119-126, 2021-05-31 (Released:2021-11-17)
参考文献数
35
被引用文献数
1

国連サミットで掲げられた持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)の保健分野においてはあらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進することが目標に掲げられている。SDGsで重視されている「誰一人取り残さない」という点においては、遠隔での認知行動療法(Cognitive Behavior Therapy: CBT)が有効な手段となりうる。遠隔CBTは、感染症の拡大、セラピストの不足といった理由で対面のCBTを受けることが困難な場合にもCBTの提供が可能となる手段である。一方で、遠隔CBTが主流となることによって、心理療法提供の適用から外れてしまう人、すなわち、取り残される人が生じるおそれがある。本稿では、遠隔CBTの適用が難しいケースとその支援について、(1)デジタルデバイド、(2)クライエントの病態や障害、(3)緊急対応、の3点から述べた。遠隔CBTの役割と限界を認識したうえで、「誰一人取り残さない」よう心理的援助を提供することの重要性が示唆された。

1 0 0 0 グラヒック

出版者
有楽社
巻号頁・発行日
vol.臨時増刊3, no.22, 1911-10
著者
魚本 健人 高田 良章
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1992, no.451, pp.119-128, 1992-08-20 (Released:2010-08-24)
参考文献数
41
被引用文献数
31 22

本研究は, 炭酸ガス濃度がコンクリートの中性化の進行に及ぼす影響について実験的に明らかにし, 既往の促進中性化試験結果と比較検証したものである. その結果, 炭酸ガス濃度以外の温度, 水セメント比の影響をも含めた中性化速度式を提案した. これより, 促進中性化と屋内自然環境下における中性化の進行との相関がある程度まで説明できることを示したものである.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1920年01月04日, 1920-01-04
著者
小嶋 智 丹羽 良太 岩本 直也 金田 平太郎 服部 克巳 小村 慶太朗 山崎 智寛 安永 一樹
出版者
Japan Society of Engineering Geology
雑誌
応用地質 (ISSN:02867737)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.2-12, 2022-04-10 (Released:2022-06-06)
参考文献数
42
被引用文献数
1

中部日本,越美山系,冠山地域にみられる二重山稜地形は,山体重力変形(DSGSD)により形成されたものである.二重山稜地形の間の凹地を埋積した堆積物は,上位より,(a)炭質泥層と植物遺体に富む層の互層,(b)明灰色泥層,(c)橙色礫質泥層からなる.(c)層は基盤との不整合直上の基底礫層と解釈した.(a)層に含まれる木片の加速器質量分析計を用いて測定した放射性炭素年代(AMS-14C年代)と,7,300 cal BPの鬼界アカホヤ火山灰(K-Ah)により,凹地埋積堆積物の平均堆積速度は約0.25 mm/yearであり,二重山稜地形は約11,000年以上前に形成されたと推定した.比抵抗トモグラフィー探査の結果から,この凹地は,伸びに直交する方向の断面では東に薄くなる楔形を呈し,凹地の西を限る東に急傾斜した重力性断層に沿った円弧滑りにより形成されたと推定した.約7300年前の地表面を示すK-Ahの層準は,水平で西に傾斜した基盤にアバットしている.このことはDSGSDによる二重山稜地形の形成が約7300年前までには終了し,その後は安定していることを示している.DSGSD活動は,おそらく最終氷期後の寒冷・乾燥気候から温暖・湿潤気候への変化により引き起こされた.氷河の後退とそれに伴う急斜面の形成,支えや重圧の徐荷による同様な斜面の不安定化は,世界中から報告されている.(b)層から(a)層への層相の変化も,この気候変動に伴う植生の変化に起因する可能性がある.
著者
小川 翔也 石井 光治
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.J105-A, no.5, pp.58-67, 2022-05-01

本論文では,合意制御におけるデータ駆動型最適化のネットワークに対する汎用化を目的に,ネットワーク中心性で制約したデータ駆動型最適化を提案する.先行研究のデータ駆動型最適化は学習したネットワークでのみ機能するエッジ重みを設計しており,学習していないネットワークでは効果的に動作しないという課題がある.そこで本論文では,統計的性質は同じだが学習に用いていないネットワークでも効果的に機能するエッジ重みをデータ駆動型最適化で設計する.そのために,複数の統計的性質が同じネットワークを学習データとして使用し,統計的性質が同じ異なるネットワークに対応した重みを導出する必要がある.そこで本論文では,ネットワークの統計的性質を効果的に表現するネットワーク中心性を用いてエッジ重みを制約したデータ駆動型最適化を提案する.計算機シミュレーションにより,中心性の種類による特性を示し,提案手法が未学習のネットワークで効果的に動作することを示す.更に合意制御の自律性を保つ次数中心性を発展させ,自身の次数だけでなく隣接ノードの次数を考慮した制約を用いて最適化を行うことで,更に特性改善することを示す.
著者
堀田 裕貴 田中 隆文 小谷 亜由美
出版者
日本水文科学会
雑誌
日本水文科学会誌 (ISSN:13429612)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.1-22, 2022-04-25 (Released:2022-05-09)
参考文献数
49

地理的に離れた流域間においては,降水条件が大きく異なるため流量データのみからその流域が持つ降雨–流出応答特性(本論文では流出特性)を比較することは難しい。そのため流出モデルのパラメータを比較することで流出特性を比較するという試みがなされている。しかし,多数の流域で同一の構造を持つ流出モデルを用いて蒸発散量を考慮した1年以上の長期間の流出解析を行い,そのパラメータを比較することで流域条件が与える影響を検討した研究はほとんどない。そこで本研究では,降雪が少なく上流にダムが無い国内の27の堆積岩流域・変成岩流域,38の火成岩流域において,タンクモデルパラメータと流域の気候・地形・流域面積・地質年代・土壌・植生との関係を重回帰分析により検証した。その結果,年平均降水量が多いほどタンクモデルの流出率は大きくなる傾向,そして浸透率は小さくなる傾向が見られ,特に堆積岩流域・変成岩流域でその傾向が顕著であった。また,地質を問わずTopographic Wetness Index 7以上の面積率が大きいほど,タンクモデルの第一タンクの横孔が低くなる傾向と,森林面積における広葉樹林の割合が高いほどタンクモデルの第一タンクの流出率が小さくなり,洪水時のピーク流量が小さくなる可能性が示された。
著者
四戸 秀和 上田 裕文
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.76, no.5, pp.575-578, 2013 (Released:2014-05-08)
参考文献数
17
被引用文献数
1

The purpose of this study is to clarify the recognition of “Favorite landscape” in individual consciousness and “Districted identifying landscape” in group consciousness by focusing on the residence experience at city scale. In this article, Asahikawa city in Hokkaido prefecture was selected as object of the study. And some college students with residence history were asked to sketch or answer questions about “Favorite landscape”, “Districted identifying landscape” and “The number of residence years in Asahikawa city”. Irrelevant to residence year, it came to a result that, legible landscapes with certain form features are tend to be recognized readily as a collective cognition. Moreover, it is suggested that the collective cognition of those legible landscapes could be enhanced by accumulated knowledge and understanding of the region as the growing of residence year.