1 0 0 0 OA 禅機

著者
竹田黙雷 著
出版者
井冽堂
巻号頁・発行日
1908
著者
後藤 重郎
出版者
至文堂
雑誌
国語と国文学 (ISSN:03873110)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.1-16, 1974-06
著者
江上 徹也 野口 美和 上田 成一
出版者
The Japanese Society for Medical Mycology
雑誌
日本医真菌学会雑誌 (ISSN:09164804)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.277-283, 2003-10-30 (Released:2009-12-18)
参考文献数
15
被引用文献数
5 5

耳鼻咽喉科領域の真菌症について総説的に述べた.最も一般的なものは外耳道真菌症で自験例について臨床的,菌学的検討を加えた.同定菌種はAspergillus(A.)terreusが最多で,A. flavus, A. nigerの順であった.アスペルギルス属は手術顕微鏡や内視鏡で外耳道を観察すると分生子頭と菌糸が認められるので,外来での視診時に診断が可能である.Candida属はイースト状の白色耳漏が治療に反応せず頑固に続く際に真菌検査を行って診断される事が多い.市販された抗菌剤の中ではアスペルギルス属に対してはラノコナゾールが抗菌力,殺菌力共に優れていた.A.terreusについて環境由来株と比較すると,外耳道真菌症由来株は麦芽寒天培地での生育速度が遅く,ゲノム上にも相違を認めた.副鼻腔真菌症ではアスペルギルス症が一般的でCT所見で上顎洞に石灰化様の濃痰まだらの粘膜肥厚像を認める.内視鏡下に中鼻道を拡大して,fungus ballと呼ばれる乾酪状物質を除去し,副鼻腔のdrainageと換気を改善すれば予後良好である.稀ではあるが眼症状,脳神経症状を合併する場合は致死的疾患としてムコール症を忘れてはならない.咽喉頭カンジダで成人の場合は免疫不全,特にエイズに注意が必要である.
著者
宇野 芳史
出版者
日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会会誌 (ISSN:21880077)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.1-7, 2018-01-20 (Released:2020-08-04)
参考文献数
23

Antimicrobial therapy for acute infections of otorhinolaryngological conditions, especially ear and nose diseases, were described based on the “Clinical Practice Guidelines for the Diagnosis and Management of Acute Otitis Media (AOM) in Children in Japan, 2013 update” and the “Clinical Practice Guidelines for Acute Rhinosinusitis in Children and Adults in Japan, 2010 Additional Edition.” The method to treat these infections by selecting and administering antimicrobial agents in actual practice will also be explained at the same time. In actual treatment, it is important to first determine the pathogenic bacteria and then to select and administer appropriate antibiotics according to the results. The two major causal agents of these infectious diseases are Streptococcus pneumoniae and Haemophilus influenzae. If the infectious bacteria are unknown, then antimicrobial therapy against S. pneumoniae should be administered, as it is strongly pathogenic. Although judging the therapeutic effect is important, there is a need for using a scoring system to decide whether to continue antimicrobial therapy, change the antimicrobial agent, or stop antibiotic administration by judging the effectiveness of the therapy (improvement, healing). In the treatment of acute otitis media at our hospital, good treatment results have been obtained by applying such a policy for treatment.
著者
木村 拓哉 馬場 里英 岡部 太郎 藤井 遼 皆川 裕祐 藤田 健亮 角谷 隆史 加茂 徹郎 高井 千尋 山田 宗 鯉沼 俊貴 萩原 祥弘 三角 香世 小林 孝臣 山中 隆広 髙橋 秀徳 小村 賢祥 荒井 大輔 長尾 元太 小西 駿一郎 神元 繁信 仲地 一郎 小倉 崇以
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.95, no.2, pp.147-152, 2021-03-20 (Released:2021-10-02)
参考文献数
13

A preliminary report from a global study showed that remdesivir, a nucleoside analog pro-drug that was originally developed as a therapeutic drug against Ebola virus, may exert clinical efficacy in cases of COVID-19, by shortening the time to recovery. We had the opportunity to use this new drug in the treatment of 7 COVID-19 patients with respiratory failure.
著者
Kunimitsu KAYA Atsushi NAKAZAWA Hiroshi MATSUURA Daisuke HONDA Isao INOUYE Makoto M. WATANABE
出版者
Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
雑誌
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry (ISSN:09168451)
巻号頁・発行日
vol.75, no.11, pp.2246-2248, 2011-11-23 (Released:2011-11-23)
参考文献数
24
被引用文献数
113

Here we report on the 18W-13a strain of Aurantiochytrium sp., which accumulates very high amounts of squalene. The squalene contents and production at 4 d of culture were 198 mg/g and 1.29±0.13 g/L, respectively, exceptionally high values compared to previous reports.
著者
諸井 興治
出版者
社団法人 繊維学会
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.5, no.5, pp.287-291, 1949-11-05 (Released:2008-11-28)
参考文献数
4
著者
北森 絵里
出版者
天理大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

本研究の対象は、ブラジルの都市において1990年以降、貧困層の若者から大きな支持を得ているヒップホップという音楽とスタイルである。研究の目的は、この研究対象の実態を明らかにすることを通して、貧困層の若者がどのように自己を表現しアイデンティティを構築しているかを考察することである。ブラジルのヒップホップは、米国のヒップホップを土着化した音楽とスタイルである。リオデジャネイロでは、それは「ファンキ」と呼ばれ、サンパウロでは「ヒッピホッピ」と呼ばれる。両者に共通するモチーフは、若者が日常的に経験する貧しさと社会的排除の実態および犯罪である。都市の貧しい若者のアイデンティティの構築にとって、これらのモチーフは根本的であることが理解できる。一方、リオデジャネイロのファンキに固有の特徴は、2000年代以降、ファンキの歌詞に快楽と暴力の強調が見られる点である。サンパウロのヒッピホッピに固有の特徴は、人種デモクラシーに対する批判とネグリチュードの主張である。両者にはこのような違いが見られるが、どちらも政府や富裕層に対する批判性であり、かっ貧しい若者が、社会において自ら「内なる他者」であろうとする点である。したがって、ブラジルのヒップホップの社会的文化的な意味は、貧しい若者が社会において自らを差異化することによって、支配層を排除し彼ら自身の世界の境界を画定することであると考えられる。今後は、米国をはじめ、アフリカ都市部およびラテンアメリカ各国のヒップホップとの比較研究を進めたい。
著者
齋藤 友季子 向井 賢司 貴志 直哉 齋藤 真一 齋藤 純一
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, pp.329-332, 2020 (Released:2020-06-28)
参考文献数
9

水中毒の既往がある統合失調症患者3症例に血液透析を行った. 3例は溢水と低ナトリウム血症の悪化をきたし, 透析導入から1年以内に死亡した. 導入中も多飲を認め, 透析前体重はドライウエイトの10〜30%増加し, 透析前血清Na値は128mEq/L未満となった. 体液量増加による低ナトリウム血症が, 転帰に影響を及ぼしたと考えられた. 水中毒の既往がある統合失調症患者に透析を導入する場合, 多飲に対する有効な抗精神病薬はないうえで水分制限を課す必要があり, 水分制限ができない場合は予後不良になるだろう旨の, 十分な説明と同意を得る必要があると思われた. 体液量増加と低ナトリウム血症の増悪は, 腎機能廃絶による自尿の減少が関与したと思われた. そのため, 透析導入前後に, 自尿保持を目的としたトルバプタンの介入の試みが必要だったかもしれない. また, 低ナトリウム血症に対する透析液補正も考慮する必要があったと思われた.
著者
高木 源
出版者
東北福祉大学
雑誌
東北福祉大学研究紀要 = Bulletin of Tohoku Fukushi University (ISSN:13405012)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.47-54, 2022-03-18

解決志向短期療法は目標に焦点を当てる支援モデルであり,特に,具体的で実現可能な目標を設定することが重要となる。そこで,本研究では,大学生・大学院生320 名を対象として実施された調査の目標に関する記述データおよび目標の具体性および実現可能性に対する専門家の評価を用いて,目標の記述内容を入力値,専門家の評価を出力値とする機械学習を行い,その精度を確認した。その結果,具体性の精度は83.75% から84.37%,実現可能性の精度は73.84% から76.25% であり,いずれも意味のある予測がなされていると考えられた。また,具体性が高いと評価された目標には,行動水準の記述が多く,目で見て確認ができるような目標が,具体性が高い目標として,評価されていると考えられた。次に,実現可能性が高いと評価された目標には,自分自身の行動や一人でも達成できるような目標が,実現可能性が高い目標として,評価されていると考えられた。これらの結果から,幾らか改善が必要となる点はあるものの,目標の具体性および実現可能性を機械的に評価することが可能だと考えられた。
著者
御厨 健吾 長谷川 久夫
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
計算力学講演会講演論文集 2006.19 (ISSN:24242799)
巻号頁・発行日
pp.753-754, 2006-11-02 (Released:2017-06-19)

This paper is concerned with three-dimensional stresses of a circular elastic rotating disk with a step under centrifugal forces. A method of solution is presented for the problem by using an approximate analytical solution and a body force distribution method. For this purpose, we apply Green's functions for axisymmetric body force problems of an infinite elastic thick plate. Stress distributions in the stepped rotating disk are shown by numerical calculations.
著者
竹浦 久司
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.797-800, 2009 (Released:2009-06-11)
参考文献数
3
被引用文献数
2

臨床検査技師は患者の診断・治療に必要な情報を臨床へ提供している。その中でも電解質は生命維持に関わるいくつかの過程で重要なデータであるため、正確かつ迅速に測定しなければならない。NSTの活動においてとかく臨床検査技師の活動する場がないように思われがちだが分析している技師だから分かるデータの違いを理解し、NSTカンファレンスなどで報告していくことが「真のチーム医療」の一員となるものと考える。